タイランド旅行記:2日目
【個人旅行-2020年1月27~31日:3泊5日旅】
怪しいネオンばかりのバンコクの夜
今は暁状態の背景に見える「ワット・アルン」が夜になってライトアップされているのを、チャオプラヤー川をクルーズする船から眺めている所。でもここまで明るく照らされるのも、かなりの照明を当てないとここまで輝いているように見えないと思う。。
バンコクの街を楽しむ
今回タイ旅行を一緒に楽しんでいる”バリ島オジサン”。バリ島が好きすぎて年に4~5回程現地を訪れて、ビーチでボ~~っとしながら海を眺めてビールを飲むのが至福の時間だそうだ。

綺麗なビーチと旨いビールさえあれば、オレは幸せだよ~~!
チャオプラヤー川をクルーズ
昼間に来た時の地味なイメージとは裏腹に、夜になるとこのように光り輝くワット・アルン。このワット・アルンは昼間と夜の一日2回訪れても楽しめる場所のようだ。
チャオプラヤー川はバンコク市民にとっては重要な道路代わりの川であり、今我々が乗っているのは観光客が乗る用の船だけど、地元民の通勤用の船もある。そんな通勤用の船にも準急的な船や特急のように、一部の船着き場を飛ばして運航する船もあるようだ。
タイ王国は仏教徒がその殆どを占めるけど、日本のように国民全体で見ると割合は少ないもののキリスト教徒も少なからず存在する。
チャオプラヤー川も王宮付近よりもBTS路線が走っている南側のエリアの方が、近代的な建物が多く建てられていて近年はこの付近が発展しているようだ。
夜のチャオプラヤー川クルーズ 動画
中央やや左側奥には本日午前中に訪れた、タイで2番目に高い建造物の「キングパワー・マハナコーンビル」(King Power MahaNakhon)が小さく見えている。
今ボクらが乗っている船はクルーズという表現をしているけど、実際は普通の船に毛が生えた位のレベル。チャオプラヤー川ディナークルーズなどに利用される船は、奥に見えているようにもっと豪華な船である。
このチャオプラヤー川沿いにはヒルトンホテルやシェラトンホテルなどの高級ホテルチェーンが続々と進出してきている。こういう光景を見ているだけでもバンコクの物価が徐々に上がって来ているような雰囲気を感じる。実際に近年は徐々に物価が上がっていて、日本と値段が変わらないものが多いという。中でも野菜は日本より下手したら高くなっているとも言ってたっけ。
チャオプラヤー川クルーズを終えて、再び昼食を食べた食堂街にやって来た。ここへ寄ったのはトイレを利用する為であるが、こんな大勢の人達が訪れる食堂であるにも関わらずトイレは有料で3バーツ(約10円)。
BTS(高架鉄道)に乗り、バンコク中心部へ向かう
そして最寄りのBTS「サパーン タクシン(Saphan Taksin)」駅から電車に乗り、バンコク中心部に戻るとする。
こちらはBTSの自動券売機で日本のようにボタンは付いておらず、タッチパネル方式。

紙幣から硬貨への両替は駅にある窓口で対応してくれる。しかし通勤時間帯はそんな窓口には行列が出来ていたりするので、ちょっと面倒クサイ。。
まあそんな列に並ぶのが嫌だったら「1日乗車券」や「チャージ式タイプの乗車券」などもあるので、そういうのを活用した方がメリットがあると思う。
このBTS車両の外装は、このように広告のデザインで埋め尽くされている。これもBTS路線の特徴でもある。
こちらは「シングル・ジャーニー」という1回乗車券。乗る距離毎に値段が変わり、購入した区間以上を越えて下車しようとすると追加料金が必要となる。
このサパーン・タクシン駅(Saphan Taksin)はホームが1個しか無かった。このBTS(高架鉄道)は1999年12月に開通した路線であるが、昔の都市計画で練られていた路線じゃなく、ある程度出来上がっていた街の建物を取り壊して造った路線である。だから理想の路線ではなく「何とかこういう感じで頑張って造り上げました!」っていう感じを受ける路線になっているので、そういう考えでBTSの路線を眺めているとその苦労が少し分かるような気がするのである。
この日はタイ滞在2日目の1月28日で、タイ国内でのコロナウイルス感染者はまだ1桁台だったけど、車内の乗客は半分以上がマスクを着用していた。
この時点では日本国内は全然大騒ぎにはなっていなかったけど、バンコクでは意外と多くの人がマスクを着用している姿には少々驚いた。しかも3M社の医療用「N-95マスク」を付けている人も多く見かけた。
正直この時点では人類の多くは、コロナウイルスの恐ろしさを甘く見くびっていた頃である。
そして「サラデーン駅(Sala Daeng)」で下車する。この辺りも午前中に訪れた、日本人街のような通りがあるタニヤ通の近くにある駅である。
BTSの駅からは日本語で書かれた、大きな看板が目に入って来る。
この看板だけを見ていると、ここが日本だと錯覚してしまいそうな場所に思う。

