犬山城&岐阜城旅-1:訪問 2022年9月下旬
旅行期間:2022年9月下旬(当日旅)
現存天守を求めて!
さて、次の旅は2022年9月下旬と、とても暑かった2022年真夏を過ぎて少し涼しくなってきた頃合い。
今回の旅の目的は、愛知県犬山市にある”現存天守”の1つでもある『国宝:犬山城』を見学する事だった。
そしてついでに通り道になる岐阜市で、織田信長の居城だった「岐阜城」へも立ち寄る旅となる。
まずは名鉄「犬山駅」を目指して移動!
大阪市内から愛知県犬山市の犬山城へ向かうルートは、結構色んなルートを選べる。
逆に言うと、色んなルートがあり過ぎてちょっと迷ってしまいそうになる。
とりあえずJR新幹線に乗れば約2時間程で移動できるのであるが、インフレで色んな物が値上がりしていく時代という事を考慮して、なるべく安価に移動できるルートを選ぶ。
そして今回移動したルートが上記図の内容で、JR大阪駅から特急には乗らずに米原駅まで移動。
それから岐阜駅には、特急「しらさぎ」に乗らないと電車が無かったのでやむなく特急に乗る。
そして岐阜に到着してから、名鉄に乗り換えて「犬山駅」へと向かった。
このルートの為に、なんと朝5時に出発でした・・・
そして、ついでにこの旅で初めて知ったのが、JR西日本の交通系ICカード『ICOCA(イコカ)』では、米原駅より以東に移動する際には跨って使えないという事。
JRの交通系ICカードなので、西日本と東海エリアなんて関係なしに移動できるものと思い込んでいた。
仕事で東京などを行き来していた時は基本的に新幹線のチケットを乗車券込で購入していた為に、同じJRの交通系ICカードでも縄張りがあるとは全然知らなかった。。
しかし上記のサイトにもあるように、同じJRでも使っているシステムなどが異なる為に、管轄エリアを跨いでの交通系ICカードが使えないのは常識みたいだ。
ちなみにそのような不便な問題を解決する動きは進行しているようで、JR東日本エリアでは2026年度中に東北エリアでの跨ぎで使えるようにするという。
岐阜で名鉄線に乗り換え!
そんなこんなで家を朝イチに出発して約3時間半かけて、やっとJR岐阜駅に到着する。
岐阜県にやって来たのは今回が初めてで、どんな場所なのか気になっていた地域でもある。
しかし、まずは最初の目的地である「犬山城」へ向かう為に、早々と近くにある「名鉄岐阜駅」へと移動していく。
JR岐阜駅からは、北口に出て歩道橋を進んで道なりに進んだ所に「名鉄岐阜駅」がある。
徒歩約5分じゃ!
そして程なく、「名鉄岐阜駅」の改札口に到着する。
なお、名鉄の改札内に入ってから待っている間に、近くに置かれていた【犬山城下町きっぷ】という、名鉄の電車と犬山城天守閣の入場券がセットになった割引キップが販売されている事を知る。。
※発売期間 2023年3月1日~2024年2月29日まで
ちなみに、名鉄岐阜駅から犬山城を見学する場合
①名鉄:岐阜駅から犬山駅まで往復の電車賃(460円×2=920円)
②犬山城天守閣入場券 一般:550円
①+②=計1470円 ⇒⇒ 【犬山城下町きっぷ】だと「1120円」と 350円もお得になるのだ。
また、犬山城と他の施設との入場がセットになる割引券も用意されているので、訪問予定がある人はこちらのページも確認しておいた方が良さそうだ。
お得なチケットは大いに活用したまえ!
初めて来た岐阜から、これまた初めて乗る名鉄の電車に乗り込む。
なお、名鉄の正式名称は「名古屋鉄道株式会社」で、国内私鉄の中では3番目に路線網が広い電鉄会社だそうだ。
残念ながら、”岐阜鉄”はないんじゃ・・・
名鉄「犬山駅」に到着!
そして、午前9時30分頃にやっと「名鉄:犬山駅」に到着する。
新幹線に乗れば早く到着出来たけど、一番快適なルートを使わずに移動する事も、貴重な経験と化するのだ。
一番楽なルートがいいです!(怒)
こちらは名鉄:犬山駅の西口ロータリー側。
実は犬山城の天守閣へ向かう電車駅で、名鉄:犬山駅が最も近いのではないという落とし穴がある。
犬山城天守閣に最も近い駅は、実は「名鉄:犬山遊園駅」である。
Googleマップの徒歩ルートでは、犬山遊園駅からが徒歩約17分。
犬山駅からは徒歩約21分と、犬山遊園駅からの方が少し早く到着できる。
しかし、観光気分を盛り上げるには、犬山駅から西に向かってから「稲置街道(いなぎかいどう)」を北上して城下町跡を歩いた方が良さそうだったので、犬山駅から歩く事にしたのである。
稲置街道は犬山城と名古屋城を結ぶ街道ぜよ!
