ハブ関連グッズが溢れる「原ハブ屋」で見たハブ!【奄美大島旅行記⑩】

奄美大島旅行記2020年-⑩

 旅行期間:2020年10月1日~5日

(Habu seen at “Hara Habuya” overflowing with habu-related goods! 【Amami Oshima travelogue 10】)

奄美大島で見た本物のハブ

さて奄美大島旅2日目の朝イチにウミガメシュノーケリングを満喫した後は、その隣にある「原ハブ屋」さんというハブを使ったショーなどを行っているお店があったので、せっかくなので立ち寄る事にします。

 

この原ハブ屋はここ笠利店が本店で、名瀬にも支店がある。だけどハブを使ったショーや生きているハブが展示されて見れるのは、この笠利本店のみ。

 

【原ハブ屋:笠利本店】

住所:鹿児島県奄美市笠利町平字土浜1295-1
営業時間: 9時30分~18時頃
電話番号:0997-63-1826

 

 

原ハブ屋:笠利本店に立ち寄る!

この「原ハブ屋」は基本的にはハブに関連する雑貨品のお土産店なので、普通にお店に入る分には入場料は発生しない。ただこの本店で1日3回開催される『ハブと愛まショー!』(30分)は、大人(高校生以上)800円、小~中学生500円と有料になっている。

 

奄美大島や沖縄にはこのハブが生息しているので、屋外の観光スポットなどには「ハブに注意!!」という看板をよく見かけたけど、実際に奄美大島滞在中にハブを見たのはこの時だけだった。

 

こちらのガラス張りケースの中には、生きたハブなどが飼育されている。ただこの中に入れられている蛇も大きく体を動かす事はなくて、舌をペロペロと出して「オレは模型じゃなく、生きてるよ!」とアピールしているようにも見える。

ハブ男
ハブ男

失礼な!このハブは監禁されてるブ~~!!(怒)

 

奄美大島には何万匹ものハブが生息していると考えられているけど、人間がある程度整備している観光スポットで見かける割合は1%にも満たない確率だという。ハブ側からしたら、自分より遥かに大きい人間のような生命体が来たらまず逃げるだろうし、ハブが襲ってくるのも彼らのテリトリーに人間が足を踏み入れて危険を感じた時だけ。

 

 

その横には「ヒメハブ(姫波布)」という種類の蛇が入れられており、普通のハブに比べると小柄で毒は持っているものの、あまり強くなく少量しか出ないという。なのでこのヒメハブに咬まれた時用の血清は、大事に至らないという事で造られていないそうだ。。

 

見た目からしてハブよりもマムシに近いので、奄美大島ではこのヒメハブは「マムシ」と呼ばれているとか。

ハブ男
ハブ男

それは人間が勝手に付けた名前で、オレたちの名前じゃないブ~~!(怒)

 

こちらのケースは、生きているハブではなくて、骨となってしまったハブの骨格標本が展示されている。なかなか蛇の骨格標本って見る機会がないので、興味深い展示である。

 

このように蛇にはヒダのように見える細かい骨が、付いているのが見える。蛇もあれだけクネクネと動くイメージがあるけど、実際にはこのようにちゃんと骨があって、それらが上手い事関節のように動いている訳である。

 

こちらにはハブの牙である「管牙」がこのように展示されていて、蛇の中でも大型の毒刃だそうだ。このハブは住民に恐れられているのは、毒がキツイからではなくて、その出る量が多いから。

 

このように牙に細~~~い管の穴があって、そこから毒を出すという独自の進化をしてきた蛇。そしてハブに困った島民達はハブの天敵であるマングースを導入したが、マングースはハブ専門に捕食する訳ではなくて、どうしても腹が減って困っていないとハブを襲わない。というのもハブの毒は人間だけではなくてマングースも勿論恐れているので、わざわざ自分が逆に殺されるかもしれないハブを襲おうとはしなかったのである。

 

そしてマングースを導入した島民たちの願いもむなしく、マングースの矛先は島に生息していた捕獲しやすいウサギや昆虫などに向けられて、弱者達を捕食していった。そして島独自の生き物たちはそんな外来種のマングースに生態系を壊されて、今では絶滅危惧種になってしまっている種もある。

 

