古仁屋港付近で食べた寿司よりも、スフィンクスのような家猫が記憶に残る【奄美大島旅行記㊵】

奄美大島旅行記2020年-㊵

 旅行期間:2020年10月1日~5日

(The sphinx-like house cat is more memorable than the sushi we ate near Koniya Port [Amami Oshima Travelogue㊵].)

港で食べるのは、やっぱり寿司!

ここは奄美大島で南西にある、加計呂麻島が目の前に見えている瀬戸内町の古仁屋港。このようにすっかりと日が暮れかけている時間帯だったので港周辺は活動を停止していて、ただ寄っただけになりそうな予感。。

 

瀬戸内町の古仁屋港にて

辺りはすでに真っ暗となっていたけど、せっかく来たのでこの港で写真に撮れそうなものを探す事に。すると真っ暗な港の一角に、なにやらジョーズのような大きさの魚の展示物を発見する。

 

この瀬戸内町ではクロマグロの養殖が盛んで、その生産量がトップクラスだという。このクロマグロの展示物はそれを記念した、瀬戸内町らしさをPRする為に置かれていたようだ。

 

しかもこのようにわざわざ大きく口を開けている表情で造られていたクロマグロの模型。生きているクロマグロの現物を見た事は無いけど、このようにペロ~~ンとした舌は本当にあるのかな?

 

一応事前にGoogleマップでこのクロマグロの模型が置かれているのを知っていたからビックリしなかったけど、何も知らない人が暗闇でいきなりこのクロマグロを見たら、多分ビックリして心臓が止まりかけるかもしれない。

しかも街灯が近くになかったので、余計にビックリするでしょうね!

 

この辺りには「幸せの鐘」的なものも設置されていたけど、この暗くなった時間帯では全ての物が虚しく見えてしまう。。

 

この港にはフェリー乗り場があり、目の前の加計呂麻島や請島・与路島や徳之島など行きもあるし、名瀬行きの船も出ている。ただフェリーは明るい時間帯しか出ていないようなので、乗りたい人は事前に時刻表を調べておく必要がありそうだ。

 

しかし明るかったらこの古仁屋港もそこそこに良い感じの港の景色が見えたりするのだろうけど、この夜の時間帯は真っ暗でヒッソリとしていた。。

 

この駐車場の奥には小屋があって、そこが加計呂麻島まで行く船の待合室となっている。今年の4月に放送された【NHKドキュメント72時間】という番組の『奄美 海上タクシーに乗って』では、この小屋にやって来る人に密着していた。その放送を見ていると加計呂麻島も、この奄美大島の古仁屋港があるから成り立っている島のようにも思えたが。。

 

 

瀬戸内町の「やぐら鮨」で晩飯!

そして港のある町なので、奄美大島で食べる最後の晩御飯は魚と決めていたので、フラフラと町を歩いてこちらの寿司屋さんに入ってみた。

 

【やぐら鮨】

住所:鹿児島県大島郡瀬戸内町大字古仁屋大湊13-6
電話番号:0997-72-0029

 

 

この「やぐら鮨」というお店は、外観だけ見ていると寿司屋のようだったけど、店内に入ってみると寿司屋というよりも居酒屋のような雰囲気だった。

 

しかもメニューも魚関連だけではなくて、居酒屋メニューのようにギョーザやホルモン炒めなどのメニューも見られる。ただ今回は1人で、しかもこれから車で約1時間半かけて名瀬まで戻らないといけないので、ここではお酒を飲めないし、とりあえず握り寿司セットを注文する。

 

店内の棚の上には、このディープインパクトの模型が置かれているのが目に入る。店内でも人によって何に目が行くのかは変わってくるけど、昔から競馬を見るのが好きだったボクは断然ここで競馬関係のグッズに目が行ってしまうのである。

 

店内にはコテコテの阪神ファンが集まるような感じの雰囲気となっていた。「なんで奄美大島で阪神タイガースファンが居るのかな??」と思っていたけど、奄美大島から大阪に出稼ぎに出た人が尼崎周辺に多く暮らしているので、その影響で阪神タイガースファンが多いのだろう。

ちなみにボクはアンチ・阪神タイガースです・・・

 

こちらが頼んだ、やぐら鮨の握りセット(1,400円)。周りの人達はどうやらこのお店の常連さんばかりで、このような寿司を食べに来ている人間はボク1人だけで、混み合う店内では1人完全に浮いたような存在になっていた。。

 

ここは港に近いので他の人からしたら魚介類などが美味しそうに思えるかもしれないけど、個人的にはあまり食べ物にそこまでの興味が無いから、このような港で寿司を食べるのも特に興奮はしない。。