パッポン通りにて
BTSの駅を降りると、大勢の人が行き交う通りをまずは歩いてみる。
そして日本人街のようなタニヤ通りから、少し西へ行った所にある通りが「パッポン通り(Thanon Phat Pong)」と呼ばれる賑やかな通り。元々はベトナム戦争で疲弊した米軍兵士達の休息の場所となっていたタイで、そんな彼らが集う場所だった通りである。
住所:Khet Bang Rak Krung Thep Maha Nakhon 10500
そんな通りには沢山のお店が並んでいて、山盛りの商品が積み重ねられているお店があったり、タイの夜遊び定番のお店である「ゴーゴーバー」があったりと観光客にも大人気の通りである。
それにしても「こんなごちゃごちゃな通りだけど、人が沢山やって来るな~~!」と思ってしまう位にぐちゃぐちゃな通り。。
バンコクでは夜にこんな賑やかな通りを歩いていると、必ず日本語を片言で喋る客引きが「社長!今日はドコ行く?いい店アルヨ!」と声を掛けてくるのである。そんな客引きには興味が無いけど、相手から見ると「絶好のカモが来た!」と思われたのか”バリ島オジサン”にず~~っと付きまとう現地のオジサンの姿が中央に見える。

客引きのオジサン、強引なんで結構鬱陶しいのよ!
ただこのパッポン通りで夜遊びするには不向きな場所らしく、結構ボッタクリのお店があるという。だから客引きに付いて行く時には注意が必要なのである。日本のお店でもそうだけど、いい店はわざわざ客引きでお客さんを呼ばなくてもドンドンとお客さんがやって来る。逆にお客さんが入ろうと思えない店だから、客引きにお客さんを連れて来させるしかないのである。
そうすると当然お店側は普通に営業するよりも追加で客引きに手数料を支払うので、必然的に普通のお店よりも値段設定が高くならざるを得ない。そして特に夜のお店は一回限りしか来ない可能性が高いし、お客も酔っ払っている場合が多いので、必然的にボッタクる可能性が高くなるのである。
パッポン通りの道沿いにはトゥクトゥクが何台も停まっていて、その近くを通る度にそのドライバーから「乗ってけ、ドコ行く??」と片言の日本語で誘ってくる。
そしてパッポン通りは、そんな裏通りにもう1つの顔を持っている。こちらの通りは先程のメインストリートとは違った雰囲気で、人通りもあまり無い。
そんなパッポン裏通りのお店の前には、このように”中山きんに君”ばりに白いタンクトップシャツと半ズボン姿で短髪のお兄さん達が並んでいる。

この辺りは他の通りとは違い、ゲイの店があるゾーンだよ!
日本ではこのように大ぴらな性文化は表に出せないけど、ここタイではそんなのお構いなしで商売しているのである。そういった意味では公に割り切って生きているタイの人々である。
そしてパッポン通りを散策した後は、昼間に来たタニヤ通り(Thanon Thaniya)もついでに歩いてみる事に。右側に見える「牛角」の看板があるお店は、パクリ店ではなく、日本にある牛角のチェーン店。
暗くなったタニヤ通りは昼間とは全然違う光景になっているのである。暗くなった通りには看板が煌々と光り、左側には客引きのオジサンだらけ、右側のお店側には夜の恰好をしたオネーチャン達が集団で店の前に座っている。そしてそんな人達の前を通る毎に片言の日本語で「シャチョウ~~!エッチな事、シヨウヨ~~!」などという、甘い誘惑を振りまいてくるのである。。
ただこういうお店でもそんな誘惑に誘われて入ってしまうと、知らない内にあれこれ注文されて会計時には大金を払わなければならない事態にもなりかねない。

