神奈川県&東京旅(2022年12月中旬)-66
訪問:2022年12月中旬(2泊3日)
創業者も偉大!
普段何気なく使っているカバン達もこうやって多種多様な、また古いカバンからの進化を見ていくと、今使っているカバン達の扱いや考え方が変わってくるように思う。
カバンの見学!
こちらは2001年にグッドデザイン賞を受賞した、ブリーフケース「エースジン」。
急激に進む”社会のIT化”に合わせるように、ノートパソコンなども入るカバンが開発されていく。
ITバブルの到来だぜい!
こちらは1986年にグッドデザイン賞を受賞した、ソフトパイロットケース「イグザクト」。
このカバンは航空機パイロットが仕事で持ち運ぶ書類を運べるサイズになっていて、書類とは別に2泊ほどの着替えも分類して入れられるサイズに仕上げられている。
こちらは木目調っぽいデザインのカバンに思えるけど、実は”素材:木材”で作られた「彫刻トランク」だった。
ここ「世界のカバン博物館」では、稀少な動物の皮を贅沢に使用したカバンを見てきたけど、木材を実際のカバンのような凹凸を表現して彫られている物にも驚いてしまう。。
硬くて使いにくそうに思うけどな・・・
こちらは読売巨人軍の元選手/元監督である「高橋 由伸」が使っていたスーツケース。
高橋由伸も、もう”元監督”という肩書が付いているのか・・・
そんな高橋由伸の大先輩に当たる、”ミスタージャイアンツ”でも知られる長嶋茂雄氏が使っていたスーツケースも展示されている。
レトロなデザインのスーツケースは、長嶋茂雄の監督1期目の1970年代に使われていた物と思われる。
こちらは”ロッキー青木”としても知られる元レスリング選手で、アメリカで実業家として成功した「青木 廣彰(あおき ひろあき)」の使っていたトランクケース。
青木 廣彰は慶應義塾大学で所属したレスリング部のアメリカ遠征でそのままアメリカに残る道を選び、日本食ブームの波に乗って日本食レストランチェーンを展開して大成功した人物である。
資産家となったけど、代わりに遺産相続で家族崩壊したってさ!
こちらは2004年のアテネオリンピックで、女子マラソンで金メダルを獲得した「野口 みずき」が使っていたスーツケース。
スーツケースには金メダルを獲得した後に書かれたサインも見られて、オリンピック選手にカバンを提供したエース社にとっても貴重な一品になっている。
こちらは日本卓球界で幼少期から注目されてきて、オリンピックで2大会連続でメダルを獲得した「福原 愛」が使っていたスーツケースも展示されている。
福原 愛は童顔で可愛らしい顔をしていた為に現役時代には国民的アイドル並みの人気を博したが、選手引退後は一転してその可愛らしい雰囲気からギャップのある、世間を賑わせる私生活ぶりがお茶の間を騒がせているのだが。。
童顔の女の子程にエロいけ!(笑)
何情報よ~~!(笑)
こちらも同じオリンピック選手(テコンドー)ながら、”お笑い系”としてメディアに注目された「岡本 依子」が使っていたスーツケース。
岡本依子は熱心な伴天連教徒だぜい!
こちらは女優の「吉田 羊(よしだ よう)」が使っていたスーツケース。
吉田羊だけにサインは羊🐏なのね~!
「新川柳作 記念館」にて
同ビル内の1階上には、エース社の創業者「新川 柳作(しんかわ りゅうさく)」の胸像が置かれている。
ビルの8階には、創業者の歴史を学べる「新川柳作 記念館」が設置されているのだ。
ここも入場料無料だぜい!
ゼロから始めて会社を大きくした創業者は沢山いるけど、その会社を長く維持できる経営者は意外と少ない。
勿論会社を大きく成長させる事もとても大変だけど、商売を長く続けるという事はもっと難しいようだ。。
毎年多くの企業が起業して出てくるけど、そのまま生き残っていく会社の方が圧倒的に少ない。
こちらは新川柳作が通っていた「松任尋常小学校」で、2年生の時に国語で使われていた教科書。
この教科書に載っていた1文が、格言として入口に記されている。
新川柳作は家庭の貧しさから学校を中退し、金沢の造り酒屋に丁稚奉公に赴き、その後は家庭の苦しさから丁稚奉公を辞めて大阪に出て行き、そこで運命のカバンと出会う。
新川柳作は1915年に石川県の現:白山市で生まれた。
父親は新川柳作が2歳頃に亡くなってしまった為に、貧しい幼少期を送る事になる。
しかし、その貧しい環境が新川柳作のその後の人生に大きく影響する道標を与えてくれるのであった。
松任尋常小学校に入学後は石川県でも名門だった小学校の野球部に入るものの、途中で大怪我を負ってしまい、野球を辞めざるを得なくなってしまった。
人生、諦めたらイカンで!
松任尋常小学校を卒業して松任商工学校に入学するものの、2学期の初め頃に家庭の経済的貧困により中退を余儀なくされる。
それから兄に誘われて母親と大阪に出ていき、たまたま1軒の商店に運よく採用されて、そこでカバンとの運命的な出会いを果たすのである。
”美女”ではなく、”カバン”との運命的な出会いが創業者らしいけ!
その商店で働く事になったものの、経済的にも崖っぷち状態だったので、ガムシャラに仕事に没頭した新川柳作。
丁稚奉公は素晴らしいビジネススタイルだぜい!
こちらは新川柳作の25歳頃に撮影した古写真。
体が小さいのか、それともスーツが大き過ぎたのか、ちょっと違和感を感じる写真だが、しっかりとカメラを見据えた目に一大カバンメーカーを創り上げる精神が宿っているようにも感じるのであった。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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2022年12月中旬に『どこかでマイル』を使って訪れた、2泊3日の神奈川県&東京旅です。