タイ旅行記:4~5日目
【個人旅行-2020年1月27~31日:3泊5日旅】
バンコクにコップン!
さていよいよバンコクの街、並びにタイの最終日となりました。帰国する飛行機は深夜便なのでそれまでは、まだまだバンコクの街を楽しむ時間が残っています。
バンコクの街にて
“バリ島オジサン”は街中のこういった露店で売っていたバイアグラの薬を購入していた。盛んに旅行中に「オレは要らないんだけど、知り合いからバイアグラを頼まれてて・・・」と何回も言っていたけどやっと購入したようだ。
バンコクでは街中の路上で、平気でこのように色んな薬が販売されていた。
マッサージ屋さんを求めて
最後に飛行機に乗るまでに、もう一回タイマッサージのお店に行っておきたかった。というのもカオサン通りで施術してもらったタイマッサージがとても気持ち良かったので、もう一回マッサージを受けずには帰れない気持ちだったのである。
バンコクの路地を進む 動画
ただこの前のカオサン通りでもそうだったけど、バンコクの街中にはいくらでもタイマッサージのお店があるけど、店を選ぶ際の決め手に欠けるお店ばかり。なのでフラフラと街歩きして、マッサージ店を見つけては通り過ぎる・・・という行為を繰り返すだけあった。。
日本では許可を取らないといけないけど、バンコクではそんな許可はないのだろう。だから色んな所でこのような屋台が沢山営業していた。こちらの屋台に付いているタイヤは、よく見ると擦り減っていてツルツルになっている。。
そしてウロウロと歩いていると、バンコク市内のインド人街にやってくる。そんなインド人街でボクらの前を歩いていた、写真中央の2人組は何とも異彩を放つカップルのようだった。左は白人のおじいちゃんでとても地味な感じだったけど、右の黒人女性はムキムキで金髪のカツラを付けて派手な感じだった。。
タイの挨拶と言えば「サワディーカップ」(相手が男性の場合)、もしくは「サワディーカー」(相手が女性の場合)が有名です。この言葉は別れの際にも使える言葉なので、覚えておくべき言葉であります。
またこのドナルド君がしているように胸の前で手の平を合わせる所作は「ワイ」(wai/ ไหว้)と呼ばれるもので、この所作は仏教の国で多く見られます。これは蓮花の蕾をイメージしているので単に手の平をくっ付ける訳では無く、ちょっと内側を膨らませているのです。
このワイには日本のように”お願い!”という意味はなく、単に目下の者から目上の人への挨拶の時に使われる仕草です。でも観光客がお店に入ってワイで挨拶したら、だいたいの店員さんはワイをして返してくれます。
タニヤ通りへ向かう
タイマッサージ店を探してうろついていたが相変わらずボクがなかなかお店に入ろうとしないので、業を煮やした”バリ島オジサン”から「トゥクトゥクでタニヤ通りまで行こう!」という提案があった。ボクもこのまま歩いていてもキリがないと思っていたので、近くのトゥクトゥクに乗り込む事に。
昼間のバンコクをトゥクトゥクで疾走する 動画
こちらのドライバーのお兄ちゃんは片言の英語で色々と喋りかけてきた。「タイマッサージでも、いいのは〇〇〇だよ!」とか言っていたけど、トゥクトゥクを降りたらボクら2人とも彼が言っていた事を忘れてしまっていた・・・。
そしてタニヤ通り沿いの道を少し歩くと、多くの観光客がやって来る場所だけあってタイマッサージ店が5~6軒密集して並んでいた。
この通りで2往復して「流石にそろそろお店を決めないとね・・」と思って、こちらのお店に決める。決めた理由は店主みたいなオバチャンから「ここが一番安いよ!」と言っていたから。確かに2時間のタイマッサージで500バーツ(約1,700円)だったので安めではあったけど、僅かな差しか無いのだが。
この時はタイマッサージ店を探すのに疲れていたので、思わずそんな声に飛びついてしまった。しかし後から冷静に考えると”安かれ良かれは無い”と普段から思っている通りの結果となるのであった。
このマッサージ店に入ると女主人から「メン??ウォーメン??」と聞かれた。施術担当者を男か女か、どちらにするか?という事だったが「ドッチでもいい」と返す。ただ実際は昨日のマッサージが男性のパワーでゴリゴリしてくれて気持ち良かったので男性を選びたかったのだが、ニューハーフが多いタイなので下手に男を選ぶと大変な事が起きるかもしれなかったので、どちらでもいいと返したのであった。
すると昔はちょっと綺麗だったんだろうなと思うようなオバサンが出てきて、足をお湯につけて洗ってくれて2階のカーテンで区切られた施術室に通される。しかしボクの頭の中で想定していた”ゴリゴリのタイマッサージ”ではなく、素人に毛の生えたようなマッサージであった。
ただボクはここでそんな行為を求めていなかったので「ノ~ノ~~ノ~~~!」と拒絶。すると呆れたような顔をしながら再びマッサージを続けるオバサン。隣からはマッサージ中の”バリ島オジサン”から、気持ち良さそうな溜息が聞こえてくる。”バリ島オジサン”にはゴッツイ男性の施術担当者が付いていたのである。
オレ担当の兄ちゃんのマッサージは、とても気持ち良かったよ!
