大浜海浜公園で地平線の海に沈みゆく夕陽を見つめる【奄美大島旅行記⑱】

奄美大島旅行記2020年-⑱

 旅行期間:2020年10月1日~5日

(Gazing at the setting sun on the horizon at Ohama Seaside Park [Amami Oshima Travel note 18].)

夕陽はいつも綺麗

奄美大島2日目は朝から海を泳いでウミガメを観察したり、マングローブ林をカヌーで泳いだりして、後は自然溢れるスポットなどを満喫したので、これでも充分なんですが最後に奄美大島でも綺麗な夕陽が見えるスポットとして教えてもらった「大浜海浜公園」へとやって来ました。

 

この大浜海浜公園は奄美大島でも最大の町である名瀬からは、車で約15分くらいの場所なので意外と中心地から近い。

 

今の時刻は17時20分頃。この時期は18時頃に沈むみたいで、ちょうどいいタイミングで夕陽を見れるスポットに到着します。

 

大浜海浜公園 見はらし広場にて

ここは大浜海浜公園のちょっと高台に造られている「見はらし広場」という場所。確かに高台に造られているだけあって名前の通りに見晴らしはいいけど、この辺りには公園以外に奄美海洋展示館やキャンプ場などもあり、夏場には海水浴客が沢山訪れる為に、その大勢のお客さんが来場した時に対応できる駐車場として造られている場所でもあった。

 

 

まだ陽が沈むまでは少々時間があるけど、いい感じに陽が傾いてきている。ここでは南国風にヤシの木がこのように端っこに植えられており、海を目の前にして気持ちいい気分に浸れる場所でもある。

 

夕陽や夜に明るい街灯などの写真をこのスマホ(ギャラクシーs10)で撮影すると、このスマホレンズの特性で内部で光が反射してしまい、写真中央下部に出ているような点が出てしまう。こういった反射が出なければ、最強のスマホだと思っているので次回作にはこのような現象が起きないスマホになっていれば嬉しいのであるが。。

 

 

見はらし広場からの眺め 動画

 

 

ここの駐車場には1台しか他に車が停まっていなかったけど、その車もボクが来ると逃げるように去ってしまった。なのでこの見晴らし広場ではこの時はボク1人だけだったので、夕陽を独占して満喫するのであった。

 

この大浜海浜公園から夕陽が綺麗に見えるというのは、昨日訪れた西郷松跡があった西郷松本舗のお兄さんから教えてもらった。ちなみにさっきマングローブ林カヌーで出会ったスタッフの京都人お姉さんは、奄美大島の南西にある瀬戸内町古仁屋港周辺からの夕陽がオススメと言っていた。なので後日に古仁屋港周辺に行ってみようと思う。

 

この夕陽が綺麗に見えるスポットとして人気とガイドブックに書かれていたにも関わらず人が少ないなと思って周囲を散策していたら、この下を降りた先に砂浜を見つけた。どうやら夕陽を楽しむスポットはここではなくて、下の海岸付近で楽しむ人が多いようだ。

 

 

大浜海浜公園の海岸にて

という事で車に乗り込んで、道を下っていった先にある大浜海浜公園の駐車場に車を停める。するとここには夕陽を見ようと、それなりの人々がやって来ていて、このように車も沢山停められているのが見えた。

 

ここの海岸ではこのようなベンチなども設置されていたので、「そりゃ上の見晴らし広場よりも、みんなコッチにやって来て夕陽を見るわな!」と1人納得してしまった。。

 

ここの海岸ではこのように砂浜が広がっているけど、この時間帯には多くの人々が砂浜を踏みしめているので、このようにボコボコと足形ばかりの砂浜となってしまっている。

 

そして海岸を見ると、この夕陽が沈みつつある時間帯にも関わらず、最後の最後まで海で泳ぐのを楽しんでいる人達の姿も見える。本州に比べれば温暖な奄美大島では、まだ10月ぐらいでも全然海に入れるそうだ。

 

昨日は早めにホテルに入ったので夕陽をゆっくりと眺める事は出来なかったけど、今日はもう色んな所を回ったので後はここで夕陽を楽しむだけだった。残るは晩御飯だけだが、名瀬の町には沢山飲食店があるので何も困る事はない。

 

今日は朝イチに笠利町の太平洋側の海を泳いだけど、この夕陽の時間帯の海も気持ちよさそうだ。一応車には濡れたままの海パンが積まれているけど、タオルは海で泳ぐことを考えていなかったので持って来ていなかった。