犬山駅を降りてから、まずは西側に真っ直ぐ延びている道を進んで行く。
そして道端に、こちらの可愛らしいデザインの「犬山市コミュニティバス」のバス停が見えてきた。
一応この「犬山市コミュニティバス」で【内田線】に乗れば、200円で「犬山駅西口」から犬山城前の「城前広場」まで簡単に移動できるようだ。
ただボクは自分の足で歩いて移動する事が大好きな性格なので、勿論コミュニティバスなどには乗らずに、歩いて犬山城を目指す事にする。
歩いていると途中に見かける、このような昔には賑わったような建物なども目に入ってくる。
これがバスで移動したりすると、このような建物を見たという記憶すら残らない。
こんなビル見ても、記憶に残らんで・・・
「稲置街道(本町通り)」を進む!
そして犬山駅から徒歩約7分程で、街道らしき雰囲気の道が出てきた。
城下町として栄えた場所らしく、昔の古い景観をなるべく残している感じがする「稲置街道」。
ただ街道が通る城下町でも、江戸時代から残る建物は少なく、経済発展をした影響で多くの建物は近代に建てられた物が多い。
そして今では古さを感じる街道というよりも、この道を通る観光客相手に”21世紀っぽい観光地”の商売をしている場所に感じたが。。
その道の途中にあったこちらの建物は「どんでん館」という、毎年の4月に犬山市で開催される『犬山祭』で使われる、高さ8mの山車が展示されている博物館だった。
【第389回犬山祭(令和5年)】 動画
今年は4年ぶりに通常開催されたぜよ!
この稲置街道沿いにあったお店も、平日の午前10時前だった事もあって、そこまで気合いを入れて営業しているお店も少なかった。
今年2023年は旅行支援の影響もあって、賑わっとるよ!
こちらは犬山市のデザインマンホールで、国宝の犬山城をバックに、木曽川で鵜飼をしている様子が描かれている。
木曽川での鵜飼見物は、人気じゃぞ!
ただ昔の城下町風な通りも、住民の生活道路となっている事もあって、普通に車が通行していく(※一方通行)。
ここは歩行者専用道路ではないので、通り沿いの観光客向けのお店に気を取られてばかりだと危ないので、注意が必要な場所でもある。
そんな通りを進んで行くと、奥の方にこんもりと緑が植わった高台が徐々に見えてくる。
途中の建物の壁の脇には、このように珍しく大きな昔の城下町の絵図が描かれていた。
看板を設置するよりも、住民の協力を得て、このように壁に直接地図を描くのもアリかもしれない。
その先には「犬山からくりミュージアム」なる建物も見えてくる。
ここでは、小さなからくり人形がお茶を運んでくる「茶運び人形」の実物なども展示されているそうだ。
余も茶運び人形が欲しかったぞよ!
そんな風に本来なら誘惑だらけの街道を進んで行くと、やっと奥の方には神社の鳥居が見えてくる。
コロナ禍がなければもっと賑わっていた場所なんだろうけど、コロナ禍が忘れられていく程にまた客足も戻ってくる事だろう。
そして道を進んで行くと、「針綱(はりつな)神社」の鳥居が見えてくる。
ただ、犬山城天守閣への入口っぽく見えないので、他のルートを探してみる事に。
そしてその左側にあった「三光稲荷神社」に、”境内を通れば犬山城天守閣への近道”との表示があったので、こちらの鳥居へと進む事にした。
ちなみに”犬山城天守閣へと向かうのに神社の境内を通りたくない人”は、この三光稲荷神社の左側に境内を通らずに天守閣へ向かえる道があるので、そちらを利用すればいい。
最近はこのようにオリジナルのペイントをした、”オンリーワンな自動販売機”をよく見かける。
またコロナ禍で非接触の無人販売機のニーズが増えた事もあって、最近では色んな食品を販売する自動販売機が至る所で見られる時代となっている。
三光稲荷神社の鳥居をくぐって境内に入り、その左側へ抜ける道を少し進むと、犬山城天守閣へ繋がる道に出てきた。
個人的には12個ある”現存天守”で、10番目に見学する事になる「犬山城」がこの坂を登った先にあると思うと、思わず駆け上がりたくなる場面でもあった。
こんな旅はまた次回に続きます!
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