神戸の夜景を眺めれる無料の素晴らしい展望台がある神戸市役所【神戸旅行記⑧】

神戸旅行記2020年-⑧

 旅行期間:2020年10月15日~16日

神戸の夜景!

さて神戸の中華街の外れで美味しい中華料理を食べた後は、神戸の夜景を楽しめるスポットへと向かいます。このように神戸の街は建物が綺麗にライトアップされているので、高い場所からこれらの街並みを眺めるとより綺麗に見える事だろう。今まで神戸には宿泊した事がないので、神戸の夜景を肉眼で見るのは今回が初めてでもあった。

 

神戸市役所/展望ロビーにて

今晩宿泊するホテルオークラ神戸からは充分に夜景を見る事が出来るのだが、それ以外の場所からも見てみたいという事でやって来たのが、こちらの「神戸市役所(1号館)」の建物。有名な夜景観賞スポットは有料だったり山の上だったりするけど、このような市役所なども展望ロビーとなっている所があって、さらにいいのはそれが無料だという事。

 

【神戸市役所(1号館)展望ロビー(無料)】

住所:神戸市中央区加納町6-5-1
営業時間:【平日】8時15分~22時/【土日祝】10時~22時(※年末年始休館)
電話番号:078-331-8181

 

 

こういった市役所って普段は訪れる機会がなくて、しかも”役所仕事”とも言われる一般人からしたらイラっとくる場所でもあるので、意外と近寄らない場所。更に旅行時ならその自治体の市役所なんか訪れようとはあまり思い浮かばないけど、意外とその街の中心部にあって高層階に展望ロビーを用意してくれていたりするので重宝する場所なのである。

 

この神戸市役所は22時までこの展望ロビーを開放してくれているので、それなりに遅くまで神戸市内の夜景などが楽しめる。という事でエレベーターに乗り、神戸市役所の24階にある展望ロビーに到着。

 

 

この24階は地上からの高さが約100mの位置にあり、神戸市内で一番高い展望台ではないけど、このように神戸市内をグルリと見回せる場所にあるので、意外とその夜景を楽しめる場所である。

しかも無料ですからね!(笑)

 

こちらは神戸市役所から南側に見えるポートアイランドの方向。この見えるどこかの団地に弟夫婦が住んでいるというが、勿論ここからではそんな建物がどれかまでは識別が付かないのである。

 

展望ロビーにはこのように若いカップルが1組だけ居て、楽しそうにず~~っとお喋りをしていた。喋る内容が高校生か大学生のように若い会話をしていたけど、下手な公園よりも22時まで開いている市役所の24階を使うとは、なかなかにいいアイデアだと感心した。

 

こちらには簡単な世界地図が張られていて、その上には何個かの世界都市の時計も埋め込まれていた。神戸のような江戸時代末期に開港された港町は、日本の都市の中でも古くから多くの海外都市と交易をしていた影響もあって、一般的な都市に比べると姉妹都市提携をしている都市が多い。

 

そして壁にはこのように姉妹(友好)都市提携をしている相手先の紹介がされていて、アメリカのシアトル、フランスのマルセイユ、ブラジルのリオデジャネイロなどの写真が張られているのが見える。こうやって見るとまだまだ行った事がない国が多く、いずれも行ってみたいと思う。

 

こちらは市役所から東側を見た景色である。この先遠くに西宮が見えており、その奥が大阪の梅田などとなっている。こうやって見ると、人間が造った人工物ばかりの景色となっている。

 

世界三大夜景や日本三大夜景などと称される街があるけど、実際には人類が地球上に造った建物が夜に光っているだけの景色である。そう思うと自然が創り上げた素晴らしい景色が見れる訳ではなくて、それらの建物が放つ光に人類が過大な好印象を持ってしまうまやかしの景色なのかもしれない。

 

こちらは神戸市内北側の六甲山側の景色で、山の上には神戸港をイメージした錨型のライトアップなどが見えている。六甲山の上からの神戸市内の夜景は人気らしいけど、まだ見た事が無い。いずれは見てみたい六甲山からの神戸市内の夜景。

 

そして神戸市役所の展望ロビーで充分に夜景を満喫して1階に降りて行くと、そのロビーの端っこにこのような像が見えたので近寄って見てみる事にした。

 

すると台座にこのようなプレートが埋め込まれていて、『青銅時代:オーギュスト・ロダン』と書かれていた。この像を作ったロダンは『考える人』でも有名な、19世紀のフランス人彫刻家。

 

この『青銅時代』という作品はロダンにとっても出世作にも当たる作品で、イタリア旅行でミケランジェロなどの作品を目の当たりにして創作意欲が溢れて、ベルギーに戻ってきて取り組んだ物だという。モデルはベルギーの兵隊だそうだけど、そこまでムキムキマンのボディーでもない。

 

 

なおこの『青銅時代』という作品は本物のロダンの作品だけど、この同じ形の像は世界でも何十体も作られているので、ここだけでしか見れないのではなくて、日本国内でも同じものを展示している場所があるという。