地球は何十億年も掛けて今の生態系を育んできた訳であるが、今世界で絶滅危惧種と生き物は全て人間が環境破壊した影響なのである。日本では生命力の強い個体を輸入して、万が一の食糧とする為に放った外来種が、食糧危機が無くなると放置されて生息数が大幅に増えて、それらが日本古来の在来種をことごとく捕獲していった。

 

まあ長い目で見れば、いずれは絶滅する可能性が弱い種を人間が助長してその生態系を進めてしまったとも言えない事はないけど、人間が手を加えなければ島国の生態系が乱れる事はなかっただろう。。

 

こちらは『ハブと愛まショー!』の会場だけど、この時はやっていなかった。ここでは昔にハブとマングースの闘いを見世物としていたけど、今では動物愛護の観点から中止となっていて、ハブのショーだけとなっているようだ。

 

お土産品コーナーを物色!

とりあえず生きているハブをガラスケースの中に居るのを見れたので、次は店内に陳列されているハブに関する雑貨品を見ていきます。まずは目に付いたのが、こちらの100円シール(税込110円)。

 

こちらのシールのデザインは全てハブに関連するデザインとなっていて、完全オリジナルデザインとなっている。しかし見た事のある有名な絵のパクリデザインも見受けられる。

 

このステッカーもロフトとかだと300~500円で売っていそうなものだけど、ここだと100円(税抜)だったので面白いデザインを見学料代わりに購入する。

 

このように買いたくなる面白いハブデザインの商品が並んでいる。ただこのカフスボタンのようなボタンカバーなども、実際に使うよりはこの台紙に取り付けられているまま飾り物として使った方が良さそうなデザインとなっている。

 

このように奄美大島だけにハブ柄ばかりの商品が置かれていて、お金さえあれば買いたくなる商品ばかり。

しかし無職者は買わずに、写真を撮るだけ・・・orz

 

こちらはハブの手鏡となっているが、ドッキリ商品としても使えそうだ。ただ都会に住んでいる人間にこの手鏡を置いてドッキリを仕掛けても、このようなハブなどの蛇を見慣れていないので、意外と驚かないかもしれない。。

 

 

こちらに展示されていたのは「生業(なりわい)の手」という、商品ではなくてこの店が作ったアート作品。ハブの脊髄の骨が使われていたりと、ハブが身近な奄美大島らしい作品。

 

このようなハブ柄が使われた小銭入れなども、魔除けの意味合いもあって人気なんだろう。ハブはネズミも捕獲する為に島民からは有難く思われる事もあるけど、ネズミを追って家の周辺までやって来るので人間にとってはいつまで経っても危険な存在である。

 

ただ近年では血清の研究が進んで、ハブに咬まれてから死亡する例がかなり減少しているという。また定期的に駆除活動をしている事もあって、奄美大島に住んでいる人でも生まれてからハブを見た事が無い人もいる程にもなっている。

 

こちらのハブ柄ストッキングのような「ハブロック」には、とても惹かれた。

これ履いて街中歩けば、メチャ目立つだろうな~!・・と。

 

こちらで販売している商品はこの店のオリジナル商品で、財布などは全部ハンドメイドで造られているという。そしてこちらにはTシャツも売られている。

 

勿論これもハブに関連するデザインばかりであるが、ボクが好む黄色・赤色などのTシャツが全くなかったので、このゾーンは残念ながらあまり興味を惹かれなかった・・・。

 

このような「ハブ券」というカードゲームもあって、ここの商品には遊び心が溢れるデザインが沢山見受けられた。ただこのような面白いデザインの物を次々に買うと、家に物が溜まってしまうので心を鬼にして写真だけ撮るのである。。

 

ただこちらのシールは100円と安くて荷物にもならないので、購入してみた。ビートルズやウルトラマンのパクリシールデザインであるが、そのパクリ感が違和感なく面白く見える商品であった。

 

土浜展望所にて

そんな「原ハブ屋」の建物前には、こちらの「土浜展望所」という小さな展望台が見えた。それなりに綺麗な展望台だったので、まだ造られてからそんなに時間は経ってなかったのかもしれない展望台。しかしこのようにそんな高い場所にはある訳ではないので、ここから土浜海岸が見えるだけの展望台となっている。

 

この辺りの海岸はさっきウミガメシュノーケリングを体験した際に歩いたけど、朝イチだと誰の足元もなくて、とても砂浜が綺麗な場所だった。しかもヤドカリがウネウネと動いていたりと、普段都会では見れない生き物たちも見れて、その感激ポーズを体で表現する男・・・・。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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