タイランド旅行記:2日目
【個人旅行-2020年1月27~31日:3泊5日旅】
カオスじゃないカオサン通り
さてバンコク市内でワット・アルンとワット・ポーを見学した後は、カオサン通りに向かう事にします。この辺りは1782年にチャクリー王朝を興したラーマ1世がバンコクへと首都を遷都した時に、王宮として住んでいたエリアでもあります。
バンコク市内を散策する
道沿いをとりあえず北に向かって歩いていると、大きな建物が見えてくる。この建物の奥の方には王宮と、ワット・プラケオという王宮の横にあるタイで最も格式の高い王室寺院がある場所のようだ。
普段の海外旅行はだいたい添乗員さん付きのパックツアーでの訪問なので、事前に調べていなくても適切なルートを案内してくれるのだが今回は個人旅行。ましてやあまり歴史や建築物には興味がなく、それよりもビーチやビールなど快適に時間を過ごせる物の方が大好きな”バリ島オジサン”の案内だったので、「ここは王宮!」とだけ説明があった。。
後で王宮の事を調べてみると、近くにあるワット・アルンやワット・ポーなどと似たような建造物があったり装飾も似ているので、こんな暑さの中だったからそこまで王宮に行きたいという気持ちが湧き上がって来なかった。もし次にバンコクに行く機会があれば、行ってみようかなと思うレベル。
この通り沿いは王宮があるだけあって、宮殿のような豪華な建物が色々と見る事が出来る。
こちらには宮殿のような建物の前にはズラリと大砲のような物が並べられている。この建物はタイの国防省で軍事的に重要な施設。
海外などではこういった建物には厳重な警備がされていて、前ではマシンガンを携帯した兵士などが警戒している光景を見るけど、ここではそういった警備している姿は見られなかった。
第二次世界大戦頃の東南アジア地域では、その周辺国は殆どが欧米各国の植民地になっていたがタイだけは独立国となっていた。そんなタイはアジアで領土を増やす日本国と昔から友好的だった関係もあり、1941年12月に日泰同盟を結び、合同で戦いを進めていた時期もあったようだ。
1月末に訪れたバンコクだったけど、かなり暑かった。気温もそうだけどやっぱり日差しが強いので、日陰に入るとまだマシだったけど、こうやって日向を歩いていると気持ちいい位に暑かった。
バンコクの王宮周辺の景色 動画
タイでは徴兵制があり男性は2年間軍隊に所属しないといけないが、それを嫌がって賄賂を渡して兵役に行かない人間もいるという。そしてタイの兵力は全体で約30万人を有するそうだ。
一応軍事の最高責任者は国王になっているけど、それはあくまで建前上。4年前に国王となったラーマ10世は自身のスキャンダラスの方が話題になって、あまり国民受けは良くないという。ただ王族の資産は3兆円を超えると推測されていて、またタイ王族への批判をすると罪に問われる法律もあるので、国王がその気になればやりたい放題にできる国なのである。
先代のタイ国王が立派な人過ぎて、その落差が大きいみたいだよ!
暑いバンコクだけど、このような川があったり噴水があったりするだけでその周辺は全然温度と言うか、快適度は全然違う気がする。マイナスイオンが発生しているからとは言わないけど、暑さで水分が蒸発するとそれにより周辺の気温が若干低下するので、それで気持ちよく感じるのだろう。
こういった渋柿色の袈裟を着たのがタイのお坊さんだけど、真ん中の人はヤクザ張りの刺青を入れているのがチラッと見えた。
ワット・ポーからカオサン通りまでは歩いても25分前後。このようなトゥクトゥクも観光地で客待ちしているドライバー達はボッタクリ値段を吹っかけてくるので、要注意である。
通りの一角には4頭の象の頭部が彫刻となっている。1996年に前国王ラーマ9世の在位50周年を記念したお祝いのイベントの際に建てられた物のようだ。
更に通りを進んで行くと、そんなに広い通りでもないのに片側2車線で路上駐車状態のタクシーの列が何故か出来ていた。しかも左側の車はサンバイザー代わりに段ボールをフロントガラスの上に載せていた。。
こちらはタイの硬貨博物館のようだ。歴史が好きな人は訪れて見学してみるのも良さそうな感じ。
カオスなカオサン通りに到着
そして「カオサン通り(Khaosan road)」に到着します。
住所:165, 167 Khaosan Rd, Talat Yot, Phra Nakhon, Bangkok 10200
カオサン通りの入口にはこちらの石碑が立てられています。全長は約300~400mのストリートで、インターネットが今ほど普及する前の2000年前後頃にバックパッカーが主に拠点としていた場所から”バックパッカーの聖地”と呼ばれるようになったそうだ。
カオサン通りを歩いて見る 動画
ただその時代の頃のカオサン通りを知っている人からすると、今ではすっかり様変わりしてしまった街並みになっているという。昔は貧乏バックパッカーが集まる場所だったけど、今では欧米人などの観光客が増えてお店などの料金も高くなってきているという。
通りには山盛りに商品が積まれたり、ハンガーにも山盛りにTシャツが掛けられていたりとごちゃごちゃな雰囲気。
通りにはこのようにカフェやレストランが沢山あり、それにタイマッサージ屋さんも「こんなに固まって営業する必要ある??」と思う位に密集していた。
今日もまたタイマッサージを受けたかったんだけど、この通り沿いには山ほどタイマッサージ屋さんがあって、どこのお店も同じようだったので決め手に欠けてて選べないままにズルズルとカオサン通りを歩く事に。。
この通りだけ賑わっているのか思えば、最近はこの通りの周辺にも店が増えて来て、タイの若者からすると”タイの原宿”的な感じの場所になってるんだとか。
ボクがなかなかタイマッサージ屋を決めないので、周辺をうろつく。仕舞に前を歩いていた”バリ島オジサン”は内側の路地に入りだす。この辺りはあんまり観光客が入って来ない場所のようで、まだカオス感が残っているように感じた。
オレ、結構こういう裏道をうろつくのが好きなんだよ~~!
