奄美大島旅行記2020年-㉘
旅行期間:2020年10月1日~5日
(A beautiful view of the setting sun from Mineyama Park in Uken Village [Amami Oshima Travel notes㉘].)
1人で夕陽を眺めながら揺られる?!
さて宮古崎やマテリヤの滝の景観を楽しんでいると、そろそろ陽が傾きかけてくる時間を迎えたので、奄美大島でも西側にある宇検村の夕陽スポットを目指す事にします。
この奄美大島は昔は琉球王国の属国となっていたが、江戸時代になって琉球王国を属国にした薩摩藩の支配下になった影響もあって、この奄美大島は沖縄県ではなくて鹿児島県の一部となっている。そしてこの奄美大島の道は鹿児島でも見る事が出来た「かごしまロマン街道」という道になっている場所もあった。
マテリヤの滝があった山奥から一旦東シナ海沿いにある『県道79号:名瀬瀬戸内線』へと戻ってきて、宇検村まではこの海沿いの道を進んで行きます。
マテリヤの滝から宇検村のこれから向かう「峰田山公園」までは、約1時間の道のりとなっている。
この時期は日の入りが18時頃となっているので、これから夕陽スポットに向かっても恐らくまだ夕陽が沈む姿を眺めれるハズ。それにしても山奥の道を走っていると、道の脇には木が立ち並ぶ同じような景色ばかりであるが、このような海沿いの道をドライブすると、とても気持ちがいい。
こちらはそんな海沿いの道を進んでいたら見つけた「嶺山公園」という、東シナ海がよく見える場所。だけどさっき宮古崎で充分に東シナ海を満喫したので、駐車場から少し写真を撮っただけでここは後にする。
いつも住んでいる場所からでもほぼ毎日見る事が出来る夕陽であるが、これだけ綺麗な自然がある場所だと、よりその夕陽が綺麗に見えて、更に夕陽スポットでも見たくなってしまう。
ただ1人旅だと車をしょっちゅう停めて、このような目に付いた景色などをついつい写真に撮ってしまうので、なかなか目的地に辿り着けないのである。。
断崖絶壁の「徳浜の断崖」にて
そしてこの海沿いの県道を順調(?!)に進んでいると、パンフレットに載っていた断崖絶壁の場所である「徳浜の断崖」が見えてきたので、思わず車を停めて眺めてみる事にした。
この断崖絶壁は本当かは分からないけど、鎌倉時代に起きた大地震によって出来たものだそうだ。なおこの崖の高さは約170mもあるという。
そんな断崖絶壁の崖にもこのようにトンネルを造った人類。なおこのトンネルは全長386mとなっていて、あまり道幅が広くないので大きな対向車がやって来たら、難儀するようなトンネルだった。
ボクの頭の後頭部もよく「絶壁やな!」と言われてきたので、このような絶壁を見ると不思議と近親感を持ってしまうのである。ただしボクの頭の後頭部と比べると、遥かにこの断崖の方が絶壁なのであるが。。
峰田山公園にて
そんな断崖絶壁を観賞した後はひたすらに車を進めていき、何とか夕陽が沈む前に目的の宇検村にある「峰田山公園」に到着する。ここも公園と名前が付くだけあって、目の前には芝生などが広がっている光景が目に飛び込んでくる。
ここ峰田山公園は高台になっているので、このように島の西側に沈む夕陽をしっかりと眺める事が出来るポイントとなっている。なお右側に見えているのは奄美大島でも最北西端で、左側に見えているのは海を挟んだ向かいにある枝手久島でこの島は基本無人島となっている。
ここから見えている湾は「焼内湾(やけうちわん)」で、ここではクロマグロの養殖などが行われており、また水深80m位のこの湾はザトウクジラやイルカなどが回遊する場所ともなっているという。
こちらは奄美大島の最西端に当たる、西古見灯台がある方向。本当は奄美大島最西端まで行って、そこからの夕陽を見たかったけど、そこまで向かう時間が無かったのでここで今日は夕陽を楽しむ事にする。
ここは公園という名前が付いていたのもあって、このように敷地内にはアスレチックが楽しめる遊具施設なども、所々に設置されているのが見える。なおここでも遭遇した人は1人だけで、ここで夕陽を満喫する家族連れなどの姿を確認する事は出来なかった。。
峰田山公園から見る夕陽 動画
