北海道大学構内のクラーク博士像と、余市宇宙記念館の毛利衛パネル

北海道/札幌旅

 旅行期間:2020年9月1日~4日

 

北の大地で偉大な人物

札幌駅北口の景色

さて迎えた札幌旅2日目の朝。今日は朝9時にホテルで、今回札幌旅をアテンドしてくれる旅仲間のメグちゃんと合流予定で、また午前8時40分と時間があったので札幌駅北部をちょっと散策してみる事にする。

 

札幌市内にて

北海道大学の入口

すると札幌駅北口から歩いて徒歩5分位の所に、大きな構内の北海道大学がある。この北海道大学は元々はかの有名なクラーク博士が約8ヶ月間という短い期間であったが、来日して教鞭を取っていた札幌農学校が前身の大学である。

 

【北海道大学(国立大学)】

 

住所:北海道札幌市北区北8条西5丁目

 

 

 

北海道大学の入口を進む

この北海道大学は国立大学としては最多の12学部/19大学院が設置されていて、大学の総敷地面積は国内最大(660平方キロメートル)と実に東京ドーム約38個分もの広大な土地が広がっている。そしてそんな広大な敷地の札幌キャンパスには古くからの大学だけあって、国指定重要文化財・登録有形文化財などが何個も残っている場所でもある。そんな北海道大学は学生たちだけではなくて、観光客にも開放されていて、ポプラ並木やクラーク博士の胸像などもあって昔から札幌の人気観光スポットにもなっている場所である。

 

 

北海道大学にある、佐藤昌介の銅像

そしてここへ来た目的は勿論「クラーク博士の胸像」を見に来た為である。それらしき胸像が見えたので近寄ってみたけど、こちらは残念ながらクラーク博士の胸像とは別物の「北海道帝国大学:初代総長の佐藤昌介」の胸像である。この佐藤昌介氏はクラーク博士が来日した旧札幌農学校(現:北海道大学)の第一期生として入学し、実際にクラーク博士の指導を受けた人物でもある。そして旧札幌農学校を卒業した後は自費でアメリカ留学して、今回のコロナ禍でニュース番組でよく聞く「ジョンズ・ホプキンス大学」でも学んだ。

 

北海道大学にある、説明板

アメリカで勉強したのちに日本に帰国し、その後は旧札幌農学校の校長となり、そして日本で初めて農学博士の称号を授与された人物ともなった(新渡戸稲造らと共に)。そして農業技術だけを教える単科大学であった旧札幌農学校を帝国大学へと昇格させた人物でもあり、「北大育ての親」と称されるようになったようだ。こちらの佐藤昌介の胸像は1932年にその業績を記念して北海道育ちの彫刻家である加藤顕清が建てたものだが、第二次世界大戦中に近くにあるクラーク博士の胸像と共に金属が鋳造される為に没収されて、今ある胸像は1956年に再び再建されたものだという。

 

北海道大学にある、「大志を抱け」記念碑

この北海道大学は旧札幌農学校だけあって、クラーク博士が残した言葉『大志を抱け!』より、このように「大志を抱いて!」という言葉の石碑が設置されている。

 

北海道大学構内の景観

冬は当然北海道という場所を考えれば豪雪地帯なんだろうけど、夏はこのように緑が青々として広がっているので、散歩するには絶好のコースである北海道大学構内。大学生だけに開放されている大学ではないだけに、構内では社会人など大人の人を沢山見かける事が出来た。

 

北海道大学構内の景観1

さて今日はゆっくりとここを散歩している時間はなくて、早く目的のクラーク博士の胸像を探して、待ち合わせ場所のホテルまで早く戻らないといけない。という事で普段はあまりこういった散策には使いたくないGoogleマップを使って、胸像の在り処へと急ぐ。

 

 

北海道大学構内のクラーク博士の胸像

北海道大学構内にあるクラーク博士像

そんな広い敷地にある北海道大学だけど、この「クラーク博士の胸像」はまだ比較的入口から近い場所に設置されていた。この胸像は元々は1926年に札幌にもアトリエ構えていた、福井出身の彫刻家「田嶼 碩朗(たじま せきろう)」氏の作品だったもの。しかしこの田嶼が第二次世界大戦前に造った銅像の殆どは、戦争中に軍隊に金属供出されてしまっている。そしてこのクラーク博士の胸像も同様に、1943年に軍隊に没収されてしまった。

 

北海道大学構内にあるクラーク博士像の説明板

この北海道大学と北海道での農業などの基礎を築いた「ウィリアム・スミス・クラーク(William Smith Clark)」博士は、旧札幌農学校:初代教頭としてこの日本の北の大地の繁栄に尽力した人物。クラーク博士というとその発したとされる有名なフレーズだけが先行しているイメージだけど、この大きな敷地を誇る北海道大学のその大きさが、このクラーク博士が貢献した証なのかもしれない。

 

北海道大学構内にあるクラーク博士像1

今見られるクラーク博士の胸像は、第二次世界大戦後の1948年に田嶼碩朗氏が死去していた為に彼の残した石膏原型を基に、先程見た佐藤昌介の胸像を再建した加藤顕清によって、原形の通りに復元して造られたものである。

 

北海道大学構内の景観

今ではクラーク博士の銅像というと、この北海道大学ではなくて、さっぽろ羊ヶ丘展望台の立像の方がすっかり有名になってしまっているけども、最初に造られたクラーク博士の銅像はこの北海道大学構内に設置された方である。

北海童子
北海童子

北海道の歴史を学びたい人は、是非北海道大学を訪れるドウ!

