タイランド旅行記:2日目
【個人旅行-2020年1月27~31日:3泊5日旅】
最もタイで高い場所にある展望台
さて「キングパワー・マハナコーンビル」(King Power MahaNakhon)の展望フロアである74階にやって来ました。地上1階フロアからエレベーターに乗る事、約50秒という短時間で約300mの高さまで登って来れます。このエレベーターはタイで最速なんだそうな。
(King Power MahaNakhon)
住所:114 Naradhiwat Rajanagarindra Rd, Silom, Bang Rak, Bangkok 10500 タイ
営業時間:10時~24時(最終入場は23時まで)
マハナコーンビルの展望台にて
こちらはマハナコーンビルの西側方向で、奥の方にはチャオプラヤー川も見えます。バンコクで最も大事な川であるチャオプラヤー川では、慢性的な渋滞が起こる道路での通勤よりも渋滞の無い船での通勤の方が人気なんだとか。
こちらは北側の景色。バンコク市内は曇っている訳では無くて、道路を縦横無尽に走る車やバイクからの排気ガスで大気が汚れているのである。
高度成長期にあるバンコクでは慢性的な渋滞や、それに使われる車やバイクなどからの排気ガスで生じる大気汚染などの問題がある。だから街中ではコロナウイルス以前から、マスクを着用している人もいる位。
74階の展望台からの景色 動画
展望台に付き物の、カラフルなオブジェも置かれている。大きなプレゼント用の箱から勢いよく飛び出したのは、沢山のカラフルな蝶々だったようだ。
下を見るとBTS(高架鉄道)が大きく蛇行している箇所が見える。このBTSはバンコク市内の渋滞緩和の為に1999年から運行が開始されて、さらに順次延線され続けている。だからも路線計画も土地所有者との交渉で上手くいかなかった箇所は、このようにちょっと無理矢理的な感じのカーブになっているのかもしれない。
こうやってバンコクの街を眺めると、大阪府の人口と同じらしいけど、よっぽどバンコクの方が大都市に見える。
というかバンコクの方が大都市なのは事実。
バンコクに来る前は、タイって仏教徒の国ぐらいしかイメージが無かったけど、さすがに首都だけあってその発展ぶりが凄まじいようだ。ここ十年位の間でバンコクの物価はだいぶ上がっているんだとか。
世界中からの人が集まれば集まる程に物価が高くなるのは仕方がない事。経済発展を続けるバンコクでは更に物価は高くなっていくだろう。という事でバンコクに行きたい人と思っている人は、早めに行った方がいいだろう。
ただタイの人口は約6,700万人だが、近年は出生率が下がっており日本並みになってきているという。そういう意味では青天井のように発展する可能性は少ないかもしれない。
バンコクでは慢性的な渋滞の緩和にBTS(高架鉄道)が1999年に、そして地下鉄(メトロ)であるMRT (Mass Rapid Transit)が2004年に開通した。BTSと地下鉄は将来的な相互乗り入れを考慮し、同じタイプの車両が使われているそうだ。だけど、乗車券の方式は異なり、それぞれ回数券や乗り放題券などは互換性が無いという。
日本でも電車のICカードが出だした頃はJRと地下鉄とか他の私鉄も別々だったけど、10年程前から順次全国の鉄道などにも共通で使えるようになってとても便利になった記憶が残る。
そして展望台には付き物の、「キングパワー・マハナコーンビル」関連のお土産販売所がある。ただお金を湯水の如く使う、中国人団体観光客が居ない時期だったので閑散としていたお土産販売所でした。。
ボクが最初に中国を訪れたのは2011年2月。その時は中国の発展スピードは知っていたが「まだ日本には到底追いつけないだろう」と高を括っていたけど、実際に中国の地(その時は深圳)に降り立った時に「完全に中国は経済的に日本を越えてしまっている・・」と知った時である。
「アジアでは未だに日本の経済力が一番だ!」と思っているかもしれないけど、都市単位でも見ても大阪程度の都市だと全然敵わない所も多いのである。
314mの高さを誇る「キングパワー・マハナコーンビル」だけど、世界の超高層ビルとしてTOP60位以内にも入らない高さ。現在建造物として世界最大の建物はドバイ(アラブ首長国連邦)に2010年に完成した「ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)」である。
ちなみに只今建設中の建物で”世界一の高さを塗り替える1,008m”という超々高層タワー「ジッダ・タワー」がサウジアラビアのジッダという都市に建設中であるという。ただし高層タワーに付き物の、建設途中に色んな問題があり完成時期が延期に延期されていて、2021~2022年頃に完成の予定だとか。。
この「キングパワー・マハナコーンビル」でえぐり取られているような箇所だけ見ていると、ジェンガをしていた建物のように見えてしまう・・・。
遂に高さ1kmを越えようとしている建物が造られている現代。旧約聖書に出てくる有名な話で、過去に神へ近づこうとしてバベルの塔を建設した人類。しかし神の逆鱗に触れて、バベルの塔は崩壊してしまったらしいけど、さて「ジッダ・タワー」はどうなる事やら。
とりあえず高さ1,000mまで行きつくのに色んなトラブルがあるだろうから、まずが高さ1,000mまで到達するだけで大した物であろう。
