峰田山の上にある展望台から眺める夕陽と黄昏時【奄美大島旅行記㉙】

奄美大島旅行記2020年-㉙

 旅行期間:2020年10月1日~5日

(Sunset and twilight from the observatory on top of Mineta Mountain [Amami Oshima Travel notes㉙])

後光が差す瞬間?!

奄美大島3日目の夕方は、ここ宇検村の「峰田山公園」という山の手に造られている公園に来ています。ここは山の高台に造られているので、宇検村の中でも景色を見れるスポットとしても有名な場所です。

 

【峰田山公園】

住所:鹿児島県大島郡宇検村芦検2091

 

 

 

宇検村の峰田山公園にて

今の時刻は17時40分頃と、ちょうど夕陽が焼けた色になってきて、一番いい時間帯でもある。夕陽は勿論綺麗だけど、その光が反射している焼内湾も良い感じの色になっているのが見える。

 

なおここの公園が一番夕陽などが見れる景色スポットだと思っていたけど、この公園に唯一居たオジサンに話を聞いたら、更に山の上に展望台があるとの事。ただし展望台まで登る道は車では入れないので、徒歩で登る必要があるとの事。なおこちらの写真上部に見えているのは展望台ではなくて、電波塔。

 

ここにはこのようなごっついレンズを装備したカメラが2台も置かれていて、両方ともこのオジサンのカメラだという。ここまでして峰田山公園からの夕陽を撮影したかったのかと思ったけど、カメラのレンズの先は夕陽ではなくて、反対側の山のてっぺんを向いていた。

 

そしてオジサンに何を撮っているのかを尋ねてみたら「サシバを撮ってるんだよ!」との事だった。

えっ、サシバって「差し歯」の事??

と頭が少々パニくってしまったけど、きちんと話の続きを聞いてみたら「サシバ(差羽)」という名前の鷹だという。この鷹の一種であるサシバは秋頃になると日本列島を南下してきて、南の島で冬を過ごすという。その途中に立ち寄るこの場所で、サシバの写真をず~~っと根気よく狙っているんだという。

 

 

峰田山の展望台へ向かう!

ボクの持っているスマホでは望遠でサシバなど全く撮れないので、オジサンに別れを告げて更に上にあるという峰田山の展望台へと1人向かう事にする。なおこちらの看板にもあるように展望台まで登る道は途中まではコンクリート舗装されているけど、ここからは車両が通行止めとなっていた。

 

という事でこの辺りに車を停めて、こちらの坂道を登っていく事にする。ここも全然ひと気が無さそうな道だけど、このような道の方が何が待ち受けているのか?と楽しめる道。

 

最初の坂道はコンクリート舗装されていたけど、途中からはこのように階段となっていて、それ以上車では行けなくなっていて展望台までは徒歩でしか行けないようになっている。

 

この展望台へと続く登り坂には全く照明が無かったので、陽が落ちれば真っ暗になってしまう。だから登るのであればこのようにまだお日様が何とか顔を見せている時に、登っておいた方がいいだろう。

 

このようにアスレチック・フィールドのような階段が設置されていて、全然人がいない割にはきちんと整備されていた道であった。

 

この奄美大島ではこのように自然が多い場所なので、普段都会に住んでいる人間からすると、鳥や蝉の鳴き声をたっぷり聞けて、都会の喧騒や人間関係のしがらみなどを忘れてリラックスできる場所となっている。

 

 

峰田山の展望台にて

そして下の坂道を登り出してから約5分で、目の前に木造の展望台が見えてくる。このように3階建ての展望台となっているけど、人の気配は全くしない。。

 

そろそろ夕陽が沈みそうな時間になってきたので、足早に展望台の階段を駆け上っていきます。このような展望台では足元の風景はなるべく見ずに、展望台の上に登ってから初めて周囲の景色を見た方が楽しめるのである。

 

3階まで上る途中に周囲の景色がチラチラと見えているが、あまりその景色を見ずに無心で階段を登って展望台となっている3階を目指す。

 

そして3階に到達すると、このようにさっきの峰田山公園から見ていた景色よりも、一段高い場所から眺めれる景色が待ち受けていた。

 

流石に上に登ってきただけあって、写真中央奥に見えている枝手久島がさっきの場所よりも、より島っぽく見えている。なお、この枝手久島がハブ発祥の島とされているという話があるけど、昔はこの辺りは陸続きになっていたので、厳密にはこの地方発祥と言った方がいいのかもしれない。

 

こちらは宇検村がある南東側で、湾に面した場所にチョコチョコと家屋などが建っているのが見えている。この辺りではクロマグロの養殖以外にクルマエビの養殖なども行っているという。

 

 

展望台からの景色 動画

 

そして急にここでボクに後光が差した瞬間!(笑)

ブッダ君
ブッダ君

ムムム・・・お主も遂に悟りを開いたのか?!

