タイランド旅行記:1日目
【個人旅行-2020年1月27~31日:3泊5日旅】
バンコクの生ぬるい風
さてポルトガル旅行から帰って、その一週間後にはまた次の新しい旅の開始となります。
昨年11月に、以前トルコ旅行で出会った”バリ島オジサン”から「1月末にタイに行く予定」と連絡があり、ちょうどポルトガル旅行の予約が済んで日程的にも問題なかったので一緒に行く事に決める。”バリ島オジサン”は関東在住なので、タイのバンコクへはそれぞれに移動し、現地で合流という流れに。
今回バンコクへ向かう”旅行の足”と利用したのが、初利用となるLCCの「エアアジア(AirAsia)」。航空券は直接エアアジアから下記の内容で予約する。
2020年1月27日出発
・大阪:関西国際空港9:55発⇒⇒バンコク:ドンムアン空港13:55着
【飛行時間約6時間】
2020年1月31日 帰国
・バンコク:ドンムアン空港1:15発⇒⇒大阪:関西国際空港8:40着
【航空料金:23,960円】 (税込・預け荷物等オプション一切無し)
今回の旅程はバンコク2泊、パタヤ1泊で3泊5日の旅。現地で宿泊するホテルは”バリ島オジサン”に決めてもらい、そのホテル代総額は3泊で約11,500円(朝食無し)。
という事で飛行機代:23,960円+ホテル代:11,500円=計35,460円と、下手に国内に行くよりも費用的には安く旅行が出来るのである。ただ今回はツアーではなく、オヤジ2人旅で気ままに観光なり、ビールを飲んだりとブラブラとする旅です。
エアアジアで日本を脱出し、バンコクへ旅立つ
まずは朝7時45分に関西国際空港に到着し、エアアジアのカウンターへ向かう。ここで長い行列に並ぶ事になるのだが、今回は海外旅行で初めて預け荷物が無くリュックサック(重量7kg以下)1つのみ。
だから自動チェックインの機械がカウンターの手前に設置してあり、それを使うと簡単にチケットが印刷されて列にも並ばずにチェックインが出来たのであったが、その時はそれに全然気が付かずに行列に並んでしまったのである。。もう海外旅行経験は11回を超えたけど、まだまだそんな機械でチェックインできるのを見逃してしまうレベルなのです・・・しかし何事も教訓なので、そんな経験は自分の成長に繋がると考えて前向きに考えるとする。
初めての利用となるLCC(Low-Cost Carrier)のエアアジア。事前にネットで口コミを調べると評価はあまり高くないけど、それは”レガシー・キャリア”というフルサービスを提供する既存大手航空会社と内容を比べているから。
LCCは不要なサービスを省いて飛行機に求められる必要最低限の役割と、それに対応して低コストでの提供をしているので、そのサービスを比べている時点でネットで見られる口コミ評価には無理があります。というので、サービスよりも値段を優先する人には、今回実際LCCに搭乗してみましたが全然問題ないレベルだと思います。
いつもながら関西国際空港に早く着いて、早々とチェックインする事には”何事も早め”という考えと共に、プライオリティパスを使用しての”ぼてじゅう”の3,400円(1人)無料サービスを活用するのがメインなのです。
住所:大阪府泉南郡田尻町泉州空港中1 関西国際空港内
旅客ターミナルビル 3F
プライオリティパスを使うと、ここではなんとカード使用者1人につき税込み3,400円分が無料となります。しかしながらボクはこれから飛行機に乗る身なので、いつもながらのビール大と安定感のある焼きそばを注文。
午前中は通常のメニューではなく、モーニングメニューしか選べない時間帯があります。その時でも焼きそばはあるし、あまり豪華ではなく安っぽく感じてしまう焼きそばですが、タダなので文句は言えません。
出発時刻の45分前位から、搭乗が開始します。一応優先座席が先に機内へ誘導され、それから一般エコノミークラスの人々が機内へと案内されます。
こちらはインバウンドで日本のお土産をタイへ持って帰る人でしょうか? 今ではすっかり店舗が増えてしまったドン・キホーテの大袋を持っています。
今年大流行の新型コロナウイルス関連肺炎はこの旅行開始時点では、タイ:感染者8名・死亡者0名、日本国内では感染者4名の時点。ちなみに中国では感染者2,744名、アメリカでは感染者5名、イタリアやスペインやロシアでは感染者0名と嵐の前の静けさ状態の頃。
ただ既に世界を繋ぐ航空業界では、航空会社従業員は全員マスクを着用していた。この時期は日本国内では全然コロナの警戒感がなく、国内の電車内ではマスクを着用している人は全然見かけなかった。
この日は残念ながら雨模様。しかしバンコクの天気が晴れてさえくれていれば問題ないのである。
さて機内へと進みます。旅慣れているような人によく見られる恰好として、首にエア・クッションを付けている光景が見られます。ボクも一時期飛行機に乗る時に着用してみたけど、座席後部に当たったクッションが首を押し付けるような感じで逆に違和感を感じたので、今では使用していません。
