神奈川県&東京旅(2022年12月中旬)-30
訪問：2022年12月中旬(2泊3日)
絶景かな！
人気の観光地でもある大涌谷で、普段は入れない「大涌谷自然研究路」の中を見学できる引率入場を体験し、そろそろ半分の時間が過ぎた事もあって、出口に向かって折り返し戻っていく一行。
「大涌谷自然研究路」を引き返す！
大涌谷に来て初めてその存在を知った「黒玉子」だが、簡単に言うと”温泉卵(ゆで卵)”である。
大涌谷の鉄分が付着した、ゆで卵タマ！
黒玉子は品質の問題上、当日に作った物しか販売できないルールとなっているので、明日製造する分の卵が次々と滑車で運ばれてくる様子が見られた。
そんな宙を行き来する滑車に取り付けられた籠と、背景に”日本人の象徴”ともされている富士山が見える光景は、「エヴァ×箱根」のコラボよりも素晴らしい光景に思えた。
エヴァとコラボして、もっと儲けるぜい！
帰りの道順は通ってきたルートとは別の道を歩き、参加者を飽きさせないような工夫がされていた。
道一本だと、万が一噴火した時に逃げ道が消えてしまうぜい！
そんな帰り道の脇では、日陰に隠れて枯れた樹木が寂しそうな顔をして立っているのも見える。
火山ガスによって枯れてしまった樹木もすぐに倒壊するのかと思いきや、微生物が少ないエリアでもあるので、なかなか腐敗が始まらないのかもしれない。
帰り道はそんな枯れた樹木の枝の隙間を通るように、道を進んで行く。
枝が「助けてくれ～！」って叫んでるように見えるね～！
しかし、ここでは火山ガスで植物の全てが死滅する訳でもなく、逆に火山ガスが噴き出る環境でも生き永らえる事のできる植物が新たに寄生している様子も見られる。
”地球上の生物の多様性”は本当に素晴らしい進化の果てに出来上がったものとなっており、こんな厳しい環境下でも生き永らえる生物を生み出しているのである。
植物に比べると、人間は脆いぜい！
ここでは「ノリウツギ」「リョウブ」「アセビ」「サラサドウダン」という、普段はあまり聞きなれない植物が自生している。
しかし、見学者の多くは黒玉子の製造現場を見れて満足し、帰り道はさっさと帰りたいと思っていたからか、そんな脇に自生している植物に特に関心を持たずに帰っていく姿が見られた。。
はよ帰りたいわ、寒いし！
このような活火山から湧き出る噴気と共に、枯れた樹木などの景色を見て、江戸時代の人々はその土地を「地獄」と名付ける事が多かった。
しかし人類はそんな地獄に思えるような土地も、自分達の為に利用できる土地に変えているのだが。。
地獄がなかったら、ボクも生まれてないタマ・・・
道を降りていくと、6番目のシェルターが見えてくる。
噴火が急に起きない限りは使われないシェルターだが、もし噴火が起こると、直ぐに逃げ込まないといけない場所でもある。
大涌谷自然研究路の入場見学も最初はアドレナリンが出て楽しめるが、引き返し地点辺りからアドレナリンも消えた為に、特に12月だと寒さが堪える。。
ただでさえ寒い12月中旬に、しかも標高が1000ｍほどの高台で更に寒くなっており、そんな場所を約40分も野外に立っているので、段々と寒さを感じて早く帰りたくなってくるようだ。。
冬の大涌谷は、めっちゃ寒いぜい！
ボクらはたまたま欠員があった為に予約無しでも入場できたけど、他の人達は事前にネットで予約していた事もあって、かなり着込んでいたのかもしれない。
本来ならもう少し歩く道があってそこも入れるのかもしれないが、万が一噴火や火山ガスが噴き出て危険な目に遭っては困るので、簡単な一周するルートでしか案内していなかったのかもしれない。
安全第一タマ！
そして最後の7番目のシェルターを通り過ぎていく。
このように合計7個ものシェルターが設置されているが、見学時にはなるべく使いたくない施設でもある。
この道は「緊急避難路」ともなっていて、万が一噴火が始まったら、一目散に走って逃げる必要がある。
ただ、その際には係員さんの指示に従い、やみくもに逃げても逆に危なくなる可能性があるので、”冷静に逃げる必要”がある。
有事の際は、冷静に逃げれないぜい！
万が一火山が噴火して、慌てて下の建物に向かって逃げるよりも、このシェルター内に避難している方が安全な場合もある。
そして今回の大涌谷自然研究路：入場見学では、体調不良者が出る事もなく、無事に終了となる。
今回の見学では何ともなかったが、人体に悪影響を与える火山ガスが噴き出ているエリアなので、呼吸器系疾患がある人などは安全の為に見学は見送った方がいいだろう。
その他にも「酒気を帯びている人」なども、入場禁止となっている。
観光地だとついつい道中のバスや電車内でアルコールを飲んでしまう事もあるけど、アルコールを口にしてしまっていたなら、参加は見送らないといけない。
そしてゲートの所まで戻ってくると、なんとさっきまで綺麗に見えていた富士山の姿が、再び雲に覆われて見えなくなってしまっていた。。
山の天気は変わり易いからね～！
う～～む、全く見えなんな～！
そして40分も外に居たので、めっきり体が芯まで冷えてしまっていた為に、脇にあったイートインスペースで温かいドリンクを飲んで、体を温める事にした。
そんなイートインスペースには、こちらの「玉子のカラ入れ」ボックスがテーブル毎に用意されており、大涌谷らしい光景が見られたのであった。
殻も黒いのは外側だけタマ！
こんな旅はまた次回に続きます！
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2022年12月中旬に『どこかでマイル』を使って訪れた、2泊3日の神奈川県&東京旅です。