 

北海道大学構内の景観1

こちらはそんな北海道大学構内でも、観光客に人気の「ポプラ並木道」である。昔はそんなに沢山の観光スポットが無かった札幌の街では、このポプラ並木を有する北海道大学に多くの観光客が訪れて観光バスが沢山やって来た為に、入場規制が行われる程だったという。そしてそんな騒ぎに大学構内にあるクラーク博士の胸像が、人々の目に触れる機会が少なくなってしまう事を危惧した為に、今ではすっかりお馴染みとなったさっぽろ羊ヶ丘展望台にクラーク博士の新しい銅像が造られる事になったのである。

 

北海道大学構内にある建物

そんな大学構内にあった、こちらの古そうな建物は「古河記念講堂」という1909年に建てられた北海道大学大学院文学研究科の建物であり、現在は日本国の有形文化財に指定されている。この建物は栃木県にあった足尾銅山で財を成した古河財閥が寄付した建物で、今でも現役として使われる建物。

モ~モ~子
モ~モ~子

ただしこの建物は学生専用で、観光客は入れないモ~~!

 

北海道大学構内の景観3

北海道大学構内にはこのように水路なども造られていて、とてもリラックスできる環境となっていた。この近くに住む人達にはジョギングやウォーキングコースとしても人気の、札幌の街でも一番の憩いの場ともなっている北海道大学であった。

 

 

札幌駅北口に戻ってくる

そして集合時間の朝9時に遅れる訳には行かなかったので、札幌駅北口近くの「JR東日本ホテルメッツ札幌」まで少し走って向かう。しかし手前の信号に引っ掛かり2分程遅れて到着。。

 

札幌市内から北を向いて進む

そして今日も札幌旅をアテンドしてくれるメグちゃんと合流して、

メグちゃん
メグちゃん

今日はヨイチ(余市)へ行くよ~~!

と言っていたけど、てっきりヨイチというのはアジア諸国での「夜市」的な市場が集まっている場所かと思っていたけど、実は北海道の西の小樽の先にある余市町の事だった。。

北海童子
北海童子

北海道は蝦夷地だった時代の名前が残っている場所も多いドウ!

 

余市町まで車を運転する男

そしてここで札幌市外へ出ると、運転をチェンジしてボクがメグちゃんの愛車ハスラーのハンドルを握る事に。会社員時代には毎日のように車を運転していたけど、仕事を辞めた後は車を持っていない事もあって、殆ど車を運転する機会が無くなっていた。

なので久々の運転でした!

 

余市町の「余市宇宙記念館」にて

余市町まで到着

そして約1時間車を走らせて札幌から西の方へとやって来て到着したのが、その余市町である。なぜこの余市町に連れてきてくれたかというと、ここ余市町はあのニッカウヰスキーを創業した“日本のウイスキーの父”とも称される創業者の竹鶴政孝が、この余市町に初めてその工場を築いた場所なのである。

 

「余市宇宙記念館」の正面1

そんなニッカウヰスキーの余市工場見学をしようとわざわざやって来た訳だが、この2020年はコロナ禍の影響もあって、ウイスキー工場見学は自由見学はNGで、事前予約が必要なガイド付きツアーのみしか受け付けていなかった。そしてここ「余市宇宙記念館」に着いてからそんなウイスキー工場見学予約の電話をしてみると、最終組の15時スタートの回しか空いてなかった。せっかくここまで来たから、その15時スタートのガイドツアーを申し込み(無料)、今は11時位だったので周辺でそれまでの時間を潰す事にする。

 

「余市宇宙記念館」の正面

とりあえずそのニッカウヰスキーの工場見学までは約4時間あるので、とりあえずこの「余市宇宙記念館」でも見学してみようかとぶらつく。

 

【余市宇宙記念館】

住所:北海道余市郡余市町黒川町6丁目4
営業時間:9時~16時(※定休日:月曜日、また冬季は休館)
入場料金:大人500円 小中学生300円

 

 

 

「余市宇宙記念館」の正面2

この時は夏場だったので北海道が雪が多い地帯だという事をすっかり忘れていたけど、冬には多く雪が降り積もる場所だけあって、12月~3月までは冬季休業しているという。

メグちゃん
メグちゃん

北海道は結構雪が降るよ~~!

