江の島を訪れると、襲ってくるシラス丼の誘惑に勝てずに・・・パクリ!【神奈川旅行記③】

神奈川旅行記2020年秋-③

 旅行期間:2020年11月24日~27日(3泊4日)
(I couldn’t resist the temptation of shirasu-don, a bowl of rice topped with baby sardines, which hits me whenever I visit Enoshima… Phew! [Kanagawa Travelogue 3])

まずはシラス丼!

2020年11月に訪れた神奈川県の旅で、まず最初に訪問したのが観光客に大人気の場所となっている湘南の海に浮かぶ江の島。ここは6世紀頃に建立された神社(寺)があって神様を祀っている場所だけど、昔から参拝客に人気があり、また最近ではこの近くの海岸などを含む湘南エリアとして色んな世代に人気の観光地となっている。

 

 

江の島にて

そんな江の島の上に繋がる階段を登っている途中に、ボクとしては珍しく無性に途中に見えたシラス丼の旗が気になって、いつもだったら江の島の見学を終えてから昼食にするのに、この時は何故か江の島見学を中断してまでシラス丼を食べたくなってしまったのだった。

鎌大仏君
鎌大仏君

シラス丼なんて、どこでも食べれるんダな~!

 

という事で辺津宮のある高さまで登って、近くにいた猫ちゃんを少し観察してから、その手前にあった階段を降りて行く。するとその先には”勝ち運の神様”が祀られているという「児玉神社」なる石碑と鳥居が見えてくる。

 

この児玉神社の祭神は、「児玉源太郎」という陸軍大将だった人物が祀られている神社だった。児玉源太郎は明治2年の箱館戦争を最初に経験し、佐賀の乱や西南戦争や日清戦争などを勝ち抜き、日露戦争では満州軍総参謀長として日本軍を勝利に導いた。そのような個人の功績から”勝ち運の神様”として祀られているようだけど、実在した人間を神様として祀るのはどうかと思うが。。

ブッダ君
ブッダ君

人間は神格化されると、いい面しか無かったように勘違いされるからじゃ!

鎌大仏君
鎌大仏君

ブッダ君も神格化されて、得した1人ダね!

ブッダ君
ブッダ君

お主、動かぬクセして、なかなか鋭い所を付いてくるの~!

 

しらす問屋「とびっちょ」で昼食!

そして今さっき通ってきた参道に戻ってきて、その中でも目に留まっていた、こちらの「とびっちょ」というお店を選ぶ事に。普段はあまりこういったメイン通りにあるお店には入らないようにしているけど、この時は何故か導かれるように迷う事もなく、スス~~っと店内に吸い込まれていったのである。。

 

 

海岸沿いの街を観光していると、シラスを沢山食べれるお店はいくらでも見かける事が出来るけど、江の島といえば”シラスたっぷりのシラス丼”という頭になっていたのかもしれない。

 

客席は2階にあって階段を登って行くと、爽やかな店員さんに小さいテーブルを案内される。午前11時20分過ぎとまだ昼食にはちょっと早そうな時間帯ではあったが、それなりにお客さんが入っていて、客層は比較的若い女子などが目立った印象。

 

ここで選んだのは「釜揚げしらす丼」という、シンプルなシラス丼。生のり味のみそ汁と生卵付きだったが、この地方では「江ノ島丼」というサザエの切り身が入った親子丼のような名物もあったようだ。しかし、この時点ではそんな江の島丼という丼の事は知らず、頭の中には「シラス、シラス・・・」という言葉しか浮かび上がって来なかった。。

 

このシラス丼には生卵を掛けるみたいだけど、このように袋でパウチされた状態で出てきた卵は初めて見た気がする。衛生面の観点から、このような個別袋詰めをしていたのかは分からないけど、無駄な包装資材が生み出されているようにも感じてしまうのでもあった。。

「包装資材メーカーは、ゴミを作る会社」って上司が言っていたのが印象に残ってます。。

 

そんな袋に入れられていた生卵の殻を割って、シラス丼のど真ん中に生卵を載せます。シラスに生卵が合うのかは分からないけど、丼に生卵を入れるとグレードがランクアップするような錯覚を受けてしまう気がする。。

ブッダ君
ブッダ君

生卵を載せるのは、贅沢じゃ!

 

 

シラス丼をかき混ぜる! 動画

 

 

まずはその生卵をシラス丼全体にかき混ぜてから、大量のシラスをスプーンで掻きあげます。このシラス丼は想像していた以上に器が大きく、それなりにシラスも入っていたけど、その下にはキャベツやダイコンなどの野菜もたっぷり入っていたので、ボリューム的には満点な丼となっていた。

 

最近は居酒屋でシラスを山盛りに振りかけてくれるサービスを売りにしているお店もあったりと、じんわりとシラスブームが訪れているかのようだ。小さい頃はよくちりめんじゃこをカルシウム含んでいるからと食べさせられた記憶があるけど、当時は嫌々食べていた物も今となっては自分から食べるようになってしまっている。

歳を重ねる程に、食べ物が美味しく思えます!

オカン
オカン

もっと早く食べ物に目覚めて欲しかったわ!(怒)

 

 

再び江島神社のニャンと!

