鳥取旅行記 2022年6月下旬-7
旅行期間:2022年6月下旬(1泊2日旅)
水際の攻防!
さて、朝イチの高速バスに乗り込んでやってきた、鳥取県の観光地「鳥取砂丘」。
ただ、その鳥取砂丘も1時間掛からない程で満喫し、15時前で時間的な余裕もあったので、東の海岸線に延びる「砂丘道路」脇を少し歩いてみる事にした。
住所:鳥取県鳥取市福部町湯山2164
砂丘道路の遊歩道を歩く!
この訪れた6月末はそこそこに暑くて、しかも直射日光の日差しが強烈だった事もあって、多くの観光客は鳥取砂丘のメインである「馬の背」を見るだけで帰路に就く人が殆どだった。
しかし、目の前に東側の海岸線に向かって延びる「砂丘道路」の脇に遊歩道が見えたので、せっかく設置してくれている遊歩道を歩いてみる事にした。
何もない場所には遊歩道など設置する必要がないので、”遊歩道が設置されているからには何かがあるハズ!”という考えで突き進む事にした。

多分何も無いから、戻ろうや・・・
オカンの言う通り、その遊歩道を歩いて行っても特に何も無さそうな感じの道だった。
このようにひと気が少なかったが、日本海を目の前にした砂浜が広がる海岸線が延びている光景が見られた。
「まだ先に何かがあるかもしれない」と思いながら、とりあえず約10分ほど歩き続ける。。
鳥取砂丘の東側地帯には防砂林が植えられている事もあって、砂浜地帯に木々が目立つ場所となっている。
しかし、最近の地球温暖化の影響もあってか、このように昔に植えられた防砂林が枯れ出しているという。その代替え案として松の木が新たに植えられだしているらしいけど、その松の木が成長するまではそれなりの時間経過が必要な為に、これから再び飛砂に悩まされる時代になりそうだという。
「鳥取砂丘オアシス広場」の海岸にて
そして約10分ほど歩いていると、海岸線にちょっと開けた道があって、その先から海岸に向かえるようになっていたので、ここに立ち寄ってみる事にした。
この訪問時には気付かなかったけど、この近くには「鳥取砂丘オアシス広場」という施設が造られていて、この付近の海岸で海水浴する人向けに公衆トイレも設置されている場所であった。
鳥取砂丘として観光客がよく訪れるエリアは海水浴が禁止されているけど、この東側の砂浜まで来れば、時期によっては海水浴ができる場所として、夏場には多くの人が訪れる場所となっているようだ。
ただ、まだ海水浴の時期では無かった事もあって、殆ど人の姿は見られなかったのであるが。。
ただ、1人だけフライング気味に海水浴を楽しんでいるオジサンの姿を発見する。ただ、既に6月後半となっていて、海水浴をするには最適なシーズンになりつつあるけど、最近は特に陽射しが強烈な時代になってきているので、日焼け止めクリームなどを塗らないと、後で体が悲鳴を上げる事になりそうな天気である。
この辺りは今の時期殆ど観光客の姿を見なかったので、ホッと息抜き出来る場所であったが、それよりも向こうの海の方に貨物船のような船が怪しい動きをしているのが気になった。
砂丘海岸からの眺め! 動画
そんな怪しそうに見えていた貨物船のような船は、「サンドリサイクル」事業を行う船だったようだ。
「サンドリサイクル事業」とは近年の気候変化の影響を受けて、砂丘沿岸の砂浜が波に侵食されて減少している事を受けて、人為的に近くの砂を運び込んできて、この周辺に投下して砂浜を守る為の活動である。
一応「サンドリサイクル事業」の建前は”気候変化”の影響を受けている為となっているが、個人的には人類が地球環境に大きく人為的に手を加えた悪影響が出てきているだけだと感じる。
このような砂浜の面積が小さくなるのは、それだけ河川から流れ出てくる土砂の量が減ってしまった訳で、その流れ出てくる土砂の量を減らしたのは人類だと思う。
河川から流れ出てくる土砂の量が減ってしまったのには、人類が河川を氾濫しないようになど自分達の都合の良いように改修工事をした為だと思う。
それもあって、このように違う場所の砂を持ってきたら、その砂が本来あった場所の地形が今度はおかしくなってしまうので、どんどん悪循環になっていくだけにしか見えてない。。

地球環境はなるようにしか、ならないラク!

地球環境の変化に対応して、生物は生きていくしか方法がないな!