そしてエレベーターで昇ってやって来た74階だけど、ここが最上階ではなく更に上まで登れるのである。
1フロア登った75階には屋外展望台に昇れるエレベーターと階段があった。ここはまずエレベーターを使って上に昇ってみる事にする。
314mにある屋外展望デッキにて
さて先程の74階から数メートル登った所に屋外展望デッキがあります。ただここは屋外で勿論エアコンは効いてなく、かつ高い場所にあるので直射日光がもろに当たる場所なので、長時間滞在する人は帽子などの日除けを持参した方がいいでしょう。
この展望デッキが良かったのは手すりが全部透明のガラス張りで、そんな手すりが展望台から景色を眺めるのにあまり邪魔にならなかった事。
展望デッキに出て直ぐ辺りには、”タイで最も高い場所にあるルーフトップ・バー”があります。ビールなどのアルコールも置いていますが、値段も場所に比例しているようでした。
この「キングパワー・マハナコーンビル」の一番高い場所は314mだけど、このフロアはまだ310mの場所。
そしてこの囲みがされているエリアがこの「キングパワー・マハナコーンビル」展望デッキで、人気のあるスカイウォーク(SKYWALK)エリアである。こちらは展望台入場チケットを購入した人は誰でも入れるエリアだけど、手荷物制限があるので左側の箇所からしか入れないようになっている。
ここは何と床が強化ガラスになっていて、310m下の地面が見える場所である。高所恐怖症である”バリ島オジサン”のような人からすれば「何でそんな場所にわざわざ立つの??バカじゃない?!」と思われそうな場所である。
ちなみにこの時スカイウォークに座っていた子達は、日本人高校生のようだった。勿論これだけの人数が強化ガラスの上に乗っても割れないし、150人程がこの強化ガラスの上に乗っても大丈夫らしい。
展望デッキからの景色 動画
これだけの開放感がある場所で、更に床までこのように透き通っているという意味では世界一開放感のある場所かもしれないキングパワー・マハナコーンビルのスカイウォークである。
スカイウォーク上では色んな”女優もどき”の方々が楽しそうに写真を撮っている。高所恐怖症の人はこういった楽しい体験が出来ないので、人生で損した気分だろうな。。
高い所がダメな人間からすると、何故こんな所で笑顔で居られるのか、意味不明である!
ちなみに足元には強化ガラスを傷つけないようにと靴カバーを履かないと、このスカイウォークには入れないのである。
そしてそのスカイウォークを眺める観覧席のようになっているこちらの階段を登れば、その上がマハナコーンビルの最高到達点である。
わざわざ丁寧に「311m」「312m」「313m」「314m」と上に向かって高さが書かれている。
そしてこちらがその高さ314m地点、ここではゆったりできるようにソファーやテーブルが設置されている。ソファーは撥水性の素材を使用しているのか、屋外に剥き出しに置かれていた。
この最上階の展望デッキでは下のフロアに比べて一回り狭くなっていて、万が一そこから落ちても下の階に落ちるだけなので、ガラスの手すりも低めになっていた。
ここでバンコクの街と高さ314mに到達した記念に写真を撮る、人気の場所。
こうやって改めにバンコクの街を眺めると、大気汚染が凄い・・・。こういった大気汚染問題の解消は21世紀のバンコクの課題であろう。。
やっぱり下の展望台フロアからだとガラス越しにしか見えなかったけど、屋上から直に見れるバンコクの街並みはまた違った風情がある。
それに開放感がとても凄いので、ここに居てるとテンションが上がりっ放しになる。
下のフロアには屋外に突き出したカフェスペースなどもあり、もしここから落ちても下のフロアのカフェに落ちるだけ。
大きな都市には付き物の大きな川。ベトナムの首都ホーチミンのメコン川しかり、このバンコクのチャオプラヤー川しかり。
展望台に上がる時は「”バリ島オジサン”が下で待っているから、程ほどに見学して早めに済まそう」と思っていたけど、最上階の開放感と絶景を体験するとそんな考えはキレイさっぱりと忘れていた、この頃である。。
ただここを訪れた時に晴天で良かった。もし雨が降っていたら、展望台に出れないらしいので。。
バンコクで一番高い展望台からの景色 動画
手前には写真撮影に夢中になって、荷物が置き去りにされているのが見える。ただ入場料約3,000円でしかも暑い場所には、わざわざスリは入って来ないだろうが。。
こんな高校生位の年頃で海外旅行に来れるなんて、とても羨ましく思う。ボクが高校生の頃なんて海外に行くなんて想像にもしていなかったし、実際に修学旅行とかでもし海外に行っていたとしても、その頃のボクだと全然楽しめていなかっただろうけど・・・。
バンコクでも一番人気の写真スポットである、マハナコーンビルのルーフトップ展望台。ちょっと”いい値段”の入場料だけど、それを支払って訪れる価値は大いにあると思う。
さてマハナコーンビルの最高到達点からの景色を眺めた後は、この展望台のウリである「スカイウォーク(SKYWALK)」を体験してみる事に。
314mから辺りを見回す 動画
こんな旅はまた次回に続きます!
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