 

 海岸からの夕陽を眺める① 動画

 

 

夕陽もじ~~っと見ていると大きく動かないように思うけど、勿論ちゃんと移動しているので段々と地平線上に向かって降りてくるのが見える。

 

 海岸からの夕陽を眺める② 動画

 

 

周囲には家族連れなどが夕陽を眺めていたけど、中学~高校生ぐらいの娘さんはそんな夕陽よりもスマホに夢中となっていた。近年はスマホを殆どの人達が使うようになって、スマホへの依存度がとても高くなってしまっている。なので目の前では何十億年も続いている綺麗な夕陽が沈む姿よりも、若い子たちは大した事のないメッセージなどに気を取られてしまって、目の前の大事な物を見過ごしガチになっている。

 

ただ何十億年と地球上で続くこのような自然現象も、今は地球温暖化の影響で地球環境が大きく変貌を遂げつつある。人類の場合はエアコンや涼しい場所に避難したりが出来るけど、植物や生き物達はその場所でしか生きれない生物も多い。特に海では珊瑚礁が地球温暖化の影響で、この30年間で世界の約50%もの珊瑚礁が消失してしまっているという。

 

珊瑚礁は魚などの重要な餌場となっており、そんな珊瑚礁が姿を消すとその付近には魚が消えてしまう。そういった事が続くと魚の生息数自体が減り、海の生物の大半が居なくなる事に繋がる。本来は何千年~何万年と長い時間を掛けて環境に適応して進化してきた生き物達も、人類が産業革命を経て急速な技術の発展の対価となった地球温暖化に対応できていないのである。

 

人類は基本的には共食いをしないので、他の生き物の命を食べる事によって、今まで喰い繋いできた。魚嫌いの人にとってはこんな事には無関心かもしれないけど、母なる海から生命が姿を消していくという事は、それだけ人類の首を絞める事にもなるのだ。

 

便利さを追求してきた人類だけど、その影で地球が大きく変わりつつある。この大事な地球を将来に渡って長く守っていく為には、1人1人がこの地球に愛情を持って接していかないといけない。しかし今の人類は贅沢に慣らされてしまっており、今更不自由な生活には戻れない。残念ながら人類にはそのような人達が多くの割合を占めているので、これからどんどんと地球上から生命体が消えていく事になるだろう。

 

そんな風に思いながら夕陽が海に沈んで行くと、さっきまで沢山停まっていた車がだんだんと帰っていく。しかし夕陽はこれで終わりではなくて、これからの黄昏時が一番美しいのであるが。。

 

この辺りは『奄美群島国定公園』に指定されており、当然の如くゴミなどは捨ててはいけないし、生物なども持ち帰ってはいけない。でも現代人はこんな簡単な至極当然のルールすら守れない人が多い。だから地球に愛情を持てない人間は、この地球上から追放される日が来るかもしれない。

 

この黄昏時は「マジックアワー」とも呼ばれていて、地平線上に沈んで行った太陽の残り陽がまだ空に残っている状態。この時点で18時20分頃となっており、黄昏時だけでも約30分程は楽しめる。

 

この綺麗な海岸も人類の物ではなくて、地球上に生きる全ての生き物の海岸である。この看板にもあるように、このウミガメもこの海岸を使うけど、人類が照明を開発した影響で、産卵時に道を走る車のヘッドライトの光に惑わされて道路まで出てきて、轢かれてしまう事も最近は増えているという。

ハブ男
ハブ男

人類は自分勝手な奴らばかりだから、余計に見かけたら咬むんだブ~~!(怒)

 

この目の前に見える景色の中に、果たしてどれぐらいの数の生命体がいるのだろうか。昔の人類は地球に生かされていると感謝してきたが、現代人は科学が飛躍的に発展し過ぎてしまい、人類が地球上を支配してしまっている。

 

 

しかし人類は地球を支配できる存在ではなく、所詮は地球上で生かされている生物の1つにしか過ぎない。だから日々こうやって大きな問題なく、そして綺麗な景色を見ながら生きれる事に感謝し続けないといけない。

そう思いながら、黄昏時を楽しむ男!

 

 

黄昏時の大浜海浜公園 動画

 

 

そしてもう少し暗くなると、黄昏時の幻想的な景色をバックにして、地球に対して感謝を伝える男のシルエットが大浜海浜公園に浮かび上がるのであった。。

ブッダ君
ブッダ君

最近の人類には邪念が多過ぎる。喝が必要じゃ!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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