平清盛像を見た後に、神戸の街で食べるキーマカレー【神戸旅行記⑯】

神戸旅行記2020年-⑯

 旅行期間:2020年10月15日~16日

神戸に関わった平清盛

さて神戸旅で訪れた神戸市立博物館。今までにも何回か神戸には来た事があったけど、その時は博物館に行って作品を鑑賞したいという気持ちが皆無だった。しかし今ではある程度年齢を重ねた影響もあって、またそれぞれの土地の歴史を知りたいという気持ちも芽生えた頃なので、こういった博物館見学が楽しくて仕方ないのである。

 

もう少しだけ博物館観賞は続く・・

こちらは『装飾付き須恵器』という古墳時代に日本に伝来した陶質土器。基本的には日常生活で使われる壺や皿などが多く作られたのだが、こちらは首長のお墓に一緒に埋葬する為に豪華な装飾が施された一品と考えられている。

オカン
オカン

なんか小学生が作った粘土作品みたいやな!

 

この時代に比べると高度に発展してしまった現代から見ると、小学生の作品のように見えるけど、れっきとした古墳時代の人々が本気で作っていた土器である。6世紀頃の作品と考えられている。

 

そしてそんな子供の作品にはあまり興味を示さなかったオカンが興味深そうに見ていたのが、こちらの坊さんのように見える像。どこの坊さんかと思っていたら、この像は1階の入口近くでも見た平清盛像だった。

 

この像は昭和56年にポートアイランドで開催された博覧会用に造られて、博覧会が終わった後にこの博物館に移されたもの。平清盛はこの兵庫県北部の福原に遷都をして、幕府を起こそうという構想を持っていた人物。

 

 

それも兵庫港を開いて、当時の中国の「宋」と貿易を開いた人物でもある。そういう意味では神戸の礎を築いた人物でもあり、今の開かれた神戸の象徴ともなっていい人物でもあるけど、世間的には平清盛と神戸の関連性は殆ど認識されていないのである・・・。だが平清盛の墓は、この神戸市にあるそうだ。

 

平家の名前を思い出すと、『平家物語』が必然と思い出される。その物語の中でも有名な言葉である「盛者必衰」は、人間の世界だけではなく、弱肉強食の環境下にある地球上では大昔から不変の大原則となっている。大きく繁栄する程に逆に滅亡する可能性が高くなってしまうので、存続を長く続けようと思えば繁栄を選ばずに、コツコツと手を広げずに現状維持の道を選んだ方がいいのかもしれない。

 

そういう意味では徳川家康が開いた江戸幕府は約250年間に渡って存続した訳であるが、時間を経過する毎に綻びが生まれてきて、それを上手に解決する事なしに強引に進んでいった先に滅亡という道に辿り着いた。地球上の命には必ず生が発生した時に死も約束されている訳で、何事も最後は終わりを迎えるのである。

 

こちらは前回に紹介した「古地図」のゾーンで、南波松太郎秋岡武次郎という収集家が集めたコレクションがその大半を占めているそうだ。

オカン
オカン

地図マニアっちゅう事やな?!

 

さて一通り見回ったので2階の出入り口まで戻る事にします。このような歴史的な作品などの貴重なものが多く展示されている博物館だけど、あまり見学者がいないので静かに見学が出来たのである。

 

 

蘭学書のコーナー 動画

 

 

神戸市立博物館の建物には、このように「登録有形文化財」「近代化産業遺産」などを示すプレートが嵌め込まれている。昭和初期に銀行として造られた建物だけあって、当時としては最先端のデザインなどが施された歴史的な建造物を受け継いで今も使っているのだ。

 

この博物館があった地域も昔の外国人居留地跡で、その跡地に造られた銀行だった建物。なので単なる博物館ではなくて、建物自体もお金を支払って見学する価値がある場所。

 

 

昼食は神戸カレー?!