路地を通るとカオサン通りの裏に出てきたけど、この辺も今ではカオサン通りに含まれているようだ。
この辺りは元々はバックパッカーが集まっていた場所だけど、今ではそんな光景は消えて欧米人観光客が昼からたむろする場所となってしまっているようだ。
この辺りは本当にレストランやタイマッサージ屋が多い。それと日中はこの通りも車で通れるけど、暗くなると周辺のレストランの席が道路にせり出してくるので、夜は車も満足に走れなくなる程狭くなるという。
このカオサン通りにもマクドナルドがあり、そんな店頭に立っているドナルドもタイ仕様のポーズをしている。
スターバックスまで出店しているカオサン通り、もうこうなると昔の良き時代のバックパッカーの聖地であった頃の街並みとはガラリと変わっているのだろう。
カオサン通りも欧米人達のバカンスの場となっているので、夜になると周辺のお店ではガンガンに大きなボリュームで音楽を流しているようだ。なので通りに面したホテルに宿泊していると夜がウルサイようだ。
そしてカオサン通りを一周。再びタイマッサージ屋を探しに、カオサン通りの2周目が始まる。何でもありのバンコクだけど、さすがにこの露店の上に座っている女の子は売り物じゃないだろうけど。。
再びカオサン通りを歩くものの、客引きが激しいタイマッサージ屋は怪しそうで全然興味を惹かれない・・。
なかなかマッサージ店を決めないボクを見かねて、そろそろ業を煮やしてきた”バリ島オジサン”。再び路地に入りだす。
「さすがにそろそろマッサージ店を決めないと・・・もうドコでもいいや!」と思って決めたのが、こちらのマッサージ店。選んだメニューは60分の背中メインのボディーマッサージで料金は300バーツ(約1,000円)。手前のお店はスパ用でタイマッサージは建物の奥から2階に通される。すると結構な人数がタイマッサージを受けていた。
住所:303 Rambutree Rd., Talad yod, Phranakorn, Bangkok 10200
先程のタイマッサージが今回タイで体験したマッサージの中で一番良かった。後付けになるがタイマッサージのお店には若造のような兄ちゃんや、細い体で若いオネーチャンなどの店員さんが待機しているお店が多いけど、しっかりとしたマッサージを受けようと思えばやっぱり腕が太い店員さんの居るお店がいいと思う。
カオサン通りのレストランで休憩
そして約1時間のマッサージを終えてスッキリした2人組は、向かいにあったレストランに入る。今の時間帯だとハッピーアワーの時間帯でアルコールが割引で飲めるようだったので、ここは迷うことなく席に座るのであった。
“バリ島オジサン”は足つぼマッサージをしてもらったようで、これも気持ち良かったみたい。しかし1時間のマッサージで約1,000円の安さは流石本場のタイである。
さてビール好きのボクが頼んだのは、勿論チャーンビール(Chang Beer)である。ここでも大瓶で提供されるので嬉しくなってくる。
”バックパッカーの聖地”と言われているカオサン通りだけど、今ではすっかり欧米人観光客の溢れる、そして彼らをターゲットにしたお店がある通りに変貌しているようだ。
普段から背中や肩が凝り気味なので、個人的には痛い位のタイマッサージがとても効くので個人的にはとても気に入った。そしてマッサージ後だったので、とてもスッキリとしたような顔をしている男。
ちなみにこの時ボクの後ろのテーブルに座っていたのは、日本人の女の子2人組だった。帽子を反対に被っていると後ろにしていたつばが女の子に当たり、後ろから「ソーリー!」と声が聞こえてきた。それに対して「いいよ、別に気にしなくても!」とボクが返すと、「なんだ、日本人じゃーん!」と言っていた。
そしてその女の子2人組は「もしかして私達が喋っていた事、聞いてました??」と言い出した。
焼き鳥っぽい酒の肴を注文した”バリ島オジサン”。こちらは焼き鳥をイメージして食べると美味しくはなく、普通に食べると特に問題は感じない食べ物だった。
“バリ島オジサン”はレオ・ビール(Leo Beer)を飲んでいた。こちらもタイ国産のビールで、チャーンビールに対抗する庶民派ビール。ただちょっとチャーンビールに比べると薄味だったような気がするけど。
いや~~温暖な国で夕暮れにビールを飲みながらゆっくりとするのは最高だよ~~!あとは目の前にビーチがあればもっと最高なんだけどな~~!
って感じで、旨そうにツマミにパクつく”バリ島オジサン”。
ビールを飲む姿が何とも似合う。ちなみに基本的に温暖な気候の国に行くのが好きみたいで、海外旅行時は洗濯しても乾きやすい服装にしているとの事。ボクも真似してドライ生地の服を着ていったけど、ホテルに帰ってから洗濯しても翌朝になったら乾いているのでとても重宝したのである。
夕暮れ時のカオサン通りの景色 動画
17時頃になると、また違ったカオサン通りの顔が見えだしてくる時間帯。さっきまではいなかった屋台や露店などがどこからともなくやって来て営業し出しているようだ。
右側のオネーチャンはボクらが入ったレストランの店員さん。店の前で客引きしているけど、根が真面目なのか?あまり上手く客引きが出来ずにモゴモゴとモガいているような感じにも見えた。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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