という事で今回の2時間のタイマッサージは中途半端な素人マッサージで終わってしまい、消化不良となってしまった。やっぱりタイマッサージはお店選びがとても重要で、若い女の子とかがメインで店前に座っているお店よりも、ゴッツイ体をしているオジサンやオバサンが店前に座っている店を選んだ方が良さそうだ。。
2時間のマッサージが終わると18時を過ぎていたので、辺りはすっかり暗くなっていた。という事でバンコクでの最後の晩餐タイムになる。再びタニヤ通りに戻ってきたけど、相変わらずの客引きだらけで嫌気がさしてまた店を決め切れない。。
バンコクでの最後の晩餐タイム
そして選んだのがこちらのお店。この先に歩いて行ってもあまりレストランが無くなるだろうという事で入ったのである。。
住所:135/18-19 Thanon Surawong, Si Phraya, Bang Rak, Bangkok 10500
さてまずはチャーンビール(Chang Beer)を注文する。ただここでは大瓶ではなく、中瓶でしたが。。
そしてお互いに最後の晩餐なので、写真を撮り合います!
いや~~お疲れさん! おかげで楽しい旅になったよ!
って感じで乾杯します!”バリ島オジサン”にとっては何回目かになるタイ旅行、今回も楽しかったようです。
さてまず出てきた料理は空芯菜で、ボクの好物でもあり、間違いの少ない料理でもあります。
「いや~~腹減った~~!」という感じで、料理を食べるのが待ち切れない様子の”バリ島オジサン”。早速空芯菜を食べていきます。
ここはアジア料理屋さんだったので、日本食っぽい料理や中華系の料理が多くメニューに載っていました。お次に出てきたのは焼きそば。
そして間違いの少ない料理の王道であるチャーハン。チャーハンの味が”中華料理屋の評価”といっても過言ではありませんが、これまたこのチャーハンもとても美味しかったです。
色々とレストランを探し回って歩いたけど、下手にタニヤ通りの中で入るよりもこっちのレストランの方が美味しいしくつろげるしと、珍しくいい選択だった。
いつもはガツガツ食べる”バリ島オジサン”だったけど、この最後の晩餐はちょっと遠慮気味のような感じに見えた。2人で取り分けるように料理が出てきたからか、ボクに食べさそうと遠慮していたのかもしれない・・・。
ボク的にはすっかりお腹は満足していたけど、更にもう一皿”バリ島オジサン”がオーダーした料理が運ばれてくる。
2人分で合計1,100バーツ(約4,000円)程したけど、美味しかったし、最後の晩餐にはちょうど良かったレストランでした。
ドンムアン空港へ向かう
さてこれから深夜便で帰国する為にドンムアン空港へと向かう事にする。こちらは「チャトゥチャック公園駅(ChatuchakPark)」の地下構内で、こちらにはテーブルが設置されてフードコートのようになっている。初日に少し迷いながらうろついた場所だけど、そういう無駄にうろついた事がこうやって覚えていて、後になってみると活きてくるのである。
そして周辺にあるドンムアン空港行きのバス乗り場に向かう。ただなかなかドンムアン空港行きのバスが来なかったので、待ち切れずにタクシーに乗り込む現地人の姿も見えた。
ここで待つ事約10分で、ドンムアン空港行きのバスがやって来る。
バンコクの街観光は終了し、これから帰国となり密な状態が続くのでマスクを装着しだした”バリ島オジサン”。
最初にバンコクにやって来た時にも乗った、このバスは30バーツ。車内でお金を徴収するオバチャンがいるので、その人にお金を渡せばこちらのチケット代わりの紙がもらえます。
何だかんだでタイで4日も過ごせば、最初に到着した頃に比べればだいぶバンコクにも慣れたけど、また帰って来る機会があるだろうか?!
