鳥取旅行記 2022年6月下旬-1
旅行期間:2022年6月下旬(1泊2日旅)
暑さに用心!
さて次の旅は、2022年6月末に鳥取県の鳥取市を訪れた。
鳥取というと、有名な「鳥取砂丘」と、池田家が治めていた「鳥取城跡」が有名な場所である。
しかし、逆にその2箇所ぐらいしか知っている場所がないけど、実際に行ってみると、色々とあったりするのが旅の醍醐味でもある。
難波から高速バスに乗る!
大阪市内から鳥取市までの移動では、公共交通機関を使う場合だと、JRの電車か、高速バスかという2つの選択肢がある。
電車だと特急に乗れば早く着くけど、その代わりに特急料金が発生するので、リーズナブルな移動費用ではなくなる。
かといって特急列車に乗らないと、乗り換えが多かったり、意外と移動時間が長くなったりと、電車旅にもあまり触手が伸びない。
という事もあって、今回も「高速バス」を使う事にした。
高速バスを使うメリットは①乗り換えが不要、②特急列車に乗るよりもリーズナブルな価格である。
ただ、関西地方から鳥取市内に向かう高速バスを運営する会社が少なく、今回はほぼ一択という感じで「日本交通株式会社」を選択した。この日本交通株式会社は、元々は鳥取県で創業したタクシー会社が母体となっている事もあって、鳥取地方への高速バスを運行しているのかもしれない。
この日本交通株式会社の高速バスは、他の旅行サイト経由で予約が出来なかったので、仕方なしに公式HPから予約をした。そして当日、難波のバスターミナルの受付で料金を支払って、バスに乗り込む。
なお、大阪市の難波から鳥取駅前までは、片道運賃 大人:3800円で、約3時間半の移動時間となっている。
こちらが日本交通株式会社の高速バスの車体。日本交通は”日本初のトイレ付観光バス”を最初に導入した会社とされている。
ただ今までにバス車内のトイレをあまり使った記憶がないけど、バスを借りる側からすると、座席数を減らしてまでトイレ付きのバスを選ぶメリットがないという。掃除が大変とか、排泄物を溜めれる容量に上限があるからだそうだ。
そういえば海外旅行の際に乗ったバスも「トイレは使用禁止」となっているのもあったし、必ずしもトイレが車内にある事がいい結果を生み出すとは限らないようだが。。
確かに高速バスに乗っても、車内のトイレを使わなくて、途中に必ず休憩するパーキングエリアのトイレを使う事が殆どである。パーキングのトイレの方がゆったり使えるし、バス車内だと揺れた場合に態勢を崩す可能性もあるので、緊急時以外には使おうとは思わないのである。
そして大阪を出発してから約3時間が経過した所で、高速バスは高速道路から降りて下道を走って鳥取市内へと向かっていく。その途中に渡っていた川は恐らく鳥取市内を流れる一級河川「千代川(せんだいがわ)」で、この川から流れ出る土砂によって、名物の鳥取砂丘が形成されている。
鳥取駅前に到着!
そして今回も問題なく、鳥取駅前に11時30分前に無事到着する。高速バスも数年に一度、横転したりして死傷者を出す悲惨な事故が起きる事があるけど、そのような事故はごく僅かな確率でしかなく、普通に運行している高速バスの大半は特に問題もなく目的地に到着するのである。
ただ万が一の事も考えて、乗車時はシートベルトを必ず着用してラク!
初めて上陸した鳥取県だけど、6月の末という事もあって、かなりの暑さから出迎えられた。山陰地方もそこまで暑くないのかなと勝手に思っていたけど、肌に紫外線が突き刺さるような暑さとなっていた。
夏場は直射日光がキツいラク!
そして、鳥取駅前から歩いて数分の距離にある「スーパーホテル鳥取駅北口」で、チェックイン前に荷物を先に預かってもらう。なお、今では全国に150店舗以上を展開するホテルチェーンの「スーパーホテル」だが、今回の宿泊が初めての利用となった。
そして実際にスーパーホテルに泊まってみると、リーズナブルな価格と共に、その無駄のないサービスや不要なサービスが省略されている所が気に入って、これ以降の旅ではスーパーホテルが定宿となるのである。
ホンマ、急にスーパーホテルが好きになったんやな!
そして日向を歩いていると思っていた以上に直射日光が強過ぎたので、駅前にあったアーケードの中に避難した。このアーケードは2013年に完成した『バードハット』と呼ばれる開閉式屋根となっていて、下には人工芝ながら簡単な芝生広場が拡がっていた。
日本海側は意外と紫外線が強い為に、大阪市内と似たような気温であっても、より暑く感じる鳥取市内。
しかもただ暑いだけではなく、降り注ぐ紫外線が強いので、日焼けをしてしまう。その為に大阪市に居るのと同じ気分になっていると、次の日に思いっ切り日焼けした傷みに悩まされるのであるが。。
思いっ切り、日焼けしてヒリヒリ状態になりました・・・
だから先に、「日焼け止めを塗れ!」って言ったヤロ!
