タイランド旅行記:2日目
【個人旅行-2020年1月27~31日:3泊5日旅】
怪しい匂いのするカオサン通り
ここはバンコク市内で今では観光客にすっかり人気となってしまった「カオサン通り(Khaosan road)」。この通りが賑やかになるのは夜で、夕暮れ頃からそんな雰囲気が漂ってきます。
バンコク市内にて
ボクらが入ったレストランの表にはチャーンビール(Chang Beer)・ガールがいつの間にか立っていて、これから夕食を求めてカオサン通りにやって来る観光客を呼び寄せる仕事を開始するようです。
夕暮れのカオサン通りにて
さっきまでは車も充分に通れる幅があった、この第二カオサン通りとも呼ぶべき道ですが、気が付けばどこかからやって来た屋台などがそんな道の脇に増えてきました。
夕方になる程、店のテーブルなどが道路にせり出してきたり、屋台が増えたりとカオサン通りは賑やかになってくるんだよ!
そんな通り沿いのレストランでビールを飲んで、まったりと雰囲気を味わっていたらカオサン通りのカオス的な雰囲気を醸し出す、こちらの面白そうなオジサンがやって来た。
アジアの街には今の日本には見られない良さがあるようで、年配の人達はこういう所に来た方がくつろげるそうだ。
そして道の横に何やら怪しそうな物を持ったオバサンが立っていた。そんなオバサンを手招きして呼び寄せた”バリ島オジサン”は「いいモン、喰わしてやる!」と言いながら値段交渉を始めた。
そんなオバサンから購入した、この黒い物体はサソリである。
サソリ、喰った事ある?? 無いなら食べてみ!
という感じのドヤ顔で、サソリを差し出してくる”バリ島オジサン”。
あまりアジアには今まで旅行した事が無いので、いわゆる”ゲテ物食い”は未体験なボク。ただし最近は怖い物はあまり無いので、生きているサソリを食べるのは抵抗あるけど、死んだサソリであれば全然抵抗は感じない。
そんなサソリを楽しそうに味わう男。ちなみに後ろに座っていた日本人女子2人組は、既にサソリを味わって「意外と美味しかった!」との事。
そして夜に向けて段々と道にせり出してくるテーブルと椅子達。そんな狭くなりつつあるカオスな通りだけど、平気な顔して突っ込んでくるタクシー。
さっきまではボクらの席が一番道寄りだったのに、それより更に1列道路にせり出してテーブルを何食わぬ顔をして設置していく店員さん達。
先程のさそりオバサンは、路上でサソリを食べたそうにしている人を探している。このサソリはカリカリのエビを食べる触感に近いと思う。
向かいの店にもセクシーな恰好をしたチャーンビール(Chang Beer)・ガールが出現している。ただし既にレストランに入っているお客さんには、全く笑顔すらのサービスは無かったけど。
着々とテーブルが増殖していくレストラン。ちなみにこのレストランだけがこういった事をしているのではなく、この周辺に店舗を出している店全てがこのように道路にせり出して来ているのだ。
最近は街の規制がうるさくなったので、夕暮れ以降からしか道にせり出してテーブルを置けなくなったみたい
そしてレストランを出るが、このように周辺にはレストランだけではなく、マッサージ屋さんも道路にせり出してベッドが設置されてマッサージを行っているのである。
ボクは落ち着いた街の方が個人的には好きだけど、カオサン通りが賑やかになってくるのはこれ以降の時間帯のようだ。
さてビールを飲み終えて充分にカオサン通りの雰囲気を味わえたので、船着き場へ向かう事にします。
そうして船着き場へ向かう途中に、先程のレストランでボク達の後ろに座っていた日本人女子2人組を見かけた。彼女は早速別のレストランに入っていて、何やらメニューを物色している様子だった。
そんな通りを歩いていると可愛らしい小さいワンちゃんを見かけたけど、
コッチでは噛まれると狂犬病が移る可能性があるから、触らない方がいいよ!
と”バリ島オジサン”から言われて思わず手が引っ込む。。
この辺りには猫ちゃんも沢山居たけど、いつもの旅先での触れ合いは控えておく事に。。
元々カオサン通り周辺は”バックパッカーの聖地”と呼ばれる程に、東南アジア諸国を旅行する人達が拠点にしていた名残もあって旅行会社が点在する場所でもある。
メインのカオサン通り沿いのホテルよりかは、ちょっと離れたこの辺りのホテルの方が安くて快適らしい。カオサン通りの昔を知っている人からすると、現状のカオサン通りは賑やか過ぎてうるさくもなり、かつ物価も高くなってしまい観光地化されてしまっているとの事。
“バリ島オジサン”は1人でタイに何度か来た事があるので、船に向かう道とかも覚えているようでどんどんと路地を進んで行く。
毎回自分の足で歩くと、やっぱり記憶に残るね!
