奄美大島旅行記2020年-㉔
旅行期間:2020年10月1日~5日
(Amami Oshima’s most popular photo spot, Heart Rock, should be visited at low tide! [Amami Oshima travelogue 24].)
奄美で観光客が一番集まるスポット
さて美味しいハンバーグ丼でもあるロコモコをお腹いっぱいに食べた後は、朝イチに訪れた「それいゆふぁ~む」へと再びやって来ました。勿論ここに戻ってきた理由は、この店名物のヤギのソフトクリームを食べる為に・・・・ではなくて、この近くの海岸にあるというハートロックを見る為である。
それいゆふぁ~むの変わった鳥を眺める!
この「それいゆふぁ~む」さんではハートロックを見に来るお客さんの為に、お店敷地内にある駐車場を開放してくれているという有難いお店。ただランチを食べた後すぐでお腹がいっぱいだったので、アイス等は食べるつもりがなかったのでとりあえず敷地内を散歩してみる。すると鳥かごに入った「コキサカオウム」、別名「コバタン (Cacatua sulphurea)」とも呼ばれるインコ目オウム科の鳥類を発見する。
このように白い体に対して、頭の上にあるトサカはまるでスーパーサイヤ人のような黄色となっているのが特徴の鳥でもある。元々は東南アジア地方原産の種であるが、その見た目の可愛らしさなどもあって捕獲されて沢山輸出されたという。そして今では生存環境が破壊された事もあって、東南アジアではほぼ絶滅してしまっているという。。
人見知りなコキサカオウム?! 動画
いざ再びハートロックへ向かう!
そんな風にイマイチ、オウム返しを期待していたが恥ずかしかったのか、変な奴が現れたと警戒されたかで全然コキサカオウムに相手してもらえなかった。という事でオウムと遊ぶのは諦めて、再びハートロックのある海岸へと向かう。この前の道にはハートロックを見に来るお客さんが駐車しているのを見かけたが、さっきの道路脇にある「それいゆふぁ~む」さんは厚意で駐車場を開放してくれているので、ここを訪れる場合にはなるべくその駐車場に車を停めるようにしよう。
さて朝に歩いた海岸まで続く小ジャングルを進んで行きます。朝とは違って陽が高い位置になっているので、より強い太陽光が当たる時間帯になってきました。
しかし現代人にとってはあまりに暑くなる太陽光は避けたいものだけど、植物からしたらそれが生きる力の源になる。なのでこのような植物は、ここぞとばかりに葉っぱを大きく広げて太陽光を目いっぱい吸収している姿が見られた。
干潮時刻ではなかった朝にはあまり人は見かけなかったけど、ちょうど干潮時刻になっている昼頃はハートロックを見に来たと思われる観光客などを多く見かけた。※時期によって干潮時刻は変化するので、毎回昼頃が干潮時刻とは限りません
ハートロックが目当ての人は、事前に必ず干潮(潮が引く)時刻を確認しておきましょう!
ハートロックがある赤尾木海岸にて
そして小ジャングルを抜けて海岸に出てくると、朝見た光景とは全然違っていて、奥の海岸には岩場がハッキリと露出しているのが見えている。干潮の時間帯になるだけで、これだけ水位が違うのである。
今日の朝に訪れた時は、この岩場は全て海水の下に沈んでいましたね・・・
この辺りの海岸は砂浜がず~~っと伸びているのではなくて、このように波が打ち寄せる場所には岩場が形成されている箇所が多く見受けられる。
この海岸には「⇐ハートロック」というような案内板が設置されていないけど、向こうの方に観光客が集まっているので、たぶん奥の方にあるはず。
ハートロックを目指して海岸を歩いていると、いつの間にか手にこのようなカメムシ科の生き物がひょっこりと乗っているのを発見する。静かに自分の手を撮影してみたが、この小さな昆虫がしっかりと撮影できていて、しかも自分の手の皮膚も細かいボコボコとした部分まで綺麗に撮れていたのであった。。
再びヤドカリを眺める! 動画
このように海岸にはゴツゴツとした岩が沢山見えている。このような海の中だけが岩場になっているは、ひょっとしたら大昔にこの辺りにあった火山が造った岩なのかもしれない。そしてその上に砂が溜まってきたが、この辺りは海水が砂をさらっていくのでこのように岩場になっているのかもしれない・・・と予測。
岩場が剥き出しになっている赤尾木海岸 動画
