宇佐神宮(大分県)は八幡宮の総本社であり、歴史が深い神社であった

九州縦断旅:大分編

 旅行期間:2020年8月中旬

 

種田山頭火に憧れる男

北九州でオジサンが作ってくれた、ベーコンと目玉焼き

さて今回の九州旅3日目の朝を迎えました。この日も以前バルト三国旅行で知り合った”エロ坊主オジサン”の自宅に連泊で泊めさせてもらい、今朝はオジサン手作りの目玉焼きと焼いたベーコン1枚を提供してくれました。

 

北九州でオジサンが作ってくれた朝のカップラーメン

それと共に家にあったカップラーメン豚骨味が今日の朝ご飯。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

2泊してそれぞれ一応朝食付きだから、豪勢な宿やけ!

 

途中ガソリンを補給するオジサン

最近寝坊助のボクはまだ眠り足りない感じだったけど、イラチの”エロ坊主オジサン”に急かされて大分に向けて出発します。今回の旅の足は”エロ坊主オジサン”のオンボロ自家用車ですが、こまめにチョコチョコとガソリンを給油する姿にその人なりというか性格が出ているように見えます。人によっては面倒くさいからガソリンは毎回満タンにする人もいるし、満タンにすると重量が増えて燃費が悪くなるから半分しか入れないという人もいる。

ちなみに会社員時代に同僚だったオジサンは結構な倹約家でいつも少ししかガソリンを入れなくて、しかも給油ランプが点灯してからでしかガソリンを入れないというポリシーの持ち主だった。なので時にはガソリンが切れて車が止まってしまう事も何回かあったそうだ・・・。

 

東九州自動車道に乗り、北九州から大分県を目指す

という話はさておき、今日も快晴に恵まれた一日となりそうだ。景色がいいのは大歓迎なのだが、真夏なので照り付ける強烈な日差しがジリジリと肌を焼くような音が聞こえてきそうな感じでもある。

 

北九州から宇佐神宮へ車で移動するルート図

北九州から宇佐神宮へ車で移動するルート図

時間的に高速道路を使った方がだいぶ早く行けるとの事で、途中東九州自動車道を使って、宇佐神宮を目指します。

 

 

八幡宮の総本山「宇佐神宮」に到着

宇佐神宮の駐車場に到着

そして11時前に大分県宇佐市にある宇佐神宮の表参道駐車場周辺に到着します。ただこの駐車場は表参道に一番近い駐車場でその為に有料となっているので、倹約家である”エロ坊主オジサン”は少し離れた場所に駐車。たしかに1日何箇所も駐車料金を払っていたら、それはそれで塵も積もれば・・・という感じで意外と大きな出費に繋がるので。

 

 

宇佐神宮の駐車場から神社へ向かう

この宇佐神宮は奈良時代頃からの歴史があり、全国に沢山ある八幡宮の総本山とも言われており、更に宇佐神宮の本堂3つは国宝に指定されている。名実ともに由緒正しき神社であり、九州内だけではなく日本国内を代表する神社なのである。

ちなみに今回訪れるまで宇佐神宮なんて知らなかったのです・・・

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

元社会科教師だったオレが今回は色々教えたるけ~、よく勉強しろよ!

 

宇佐神宮の駐車場から神社へ向かう途中に見えた鳥居

ここを訪れたのは2020年8月17日(月)と盆明けの月曜日だった影響もあり、またコロナ禍だった事もあってか、神社周辺にはあまり人影が見られなかった。なので色々と見学するには人が少ない為に、好都合だった時期であった。

 

宇佐神宮の駐車場から神社へ向かう途中に見えた狛犬

宇佐神宮の本堂などは定期的に手入れされてキレイに管理されているが、手前にあった狛犬は歴史ある外見がその狛犬が過ごした年月を測れるような気がする。

個人的にはたまには狛犬を手入れしてもいいのかもと思うけど、逆に苔が生えた狛犬の方が雰囲気があっていいかもね!