通路から見ると機体に可愛らしいデザインの絵が描かれているみたいだけど、この角度からだとあまりよく見えない・・・。
「LCCのエアアジアだから機内では一切の事に期待しないでおこう」と思っていたけど、皮張りの座席とシート間の幅は思った以上に間隔があって快適だった。エアアジアは21世紀に入って創業された会社だけど、今となってはアジア最大級の格安航空会社となっていて、その理由が垣間見れる瞬間でもあった。約20年でそこまで急成長するには、それだけの実力が無いとそこまではいけないのである。
タイの首都バンコクの街に到着
フライト時間は約6時間ちょい。乗ってきた飛行機の側面に描かれている、可愛らしいキャラクターをまずはゆっくり眺める。”バリ島オジサン”は遅い時間にバンコク到着予定なので、余裕を持ってホテルに向かう時間がある。
まずはイミグレーション(入国審査)に向かいます。タイに入国する際には「入国カード」が必要で、だいたいは機内でCAさんから配られます。もし機内で貰えなくても入国審査入口で立っていた係員のお姉さんが入国カードを配っているので、そこでカードを貰い記入すれば大丈夫です。
ちなみにボクは翌月タイを訪れる予定だったオカンへのお土産として、タイの入国カードをあげようと係員のお姉さんに「入国カードを2枚頂戴!」って言って貰いました。
さて初めてのタイにやって来ました。タイといえば仏教徒の国で、”微笑みの国”と言われる位にタイ国民は温和で「怒られ慣れてないので、タイ人に怒ってはダメ!」と聞いた事があるが本当かな?!
飛行機も機内サービスを始めからアテにしてなければ、特に6時間程のフライトでは問題ない。ビールとかも無料で出てくるから飲むだけで、特になくてはならないものでもないのである。
ちなみにここ「ドンムアン空港(Don Mueang International Airport)【DMK】」は1914年に元々は空軍飛行場として造られた。その10年後の1924年からタイの国際空港としてメインに使われてきたが、段々と利用客が増えて手狭になったので2006年に開港したしたスワンナプーム国際空港(BKK)が代わりにメインの空港となる。しかしその後もドンムアン空港はタイで第二の国際空港として、未だに使われているのである。
さてバンコクは世界中の観光客が訪れる街とも言われていて、色んな国籍の人々を迎えているようです。だからか、欧米からのバカンス客など多く白人系観光客の姿も見かける。
預け荷物が無いと、到着した後に荷物をピックアップするのに時間を取られないので楽である。
それにしてもアジア圏の若い女性はスリムな体型の人が目立つ。しかし国が豊かになればなる程に、彼女らもだんだんと丸い体型に移行していくのだろうな。。
そして踏み立ったバンコクの地。まずはバンコクの通貨である”バーツ(THB)”に両替する必要がある。初めてのタイなので、ちょっとでも両替手数料が安い両替所を探そうと、事前にネットで見ていたサイトを参考にちょっと離れた両替所に向かう事にする。
とりあえず時間があるので、そのサイトに書かれていた「ハッピーリッチ(Happy Rich Exchange)」という両替所に向かう。近くにあるホテルまで直結した通路を歩く。
この通路はガラス張りになってエアコンが効いていたので快適だった。ルンペン姿のオジサンもどうりでこの通路に居座っていた訳だ。
しかし空港内でフリーWi-Fiが上手く繋がらなくて、その両替所に辿り着けなかった。仕方なしに空港を出た直ぐにある両替所が並ぶカウンターで両替したが、想像よりも全然手数料は安かった。
なので初回は試しに1万円両替し、その結果を見てすぐにまたもう一万円を両替する。ちなみにタイではお金の両替にパスポートが必要なようで、街中の両替所でも両替時にパスポートの提示を求められた。ただしパスポートのコピーでもいいみたいなので、パスポートを持ち歩きたくない人はパスポートのコピーを持ち歩けばいいかもしれない。
バスでバンコク市内へ移動
何度かタイを訪れた事のある”バリ島オジサン”から、本日宿泊するホテルの最寄り駅である【BTS:ナーナー駅(Nana)】までの行き方を教えてもらっていた。
それによるとドンムアン空港の正面を出た所にある、シャトルバスのバス停の内「A1」 or 「A2」 の路線に乗って「BTSモーチット駅」(MRTチャトゥチャック公園駅)までとりあえず行く。そしてそこからBTSという高架鉄道に乗れば1本で行けるとの事。
という事で「A1」と電光掲示板に表示されていたバスに乗り込みます。バスの料金はバス車内に居る係員のオバチャンが途中で徴収しに来ます。バスの料金は30バーツで、現金を支払うと切り目の入れられたこのチケットを貰います。
ちなみにこの時両替して直ぐだったので細かいお金がなく、500バーツを渡すとちょっと嫌そうな顔をしていましたが、係員のオバチャンは色んなポケットをまさぐりお釣りをちゃんとくれました。
こんな感じのバス車内、次にドコに降りるとか分かりづらかったけど、”バリ島オジサン”から「沢山人が降りる駅でモチットで覚えておき!」と聞いていたのでそれを頼りに耳を澄ませる。。
