犬山城&岐阜城旅-12:訪問 2022年9月下旬
旅行期間:2022年9月下旬(当日旅)
本物そっくりの蝋人形!
さて標高300mを超える岐阜市内を代表する金華山の上に造られている、模擬天守の岐阜城。
シンドイ登山道:馬の背コースを頑張って登ってきたのも、この天守最上階から見える絶景を楽しみにしていたので、その苦労が報われる瞬間がやって来たのである。
住所:岐阜県岐阜市金華山天守閣18番地
営業時間:9時30分~17時30分頃(※年中無休)
※10月17日~3月15日は16時30分頃まで
電話番号:058-263-4853
入館料:大人200円/子供(4歳~16歳未満) 100円
※車での登城コースは無し
天守最上階からの景観!
この岐阜城は戦後に新しく模擬天守として建てられた鉄筋コンクリート造りの建物であるが、その代わりに最上階外側には「廻縁」の通路が設置されている。
こちらは最上階の天井裏に描かれていた、龍と獅子の絵。
龍は想像上の生き物で、獅子は国内には生息していなかったとされているので、どちらも古代中国から伝わってきた文化を色濃く表しているように感じる。
そして最上階の外に出ると、このように岐阜市内を一望できる絶景が待ち受けている。
この岐阜城が設置されている金華山は、標高329mの山。
ちなみに岐阜市内でも最も標高の高い山はこの金華山ではなく、ここから長良川を渡った北側にある標高417.9mの「百々ヶ峰(どどがみね)」である。
そして最上階の廻縁には現存天守では有り得ない、岐阜城の”双眼鏡クン”が待ち受けていた。
いつからここに設置されていて何歳なのかは分からないけど、顔にシミが出来ていたりで、かなりの歳月を重ねたような顔をしていたのである。
この双眼鏡クンが戦国時代にも居てくれたらな・・・
最上階からの景観! 動画
そしてこの最上階に出たオカンは
あの陸上競技場に来た事あるで~~!
と言い出した。
どうやら20数年前に、ボクの弟が陸上競技をしていてこの岐阜で行われた国体に出場した際、応援しにやって来たという。
多分その時にこの岐阜城も登ったハズやけど、全く覚えてないワ・・・
そして眼下には”日本3大清流の1つ”とも言われる、一級河川「長良川」の蛇行した姿もよく見える。
本来の河はこのように蛇行して延びているのが自然の摂理なのだが、真っ直ぐに河口へと延びている淀川や大和川の下流付近は、人工的に手を加えられているから真っ直ぐとなっている事を最近知ったのである。
河は蛇よりも扱いにくい生き物じゃ!
こちらは金華山から見た南側の景色。
真ん中には岐阜市内から延びてきた「国道156号」と「国道248号」が高架道路となって、金華山に掘られたトンネルに突き刺さっているのも見える。
岐阜市内で2番目に高い山の上に造られている岐阜城だけあって、周囲の景色を遮る物がないので、素晴らしい絶景を楽しむ事が出来た。
さあ、帰ろうや!
こちらは岐阜城天守近くに設置されていた、お茶の自動販売機。
ただ、よ~~く見てみると、500mlサイズのお茶が「250円」、小さいサイズでも「200円」とそれなりの値段設定となっていた。
誰がお茶を運んで来るのかな?
そして天守の南側の道を下っていくと、このような「岐阜城」と書かれた看板などが置かれていて、岐阜城をバックにした記念撮影ポイントとなっていた。
ここはさっき「馬の背登山道」を登ってきた際には見なかった所だけど、どうやら「馬の背登山道」の出口はここから上の天守寄りにあった為に見る事が出来なかったようだ。
ただ、この場所はロープウェイ乗り場や、難易度の低い「七曲り登山道(大手道)」などへの行き来する道だったので、人通りが多い所に設置されていたという訳のようだ。
そんな撮影スポットも、このように岐阜城の上にちょっと電線が見えていて、少し残念に思えてしまう景色でもあった。
しかし現代21世紀の社会は、この電力に大きく依存している社会なので、電線無しに人類はもう暮らす事が出来ないので、仕方ない事でもあるのだが。。
「岐阜城資料館」にも寄り道!
そして帰りはロープウェイではなく、「瞑想の小径」から降りようと思っていた。
楽なロープウェイが良かったのに・・・ガクっ!