 

宇佐神宮の説明看板

宇佐神宮境内にある大尾山は、昨日訪れた足立山でイノシシに乗る像の和気清麻呂が関わった”宇佐八幡宮神託事件”と呼ばれる事件が起こった場所でもある。昔の人達は「神託」と呼ばれる神の言葉が神社で伝えられると信じていた。これは古代ギリシャでも同じように聖なる場所から湧き出るガスを吸った神殿の巫女が、神の言葉である神託を代弁するという事が行われていた。科学が発達した現代人には考えられないような事が、大昔には行われていたのである。

 

宇佐神宮の境内

宇佐神宮境内は国指定の史跡に指定されているので、ゴミすら全然落ちてなく、砂利道も綺麗に整えられている。そして朱色が塗られている灯篭も先程の狛犬とは違って、こまめに塗り直されているように見える。

 

宇佐神宮の境内-1

こちらの先には1985年に建てられた宇佐神宮の宝物館があり、国宝の『孔雀文磬(くじゃくもんけい)』や国指定重要文化財など沢山の貴重な文化財が展示されている。ただしこの宝物館は入場料が必要になりますが。。

 

宇佐神宮の境内-2

こちらには御朱印の受付場があり、御朱印を集めている人はこちらにチェックインする所。

ボク個人としては御朱印を集めたいとすら考えた事がないので、スルーする場所であるが・・・

 

 

宇佐神宮の境内-3

この時は2020年8月中旬盆明けだったので、晴れていればとても太陽の直射日光が厳しく肌を焼き付けていた時期。コロナ禍でもあったので宇佐神宮を訪れている人は僅かだったけど、そんな僅かな人達の大半はなるべく太陽の直射日光を避けるようにとこのように日陰を歩いていた。

 

宇佐神宮の境内を進む

しかしボクと”エロ坊主オジサン”とのオッサンコンビはそんな軟弱な精神をしていないので、強烈な太陽光に負ける事なく、道の真ん中を突き進んで行く。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

この暑さとの闘いも修業なり(笑)

 

宇佐神宮の境内でお清めの水で体を清める

ただそんな暑さとの闘いの裏でちゃんと水分補給をコマメに行う”エロ坊主オジサン”。精神力があっても体の水分が失われてしまうと動けなくなるので、意外とコマメに水分補給をしていた。なお他の神社ではコロナウイルスの影響で、お清めの水を使えない場所もあったけど、ここ宇佐神宮では逆に沢山の柄杓が置かれていて不自由なく手水を使えた。

 

宇佐神宮の境内にある灯籠

ここ宇佐神宮の存在すら知らなかったボクだけど、このように灯篭ひとつとってもいい雰囲気を感じれる場所だった。基本的に神の存在を信じない人間からするとこのような神社は価値のない場所なのであるが、それでも古来より多くの人達が訪れた場所であり、色んな歴史があるという事をこうやって何気ない灯篭ひとつで感じ取る事が出来ると思う。

 

宇佐神宮の境内を更に進んで行く

天皇家も度々訪れるという、そして国宝にも指定されている宇佐神宮の本堂へと進んで行きます。この鳥居のある階段が本堂の西門へと繋がる階段です。

 

宇佐神宮の境内を更に進んで行く-1

平日で参拝客が少なかったけどゼロではなく、このように多少の人がいたけど、例年に比べれば人が少なかった2020年8月の旅。

 

宇佐神宮の境内に溢れる緑

日本の神社に来るといつも感じるのは、このように緑に囲まれている事。これは世界3大宗教では一神教のみの考えだが、日本の神道は多神教で色んな神が色んな生物に宿ると考えられているので、その為に神社の境内にもこのように多くの木が植えられている。

 

宇佐神宮の境内を更に進んで行くと更に別の鳥居が見えてくる

そこそこ海外に行ってきたボクだけど、そこで訪れた教会やモスクでは日本の神社のような緑溢れる場所というのはなかなか見た記憶がない。それだけ宗教が変われば、こうやって景色も変わるのである。

 

宇佐神宮の境内にある正門

さて鳥居の先にあった緑溢れる階段を登って行くと、宇佐神宮の西門が見えてくる。奈良時代からの歴史がある由緒正しき神社だけど、塗装も定期的に塗り替えられているようで全然古めかしさを感じない門構えである。

 

宇佐神宮の境内にある正門の様子

さてこの西門を入ると、重要文化財であり国宝にも指定されている宇佐神宮本堂が見えてくる予定です。国宝だからと言ってもこのような設置されている看板を見ないと、それが国宝なのかが分からないのであるが。。

 

 

宇佐神宮の西門にあった厄年一覧表

そんな西門の脇に置かれていて、こちらの厄年一覧表。

実はボク、昭和54年(1979年)生まれなのでこの表からいくと思いっ切り”男性大厄”に当たるのである・・・

ただし神の存在すら信じない人間からすると、こんな厄年という概念も全然気にならない。逆に41年も生きれている事に幸せを感じる位である。科学の発達した現代では満42歳の年齢で他の年齢よりも死亡率が増えるという統計もなく、厄年という概念はほぼ無意味な伝統となりつつあるのかもしれない。