 

 

「余市宇宙記念館」にある毛利衛氏のパネル

そしてこんな余市町という場所にこの「余市宇宙記念館」が造られていた理由は、この余市町出身のスーパースターである毛利衛氏が、この町出身だからである。この毛利衛氏はこの余市町で1948年に生まれて、その後は北海道大学を卒業してオーストラリアの大学にも通い、のちに「宇宙航空研究開発機構」略称:JAXA(ジャクサ)に入って宇宙飛行士への道を目指す事になる。

 

「余市宇宙記念館」にある毛利衛氏のパネル2

そして宇宙飛行士として訓練した毛利衛氏は、1992年9月に打ち上げられたスペースシャトル:エンデバー号に搭乗して約9日間を宇宙で滞在する。なおこの毛利衛氏は”日本人初のNASAの宇宙飛行士”ではあるが、日本人として初めて宇宙に出た人物ではない。ちなみに日本人として初めて宇宙に行ったのは、その約2年前にソビエトのソユーズに搭乗したTBS記者の秋山豊寛である。

 

 

「余市宇宙記念館」にある毛利衛氏のパネル1

「余市宇宙記念館」に入ろうと思っていたけど入場料金が500円とそこそこな値段設定の割に、あまりその記念館自体に興味が抱けなかったので、その入口脇に設置されていた毛利衛氏のパネルで記念撮影だけを行う事に。

等身大パネルではなくて、ちょっと小さめでした!

 

「余市宇宙記念館」の正面3

今のボクは日本の歴史(特に江戸時代~明治時代)に興味が行っていて、全然宇宙や航空産業には行っていないので、このような宇宙記念館はしぶしぶパスする事に。。

忙しいクマ
忙しいクマ

入場料500円をケチっただけやろ!

 

「余市宇宙記念館」横にあるお土産屋さん

そしてそんな記念館の横に造られている、こちらの手作り感満載の「スペースアップルよいち」というお土産屋さんに寄り道する事に。

 

「余市宇宙記念館」横にあるお土産屋さん1

この余市町はあまり全国的には知られていないけど、リンゴの名産地でもある。というのも戊辰戦争で負けた元会津藩の人々が入植させられた場所で、東北地方で栽培されていたリンゴをこの地に移植した事がその由来ともなっている。それと明治時代になって北海道に設置された開拓使が、リンゴや梨や葡萄などの苗木を北海道各地にバラ撒いた影響もあって、そんな葡萄などから造られるワインも今ではこのように名産品になっている。

 

「余市宇宙記念館」横にあるお土産屋さん2

そしてこの余市町は北海道の海沿いの町で、このような昔から重宝されていた昆布も売られている。なお寒流や暖流などが交わる北海道周辺の海では色んな種類の昆布が採れて、実に日本国内の昆布生産量の9割以上がこの北海道で採れるという。

 

 

「余市宇宙記念館」横にあるお土産屋さん3

なおこの北海道で採れる昆布は昔から名産品として扱われており、江戸時代には長崎を通じて中国との貿易品にこの昆布が使われていたという。

 

 

余市町のデザインマンホール

そんな余市町のデザインマンホールがこちら。このように日本国内の街ではそれぞれの街の特色に合わせて、このようにデザインされたマンホールが足元に転がっている。

なので旅行先でたまには足元も見てみてください!

 

「余市宇宙記念館」裏にあるお土産屋さん

そしてこちらは「余市宇宙記念館」の裏側にある、余市宇宙記念館の売店兼無料体験コーナーが設置されているお店である。勿論無料という言葉に惹かれて、こちらには入ってみる事にした。

 

「余市宇宙記念館」裏にあるお土産屋さん1

こちらが無料で体験できる「錯覚体験:ステップトレーナー」で、この施設内では視覚による錯覚を起こさせて人間の平衡感を狂わせる仕組みとなっている部屋だという。ただしここはコロナ禍の影響もあって、使用禁止となっていた。。

メグちゃん
メグちゃん

残念だったね・・・ハハハ・・・

 

「余市宇宙記念館」裏にあるお土産屋さんでお買い物

それはさておきせっかく余市町までやって来たので、とりあえずここの売店で何かお土産を買った男。この2020年に行った旅行では常にリュックサック1つだけの荷物だったので、あまり旅行先でお土産を買わないようにしていた。しかしこのような自然溢れる旅行先に行くと、その土地の名産品である野菜や果実などが美味しく見えてしまうのである。

 

「余市宇宙記念館」裏にあるお土産屋さんでお買い物1

こちらが購入したお土産で、左側がラムネのように口の中でサットと溶ける「りんごの果実の実」というキャンディと、右側はいかにもリンゴの町らしい「りんご飴」である。

リンゴ好きな人には喜ばれるお土産です!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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【札幌旅行記①】クラーク博士の記念碑がある旧島松駅逓所からスタート
2020年9月に訪れた、北海道は札幌メインの旅行。久しぶりに到着した新千歳空港で旅友の出迎えを受けて、まずはクラーク博士の記念碑を見学しに行きます!
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