そして帰りは行きよりもお値段がちょっと高いけど、チャオプラヤー川のツーリストボートのチケットを購入する。こちらのチケットは60バーツ(約200円)である。
夕暮れのチャオプラヤー川クルーズ
再びチャオプラヤー川に戻ってきました。バンコクの街を代表する河川である。
奥に見えるのは「ラーマ8世橋(Rama Ⅷ Bridge)」で2002年に造られたもので、全長は475mで川に架かるスパンは300mとの事。
夕暮れのチャオプラヤー川に浮かぶ船 動画
街中ではタイのお坊さんをよく見かけるけど、あの渋柿色の袈裟を身に付けていないとお坊さんだとは気付かないだろうな。。
こちらにはバンコクでは珍しく綺麗で新しいトイレが設置されていた。ただ新しいトイレだけに有料で10バーツ(約35円)だった。
この時点で18時23分と、既に日が沈みかけていて夕暮れの気持ちいい時間帯である。
船着き場だけど駅のホームに設置されている看板のようなものもある。チャオプラヤー川沿いを移動するのは船で渡るのが一番リーズナブルのようだ。
チャオプラヤー川を船で通勤すると、安くて渋滞も無いので便利だろう。ただし大雨や台風が近づいてきた時は大変だろうけども。
夕暮れ時になってライトアップされてきた、ラーマ8世橋。大体の橋はセンターを中心として左右対称の形なんだけど、この橋は左右非対称になっている。ちなみにこの橋が2002年に造られた当時は”非対称な橋としては世界一の大きさ”だったという。
そろそろマジックアワーの時間となってきた。ちなみにこの”マジックアワー (Magic Hour)”とは日没前の夕焼け空が大きく見える時間帯を指す。
行きの時の船はポンポコ船みたいな、ただ乗るだけの船だったけど帰りは一応クルーズ船なのでデッキ席があるようだ。
チャオプラヤー川を走るツアーボート 動画
さてやっとやって来た船に子供よりも先に一番乗りで乗り込み、2階席の一番前列を大人げなく陣取るボクら。
ちゃんと同じお金を支払っているんだから、一番いい席を確保しないとね!
と言う顔をしていた”バリ島オジサン”。絶好の夕暮れを船から眺めて、満足気なご様子。
夕焼けを見ながらクルーズ 動画
日中は強い日差しが照り付けるバンコクの街も、そんな強敵であるお太陽様が沈みになられるとちょうど快適な気候になってくる。
クルーズ船の2階部分では中央部分の席を除いて、前や両サイドの席にお客さんが偏って座っている。せっかくのクルーズなので眺めが良い席の方がいいみたい。
色的には茶色であまり綺麗に見えなかったチャオプラヤー川も、こうやってそんな色が見えなくなる時間帯に差し掛かると夕焼け空の色が反射して赤っぽくも見える。
チャオプラヤー川沿いには色んな観光スポットがあり、それらは夜になるとライトアップされてくるので余計に夜の景色の方が綺麗に見えるのである。
暗くなってきたチャオプラヤー川 動画
こちらは先程見学した寝釈迦像が安置されている、そしてタイ古式マッサージの総本山でもある「ワット・ポー(Wat Pho)」。チャクリー王朝時代のタイ国王:ラーマ1世~ラーマ4世までの遺骨が納められている4基の仏塔も、暗くなってライトアップされている様子が小さいけど見て取れる。
そして船の正面には光り輝く仏塔が見えてくる。
ワット・ポーが近くに見えてきた。せっかくなら黄金の寝釈迦像も外から見える屋外に設置して、思いっ切り光り輝く位にライトアップしてみたら、新しいバンコクの夜の名物になるかもしれないと思う。
さて夜になりつつあるバンコクの街でも、より際立って光り輝いているように見える物の正体は・・・・??
こちらも先程見学したワット・アルン(Wat Arun)である。このワット・アルンは”暁の寺”という意味だけど、暁の頃にぼんやりではなく、このように夜はとても神々しく光り輝く仏塔となっているのである。
夜に光り輝くワット・アルン 動画
こんな旅はまた次回に続きます!
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