 

このロダンの像を見ていると、警備員のオジサンが近寄ってきて「いいものに目が行きましたね、これは恐らく億は超えるものです!」と言ってきた。この市役所には書類手続きが必要な人や勤める人達が多く行き交うけど、この世界的な彫刻家ロダンの像だと思って、しっかりとこの像を眺める人は意外と少ないという。

 

そして神戸市役所の前の道沿いには、こちらの「日本マラソン発祥の地」という記念碑が建てられている。こちらは明治42年(1909)の3月に、この神戸の湊川という埋め立て地から出発した『マラソン大競走』という約32kmの長距離走が行われた記念として造られている。

 

なおルートとしては大阪の西成がゴールとなっており、約20人程の競技者が参加したという。

 

こちらの革製品のブランドショップのようなショーウインドウには、鉄仮面や鉄の鎧を着込んだ騎士と、合わせて鉄の装備を着込んだ馬がモデルとして陳列されているのが見える。このように馬はただでさえ人を載せるのが重たいのに、鉄類の装備を着込んだ人間と馬用の鉄装備では長距離は歩けなかった事だろう。。

 

神戸市内では異人街以外でも、このような西洋式の建物などを見る事が出来る。この辺りにも外国の領事館などが沢山作られていた為に、神戸市内は異国情緒が漂う街となっている。

 

大阪でも淀屋橋周辺には昔の大正時代に造られた西洋チックな建造物などが今でも見られるけど、やっぱり神戸で見ると本物の西洋建築物っぽく見えてしまう。ただし実際に外国に何回も行った事ある人間からすると、これも海外都市のようなイメージではなくて、日本的な西洋の街といったイメージにも感じたが。。

 

 

夜のメリケンパークにて

そして暗くなったメリケンパークに再び足を踏み入れる。この神戸の街は暗くなるとライトアップされた場所ばかりでとても綺麗に見えるので、上から眺めるだけではなくて、実際にメリケンパーク内から水平に見て夜景を楽しもうと思って戻ってきた。

 

神戸と言えば約25年前に発生した『阪神淡路大震災』がとても印象的である。このメリケンパーク内にはそのモニュメントや当時の写真などが忘れられないようにと飾られている。

 

しかし阪神淡路大震災も発生してから約25年が経つという事は、25歳以下の人達は勿論その地震を体験してない訳だし、その地震発生時に小さかった人達も殆ど記憶には残っていないだろう。だからある程度の年代の人達とはこの大震災の話が通じるけど、イマドキの若い世代には大震災の話が通じないのである。

すっかり気付かぬ内に、オジサンになってしまった・・・

 

このようにメリケンパーク内には色んなライトアップがなされているので、夜に訪れても楽しめる場所となっている。こうやって見ると、昼間とは全然違った顔をしているのが分かる。

 

メリケンパーク内にあった噴水には、このように下にライトが仕込まれており、吹き上げる水が光っているように見える仕掛けとなっている。

 

この吹き上げる光る水は何色かに変化するので、見ていても全然飽きないイルミネーションのようだった。

オカン
オカン

しかし私はもう歩き疲れたので、そんなのより早くホテルで休みたいのです・・・

 

このようにそこそこに広い公園となっているメリケンパークだったけど、色んな場所にライトが仕込まれているので明るくて、夜風を浴びながらライトアップなどを見ながら快適に過ごせる場所となっている。

 

大震災が発生した時は中学3年生の時だったけど、実際に被災した建物などはニュース映像で見ただけだったので、あまり身近に大災害が起きたというイメージが残っていない。ちなみにその時に兄が原チャリに乗って神戸までその様子を見に行ってきたと言っていたのを思い出す。やっぱり何事も自分の目でしっかり確認するという事が大事だなと、毎年その時の話を思い出すのである。。

 

ホテルオークラ神戸の部屋にて

そして散々メリケンパーク内も歩き回ってから、宿泊するホテルオークラ神戸へと戻ってくる。今日1日で約26,000歩ほど歩いていたらしく、疲れながらも少し嬉しそうな顔と共に万歩計を見せてくるオカンであった。

 

そして部屋での晩酌は、冷蔵庫に用意されている缶ビールではなくて、近くのコンビニで購入したビールで締める。この2020年に宿泊した国内のホテルでも、20階以上の部屋に泊まる機会なんて殆どなかっただけに、高い場所で飲むビールも美味しく感じるのである。

 

こちらはホテルオークラ神戸の『オーセンティックフロア』21階北側の部屋から見える、神戸市内の夜景である。こうやって見ると、背の高い高層ビルディングやタワーマンションなどもチラホラと見られる。

 

 

オーセンティックフロア北側の夜景 動画

 

 

前回の奄美大島旅行の際に星空をスマホでそれなりに綺麗に撮影したノウハウを生かして、プローモードという細かい設定を調整できるモードにして、単なる夜景の写真ではなく少し趣のある夜景写真を撮ってみたけど、何とも言えない出来だった・・・orz。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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