BTSモーチット駅付近にて
海外へ行き国際ローミングをOFFにしている時の強い味方で、事前に地図をダウンロードしておけばオフラインでも位置情報が見れる地図アプリ『Maps.me』を常時見ながら、降りそうなタイミングを計ってもいたので余裕でモーチット駅周辺で下車出来た。
オフラインのマップ、GPS ナビゲーション:MAPS.ME
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ホテルまではBTSに乗らないといけなかったのですが、とりあえず「初めての場所は人の多く流れる方に付いて行け!」という適当なオリジナルの格言通りに行動します。
バンコクの地下鉄の駅では、まず地下鉄構内に降りると保安検査のゲートがあります。ただし観光客だと殆ど止められる事は無さそうな感じ。
BTSではなく地下鉄の構内に来たのが逆に良くて、構内は地下なので勿論エアコンが効いて涼しいし、綺麗だし色んなお店もあった。こちらには日本でもお馴染みのローソンまである。日本に居るような錯覚をしてしまうようだ。
そして地下鉄構内には無料のトイレも設置されている。
そして更に1フロア下に降りた、こちらが「チャトゥチャック公園駅」の改札口。BTSモーチット駅とは違う雰囲気だったので、一応近くに立っていた係員のお姉さんに聞くと「BTSの駅ではなく、地下鉄の駅よ!」との事。
BTSはバンコク・スカイトレインという高架鉄道で、その名前は運営会社「Bangkok Mass Transit System Public Company Limited」の略なんだとか。
そしてこのモーチット駅は1999年12月にBTSが開業された時に造られた駅である。元々は終着駅であったが2019年に延伸されて、終着駅ではなく中間駅という存在になったのである。
BTSは地上フロアになるので通路には勿論エアコンは効いておらず、思いっ切り屋外である。という事で南国のタイらしく、ムワッ~~とした空気が何とも懐かしくも異国情緒を感じさせてくれる。そんなBTSの通路にはこちらも日本でお馴染みのチェーン店が進出していて、日本らしさが随所に見れるバンコクの街。
寿司のテイクアウトのお店もあり、メニューにはトロピカルなドリンクばかりが載っていたりで海外はやっぱり面白い。日本だと寿司屋でこんなメニューはあまり見れないけど、最近ではくら寿司とかは寿司の枠を超えて、カレーや天丼などのラインナップを揃えている。
こちらはBTS駅の券売機。有人窓口もあるけど、こちらのタッチパネル式自販機の方が早そうだ。ただBTSの駅では紙幣は使えずに、硬貨しか使えない。そんな場合は有人窓口に行って両替してもらえばいいのであるが、それがめんどくさかったのでBTSのチケットは買わずに周辺をブラ歩きしてみる事にする。
一旦BTSの歩道橋の上からバンコクの道路事情を眺める。元々はBTSの終着駅でメインの国際空港だったドンムアン空港へバスで直結している駅でもあるので、利用客が多いようでバスやタクシーが並んでいるのが見える。
モーチット駅周辺の景色
歩道橋で道路を渡った先には茶色い池がある、のんびりとした南国の雰囲気が出ている公園があった。そしてエアアジアの機内が寒いと思って着ていた真っ黄色のトレーナーは、この頃になると汗を掻いてきたので脱ぐ事にする。
地下鉄に乗り、スクンビット駅に向かう
ただこの足でホテルに着いてもボクが予約した訳ではないので、ボクだけ独りで行っても泊まれない可能性があった。だから時間調整も兼ねて、ネットで事前に調べていたタイマッサージの大型店舗に先に向かうとする。
このタイマッサージ店は宿泊するホテルから1駅離れた場所にあり、最寄りが地下鉄「スクンビット駅(Sukhumvit)」だったのでそれならここから地下鉄に乗って行った方がいいと思ったのである。という事で地下鉄の乗車券を35バーツで購入。ただ乗車券と言うよりかはこのような乗車コインであったが。。
事前にネットで調べていたらバンコクの地下鉄の改札扉は早く急に閉まる事があり、”挟まれたら痛い”とあったので警戒しながら改札を進んだけど、個人的には全然問題を感じなかった。
目的地のスクンビット駅まで、約20分程で到着。地下鉄車内のアナウンスはタイ語と英語の2種類で放送されるので、よ~~く聞き耳を立てていると次の駅は理解できる。
地下鉄の乗車コインは乗る時はタッチだけでいいのですが、改札を出る時はそのコインを回収する必要があるのでコイン投入口に入れると扉が開く。
一番近くの階段を出て、地上に上がって来る。アジアの大都市は大渋滞のイメージがあるけど、バンコクもそんな感じに思わせる喧騒が。。
そんな道沿いにネットで調べていたタイマッサージの店舗の看板を見つける。意外とすんなり辿り着けそうだ。
スクンビット駅から歩く事数分で、目的の「ヘルス ランド(Health Land)」に到着。さてここで”バリ島オジサン”を待つ間に凝り固まった体をマッサージしてもらう事にする。
こんな旅はまた次回に続きます!