 

宇佐神宮の西門を入る

という感じで神社側からしたら無礼者に思われるボクであるが、別に神道信者でないと神社に入れない訳ではなく、他神教徒でも無神教でも自由に入れる。という事で進んで行きます。

 

宇佐神宮の西門を入る-1

そして西門をくぐり抜けると、国宝に指定されている宇佐神宮の本堂が見えてきました。こちらも茅葺屋根が綺麗に管理されていて、壁の朱色の塗装も綺麗に塗られているのが確認できます。

 

宇佐神宮の西門を入る-2

相変わらずこんな炎天下だけど、日陰を進まず日向を歩いて行く男2人組。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

オレは太陽光になんて負けんけ!

 

宇佐神宮の建物

宇佐神宮の本堂横には、このように天皇陛下からの「御下賜」があった時の札が設置されている。ただボクのオカン曰くは「天皇陛下はお金持ってないから、結局国のお金が流れているんやろ!」との事。

確かにそう考えれば、国の税金が使われているのであるが・・・

 

宇佐神宮の本堂にて

宇佐神宮の本堂を眺める

こちらは3つの主祭神を祀っている内の1つ目の「一之御殿」で、八幡大神の応神天皇(誉田別尊(ほんだわけのみこと))がここでは祀られている。この宇佐神宮の主神でもある八幡大神は、第15代天皇である応神天皇という事になっている。という事で自然の神を祀っている訳では無く、あくまでも人間(天皇)を神格化して祀っているのである。

 

宇佐神宮の本堂を眺める-1

”国宝”の宇佐神宮本堂の一之御殿は、塗装がキレイにされているけど、こうやって見るとやっぱり重厚さを感じる。ここ宇佐神宮でのお参りの仕方は「二礼・四拍手・一礼」というやり方が伝統的だそうだ。その名前の通りに、まず2回お辞儀をして4回拍手のように手を合わせ、それが終わった後は一礼をして去るというやり方である。

 

宇佐神宮の本堂を眺める-2

ここでは3つの主祭神を祀っているので、一之御殿のお参りが終わった後は二之御殿・三之御殿と順番にお参りしていく必要がある。日本人は几帳面なのでちゃんと数字の通りに順番にお参りしていくようだ。

 

宇佐神宮の本堂参拝所を眺める

二之御殿で祀られているのは比売大神で、多岐津姫命・市杵島姫命・多紀理姫命の三女神とされている。そんな比売大神は八幡大神が祀られる前よりこの地方の神様と崇敬されていて、元々は宇佐神宮の発祥地とされている馬城峰にある大元神社に祀られていた。こちら宇佐神宮の境内にある大元神社遥拝所から、その大元神社の方向を拝めるようになっている。

 

宇佐神宮の本堂境内にある大きな神木

神社のいい所はこのように自然の大木と共存している所だと個人的には思う。所詮人間という存在は長い年月を経て色んな食物連鎖の結果に生物・植物の多様性を生んできた地球にとっては、鼻クソのような存在。しかし鼻クソのような存在の人間が、その地球の長年に渡る生み出してきた芸術作品を破壊していっているが・・・。

 

宇佐神宮の本堂境内の景色

今回のコロナ禍で浮き彫りになったのは、宗教でいくら神様に祈っても無駄だという事。世界各地でコロナウイルス感染者が増える毎に、人々はそれぞれの信じる宗教の神様に祈りを捧げたが実際にはそんな祈りは届かずに、逆に集団で祈る場所で密に接触をした為に宗教礼拝所でクラスターが発生したりした。挙句の果ては政府がそんな祈る行為は無駄で、礼拝所の封鎖を行った。つまり宗教の祈りがコロナウイルスで否定されてしまったのである。

 

宇佐神宮の本堂境内にある大きな神木-1

まあ冷静に考えれば祈る人々は自分勝手な事ばかり、自分の信じる神様という存在に頼る。しかもそれが叶えられて当然だという気持ちを持っているから余計にタチが悪い。仮にもしこの神社で祀られているこの神木が神様だとしたら、まず地球環境を悪化させるばかりの人間という存在を、この地球上から抹殺するのではないかと思う。実は人間という生物がこの地球上にとって一番不要なのかもしれない。