こちらは鳥取市のデザインマンホールで、毎年8月に行われる『鳥取しゃんしゃん祭』で使う「しゃんしゃん傘」をモチーフにしたデザインとなっていた。
【第57回鳥取しゃんしゃん祭】動画
そういえば、こんな踊りを練習している集団を見かけたな!
ここは「新鳥取駅前地区商店街」という鳥取駅に最も近いアーケード商店街であるが、全然活気が無かった。
鳥取駅から北側の日本海側に向けて町並みが形成されている割に、”全国で最も人口の少ない鳥取県”だけあって、歩いている人が少ないのも当然だったのかもしれない。。
人口密度は37位ラクよ!
「すなば珈琲」でランチタイム!
そしてちょうど12時頃となり、鳥取砂丘近くの人気海鮮丼屋に行く案もあったけど、そのお店が予約必須なお店らしかったので諦め、代わりに鳥取ならではの「すなば珈琲」でランチを食べる事にしたのである。
この鳥取県で2014年に開業した「すなば珈琲」は、それまで日本全国の46都道府県にあるスターバックスの店舗が唯一無かった県を逆手にとって、対抗するかのようなネーミングで店舗が開業された。
しかし、翌2015年に鳥取県内で最初のスターバックス店舗が進出してきてしまい、”大ピンチキャンペーン”としてコーヒーを通常の半額にするなどして対抗したという。
今では鳥取県内に、4店舗のスタバがあるラク!
という事で少しだけ楽しみにしていた「すなば珈琲」の店舗に足を踏み入れる。ちょうど12時頃というランチタイムで、店内が混み合っているかとも想像していた為に、まずはオカンを先に行かせて店内の様子を調べさせる。
余裕で座れそうやで!
店内は鳥取県民で溢れかえっているイメージを勝手に想像していたけど、4~5組ぐらいのお客さんがいただけで、超満員の人気店という訳でもなかったようだ。
そしてすなば珈琲は今どきのタブレットでの注文方式を採用していた。
アレっ、ボタン押しても画面つかへんで!
と、いきなり出だしから躓くのであった。。
タブレットの下には「画面が消えている場合は、こちらを押してください⇒」とシールが貼ってあったが、そのホームボタンを押しても全く反応が無かった為に、店員さんに渡して違うタブレットと交換してもらって、やっと注文に漕ぎつけるのであった。
こんなんせんと、普通に注文聞いた方が早いで!
この「すなば珈琲」というお店は全然知らなかったのであるが、旅行前に”鳥取県ローカル店”を調べたらまず出てきたお店だった。ネーミングからスターバックスに対抗しているような面白い名前でもあり、全国展開しない鳥取県に来ないとなかなか味わえないお店だという事で、今回は選んだのである。
そして昼時という事で、ランチを注文する事にした。このすなば珈琲はモーニングもそれなりに充実しているようで、鳥取駅前のホテルに朝食無しのプランで泊まって、朝食はこのすなば珈琲で食べようかと思う位に感じていた。
しかし、結局ホテルは”朝食無料”となっているスーパーホテルを選んでしまったので、すなば珈琲でのモーニングはパスする事になったのである。
オカンの父親が難波で喫茶店を経営していただけあって、昔から珈琲を飲み慣れているオカンは、こう見えても珈琲の味には厳しいという。そんなオカンだが、このすなば珈琲の味には、そこそこ満足の様子だったが。。
ランチは800円前後の値段でコーヒーまで付いてくるセットだったが、こちらのお皿はちょっと安っぽく見える内容だった。特に不満を感じる味でもなかったけど、値段以上の満足心が生まれる料理でもなかったように感じてしまったが。。
そんなランチには、オカンの大好きな蕎麦まで、小さなお椀だが付いていた。このような珈琲がメインの喫茶店風のお店で、蕎麦が食べられるなんてなかっただけに、ちょっと衝撃を感じる一椀でもあった。
”全国で最も人口の少ない鳥取県”だけあって、若年人口も少ない事から、スターバックスもこの鳥取県だけは2014年までは1店舗も展開しなかった。しかし、企業というものは常に売上を向上させる事を考えている事もあって、早速翌年の2015年にスターバックスの店舗が鳥取県に上陸してしまった。
しかし、すなば珈琲はスターバックスに駆逐されずに、見事独自の路線を進んだ事もあって、生き残る事に成功している。ただ、スターバックスによく行く客層を狙わずに、コアですなば珈琲の世界観に合わせる事の出来る人を惹きつけて、これからも鳥取県のローカル店として存続していきそうな感じである。
ただ、個人的な感想から言うと、ちょっと期待を持ってハードルを高く設定し過ぎると、拍子抜けしてしまいそうなお店に思えた。こういうローカルなお店は「期待せずにたまたま入ってみたら、意外と面白いお店だった!」というシチュエーションの方がいいのかもしれないな。。
こんな旅はまた次回に続きます!
よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!