秘境の無人島:猿島で、「愛のトンネル」というカップルスポットに突入!【神奈川旅行記㊷】

神奈川旅行記2020年秋-㊷

 旅行期間:2020年11月24日~27日(3泊4日)
(On the unexplored, uninhabited island: Monkey Island, we hit a couple spot called the Tunnel of Love! [Kanagawa Travelogue 42)

手を繋ぐ場所?!

神奈川県横須賀市に寄り道して、あれよあれよという間に到着してしまった「猿島」。昔の日本軍が東京湾を守る要塞として強固な砦を築いた島だが、そんなに大きな島ではない。また名前からしても連想できるように猿を見かけるのかと思っていたけど、この島には今猿は見かける事は出来ないという。

 

【猿島】

住所:神奈川県横須賀市猿島
三笠桟橋から出るフェリーで上陸可能
※フェリー代と猿島公園入場料が必要

 

 

 

猿島の探検ツアーはまだ続く!

この猿島は小さい島なので、普通に歩いていると10~15分ぐらいで反対側まで到着する。ただしガイドツアーでゆっくり通路に使われているレンガ造りの内容などの説明を受けながら進むと、片道だけで約30分ほどかけて進む。ちなみにこのガイドツアーは参加料600円なので、それ位時間を掛けてジックリ説明してくれないと、参加料の元が取れないのである。

 

さて前回はレンガの積み方を勉強したけど、このレンガの積み方は”イギリス積み”か? ”フランス(フランドル)積み”か?

ドッチだか判りますか??

鎌大仏君
鎌大仏君

これはフランス積みダね!

ブッダ君
ブッダ君

正解じゃ、横に長面と短面が交互に置かれているのがフランス積みの特徴じゃ!

 

先程この通路の入口に差し掛かった時も、その入口が真っ直ぐになっていなくて、このように斜めになっている道だった。ここも敵が侵入してきた時を想定して、わざと進路を曲げて作成していて、要塞ならではの通路となっているのが分かる。

 

 

猿島内の通路! 動画

 

 

そして通路に沿って右斜め前に進むと、奥の方にトンネルが見えてくる。ちなみにあのトンネルは誰が名付けたかは分からないけど、「愛のトンネル」とも呼ばれているらしい。どこにその名前が付けられた所以があるのかは分からないけど、ここから見ている分にはハート形マークなどは見えないが・・・。

 

そしてこの辺りの通路の壁には、このように観光客の心無い落書きならぬ”落彫り”がされているのが見える。この猿島は元々は日本軍の管轄下にあった為に一般人の立ち入りは禁止されていたが、第二次世界大戦後にアメリカ軍に接収されて、1947年から猿島行きの渡船が運航して見学できるようになった。

 

日本人は海外に行くと偉そうに”日本人のマナーレベルは、世界的には最高峰だよ!”と自慢する人がいるけど、実際にはこのように日本人のマナーなど鼻糞みたいなレベルなのがよく分かる。だから「中国人だから・・・」とか「日本人だからとか・・・」ではなく、生まれ育った環境の教育が文化などについて重きを置いていれば、このような落書きをする人が少なくなっていくだけの事なんだろうが。。

 

 

「愛のトンネル」にて

誰が名付けたか分からないが、「愛のトンネル」とも言われるレンガ造りのトンネルに近づいてきた。ただトンネルを見ているとピンク色の照明が取り付けられている訳でもなく、また入口の形がハート形になっている訳でもないので、ガイドさんが教えてくれないと、ここが「愛のトンネル」だとは全く思えない場所であった。

 

このトンネルは「愛のトンネル」というよりも、むしろ”フランス積みレンガ建造物”として、日本国内でもとても貴重な建造物の1つになっているトンネルである。だから下手に「愛のトンネル」などという愛称を付けてしまうと、その歴史的な遺構を軽んじているかのようにも思えてしまうのだが。。

 

このフランス積みのレンガ建造物は明治20年以前に、国内に多く造られていた。そしてその後はイギリス積みの建物に切り替えられていき、また古くなったフランス積みのレンガ建造物は取り壊されたりもしていったので、現存するフランス積みのレンガ建造物はここ猿島のこのトンネルを含めて全国に4箇所しか残っていないそうだ。

 

トンネル手前の通路脇の壁に生えている雑草や苔が、人類に置き去りにされた秘境感をより醸し出してくれている。人間は自分の勝手な都合で地球上を改造するけど、昔と違って自然に元に戻る材質を使わなくなってきているので、少し放置した位では雑草や苔が生える位でそう簡単には崩壊しないようになっている。

 

 

トンネル手前の景色! 動画

 

 