 

 

宇佐神宮の本堂境内にある大きな神木-2

そんな地球にとっては破壊神でしかない人間に比べて、このような植物は地球環境の中で根強く生き続けている。単なる木だけでなく、このようによ~~く見れば違う植物が木にくっ付いて複雑な生態系がここに生まれている。

 

宇佐神宮の本堂の写真

という事で神の存在を否定する人間としては、神社は祈る場所ではなく、ただ見学する場所。国宝に指定されている宇佐神宮本堂だけあって、近代建築とはかけ離れている昔の建築様式をじっくりと見学できる場所である。

 

宇佐神宮の本堂(二之御殿)

この「二之御殿」は先程も説明したように、八幡大神が祀られる前からこの地方の人達に崇拝されていた比売大神:宗像三女神(多岐津姫命/市杵島姫命/多紀理姫命)が祀られている。

 

宇佐神宮の本堂(三之御殿)

そして「三之御殿」には八幡大神と崇められている第15代天皇の応神天皇の母である、神功皇后(息長足姫命とも呼ばれる)が祀られている。この神功皇后は第14代天皇の仲哀天皇の皇后で、仲哀天皇崩御後は摂政となり明治時代までは第15代天皇として最初の女帝とされていた。しかし大正時代に行われた皇統譜という天皇系譜の見直しで、神功皇后は歴代天皇から外されてしまった。

 

宇佐神宮の本堂境内にある大きな神木-3

そんな風に女性だったから歴代天皇から外されてしまったとか聞くと、天皇系譜も後から取って付けただけのお飾りにしか思えなくなってしまう。ただ昔は今と比べて男尊女卑が強かった時代なので、そういった流れになってしまわざるを得なかったのかもしれない。

 

宇佐神宮の本堂境内にあった看板

日本全国にある八幡宮の総本山とされている宇佐神宮で、インドを発祥地とする仏教文化と日本古来の神道文化が融合していったとされている。この看板には「神様と仏様、日本で最初に出会ったのはこの場所でした」とあるが、ただあくまでも客観的に見ればここで神様と仏様が出会った訳では無く、当時ここにいた人達が仏教信仰と神道信仰を融合した訳で、少々表現の仕方に問題を感じるような。。

 

宇佐神宮の水で頭に掛けるオジサン

さて宇佐神宮の参拝を済ませて帰る道中に、手水を頭からかぶる”エロ坊主オジサン”。眼鏡を掛けているのでまずは眼鏡を外してから水を被るのかと思いきや、豪快に眼鏡を掛けたまま頭から水を被る豪快さである。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

あ~~暑い~~! 頭から水被ると気持ちいいけ~~!

 

宇佐神宮横に立てられている、種田山頭火の記念碑

そして宇佐神宮の周辺に、誰かの記念碑らしきものを発見する。宇佐神宮の近くにあるだけあって、宇佐神宮に関連する人物の物なんだろうか?!

 

宇佐神宮横に立てられている、種田山頭火の記念碑の説明碑

近づいて石碑の説明文に目を通すと、こちらのは”自由律俳句の俳人”として有名な種田山頭火のものであった。通常俳句は五七五の定形文字数内に入れて作るものであるが、この自由律俳句は文字数などに縛られずに作る俳句である。

 

 

宇佐神宮横に立てられている、種田山頭火の記念碑の説明碑-1

この石碑は種田山頭火が昭和4年(1929年)と昭和13年(1938年)に宇佐神宮を訪れた時の記念として、造られたもののようだ。この自由律俳句を好んでいただけあって、形に囚われずに周りの目を気にせずに自分らしさを貫く旅人だった種田山頭火。そして”エロ坊主オジサン”はこの種田山頭火をとても尊敬していて、自分の目標とする人物にしているそうだ。

 

宇佐神宮横に立てられている、種田山頭火の記念碑-1

宇佐神宮 松から朝日が赤い大鳥居 春霜にあとつけて詣でる

 by  種田山頭火

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

種田山頭火の自由な生き方は、オレの憧れやけ!

こんな旅はまた次回に続きます!

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【九州縦断旅行記】小倉から始まり、別府~熊本~鹿児島~桜島と巡る!
2020年8月の炎天下の時期に訪れた九州。まずは小倉で以前バルト三国旅行で知り合った”エロ坊主オジサン”と再会し、門司港へと連れて行ってもらいます!
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