 

ただこのマグロはさっき不気味な模型を見た通り、この瀬戸内町で養殖されているクロマグロが使われている公算大(未確認・・・)。

 

個人的にはマグロよりもこちらのサーモンやイカの方が好きである。なお最近の若い世代で一番人気なのは、脂の乗ったサーモンだという。

 

本来はもっと静かで一般的な寿司屋で寿司を食べたかったのだが、このお店は店内が外から全然見えなかったので入ってみるしか確認方法はない。そして店内は常連さんが飲んでいてガヤガヤとしたお店なので、静かに味わう事を求める人はあまり期待しない方がいいと思う。

 

肝心のお寿司を食べた感想は、「普通に美味しい!」とだけ言っておく。お寿司なんてどこで食べてもそれなりに美味しいし、なかなか食べて感動する寿司に出会うという事も無いし。。

 

ここでビールを飲めたら最高に美味しく感じた寿司だったのだろうが、水と上りだけではそこまで最高の気分になれなかった。そして周りの常連さんも怪しい雰囲気を醸し出すボクには全く触れる事もなく、1人で黙々と寿司を食べたのであった。。

結局ビールが飲めたら、それで最高の気分になれるのですが。。

 

港町にあるだけに、漁師たちが早めに飲んで騒げる居酒屋的なお店だった「やぐら寿司」。他にも魚を食べれるお店はあったけど、1人だしお酒も飲めないとなると、もう少し静かなお店の方が良かったかなと。

 

瀬戸内町で見かけた家猫チャン!

そしてお腹いっぱいになって車を停めているコンビニまで戻っている途中に、タバコ自販機の脇に何やら生物らしき物を発見した。

 

最初は見ていてもじ~~っとしていたので置物かと思っていたけど、近寄ってみるとこっちの動きに合わせて動いたので、どうやら本物の猫ちゃんのようだ。そしてヨーロッパの貴族のような「エリザベスカラー(Elizabethan collar)」が首に取り付けられていた。これは体の傷に対して舐めるのを防止する為に取り付けているもので、イングランド国の女王だったエリザベス1世からその名前が取られているという。

 

 

家猫ちゃんを眺める! 動画

 

 

勿論家猫が飛び出さないように開けた窓には網戸が装着されていた。家猫だけに人にはそこそこ慣れているからか、ボクが近寄っても逃げはしなかったが「ナンダオマエは?ニャ~~!?」という困惑したような顔をしていた。。

 

このように手前にある網戸が、まるでブラウン管に写った映像のようにも見えてしまう猫ちゃん。島だったら猫ちゃんもそこそこに見かけれる所もあるけど、この奄美大島では自然を守る意味もあって、あまり野良猫ちゃんを見かける事が出来なかったのもしれない。

 

静かな瀬戸内町の通りを1人歩く。すると居酒屋らしきお店からは、常連客が大きな声で騒いでいるのが聴こえる。この地方では暗くなると「酒を飲むしか楽しみが無くなるのだろう・・・」と思いながら、車の停めてある場所を目指すのであった。。

 

夜の名瀬の町にて

瀬戸内町を出発したのは19時30分頃で名瀬までの道は空いていたのもあって、約1時間程と思ったよりも早く到着する。なおこちらは左手には宿泊する「ホテル:ニュー奄美」の第二駐車場があり、ホテル脇にある第一駐車場が満杯になると、こっち側に回される。ただホテルに宿泊すると駐車場代が無料だったので、多少離れていても文句など一切ないのである。

 

今夜が奄美大島で最後の夜となるけど、昨日の夜は飲み過ぎた為に今晩は反省して休肝日に決める。なのでこの華やかな奄美大島唯一の歓楽街である「屋仁川通り」でのお楽しみも終了となったのである。

 

そして昨日は酔っ払い過ぎて来れなかった、屋仁川通りの名物コンビニエンス「丸市商店」に明日の朝食用パンを買いに来たけど、このようにシャッターが閉まっていた。勝手に毎日営業しているものと思っていたけど、今日は日曜日で定休日となっていた。日曜日はこの屋仁川通りも休みの店が多いので、それに合わせて休んでいるのだろう。

 

こちらの店は確か、昨日の夜中に連れられて来たハズの3軒目のお店・・・。ここで立ち飲み屋のママと飲んでいたら、ビールを注ぐ時の作法でいきなりママがボクにキレて帰ってしまい、仕方なしにお店の女将さんと少々話し込んだ記憶が僅かに残っている。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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