さて珍しく見学前にお腹いっぱいになった後は、再び食後の運動とばかりに江島神社の階段を一段ずつ登っていく。ボクの頭にはさっき居た猫ちゃんが、まだその場に居るかだけが心配だったが。

 

そんな風に少し心配しながら階段を登って、さっき猫ちゃんがいた場所を訪れると、その可愛らしい姿が目に入って思わず一安心。猫という生物は気まぐれなので、さっきまで居たと思っても、今見たら居なくなってしまっている事も多々あるのである。

オカン
オカン

まるでアンタみたいやな!(笑)

 

さっきこの猫ちゃんの様子を観察していた時から、昼食を挟んで約40分が経過していたけど、まだ同じ場所に同じポーズで佇んでいた猫。ここで同じポーズで40分間も居たとは、狛犬のように重鎮的存在のようにも思える猫ちゃんだ。

 

 

江の島の猫ちゃん!① 動画

 

 

最近猫に触り出した猫好きからアドバイスとしては、その辺で見かけた猫ちゃんに触りたい時は、まずは猫ちゃんに自分の手を認識してもらうようにゆっくりと差し出す事。その手を見て警戒しない猫ちゃんであれば、そのまま手を頭に寄せて頭皮をスリスリと触ってみる。それで嬉しそうな、身を委ねるような雰囲気だとそのまま頭をナデナデしてあげると、嬉しそうな顔をしているような感じになる。

 

 

江の島の猫ちゃん!② 動画

 

 

このように頭をナデナデする関係柄になると、猫ちゃんとの距離は急接近したかのように思ってしまうけど、猫からすればそこまで気にしている訳ではなく、急に立ち去ってしまう事も度々である。だけど、その気まぐれさが猫ちゃんの可愛らしいポイントであり、旅先で猫ちゃんを見かけると思わず近寄ってしまうのである。

 

 

江島神社の見学は続く!

さて猫ちゃんとの戯れはほどほどにして、まだまだこの先がありそうなので先を急ぐ事にする。こちらのテラスは手すりに電飾が取り付けられており、夜に来た観光客を楽しませる場所ともなっていそうな雰囲気である。

 

この江の島も昔は神様を祀っている場所で、その神様を参拝する為に大勢の人がやって来ていたが、今では神様の存在はまじない程度にしか思わない現代人がインスタ映えを求めて集まって来る場所に成り代わっているかのようにも思えた。

 

こちらは野外エスカレーター「江の島エスカー」の第2番目の乗り口。こんなのお金を払ってまで利用する価値が無いとも思っていたけど、これが有料でも営業できているのはやっぱりそれなりの需要があるからのようだ。

 

江の島にやって来るまでは単なる島だという認識しか無かったけど、まだまだ奥まで道は続いているような雰囲気を感じる。日本のモンサンミッシェルというよりは、蟻地獄のような観光客はタダでは帰れない場所のようにも思えたが。。

 

この島の奥に向かって続いている登り道は「御岩屋道」という名前で、江の島の南側にある岩屋と言う波に浸食された洞窟があって、そこに向かう道となっているようだ。

 

その道のりの途中にまた双眼鏡クンを発見するけど、こちらはさっき見たオレンジ塗装の一段とは違って、本来のシルバーっぽい色をしていた。同じように見える双眼鏡クンも、このように注意してじっくり観察していると、それぞれに個性を感じて、愛おしく感じてしまう。。

 

昔に江の島を参拝しに来ていた人は階段を自分の足で登るという選択肢しか無かったが、今ではお金を払ってエスカレーターに乗るという選択肢がある。そういう選択肢がある時点で、現代人は昔の人達に比べて贅沢であるが、逆に言えば自分の体を退化させてしまっていると言っても過言ではない。

 

中津宮にて

そして階段を登っていくと、江の島の中腹に造られている「中津宮」が見えてくる。こちらは9世紀に元々建立されたという社殿で、1689年に当時の江戸幕府第5代将軍:徳川綱吉の命によって再建されて、今見られる社殿は1996年~2011年のリニューアルを経た建物となっているようだ。なお、こちらでは宗像三女神のうち「市寸島比賣命(イチキシマヒメ)が祀られている。

 

そんな場所にはこちらの「江の島歌舞伎」と文字が入って、更には歌舞伎役者の手形が入っている碑が設置されている。江戸時代から人気の歌舞伎『青砥稿花紅彩画(白浪五人男とも)では、江の島出身の”弁天小僧:菊之助”が出ている事にあやかって、ここにその記念で石碑が置かれていたようだ。

 

なのでここで歌舞伎の舞台が行われた場所という訳でもなく、歌舞伎の名作に登場する人物にあやかってというだけで、石碑と垂れ梅が植樹された場所だっただけのようだ。

 

ただ植樹された場所には、このように柵で囲いがあったけど、そこには切られた細い根っこしか見つからなかったが。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

よければ下記ブログ村のボタンをポチッとお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ

↓↓↓↓神奈川旅行記:初回↓↓

プライベートで訪れる神奈川県は見所満載の地【神奈川旅行記①】
2020年11月下旬に訪れた神奈川県の旅。紅葉が赤くなりつつある頃に訪れた神奈川県で、まずは最初に観光客に大人気の江の島へと向かいます。
タイトルとURLをコピーしました