神奈川県&東京旅(2022年12月中旬)-36
訪問:2022年12月中旬(2泊3日)
玄関から圧倒!
さて今回の旅最終日に一番楽しみにしていた、上野にある「東京国立博物館」にやっと到着します。
住所:東京都台東区上野公園13番9号
営業時間:9時30分~17時頃(※定休日:月曜日他)
電話番号:050-5541-8600
総合文化展観覧料:大人1000円/大学生500円/満18歳未満&満70歳以上は無料
「東京国立博物館」に入場!
東京国立博物館は今では日本全国で普通に見られる博物館の中でも、”最も古い博物館”としても知られている。
明治5年に創設されたという東京国立博物館が作られるまでは、江戸時代から激動の明治時代を迎えて、昔の文化を捨てて、新しい西洋文明を積極的に取り入れていった日本国内では、歴史的な芸術品がどんどん廃棄されていっていた。
そんな歴史的な文化財が捨てられていく現状を変える為に、薩摩藩出身の「町田 久成(まちだ ひさなり)」が先頭となって、文化財保護の為に国立博物館が造られる事になる。
明治初期頃だったら、江戸時代の物も珍しくないからね~!
合計12万点以上の歴史的な文化財が保管されている東京国立博物館の入場料は、大人1000円だが70歳以上は無料となっている。(満18歳未満も無料)
「国立」だけに高齢者に優しい♪
東京国立博物館の門を入って正面に見えている建物が、数棟の建物が存在する東京国立博物館の中でもメインの「本館」である。
この東京国立博物館:本館は将軍徳川家の菩提寺となっていた「寛永寺跡」に、明治14年(1881年)になって立派な博物館の建物が建築されたが、大正12年の関東大地震で大破してしまった。
その為に現在見られる本館は1938年に再建された鉄骨鉄筋コンクリート造りの建物で、今では”国の重要文化財”にも指定されている。
そんなに古そうな建物には、外見では思えないタマ!
東京国立博物館は1872年の創設から、この訪問した2022年に”創立150周年”を迎えた為に『東京国立博物館創立150年記念 特別展』がちょうど実施されていた。
東京国立博物館 150年のあゆみ
次の200周年も楽しみだぜい!
関東大震災後に再建された東京国立博物館の設計は公募され、東京帝国大学工科大学(現:東京大学工学部)建築学科を卒業した建築家「渡辺 仁(わたなべ じん)」の原案が採用された。
建築家:渡辺 仁が設計に携わった有名な建物としては、横浜市にある歴史的なクラシックホテルとして知られる「ホテルニューグランド」や、銀座の「和光ビル(2代目:旧服部時計店本社ビル」などがある。
東京国立博物館とホテルニューグランドは兄弟タマ!
関東地方は大正時代に発生した関東大震災の教訓を活かして、大きな地震が来ても大丈夫なように鉄筋コンクリート造りの建物が増えていった。
東京国立博物館本館の建物は、そんな鉄筋コンクリート造りの建物の屋根に瓦を置き、『帝冠様式』としての代表作としても知られているという。
和風の屋根を付けて、日本風建物に変身させたぜい!
東京国立博物館は日本全国から多くの来訪者が来る事を想定して設計された為に、玄関前のエントランス部分からもスケールが大きい建物となっている。
令和元年は259万人と、過去最多の人が来たぜい!
こんな立派な建物と、更には歴史的な文化財が数えきれない程に展示されている東京国立博物館は、70歳以上と満18歳以下は何と無料で入場できる、素晴らしい場所である。
学生達よ、毎日でも通ってくれ~!
ただ、建物自体は約85年前に造られた物とは思えない位に綺麗だったが、装飾品はよ~~く見ると年代物のオーラを醸し出していた。
館内に進む!
そして館内に入っていくと、まずは大きな大理石で造られた階段が見えてくる。
この階段も大勢の来訪客を想定してか、かなり幅が広い階段となっていた。
東京国立博物館:本館は建物自体が”国の重要文化財”となっているので、ただ通路を進んで行って展示されている品々を眺めるだけではなく、建物の内観も味わうべき場所である。
玄関ホールの天井はこのように飾り窓となっており、太陽光が降り注いで、天然の採光となっていた。
彫刻ブースにて
なお、東京国立博物館内の展示品は基本的に写真撮影可能となっているが、中には【写真✖】マークが付いている物は”撮影不可”となっている。
三脚使用やフラッシュ撮影も禁止だぜい!
東京国立博物館に入ったのは今回が初めてだったのでちょっと油断していたけど、他の博物館と比べても展示品が桁外れに多い博物館なので、しっかり気合いを入れて見学していかないと、途中で疲れてしまう程に大変な場所である。。
大英博物館よりはマシやで・・・
まずは飛鳥時代から鎌倉時代などに造られた、木造の仏像が沢山並んでいるコーナーが待ち受けていた。
こちらは13世紀の鎌倉時代に作られたという『菩薩立像(ぼさつりゅうぞう)』で、目や唇部分に水晶を嵌め込んでおり、顔や体部分には金粉が塗られている。
※国の重要文化財
こちらも鎌倉時代に作られた『如来立像(にょらいりゅうぞう)』で、京都の泉涌寺に伝来した仏像となっている。
この仏像は中国の宋時代に作られた仏像の影響を強く受けており、当時の泉涌寺自体も大きく中国仏教の影響を受けていた事を表しているという。
また表面には金や銀の蒔絵で装飾されており、このような装飾はあまり見られないという。
こちらは『阿弥陀如来像(善光寺式)』と、その脇に立つ『両脇侍立像』。
大陸側から国内に最初に伝来したとされる善光寺にて保管されている”秘像”の阿弥陀如来像を模った作品で、鎌倉時代以降に多く作られたという。
善光寺の阿弥陀如来像は、寺の住職すら見れない秘像だな!
※国の重要文化財
こんな旅はまた次回に続きます!
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2022年12月中旬に『どこかでマイル』を使って訪れた、2泊3日の神奈川県&東京旅です。