その為に先程ちょっと下に降りた撮影スポットから再び岐阜城付近まで登ってくると、その脇にこの「岐阜城資料館」という見学施設がある事に気付いた。
この「岐阜城資料館」の見学は料金が要るけど、岐阜城天守への入場料金に含まれているという事で、実質タダで見れる資料館だった。
ちなみにこの建物は、1975年に岐阜市の「カワボウ株式会社」という会社が建設して、岐阜市に寄贈されている。
ただ館内はあまり広くなかったけど、この訪問時は2020年放映の大河ドラマ「麒麟が来る」関連の展示が多かった。
その中で最初に見えた黒い兜は、「麒麟が来る」の中で斎藤道三を演じた本木雅弘さんが撮影で付けていた兜の”撮影同等品”だった。
”撮影同等品”は「ドラマの撮影で使われてない」という事かな?
そしてその反対側には、こちらの”斎藤道三を演じた本木雅弘さん”が実際に立っているみたいな蝋人形も展示されていた。
近寄って”斎藤道三を演じた本木雅弘さん蝋人形”をまじまじ眺めると、本当に生きているかのような錯覚を受けてしまう程に精巧に作られていた。。
この大河ドラマで本木雅弘さんが演じた斎藤道三は、「一介の油売り」から成りあがった”戦国時代の下剋上”の代表的な人物でもある。
ワシを演じた俳優の蠟人形はないのか??
個人的には大河ドラマ「麒麟が来る」は殆ど見ていなかったけど、視聴者からは斎藤道三を演じた俳優:本木雅弘の演技に気迫があり、斎藤道三が殺されてしまう回では「道三ロス」なる言葉がSNS上で賑わう程に鬼気迫る演技だったようだ。
なお、大河ドラマ「麒麟が来る」の撮影にNHKスタッフが密着撮影し、『プロフェッショナル 仕事の流儀』で「本木雅弘スペシャル」として特別番組も放送されていたようだ。
光秀役や信長役よりモックンの方が、インパクトが大きかったな!
まさか道三役にやられるとは・・・(涙)
こちらは『麒麟がくる』の主役であった明智光秀役を演じた長谷川博己が、撮影中に着ていた衣装の”撮影同等品”だった。
【大河ドラマ 麒麟がくる 総集編 PR動画】
こちらは『麒麟がくる』で織田信長役を演じた染谷将太が、撮影中に着ていた衣装の”撮影使用品”だった。
おっ、これは実際に使われた奴か!
こちらに飾られていた画のタッチは、光栄のシュミレーションゲーム好きな人間から見れば一目で判る物。
この肖像画を描いたのは、光栄が発売している『三國志』や『信長の野望』などの歴史シュミレーションゲームでもお馴染みの、フリーのイラストレーター「長野 剛(ながの つよし)」である。
なお、この斎藤道三の肖像画は、2020年に放映された大河ドラマ『麒麟がくる』に合わせて、新たに描き下ろした作品となっていた。
こちらは『信長の野望』でもお馴染みの油絵で、長野 剛氏はCGなどは使わずに全て油絵で仕上げる作風が特徴だという。
個人的には『太閤立志伝』の方がハマったけどね!
【展示会】歴史人物イラスト作家 長野 剛〜展示会来場・インタビュー
昔から光栄(ゲーム会社)のファンなボクは、長野 剛氏のイラストを食い入る様に見てしまったけど、そんなのにオカンは全く興味が無かったようだ・・・。
トリックアート、早く写真撮ってや~♪
館内の隅には、先程の本木雅弘の蝋人形みたいに、まるで生きているかのように見える別の蝋人形が見えてきた。
この織田信長役を演じた俳優は、誰か判るかな?!
こちらは1973年に放送された、NHK大河ドラマ第11作目の作品『国盗り物語』で、主役を演じた「高橋 英樹」をモデルにしているという。
当時は30歳頃で、今と全然顔が違って男前よね!
さっきの本木雅弘:蝋人形はあまりに迫力があり過ぎて、記念撮影するのにビビッていたように見えたオカン。
しかし、こちらの高橋英樹をモデルにした蝋人形は柔らかい表情をしていた事もあって、嬉しそうに記念撮影に応じたのである。。
下りは「めい想の小径」から帰る!
という事で本日の目的地であった犬山城と岐阜城の見学を完了し、本日の予定は終了となる。
後は帰るだけや~♪
オカンは登ってきた時と同じく、帰り道もロープウェイで帰りたかったようだ。
しかし、登る前にボクが「帰りは登山道を降りるデ!」と釘を刺しておいた事もあって、ロープウェイのチケットも片道分しか購入していなかった。
帰りの『修羅の道』は、多少覚悟してました、トホホ・・・
という事で岐阜城からの下りは、初心者向きの「めい想の小径」を選んで帰る事にする。
しかし、この「めい想の小径」では度々下山途中に大怪我をする人が毎年のように出ており、実は初心者ほど帰路に注意しないといけない道であったのだ・・・。
こんな旅はまた次回に続きます!
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