このトンネルも今ではこのように奥の方に照明が取り付けられているので明るいけど、昔は真っ暗なトンネルだったようだ。それもあってカップルで訪れると、暗いトンネルが怖いからと言って手を繋いでトンネルを進む事から、ここが「愛のトンネル」と名付けられるようになったという説があるそうだ。

鎌大仏君
鎌大仏君

オレも行ってみたい・・・♡♡

 

トンネルの中に入ると、ちょっとヒンヤリした気分になる。コロナ禍以前であれば冗談でガイドさんの手を握って遊んでいたかもしれないけど、このご時勢はソーシャルディスタンスなので軽いスキンシップも出来ない時代となっている。。

 

このトンネル内の壁にも弾薬庫が何箇所か造られており、上空から敵に爆撃された時にも弾薬庫を守れるようにこのトンネル内に造った事だろう。明治時代であれば爆撃機も考えられなかった時代だけど、昭和に入ると第一次世界大戦から飛行機が戦争に使われるようになり、第二次世界大戦はその飛行機が勝敗を分ける事になった。

 

この弾薬庫には入れないけど、ガイドさんが持って来ていたライトで室内を照らしてくれている。弾薬庫といいながら、今では勿論弾丸などが置かれている訳でもないので、ガイドツアーに参加していなかったら、単なる部屋の1つだと思ってサササ~~~とスルーしていた事だろう。

 

 

「愛のトンネル」を進む! 動画

 

 

トンネル内には照明もあるのだが、ちょっと暗闇の場所で写真を撮ってみたら心霊写真のような写りの写真になってしまった。ライトが無ければ手を繋ぎたくなるトンネルかもしれないけど、照明が点いていれば全然怖くない。

 

 

壁ばかりを見て来たけど、このトンネルの足元に目を降ろすと、このように正方形のタイルが敷き詰められているのが見える。ヨーロッパに観光に行くとゴシック様式の建物とか、ルネサンス期の建物とかで色んな特徴があるけど、勿論日本にも調べてみるとその歴史によって建物のブームが移り変わっていたのがよく理解できる。

 

この猿島では先程の通路入口の写真スポットと、この歴史的なフランス積みで造られているトンネル内が人気の写真スポットなのだろう。かつての要塞跡ではありながら高射砲台は既に撤去されて、その跡しか残っていないので、このトンネルが文化遺産として記念写真を撮るべき場所だろう。

 

このトンネル内には2階建のような施設になっていて、上部へ出入りする通路にもなっていたようだ。昔は何をするにも人力だけで手間の掛かる時代だったが、このような建造物をどれくらいの期間で完成させたかなど想像にも付かない。。

 

こちらの柵の向こう側には、明るい光が差し込んできている。特に大きな争いに巻き込まれる事のなかった猿島では、こういった要塞で戦闘は起きなくて、結果的には無駄な防衛費を次ぎ込んだだけになったかもしれない。ただこの要塞がある事で、敵が侵攻して来なかった可能性もあるので、何とも判断しにくいのであるが。

 

このトンネルは全長約90mほどのトンネルで、フランス積みという事は明治20年以前に建造された物。明治20年というと西暦1887年の事だが、今から130~140年前にこのようなしっかりした建造物が造られていた事には驚きである。

 

国内では現存するフランス積み建造物としては4箇所の、その1つであるこの猿島のトンネル。トンネル内での記念撮影も入口や出口付近で撮る人が多いだろうけど、出来ればこの歴史的なフランス積みのレンガをバックに写真に撮った方が価値があるだろう。

 

そしてトンネルの出口に近くなってくると、またその向こうにも崖を掘って造った弾薬庫などの入口が見られる。ここに要塞を築く工事に駆り出されていた職人達も、まさか後の時代になって多くの観光客が押し掛ける観光地に変わり果てるとは、思いもよらなかった事だろう。。

鎌大仏君
鎌大仏君

オレもまさか屋外に置かれるとは、最初は思わなかったよ・・・

 

 

トンネル出口にて 動画

 

 

こちらでまたガイドさんが手持ちの資料を開く。この先に見えている穴部分に弾薬庫があり、そこから上に伸びる竪穴で弾薬を持ち上げて、上の高台に設置されていた高射砲に弾丸を補給する構造になっていたようだ。

 

戦争中の日本軍も本土空襲の可能性を恐れて、このような前線に高射砲を整備していったが、その高射砲の射程距離以上の高度を飛ぶ爆撃機が開発されてしまうと、手も足も出なかった。

 

トンネルを出て左側には、このような階段跡が見える。ただしこちらの階段は通行禁止になっていて、ここから司令部があった上には行く事が出来ないようになっている。

 

そして反対側のトンネルを出て右手を見るが、こちらの先にはトンネルが設置されているけど、こちらも通行禁止となっている。昔の要塞跡だけど、耐久性の問題もあって、意外と好き勝手には観光できない猿島であった。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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