トゥクトゥクでバンコクの夜を疾走
そんなピンク色のお店に、ちょっと入ってみたい気持ちがありそうな顔をしていた”バリ島オジサン”だったけど、ボクは一切入るつもりが無かったので、バンコク市内にある大きな夜市を目指す事に。
トゥクトゥクで夜の街を走る 動画
これから向かうのはバンコク市内でも大きな会場で夜市をしていて、しかもその夜市を近くの立体駐車場の上から見ると、そんな夜市のテントが光って見えるというフォトジェニックな場所でもある「ラチャダー鉄道市場(Train Night Market Ratchada)」へ向かう事に。
トゥクトゥクで夜の街を走る 動画2
夜のバンコクの街は渋滞真っ盛りだったけど、小さなオート三輪であるトゥクトゥクは小刻みに進路を変えながら進んで行く。なのでこういったタクシーよりかは混雑する街中では早く目的地には到着できるけど、値段的にはタクシーの方が安かったりボッタクリが無かったりで無難なようだけど。。
なお左側に見えている建物はバンコクにある伊勢丹だが、この2020年8月31日をもって売り上げ低迷の為に閉店となった。そしてこのニュースを見ているとその代わりにドン・キホーテが売り上げを伸ばしているそうだ。
そして想像していたナイトマーケット的な場所ではない所でトゥクトゥクを降りる。というのも”バリ島オジサン”はラチャダー鉄道市場の存在を知らなくて、ボクが「大きなナイトマーケットに行きたい!」とだけしか言わないのでスマホの地図を見て、近くの適当なナイトマーケットに向かっただけなのであった。。
「でもこの辺りも何か掘り出し物的な、発見があるかもしれない!」と思って、ナイトマーケットを一応見回ってみたけど、特に大そうな物などは見つからなかった。。
タイではよく見かける光景だけど、タイマッサージ店の前で従業員が客待ちをしている時は大体このようにスマホをず~~っと弄っているのである。。

そして近くに居たトゥクトゥクとまた値段交渉をして、今度こそ「ラチャダー鉄道市場(ナイトマーケット)」へ移動する。バンコク市内ではトゥクトゥクに乗ろうとすると大体ドコ行くのも「1人300バーツ(約1,000円)」と言われる。
今度こそラチャダー鉄道市場へ向けて疾走する 動画
「だけどそれじゃ乗らない、200バーツだ!」と言い返すと、しばらく間を置いてからトゥクトゥクのドライバーは「それでオーケーだ、乗りなっ!」って大体声を掛けてくる。
タイとかではそんなやり取りが面倒くさく思える。最近の大阪でも「負けてや~~!」とかをお店で言う機会は殆どなく、あくまでも冗談で言う位のレベルとなっている。だから日本国内では殆ど値段交渉をしなくなっている。
しかしボクが会社員をしていた頃はよく取引先からは「負けてや~~!」という値段交渉が日常茶飯事だった。特に大手の会社程に毎回そういう要望が来ていたが、段々それに慣れてくると最初からその値下げ価格を盛り込んだ値段設定にするようになるので、結局は実質的にはあまり意味がなく時間の無駄になる事が多いとは思う。
ちなみにボクが俗に言う下請け会社と取引する際はそんな教訓を活かして、逆に一切値引き要求はせずに「お宅の出した値段そのままで買うから、逆にちゃんとした品質の商品を納期が間に合うように提供してくれ!」というメッセージを込めたやり方で購入するようにしていた。
ちゃんと相手を選んでそういった取引を重ねていると、相手側もボッタクリのような値段設定はせずにちゃんと仕事をこなしてくれるようになるである。そしてそれに加えて”我々をちゃんと信用してくれている”という信頼関係を築く事が出来るのである。
こんな旅はまた次回に続きます!
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