ゴジラやガンダムなど20世紀のアニメ作品も並ぶ、表慶館の『150年後の国宝展』【神奈川&東京旅49】

神奈川県&東京旅(2022年12月中旬)-49

訪問:2022年12月中旬(2泊3日)

微妙・・・

上野 東京国立博物館 表慶館

東京都台東区上野の「東京国立博物館」は寛永寺跡の広大な敷地に造られており、本館を見学した後はこれまた建物が”国の重要文化財”にも指定されている「表慶館」も見学していく。

 

【東京国立博物館】

住所:東京都台東区上野公園13番9号
営業時間:9時30分~17時頃(※定休日:月曜日他)
電話番号:050-5541-8600
総合文化展観覧料:大人1000円/大学生500円/満18歳未満&満70歳以上は無料

 

 

 

表慶館の見学!

上野 国立博物館 表慶館 内観

東京国立博物館の敷地内にある「表慶館」は、実は先程見学してきた「本館」よりも更に古い建物となっている。

明治時代に活躍した宮廷建築家「片山東熊(かたやま とうくま)の設計で、明治42年(1909年)に石造&煉瓦造で建てられた「表慶館」は関東大震災でも倒壊しなかった為に、大破した本館の代わりに博物館の展示室としても重宝された建物でもある。

江戸春男
江戸春男

関東大震災を生き延びた建物だぜい!

 

上野 国立博物館 表慶館 天井裏

そしてこの訪問時には、東京国立博物館が創設されてから150周年を記念して、更に150年後の時代に国宝になっている可能性がある物を展示した『150年後の国宝展』が開催されていた。

※2023年1月29日で『150年後の国宝展』は終了済

 

上野 国立博物館 表慶館 入口

この『150年後の国宝展』は「一般部門」「企業部門」に分かれて公募という形で展示品を募っていたが、どちらかというと、企業側の宣伝活動に近い印象を受けた展示品が並んでいたようにも思えた。。

江戸春男
江戸春男

展示するのも金がかかるから、企業とタイアップしていたのかもだぜい!

 

『150年後の国宝展』

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 ゴジラ

まずはお馴染みの『ゴジラ』が見えてくる。

1954年に劇場公開した東宝の特撮怪獣映画として、今までに国内の映画だけで30作品も作られている程のロングラン超大作でもある。

 

シン・ゴジラ』予告2

 

【最新予告】映画『ゴジラ-1.0』

最近ではヱヴァンゲリヲンでお馴染みの庵野秀明が総監督として参加した『シン・ゴジラ』や、去年2023年11月に公開された山崎貴が監督を務めた『ゴジラ-1.0』など、令和時代に入ってからもゴジラ神話はまだまだ輝いているようだ。

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 たまごっち

こちらは今となっては懐かしく感じる、バンダイから1996年に発売された『たまごっち』

朋ちゃん
朋ちゃん

『たまごっち』、懐かしいよね~!

発売された翌年に社会現象になる程に大人気となった『たまごっち』は、当初6万個だった生産をテスト販売の人気ぶりから30万個へ、それからさらに100万個に引き上げられたが、それでも品薄状態となって高値転売や詐欺商品なども出回った。

 

しかし、単純なゲームで多機能型でもなかった事もあってか、ブームの終息は意外と早く訪れる。

未曽有の大ヒット商品に浮足立ったバンダイは『たまごっち』を大量に増産したが、翌1998年には全く売れなくなり、最終的には250万個もの大量な不良在庫を抱える事になり、終わってみれば”大赤字”となった商品だったのである。。

江戸春男
江戸春男

ブームはいつか終わるので、絶対増産し過ぎてはいかんぜい!

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 競輪の自転車

こちらは日本オリジナルの競技である『ケイリン(競輪)』で使われる自転車が展示されていた。

競輪は競艇や競馬などと共に”公営ギャンブル”の競技であり、トラック内を何十周も駆け巡る種目である。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

競輪発祥の地は、我が北九州市やけ!

 

オリンピックでは当初から自転車競技が続けられてきたが、競輪競技者はあくまで”プロ”扱いだった為に出場する事がなかったが、2000年の「シドニーオリンピック」から正式種目『KEIRIN(ケイリン)』として開催され、競輪競技者も出場する事になった。

江戸春男
江戸春男

競輪だけじゃなく、日本オリジナルの「競艇」も推すぜい!

 

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 ガンダム

そして奥に進んで行くと、さっき見たゴジラと対を成すかのように仁王立ちしている『ガンダム(初代)』が見えてくる。

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 ガンダム2

1979年に生まれた『機動戦士ガンダム』は、初代ガンダム以降も続々と新しいシリーズが放送されていき、ゴジラと同様に2020年代に入ってからも新作が放送されている超ロングラン大作である。

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 ガンダム3

そしてガンダムはそのアニメ作品だけではなく、通称『ガンプラ』と呼ばれる「ガンダム・プラモデル」などの関連商品も大ヒットして、アニメ作品の放映以外でも版権商品販売で大きな利益を上げた歴史的な作品でもある。

江戸春男
江戸春男

「ガンダム」は150年後でも、新作を放送し続けているだろうぜい!

