神奈川県&東京旅(2022年12月中旬)-25
訪問:2022年12月中旬(2泊3日)
黒玉子1色!
2022年12月中旬にやって来た、箱根の「大涌谷」。
ただ12月中旬という事で気温もひと桁前半の寒さで、しかも風が強かったので、観光を諦めたくなるような環境だったが。。
「大涌谷くろまたご館」を通る!
箱根ロープウェイの大涌谷駅からは、奥に向かって歩いて行く人達の姿が見えたので、同じようにとりあえず奥の方に進んで行く事にした。
しかし、強風が吹き付けてくる事もあって、あまりにも寒かったので、通り道沿いにあった「大涌谷くろたまご館」の建物内を歩いていく事にした。
そろそろ13時を過ぎた頃でまだ今日は昼食を食べていなかった事もあり、この大涌谷で何か昼食を食べようかという気持ちになっていた。
そんな中でもこちらの「大涌谷:黒カレー」なる幟が見えたものの、イマイチ食欲が沸き起こる程でもなかったが。。
私がバブリーな内に、何でもエエから食べようや♪
「大涌谷くろたまご館」の1階部分はちょっとした展示室とインフォメーションセンターになっていて、ここ大涌谷で採取された硫黄などが展示されていた。
箱根に来るまでは大涌谷の予備知識も無かった為に、当然の如く、大涌谷名物「黒玉子」の存在も知らなかった。
大涌谷=イコール”黒玉子”タマ!
大涌谷名物「黒玉子」は、大涌谷で湧き出る蒸気で温められた温泉水に玉子を浸けたもので、玉子の殻部分に”硫化水素”が反応して”黒い硫化鉄”に変化する事から、「黒いゆで卵」として販売されている。
「大涌谷くろたまご館」にはこちらのストーブも設置してくれていて、ストーブで暖を一旦取ってしまうと、ここから動くのが嫌になりそうにもなる。。
「大涌谷くろたまご館」の2階部分はこのようなお土産売り場となっていて、せっかく大涌谷にやって来たものの、富士山も見えないし、外はめっちゃ寒いので、このお土産売り場でも物色して、戦利品を買って帰ろうという人達の姿が多く見られた。
大涌谷名物の「黒玉子」も、この「大涌谷くろたまご館」か、奥にある「極楽茶屋」の2箇所でしか販売されていない。
というのも「黒玉子」は当日に作られた物しか販売できない為に、早雲山駅や強羅駅では売られていないのだ。
また黒玉子の販売時間も9時~16時過ぎとなっているが、観光客が多く押し寄せる日には早い時間に売り切れてしまう事も多々あるので、買いたい人は早めに購入すべき物ともなっている。
ダッシュで黒玉子を買うタマ!
黒玉子は購入した日より2日間しか消費期限が無いので、あまり日持ちせずに、持ち帰るお土産には向いていない。
その代わりに大涌谷では、”黒玉子”をイメージしたお土産物が沢山販売されているので、もし黒玉子が売り切れていたら、このような黒玉子風のチョコを買って帰るしかない。。
お土産物売り場にはそこそこに人が居たけど、外に出ると寒いので屋内に留まって、休憩をしているような雰囲気の人が多かったようにも感じた。
アンタもその1人やで!
しかし、こんなお土産物を見に来た訳ではなく、大涌谷の景色を見にやって来た事もあって、再び思い切って極寒の屋外に出ていく事にした。
ただ幸いにも早雲山駅ではドシャ降りとなっていた雨も、そろそろ小降りとなってきて、傘無しでも屋外で歩き回れる程度に天気は回復してきた。
この箱根の地は江戸時代にはそこまでの観光地では無かったが、明治時代に入ると夏場には温泉が楽しめる避暑地として人気になる。
そんな箱根の開発に渋沢栄一も尽力し、国土計画・西武グループと東急・小田急グループが競争するように路線を開拓していった為に、今では大勢の観光客が訪れる人気の観光地となっている。
今でも西武グループのバスが走っているタマ!
そして黒玉子以外にも大涌谷に来た人が必ず目にするのが、こちらの標高1409mの「冠ヶ岳(かんむりがたけ)」である。
『冠ヶ岳黒玉子』という名前でもいいタマ!
奥に進んで行くと、「極楽茶屋」という食堂&お土産物売り場の建物が見えてくる。
ここでも大涌谷名物の黒玉子が販売されているお店で、寒い冬は店内でのみ販売となっている。
入口脇には「元祖 大涌谷名物:黒アイス」(400円)をアピールする、オブジェが見える。
こんな寒い時期にアイスクリームを食べる人は見当たらなかったけど、この「黒アイス」もアイス自体は黒い色が付けられているが、味はストロベリー味か、バニラ味を選べるという。
更には『本場の味:もんじゃまん』(1個250円)という、これまた黒い豚まんのような物も販売されていた。
名前からして、中身に”もんじゃ”が入っているようだが、人間は本能的に『黒い食べ物』を避ける習性があるので、食べたいと直感的に思わないのだが。。
売っているという事は美味しいという事タマ!
足元では大昔に地滑りした冠ヶ岳の斜面に、人工的に造られたような棚田っぽい光景が見られる。
ここ大涌谷では、噴き出す噴気の熱を利用して、地下水を沸かして温泉として周辺の旅館で使っているという。
大涌谷では自然な温泉が噴き出ている訳ではなく、人工的な熱い温泉水に加工している為に、大涌谷内に立ち入り禁止となってしまうと、その温泉水の供給が途絶える事になるという。
しかし、人類はこのような危険な硫化水素などが噴き出すエリアまでやって来て、その地熱や噴気を利用して商売に変えるという、地球上で恐ろしい生き物にも思える光景でもあった。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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2022年12月中旬に『どこかでマイル』を使って訪れた、2泊3日の神奈川県&東京旅です。