地球環境に立ち向かうと、簡単に地球に潰されてしまうゾ!
そんな砂浜と海岸線の宿命をただボ~~っと見ているだけだったが、屋根の無い直射日光が照り付ける場所に立ち続けた事もあって、そろそろ首回りが違和感を感じるようになってきた。
まだ鳥取市内にやって来て約3時間ほどしか経過していないけど、早くも重度の日焼けをしてしまっていたようだ。
このような『飛砂注意』という看板が見られるのも、大海に面した海岸線ならではの光景である。
観光客にとってはそこまで影響がないかもしれないけど、この近くで農業をしている人達にとっては、飛ぶ砂に悩まされている事だろう。
再び「砂丘会館」で休憩!
そして「砂丘会館」前から鳥取駅前に向かう路線バスの時間を調べると、たった10分程前にバスが出発してしまっていて、次のバスは約1時間後にしか来ないという事が判明する。
後になって調べてみたら、ここから500m先にある「砂丘東口:バス停」まで歩いて行けば、【岩美岩井線】のバスが約10分後に出発する予定だったのだが、この時はその事を考えすらしなかったのである。。
ただ、今日はこの鳥取砂丘の見学だけしか予定に入れていなかった事もあって、特にここでゆっくり滞在する事に問題が無かった。なのでもう一回砂丘会館内に入って、お土産の見学をしたり、周辺でドリンクなどを飲んで休憩してバスを待つ事にした。

ちゃんと時刻表、確認しておかないからや!(怒)
鳥取県に行ったお土産で、このような『砂に見える、だし塩』という商品は面白いかもしれない。
自分用のお土産ではなく、人にプレゼントするお土産は、実用性よりも渡した時の”インパクトの強さ”を重視した方が、そのプレゼントした際に相手は喜んでくれると思う。

”渡した時にだけ”かも知らんで・・・
こちらは鳥取県産の20世紀梨の「ピューレ」を使用しているという、『鳥取 20世紀梨ゼリー』なども販売されていた。
ただ、冷静に環境面の事を考えると、お土産品は中身よりも見た目に重点を置いている商品が多いために、過剰包装に近い包装がされている物が多く見受けられる。そう言いながら、ボクも包装業界で働いていた身分であるが、だからこそ、無駄に思える包装が気になるのかもしれない。。
砂丘から鳥取駅前行きの路線バスに乗り込む!
そして砂丘会館付近で何だかんだ約1時間程時間を潰した後に、やっと鳥取駅前に向かう【39:鳥取砂丘線 】の路線バスが到着する。鳥取駅前までは徒歩で約1時間半は掛かる見通しだったので、バスを待つしかなかった。
鳥取県にやって来た観光客の殆どが訪れる「鳥取砂丘」だけど、バス移動だけだとちょっと不便である。一応このバス停から500mほど先にある「砂丘東口」から、別の鳥取駅に向かう路線バスに乗れるけど、鳥取県に初めてやって来た観光客はそんなバスの存在には気付けない。
ただ鳥取県側からしても、全国で最も人口が少ない都道府県でもあり、利用者数の少ない路線バスの増便をしても、赤字が増えるだけなのかもしれない。かと言って、鳥取砂丘へ向かうバスを増便したからと観光客がそれに比例して増える訳でもないだろうし、悩ましい問題なのかもしれないな。。
JR鳥取駅付近にて
そして夕方頃に、JR鳥取駅前に戻ってくる。こちらはJR鳥取駅の改札口だが、この21世紀に入って20年が経過していながらも、まだ自動改札機が導入されておらず、かつ交通系ICカードが使えない駅となっている。

人口が少ないと、利用者も少ないからラク・・・
そしてデザインマンホールと共によく日本各地で目にする事が出来るのが、このような『ご当地郵便ポスト』である。
そして郵便ポストに描かれていたのは「SUGO!うさぎ」という、鳥取市の行っている町興し「すごい!鳥取市」のイメージキャラクターだったようだ。
全国的にも人口が少なく、観光客も少ない鳥取県としては、新しい動きを行って人を増やしたいと願い、大手広告代理店「アサツー ディー・ケイ(ADK)」が現地の映像会社&テレビ局とタッグを組んで、入札で選ばれている。
このようなそれなりの広告代理店に鳥取県のPR活動を手助けしてもらっていた影響で、鳥取砂丘周辺の施設のホームページがそれなりにしっかりした作りとなっていたようだ。ただ、このように自治体が自主的に自分達メインで動くのではなく、宣伝などのノウハウを持った広告代理店に丸投げする事例が最近では多くなってきているのが気がかりであるが。
ただ、最近では大イベントなどには大手広告代理店の関与が欠かせない時代になっており、またその代理店に支払うお金が税金の場合に、大きな賄賂が渡されていたりという闇の世界が蔓延してしまっている。
2021年の東京オリンピックも後になってから汚職事件で話題になってきているけど、こうした事件は氷山の一角であり、大手広告代理店が力を持ち続けている状況下では、これからもどんどん税金が無駄に使われていく事だろう。。

税金を払うより、使う側に立てばいいラク!(笑)
そして鳥取駅前ロータリーからは、このように奥の山の上に「鳥取城跡」が見えている。
個人的には鳥取砂丘の見学よりも、この鳥取城跡の見学を楽しみにしていた。
なお、鳥取城跡は明日に見学する予定となっているが、実際に登ってみると「流石、山城!」という感想しか出ない立派な城跡であった。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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