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 プリキュア

こちらは2004年から小さい女の子向けに放送されている『プリキュア』というテレビ作品。

 

個人的には全く知らない作品で、ウィキペディアのリンクを貼っておくので、興味ある方はそちらへどうぞ。

江戸春男
江戸春男

評価する人が、男か女かで、大きく変わるぜい!

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 階段

そして1階部分の展示をだいだい見学した為に、続いて展示がされている2階に登っていく事にする。

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 ハローキティ

そして2階に着くと見えてきたのが、すっかり世界的な人気を得た、”メイド・イン・ジャパン”『ハローキティ』

1974年に生み出された『ハローキティ』は、その可愛らしさから100ヵ国近くでグッズ販売が展開されており、関連商品の売り上げは数千億円を超える程の人気作となっている。

江戸春男
江戸春男

150年後の国宝選定時は、売上金額も考慮されるかもだぜい!

 

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 吉本の漫才

こちらは大阪人にはお馴染みの『漫才(マンザイ)』が飾られており、現在のコンビが喋り合う”しゃべくり漫才”スタイルを創り上げたとされると「花菱アチャコ」(左)「横山エンタツ」(右)のパネルが飾られていた。

 

カラーで蘇る昭和の漫才師【横山エンタツ・花菱アチャコ】

オカン
オカン

懐かしいな~~♪

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 記念撮影

横山エンタツ&花菱アチャコのコンビが吉本興業に入り、”しゃべくり漫才”がすっかり大阪人に定着し、大阪人には無くてはならない存在にまで成長していった吉本興業。

しかし、20世紀後半から東京のテレビ業界にも進出していき、今では大阪に馴染みのない”吉本芸人”が増殖する時代となっており、大阪人からすればすっかり”面白くない吉本芸人”が増えた時代に感じるのである。

江戸春男
江戸春男

大阪人は、”笑い”にだけは厳しいぜい!

朋ちゃん
朋ちゃん

大阪人と話す時は、常に”ボケ”が求められるよね~!

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 館内

この『150年後の国宝展』では、本館と比べても現代のよく知っている物が多く展示されていたので、観客も本館より多く感じる程に盛況だった。

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 恐竜

そんな中にはこちらの『ジュラシックパーク』的な恐竜の復元模型も飾られていた。

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 恐竜2

恐竜は何億年も前に地球上に存在していた実在の生き物であり、世界中では至る所でその存在していた証である「骨」が見つかっている。

ただし、その恐竜の骨は多岐に分布している事もあり、現代ですら国宝に指定されていないのに、150年経った後の時代に恐竜が国宝に指定される可能性があるとは全く思えないのであるが。。

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 恐竜3

可能性としては恐竜の存在ではなく、「数億年も昔の生き物を精密に分析して、その姿をほぼ原型と同じ状態に復元した技術」に焦点が当てられているのかもしれない。

 

名シーン特集 |『ジュラシック・パーク』

朋ちゃん
朋ちゃん

恐竜ブームが起きたのは、映画『ジュラシック・パーク』からよね~!

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 初音ミク

こちらは個人的にはあまり馴染みのない『初音ミク』で、”バーチャルシンガーソフトウェア製品”として『初音ミク現象』を引き起こし、最近よく耳にする『VTuber』などの先駆け的存在でもある。

オカン
オカン

何言っているか、全然わからんデ・・・

 

『初音ミク』はソフトウェア製品で、歌詞とメロディーを入れると”初音ミク”と呼ばれるアニメの女の子キャラクターが代わりに歌って踊ってくる動画を作れるのだ。

 

【バーチャル・シンガー】初音ミク(Original CV.藤田 咲)

江戸春男
江戸春男

”萌え”ブームが追い風にもなったぜい!

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 八海山

こちらは日本酒でお馴染みの『八海山』も、何故か展示されていた。

日本酒は日本人の歴史では稲作が始められた時代から呑まれ続けているお酒であるが、それが今更”国宝”になる可能性として展示されているのには違和感を感じた。

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 展示

新潟県南魚沼市に1922年に創業した『八海醸造』は、ちょうどこの2022年が100周年にあたり、企業部門として商品宣伝の一環として参加していたのだろう。

ただ、あくまでも見学する側は『150年後の国宝』を期待して訪れているのだが、開催する側からすれば、スポンサー集めとしてある程度の大会社側からの出展もやむなくと思っていたのだろう。

江戸春男
江戸春男

展示会で企業の宣伝が入ると、ゲンナリするぜい!

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 地図

こちらはベネッセが芸術支援をしている瀬戸内海の「直島」の資料が展示されていた。

この2階エリアは企業部門が多く展示されていた為に、宣伝色が強く出ていた事に少々興ざめしてしまうブースにも感じた。。

 

上野 国立博物館 表慶館 『150年後の国宝展』 内観

ただこの「表慶館」の内観がとても綺麗だったのでそこまで古い建物に思わなかったけど、建造されてから約110年以上が経過する歴史的な建造物だったという事が一番衝撃に感じた『150年後の国宝展』であった。。

朋ちゃん
朋ちゃん

そんなオチだね~!(笑)

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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神奈川&東京旅(2022)

2022年12月中旬に『どこかでマイル』を使って訪れた、2泊3日の神奈川県&東京旅です。

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