三浦半島の城ヶ島にある公園で、のんびりしている猫ちゃん達に遭遇【神奈川旅行記㉟】

神奈川旅行記2020年秋-㉟

 旅行期間:2020年11月24日~27日(3泊4日)
(At a park on Jōgashima Island in the Miura Peninsula, I came across a group of cats relaxing. [Kanagawa Travelogue 35])

リラックスできる気分になる場所

ここは神奈川県でも大きく海に突き出した形に見える三浦半島の中でも、その南端にチョコンと浮かんでいるようにも見える城ヶ島という小さな島。小さな島だけにのんびりとした空気が流れる場所となっているが、ボクがやって来たのはそんなのんびりする為ではなく、この島に増えつつある猫ちゃんを探す為であった。

 

 

城ヶ島公園駐車場にて

この城ヶ島内の公営駐車場の殆どは有料となっていて、こんな地価も低そうな島の駐車場が有料だと怒って帰る人も居そうな感じにも思える。しかし、そんな駐車場は猫ちゃんの昼寝の場所ともなっており、車の置き場というよりは、猫ちゃんの遊ぶ場所と化しているようにも見えた。

 

【城ヶ島公園第1駐車場】

住所:神奈川県三浦市三崎町城ヶ島
営業時間: 8時~17時頃(※4~9月は19時まで)
電話番号:046-881-6640
駐車料金:普通車450円/二輪車100円/大型車1000円(1日)

 

 

普通に観光をしに来た人にはあまり分からないかもしれないけど、猫ちゃんの写真を撮るのを第一目標にしている人間からすると、このように猫ちゃんのリラックスしている姿を見かけた瞬間は、脳内にドーパミンが大量に放出された時のように大きな興奮を覚えるのである。

オカン
オカン

もう猫中毒やな!

 

 

駐車場でのんびりする猫ちゃん! 動画

 

 

ただ猫ちゃんもみんな人懐っこい訳ではなくて、基本的には警戒心が強い動物なので、大半は人間が近寄って行くと素早く逃げてしまう。弱肉強食の地球上では、常に捕食される恐れがあるので、生き延びている動物ほどにそのように本能で迫りくる外敵から瞬時に逃げる本能が備わっているのだ。

 

この城ヶ島駐車場で見かけた猫ちゃんも殆どが逃げ出す人慣れしていないような猫ちゃんで、その体を触らせてくれるような大胆な猫ちゃんは居ないみたい。そう思うとさっきの灯台で好きなだけ触らせてくれた猫のミルクティーが、どれだけ異次元のレベルに達しているかが今更ながらよく分かってしまうのである。

 

 

近寄らせてくれない猫ちゃん! 動画

 

 

今日は晴天で気持ちが良い天気となっているので、このアスファルト舗装された駐車場の地面がそこそこに熱を持っているのもあって、ここで寝っ転がるのが猫にとってはとても気持ちよさそうに見える。ただ殆ど目を閉じて気持ち良さそうな顔をしている猫ちゃんだけど、常に耳では周囲の動きを察知していて、何かの気配が近づくのを感じると一瞬で逃げ去ってしまうのである。

 

 

まったりタイム中の猫ちゃん! 動画

 

 

ボクが近づいて行くと直ぐに逃げる訳ではないけど、あまり距離を縮めると逃げられてしまう。かといって猫ちゃんのエサも持ち合わせていないので、猫からしたら自分の安心できる場所に入ってきた侵入者のように思われて、ジリジリと逃げられてしまう。

 

こちらの猫ちゃんもカラーコーンを背にして、コックリタイムの続きをしている。ただ眠そうな顔をしているものの、しっかりとこちらを薄目で見ていて、警戒心は緩めていないのがよく分かる。

 

 

コックリタイム中の猫ちゃん! 動画

 

 

ここの駐車場に居た猫ちゃんはみんな餌を持っていない人間は相手にしてくれないようで、中々に敷居が高い猫ちゃんばかりだ。でも多分誰かが定期的にこの猫ちゃん達に餌を与えているハズだが、猫ちゃん側からすれば人間は餌をくれる人だけ相手にして、手ぶらの観光客には見向きもしないのだろう。。

 

という事で猫ちゃんの遊び相手に落選したので、仕方なしに城ヶ島の東側に造られている「城ヶ島公園」を散策する事にする。なおこちらの城ヶ島公園は無料で中に入れるけど、その駐車場は有料という、何ともアンバランスさが微妙な城ヶ島であった。

 

 

城ヶ島公園を散策!