この辺りから見える岩場にもハート型ではないけど、窪みがある部分が見られる。この窪みがハート型というだけで多くの観光客がやって来るのであれば、どさくさ紛れて窪みをハート型に削ってやれば、より多くの観光客を招致できるかもしれない。
こういうのは天然にハート型になっているのがいいのであって、人工的にハート型にしてはイカン!(怒)
この辺りの岩場には全然人が居なかったけど、隠れハートロックを探してみる事にする。しかしハート形っぽいものは少なくて、このようないびつな形をした窪みしか意外と見つからなかった。。
そしてすぐに隠れハートロック探しを諦めて砂浜を歩いていると、何か小さな生物が物凄い速さで移動しているのを発見した。その高速移動物体をじ~~っと観察すると、正体はこちらの小さなカニだった。ただでさえ砂浜の色に同化していて判別しにくいカニだったけど、驚いたのはその動きの速さ。まさに空を飛んでいるかのような速さで移動していたのである。。
空を飛ぶようなカニの動き 動画
このように潮が引いている状態だと、ゴツゴツとした岩場が広がっている。そしてそんな岩場には緑色の苔が生えている部分まで見えている箇所もある。こんな水中に浸る時間帯もある場所でも生息している苔の、その生命力に改めて敬服するのであった。。
特にハートロックの案内板は見当たらないけど、このように観光客が既に群がっている場所だったので、恐らくここが有名な写真スポットのハートロックがある場所だろう。
うわさのハートロックにて
そのハートロックがある岩場は他の岩場に比べて、より高めの岩が露出していて、その岩場の窪みには海水がたっぷりと溜まっているのが見えている。
ハートロックがある岩場 動画
この岩場の窪みにはこのように全ての窪みに海水が溜まっており、自然の水槽にもなっている。ただしここで魚が入っているかなと期待して覗いてみたけど、ここの中には魚の姿を確認する事は出来なかった。
ハートロックはどれでしょう?? 動画
そして先に来ていたカップルが写真を撮り終わったので、ようやくハートロックと呼ばれる岩の窪みの撮影を行う。これがそのハートロックなのであるが、綺麗にハート型に見えるカメラアングルを探すのが意外と難しいポイントでもある。
このハートロックは普通の位置から撮ってもそのハート型が分かりにくいので、自撮り棒などを持参していればなるべく高い位置から撮影した方がこのハート形が分かり易く写真を撮れる。なおこちらの写真は自撮り棒を使って、少し高い位置から撮影したもの。
ハートロックも想像していた程に綺麗なハート形ではなかったように思う。そして次々にこの岩を求めて観光客がやって来るので、場所を譲って他の窪みで面白い形をしているものが無いかを散策してみる事にした。
このようにハートロック目当てに、次々と若者が集まって来る。若い世代はスマホが中心の生活文化となっているので、インスタなどのSNSでこのハートロックの写真が人気となって、それを見た若者達がどんどんやって来て更に有名になって、更に若者が集まって来る場所という感じになっているのだろう。
奄美大島で一番人が多かった、観光スポットでしたね!
ハートロック以外にもこのような目玉が描かれているように見えるアイマスクのような窪みも見られた。しかし所詮は全て人間の想像力の問題もあるし、先入観の問題でもある。ハートロックにしても事前に「ハート形の窪みがある」という情報が脳みそに伝達されているからこそ、岩を見た時にハート形に見えるという効果が大きいと思う。
だけど冷静に観察すると、この岩の窪みに海水が溜まって、天然の水槽となっている景色自体が素晴らしいものだと思う。しかしこのハートロック目当てにやって来る若者達の多くはハートロックだけにしか目が行かずに、その写真を撮るだけ撮るとあっさり帰ってしまう。。
確かにこうやって見ると、ハートの形に見える。しかも岩場の黒ずんだ色に薄いブルー色した海水が溜まっているのが、良い感じで着色して雰囲気もいいので、これをわざわざ写真撮る為だけに多くの人達がやって来るのも理解できる。
しかし個人的にはもっと視野を広げて、この海岸や海などもっと細かいポイントなどにも目を向ければ、より一層奄美大島を楽しめると思う。
奄美大島はホントにいい所じゃけ、もっと楽しむばい!
こんな旅はまた次回に続きます!
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