 

そして1人で独占の展望台から、しばし遠くの海に沈もうとしている夕陽をゆっくり観賞する。人間の世界では観賞するだけでお金を支払わないといけない物が多いけど、この夕陽をタダで観賞できる事ほど幸せな事はない。

 

さてこの辺りは街灯が見当たらなかったので、早めに展望台を降りて行く事にする。ここでもハブは見かけなかったけど、暗くなったら出てくる可能性もあるので、暗くなったらこういった自然溢れる場所からは早めに去るのがベターだと思う。

 

今日も一日頑張って仕事を終えたお天道様が、遠くの海に沈んで行きます。この地球上に数えきれない生物達が生きれるのも、全てはこのお天道様が毎日同じように顔を見せてくれるからである。

だからお天道様には、いつも感謝しましょう!

 

そして峰田山公園から来た時とは違う宇検村へ向かう道を走っている途中に、急に便意を催してきてしまった・・・。旅中は必ず朝にホテルで大を送り出す事にしているけど、この日は予定外の動きで慌てる。というのも山道はクネクネと延びて、更にはこんな地方の村には気軽に立ち寄れるコンビニもないし。。

 

しかし奄美大島には至る所に公衆トイレがある休憩所が設置されていて、ここで難(大)を無事済ませる。そしてウ〇チを振り絞った後に、事前にティッシュペーパーがあるかを確かめていなかったので少々焦りながら顔を上げてみたら、奇跡的にトイレットペーパーが備えられていた。この2020年は新型コロナウイルスのパンデミックが世界的に拡がった時に、いつもの人類のパニック症候群が発症し、お店の店頭からトイレットペーパーやティッシュペーパーが消えてしまう事件が起きた。

 

これは1970年代のオイルショックと同じで、実際には常備在庫としてはトイレットペーパーやティッシュペーパーもしっかりと備蓄されているのだが、急に多くの人が殺到して買い求めてしまうと、一時的に店頭から消え失せてしまう。そんなニュースを見た人達が焦って更に買い求めて色んな場所に行くから、余計に店頭在庫が無くなってしまう。

 

しかし実際にはトイレットペーパーやティッシュペーパーの在庫は製造元の製紙会社から在庫管理を兼ねて運送会社に送られて、そこで商品は大量に保管されている。ボクは実際に取引先の運送会社の倉庫を見に行った時に、パレット5段重ねにした大量のトイレットペーパーやティッシュペーパーの山を見ていたから全然慌てなかったけど、人類の群集心理というものは時代を経ても変わっていないという証拠でもあった。

 

奄美大島の道沿いに造られていた休憩所では、このような木の形をした屋根みたいなのが設置されているのをよく見かけた。無機質なデザインの屋根を造るよりも、自然溢れる奄美大島らしさがまだこれの方が出ているので良いかと思う。

 

この休憩所で見かけたこちらの看板は、よ~~く読んでみるとなかなかに面白い。タバコの吸い過ぎを注意する内容となっていたが、最後には「村内で買いましょう!」という文言が入っていたからだ。実はタバコはその商品単価の約60%が税金として取られており、その内約20%の税金が区市町村に落ちるシステムになっている。だからこのように宇検村内で買ってもらった方が、村に税金が回ってくるという事からこのような文言が看板に入れられていた訳である。

 

 

 

宇検村での黄昏時タイム!

窮地のボクを助けてくれた、こちらの芦検公園。特別な物は見当たらなかったけど、ここにトイレがあるだけでボクは大きく救われたのであった。。

 

 

 

そしてトイレを済ませるとスッキリとした気分になっていて、目の前にある焼内湾に映る黄昏時の夕焼けが余計に綺麗に見えるのだった。

 

せっかく宇検村まで来たのだからこの辺りで晩御飯を食べれるお店を探そうかと思ったけど、この辺は村であまり飲食店が見当たらなかったのでホテルのある名瀬まで帰ってから食べる事にする。

 

さっきは峰田山の上から見下ろしていた焼内湾だけど、夕陽が沈んだ黄昏時を迎えて、とても幻想的な景色が目の前に広がっていた。穏やかなに揺れる水面に映る黄昏時、だんだんと暗くなっていくけどそれがまた何とも言えない雰囲気だったのでしばしここで景色を楽しむ事にした。

 

単に黄昏時の空だけでも美しいのであるが、こうやって焼内湾に反射して映るだけで何倍も綺麗な景色になっている。ただこの時はここ宇検村から名瀬まで戻るには、車で約1時間に渡って暗い道を延々と進んで行かなくてはいけない。しかし今日も最後の最後まで綺麗な奄美大島の景色を満喫出来たので、いい日であった。。

 

 

宇検村で迎える黄昏時 動画

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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