ここ城ヶ島では海鵜が神奈川県の指定天然記念物にもなっている為に、このように色んな場所に像が建てられているのが見れる。ただ海鵜もいつでも見られる訳でもないが、さっきのウミウ展望台付近に繫殖地があるようなので、確率的にはその展望台付近からの方が見つけやすいのかもしれない。

 

この公園は県立となっているが、入場料は無料で入れる。なお入口にはこのような建物が造られているが、入園は無料で、有料なのは駐車場だけである。。

鎌大仏君
鎌大仏君

駐車場が有料なのが観光客にとってはネックだね・・・

 

この城ヶ島公園は1958年に設置された公園だが、それ以前は日本帝国軍の砲台などが設置されていた要塞だったそうだ。ここは明治時代の初めに船が行き来する要所として、国内5番目に西洋式灯台が設置された場所だけあって、首都がある東京湾に攻め込んで来る敵を撃退する場所に打ってつけだったのだろう。

 

そんな公園内の敷地で、モゾモゾと遊んでいる猫ちゃんを発見する。そろそろ1匹ぐらい人懐っこい猫ちゃんが現れて欲しいという気持ちにこっち側はなっているけど、猫ちゃん側からすればそんな事など微塵も気にしないのである。。

 

 

公園内で見かけた猫ちゃん! 動画

 

 

こちらの猫ちゃんの尻尾は殆ど見えないくらいに短かったけど、これは”ボブテイルタイプ”という尻尾で、ヨーロッパの猫ちゃんにはあまり見られないアジア地方独自の尻尾らしい。猫は中国大陸や東南アジアから日本に入ってきたと考えられているが、江戸時代には唯一交易を認めていたオランダからインドネシアを経由して船がやって来て、船の積み荷をネズミに食べられる可能性があった為に、インドネシアで尻尾の短い猫が船に載せられて長崎まで入ってきて国内に積みついたと推測されている。

 

この城ヶ島のある三浦市の木に認定されているのが、こちらの「クロマツ」。ここでは何本ものクロマツが入口付近に植えられていたけど、その多くは基本的には左側(北側)に傾いているように見えた。

 

こちらも公園に入って直ぐの広場の景色だが、左手前に見えている大きな木も、何だか不自然に左側に曲がっているようにも見える。まるで神様が上から押さえつけているかのようにも思える形となっているが、この城ヶ島では南側の太平洋から強い風が常に吹き付ける場所となっているので、その風に影響されてこのように大きく傾いてしまうそうだ。

 

昔は日本軍の要塞だったという城ヶ島公園も、今ではそんな姿が想像出来ないような景色に変わっている。ボクも含めて今の現代っ子達は日本という国自体が戦争を体験した事のある時代を生きていないので想像にも付かないけど、日本は80年程前までは戦争をしていた国なのである。

 

さっきまで訪れていた城ヶ島灯台やハイキングコースなどにはそこまで観光客の姿を見なかったけど、ここ城ヶ島公園には車で簡単に訪れる事が出来るのもあってか、そこそこに観光客の姿を見かける。ただしその殆どは恐らく車でやって来ているだろうが、有料の駐車場代には内心文句を言っているハズだと思うが。。

 

 

城ヶ島公園の第2展望台にて

そして近くに見えていたコンクリート造りの展望台の上に登って、城ヶ島公園内の景色を見回す。この東側の道の先に尖がった白い建物が見えるのが、城ヶ島灯台とペアになっていて新しい観光資源として期待されている「安房埼灯台(2代目)」である。

 

それにしても今日はいい天気となって、まさにこのような海が見える場所の観光地を訪れるには最適な時期。コロナ禍によって全国の観光地は客足が途切れてしまって商店やホテルなどを営業している人達には苦しい時代になってしまったが、このように自然環境にとってはそんなウイルスの存在なんて何も気にしていないような光景にも見える。

 

この城ヶ島は鎌倉時代の征夷大将軍だった源頼朝も、その景勝地の景色を楽しむ為に足を運ぶ程に、昔から人気だった場所。しかし昭和時代には三崎港の水揚げ量が増えた為に、この城ヶ島北側付近を中心に埋め立てや造成工事などが行われた為に、源頼朝などが見ていた過去の景観は残念ながら消え去ってしまっているそうだ。。

鎌大仏君
鎌大仏君

開発をし過ぎるのが、日本人の悪いクセだね!

 

 

展望台からの眺め! 動画

 

 

そして東側に見える、尖がった灯台へと続く道を歩いて行く。ちなみに安房埼灯台が設置されたのは1962年と、さっき見学した城ヶ島灯台とは違って約90年も後に造られた。それはこの近海を通る漁師たちからの要望が増えた為で、ちなみに最初に造られた安房埼灯台は今見られる場所よりももっと奥の岬の先端部分に造られていたのである。

 

 

安房埼灯台に向かう! 動画

 

 

こちらの安房埼灯台は2代目の灯台で、2020年3月に稼働を始めたばかりでまだ新品に近い灯台だった。この新しい灯台が出来たのを見守る形で、初代:安房埼灯台はその後に撤去されて、今では灯台跡としてこの岬の先にその跡地だけを残しているという。

 

ちなみにこの安房埼灯台のデザインは一般公募から選ばれた作品に基づいて造られており、基本的には内部の見学は出来ないが、限定的に内部に入れる機会があるとか。

 

そんな新しい安房埼灯台の近くに設置されていた、トイレ内の景色も写真に撮ってみた。こちらは勿論男性用だけど、スタイリッシュなデザインの安房埼灯台近くにあるトイレだけに、このような一見スタイリッシュな便器となっていたのかもしれない。

朋ちゃん
朋ちゃん

こんなトイレの写真は、要らないよ~!

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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