ここからじ~~っと夕陽が沈むのを眺めているだけも退屈だったので、下に降りてみてこの峰田山公園を散策してみる事にする。この公園内に綺麗に生えている芝生が、この時間帯に来るとこのように夕陽の色を受けて夕陽色に輝いている光景が見られる。
昨日は大浜海浜公園から海が続く地平線に沈む夕陽を眺めたけど、このように同じ海でも手前に島などが見えるだけでも全然違う夕陽を眺めている感じになる。所詮は同じ太陽なんだけど、その周囲の景色が変わるだけで人間の脳みそは全く違う光景に見えてしまうのである。
これだけ素晴らしい夕陽を眺めれる絶景スポットでありながら、ここにやって来ている人が全然いなかったのはとても残念な事であった。コロナ禍の影響もあって奄美大島にやって来る人が少なかったのが大きな原因だったのかもしれないけど、宇検村は中心部の名瀬からは少々遠いので、あまりここまで遠出する観光客も少ないのかもしれない。
誰もここに設置されていたアスレチックの遊戯で遊んでいる子供達が居なかったので、代わりに遊ぼうかと思ったけど、コロナ禍なので下手に手すりにすら触れないようにしているので、このように誰が触ったかもしれない遊具は触らない方が無難である。
この2020年の秋頃は政府が支援した観光業界の為の”GO TO キャンペーン”で、日本全国に観光に行くよう推進されていたけど、このコロナ禍で旅行に行くのであれば絶対新型コロナウイルスに感染しないように心掛けていた。その甲斐もあってこのブログが公開される今日まで、新型コロナウイルスに罹らずに過ごす事が出来ている。
下に降りて行くと、ちょうど夕陽が見られる方向を向いたスプリング付きの乗り物が寂しそうな顔をしているのを発見する。こちらは牛のように見える。
その牛の隣に設置されていた鳥の乗り物も、何だか切ない顔をしている。そりゃ自由に動く事も出来ずに、誰も遊ぶ人が居ないので身動き1つ取れないから、寂しくて仕方ないのかもしれない。
3つ目の乗り物は何の動物をモチーフにしたものだったのだろうか? 鹿なのか? それとも奄美大島だけにハブの形だったのか?
どう見てもハブじゃないブ~~!(怒)
こちらにはピラミッド型の屋根があるベンチが用意されていたけど、当然ながら誰もいなかった。しかしここからは夕陽がそれなりに見えそうなポイントだったけど、その奥には生え伸びている雑草が結構背が高くなっていて、それらが邪魔していて夕陽が見えにくくなってしまっていた。。
しかしこのように背の高い雑草が邪魔している観光スポットもそこそこあるけど、今回持参している自撮り棒兼三脚スタンドを持っていると、自分の頭よりも高い位置にカメラを持ち上げる事が出来るので、このように雑草の背の高さよりも上から写真に撮る事が出来るのである。
そして結局ここに設置されていた乗り物がとても寂しそうな顔をしているように見えたので、持ち手部分などに持参している消毒スプレーを吹き付けて除菌してから、相手をしてあげる事にした。
このように体は子供じゃないけど、心にはまだ少年の心を持ったボクがたっぷりとここに設置されていた乗り物達と遊んであげた。
これだけ遊んであげたら、彼らも今晩はグッスリと眠れる事だろう!
このようなちょっと人里離れた場所に造られていた峰田山公園だけど、意外としっかりとした遊具が設置されていた。この時は全然子供の姿を見なかったけど、日曜日や祝日だったら沢山子供がやって来る場所になっているのかな?
今回この峰田山公園で出会ったのは、「サシバ」という鷹の写真を撮影していたオジサンが1人だけだった。この奄美大島は冬が近づくにつれて北部に生息する鳥たちが、寒さを避けて南下する際に立ち寄る場所なんだとか。それで普段は見れない野鳥を撮影していたという。
この目の前に見えている焼内湾では、過去に100体ほどの死体が流れついた場所でもあるという。その時は第二次世界大戦中で沖縄から長崎へ向かう船(対馬丸)がアメリカ軍の潜水艦の魚雷を受けて沈没して、乗客約1700人のうち約9割の乗客が死亡したという”対馬丸事件”である。しかし今ではそんな悲惨な事件があったとは想像も出来ない位に、綺麗な夕陽が顔を覗かせている場所だったが。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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