そして博物館をじっくり見学していたら、すっかり昼時になっていたので昼食を食べるお店を探す事に。ただ中華街ではあまり食べたいとボクが思っていなかったので、神戸の街で見かけたこだわりカレー屋さんっぽいお店に入る事にする。

 

カレー屋【JIROBE(ジロベ)】

住所:兵庫県神戸市中央区元町通1-12-3
営業時間:11時~18時頃(※定休日:月曜日)
電話番号:078-955-7008

 

 

こちらのお店は2017年に開業した「JIROBE」という、スパイスカレーの専門店。オカンとしては

オカン
オカン

カレーは普段から作っているので、わざわざ外で食べたいとは思わない!

と普段から言っているけど、最近はキーマカレーなどを作ったりしてスパイスが濃い目のカレーには興味がありそうだったので、こちらのお店を選んだ訳で。

 

店内はカウンター席が7~8席程と、あまり広い間取りではないお店。お店はこのお兄さんとオジサンの間のような年齢の店主1人だけの、シンプルなお店。

 

カレーと言っても店内に貼られているメニューを見ると、玉ねぎやチキンや炙りチーズなど、そのトッピングなどで変化を付けているように見える。

 

そして頼んだカレーが出てくる前に、先に生ビールが出てくる。人気のテレビ番組『孤独のグルメ』で、毎回最後に原作者の久住昌之というハット帽をかぶったオジサンが出てきてビールを飲んでいるけど、こうやって改めて自分の行為を振り返ると、そんなオジサンと大差ないように見える。。

オカン
オカン

というか、同じオッサンやで!

 

そう言いながらも、長い見学となった博物館滞在でお疲れ状態だった体に染みるように流れ込むビールが美味しそうに見えるオカンであった。。

オカン
オカン

あ~~汗かいた後のビールはウマいわ~~!

 

そして出てきたこちらのカレーは「ビーフ&キーマのあいがけカレー(並)」である。キーマカレーも食べたいし、ビーフカレーも食べたいという欲求を持った人間を満足させる、2つのカレーを大胆にも一皿に詰め込んだ素晴らしいアイデア。

 

隣に座っているオカンが選んだのは、普通のビーフカレー。タンドリーチキンが入っているカレーもあったけど、幼い頃に近くの家から逃げ出した鶏を見てから、これから食される逃げ惑う鶏の姿がトラウマとなって、チキン類は一切食べないのだという。。

 

それはさておき、ガツガツとキーマとビーフカレーを交互に食べていき、あっという間に綺麗に完食する。スパイスカレーと書かれていたお店だったのでもう少しキツメかと思っていたけど、意外とアッサリ目だった。。

オカン
オカン

もっとインドっぽいカレーかと期待してたんやけど・・・

 

勿論ビールも綺麗に飲み干す。しかし意気揚々とお店を出てから5分後ぐらいに、ショルダーバッグをカレー屋さんに置き忘れていたのを思い出して、駆け戻る。昔に酒を飲んで荷物を忘れてお店を出てしまう事が多々あった為に、お店を出る際には必ず荷物を確認しているのだけど、やっぱりたまには忘れてしまうものだ。。

 

さて神戸旅2日目は博物館で神戸の街の歴史について勉強をして、昼食を食べてこれで満足してオカンは大阪に帰っても良さそうな事を言っていたけど、せっかく神戸に来たのでもう少し連れまわす事にする。

 

 

次に行こうと考えていたのは、ホテルオークラ神戸のロビーに張られていたパネルにあった、神戸の大倉山である。あの大倉財閥の大倉氏が神戸市に寄付した山には、懇意にしていた伊藤博文の像が飾られていた台座だけが未だに残されているというので、それを見に行く事にした訳である。

 

その大倉山までは神戸の中心地からはそれなりに歩かないといけないのだが、所要時間を伝えると「遠いから行きたくない!」とワガママをオカンが言い出すので、敢えてどれぐらい時間が掛かるかは教えずに、誤魔化しながら連れて行く事にする。

 

という事で神戸の街を西に向かって進み、途中に電車のガード下の元町商店街などを通りながら、大倉山を目指して進んで行くのであった。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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