3日振りにやってきたドンムアン空港へは先程のバスで18分程で到着します。
エアアジアにチェックイン
ボクは関西国際空港までエアアジアで、”バリ島オジサン”はノックスクートで成田空港まで帰る。飛行機はボクの方が1時間ほど早く出発の予定。
行きの関西空港チェックインカウンターで失敗した、機械でのチェックインをドンムアン空港では行う。予約番号を入れると、預け荷物が無ければ簡単に搭乗券が発行されるのである。
この機械チェックインで発行される搭乗券は、チェックインカウンターで発行してくれる搭乗券に比べると簡素な印刷で味気が無いけど、ただこの搭乗券も飛行機に乗るまでしかほぼ使わないしね。。
ただ”バリ島オジサン”の乗る予定のノックスクートは、このような機械チェックインが無くてチェックインカウンターに並ばないといけないとの事。それも出発の3時間前からしか開かないので、ちょっとここで待ちぼうけ状態に。
そして向かいに座っていたタイ人のオバチャン2人組に、”バリ島オジサン”が喋りかける。すると片言の日本語でそのオバチャン達が喋りを返してきて、この人達も日本へこれから向かうという。そして色々と時間潰しに喋っていると、しまいには「ちょっとトイレに行くから、私達のカバンを見ててネ!」と言って席を立っていった。。
という事で、先に搭乗券も出たし空港内のラウンジでお酒を飲みたかった事もあり、”バリ島オジサン”とはここでお別れをする。それとこちらは入国書類に付いていた、出国の際に必要となる半券が出国審査の時に必要となるのでお忘れなく!
このドンムアン空港はLCC飛行機の便が多く就航する空港だけど、ちゃんとラウンジは用意されていて、勿論プライオリティパスの使えるラウンジもあります。
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コーラルラウンジでビール休憩
そして空港内で見つけた、プライオリティパスを使えるラウンジである「コーラルラウンジ(The Coral Executive Lounge )」に入る。23時過ぎに入室したのもあって、客席はガラガラであった。
そしてここではアルコールは缶や瓶を取り放題ではなくて、カウンターにいるお姉さんに注文するとグラスに注いでくれるシステム。
ちょこちょこと食事も置いてありますが、先程の最後の晩餐で美味しい料理をお腹いっぱいに食べたので、ここはビールだけ。
ここで1人のんびりしていると”バリ島オジサン”からLINE電話が掛かって来て、
今やっとノックスクートのチェックインカウンターが開いたけど、凄い列が出来てる・・・。お疲れさん、また会いましょう!
という内容だった。
こちらはこのコーラルラウンジのフリーWi-Fiのパスワード。
そろそろ搭乗時間が近づいてきたので搭乗口へと向かう。
24時過ぎの時間帯であったけど、まだ食べ物のお店とかは営業している。日本だとこんな遅くまでお店が開いてないので、日本の国際空港がこれから規模を大きくしていくには深夜帯もこのように食堂を開けていく必要があるのだろう。
最初は「海外のLCCを使うのは心配だな~~」と少し思っていたけど、実際に使ってみたら何の問題も無かった。逆にこの値段で海外に行けるのだったら、また使って行きたいと思う程であった。LCC(格安航空)は色んなサービスの質が低いと思われガチであるが、実際には余計なサービスを省いて大手航空会社との値段格差を付けているだけである。
こちらが搭乗ゲートだったけど、まだエコノミークラスは呼ばれない・・・。
なのでまた近くのお店を見て回る事にする。海外旅行に行く時にもし海外の料理が口に合わなかったりするといけないので、カップ麺を日本からわざわざ持って行くという人の話を聞く事がある。ボクも最初中国へ行った時にそういう話を聞いていたのでカップ麺を持って行ったけど、実際には食べずに現地のホテルに置いて帰ったのを思い出す。
さすがに深夜のスターバックスは空いていた。それにしても世界中に増殖し過ぎて、どこにでもあるのでその有難味が最近薄れつつある印象のスターバックスである。
深夜のエアアジア便で日本に向かう
エアアジアの機内で今回の席は後ろの方だった。けど搭乗時間は約6時間程なので、少し寝ているとあっという間に到着するレベルである。
機内では有料のオプションを申し込んでいる人には料理が配られる。そんなオプションの料理を申し込んでいる人はあまりいないだろうと思っていたけど、そこそこに注文している人がいたな。。
先日エアアジア・ジャパンが日本から撤退するというニュースが流れた。このコロナ禍で航空業界は大惨事になっているが、今の所はエアアジア・ジャパンだけでこの関空とバンコクを結ぶエアアジアXなどの既存路線は今の所は現状通りだという。
日本に帰国する
そして帰りもあっという間に日本の関西国際空港に無事到着する。バンコクを深夜1時頃に出発したので、関空に到着したのは午前8時半頃。天気は良さそうである。
混雑する関空だけど、この頃は中国では海外への団体旅行が禁止されていたので、中国人の団体は殆ど見かけなかった。
そして毎度の大谷君看板に挨拶をする。
楽しかったタイ旅行も無事問題なく終わり、大阪に到着。飛行機からマスクをしたまま電車に乗ったけど、電車内に居た乗客たちは殆どがマスクを着用していなかった。この時点で日本国内では全然コロナウイルスへの危機感は無くて、他人事のような感じであった時期。しかしこの油断した心がこの後に惨事を迎える事になるのだが、この時には露にも思っていなかった日本であった。。
<まとめ>
今回の旅は2020年1月下旬に訪問したのだが、振り返ってみるとコロナウイルスが世界中に拡がる前でまだ静かな時期であった。ただタイではそのちょっと前に武漢からやって来た中国人観光客がコロナウイルスに感染していた事が発覚し、タイ国内では意外とこのようにみんなマスクを付けて警戒はしていた。
まさかこれから数か月後に、全く海外旅行に行けなくなるとは夢にも思わなかった時期。
前回のポルトガル旅行もそうだったけど、去年2019年7月のトルコ旅行で知り合ったツアー参加者と今回も同行の旅であった。
このトルコ旅行で知り合ったメンバーとは、相手が関東地方に住んでいる人が殆どだったけど、そのメンバーの内で4人と旅行後に再会する事になった。この再会するメンバーの数は今までの旅行の中では一番多い。そういう意味では色んな縁もあったトルコ旅行であった。
バリ島に遊びに来る人がいたら、是非ウチを使ってくださいな!
バリ島が好きすぎて現地で観光ツアー会社を立ち上げた”バリ島オジサン”。ただし今の時点ではあまり軌道に乗らずに、上手くいってないそうだが・・・。
ボクはまだバリ島に行った事が無いので、今後行く機会があれば是非バリ島オジサンにアテンドをお願いする予定です!
ご飯を食べるのとビールを飲むのと南国のビーチでゆっくり過ごすのが好きな”バリ島オジサン”。観光名所の知識はあまり持ち合わせていなかったようだけど、旅先案内人としては充分な役割をしてくれて感謝しています。
それとタイに来るまでは”微笑みの国”というイメージで、「タイ人は怒られ慣れていないので、怒ってはダメ」と聞いていた。しかし今回訪れたバンコクやパタヤの街は完全に観光地化されており、そんなタイらしいイメージは全然無かった。
そして言うなれば”欲望が渦巻く国”という感じを受けた。街の通りを歩いていると両サイドのお店にいるオネーチャン達に、誘惑的でエロチックな声を掛けられる。これがタイの実情であった。
しかしそれはタイ人が望んだものではなく、タイを訪れる外国人観光客がタイに望んだものである。
ただタイはそれを受け止めて、変化していっただけなのである。
ボクが前職を辞めた際に、知人から送られた言葉がある。
生き残る種とは、最も強いものではない。
最も知的なものでもない。
それは、変化に最もよく適応したものである。
by チャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)
「進化論」で有名な、あのダーウィンの言葉である。
今回のコロナウイルス騒動でも、同じ事が言えるかもしれない。
世界各国の首脳たちが色んな判断を見せているが、数十年後になるとこの時の危機に対して上手く適応した国がその時代を席巻しているのかもしれない。
そして海外旅行に行けない間、ひたすらにこの自己満足であるブログ記事作成に没頭した。実は海外旅行にどんどん行き出して、このタイ旅行では実際に旅行に行った時期から約4ヵ月遅れて(2020年5月下旬に作成)ブログを作っている。
そんな3~4ヵ月遅れでブログ記事を作っていると、すっかり忘れてしまっていた光景を沢山撮った写真を見て思い出す事が多い。そして現地の情報を後から調べると、実際に現地を訪れている時には知らなかった事に多く気付く。そのように海外旅行から帰ってからも多くの事を勉強できているのである。
一時間の浪費をなんとも思わない人は、人生の価値をまだ発見してはいない。
by チャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)
これもダーウィンの言葉だが、コロナウイルスの蔓延により外出自粛を強要された世界で、その時間をどのように過ごしたかが、これからの人生に大きく影響すると思う。
そういう意味ではボクはコロナウイルスによる外出自粛期間は、全然苦にならなかったし逆に色んな事を勉強できた期間だと思っている。
想像にしないような事が起こる、この世の中。
外出自粛によるストレスを他人にぶつけるなんて、もってのほか。
ただただ柔軟に楽しく生きるだけ。
PS. タイマッサージは不完全燃焼で終わったので、またバンコクに行ってリベンジをしたいと思ってます!
<完>
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