神奈川旅行記2020年秋-㉒
旅行期間:2020年11月24日~27日(3泊4日)
(The Meigetsuin Temple in Kamakura has rabbits, cats, beautiful roses, and much more to see! [Kanagawa Travelogue 22])
やっぱりバラは綺麗!
ここは鎌倉市で北鎌倉駅に近い場所にある「明月院」という、臨済宗建長寺派のお寺。
しかしその敷地内は堅苦しいお寺といった雰囲気は全然なくて、何千本ものアジサイやハナショウブが植えられていたり、所々にはカワイイ置物もあったりと、色んな世代が訪れても楽しめる場所となっている。
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189
営業時間:9時~16時頃
電話番号:0467-24-3437
拝観料:高校生以上500円/小中学生300円
※本堂後庭園の特別公開は6月頃と11月頃のみ
※6/1〜6/30は平日のみ開門(土日は終日閉門)
明月院の「ウサギ共和国」にて
その明月院の敷地内を見学し、特別公開されていた本堂後庭園も見学を終えたのでこれから帰ろうかと歩き出すと、その途中にこちらの「ウサギ共和国」という看板が見えたので寄り道する事に。
その「ウサギ共和国」の入口付近には、こちらの可愛らしいウサギの形をした顔出しパネルが置かれているのが見える。
この明月院ではウサギも数匹飼育されているようで、だからさっきもウサギの置物などが設置されていたようだ。
ウサギは日本神話から登場する生き物だけど、こちらの説明によるとお釈迦様(仏陀)が人間として生まれて来る前に、ウサギとして生まれてきた時に自分を犠牲にしてお腹を減らしていた老人を救ったという話が書かれている。
ただキツネとサルが焚火を起こしたとあるが、さすがに動物が火を操る事が出来なかったので、何とも真剣みを持って信じれない話だと思ってしまったが・・・。
ワシを祀り上げる話なんじゃ!
こちらにはウサギ小屋が造られていたけど、そこに掛けられていたこちらの説明板の内容を見ていると、ここがお寺だというのを忘れてしまうかのような遊び心が出てきているように思える。
どちらかというと寺を見学しに来たファミリーでも、退屈そうにしている子供達向けに提供していたのかも。
ウサギもそこそこ可愛いけど、個人的には猫ちゃんの方がいいんだけども。
この付近にも猫ちゃんがいると書かれていたけど、今日は雨模様だったので猫ちゃんも残念ながらどこかに避難していて見れずだった。。
この小屋は「宇宙ステーション」と名付けられているようで、8時~15時頃まではウサギがここに滞在しているようだけど、その後は秘密基地に帰ってしまうようだ。
そんな「宇宙ステーション」は現在新人パイロットを育成中のようで、「桃太郎(モモ)」と、「沙羅(サラ)」という新人がこれから人々を楽しませてくれる存在になるようだ。
ふと金網の奥に目を向けると、もう既にモモとサラは宇宙ステーションに着任しているようで、自分のスペースに陣取っている様子が見える。
それ以外にもネロという古株のウサギの部屋も見えている。
宇宙ステーションのウサギ達! 動画
こちらが先輩のネロという、黒いウサギ。
どうやらさっきの釈迦の生まれ変わりのウサギの話にもあったように、ここ明月院では「月」という文字が入っている名前なので、月に住んでいるウサギにあやかって、ウサギを飼ったりそれに関連した置物を配置しているようだ。
こちらは「沙羅(サラ)」という名前が付けられているけど、ただしメスではなくてオスのようだ。
「沙羅(サラ)」という名前を聞くとスキージャンプの高梨沙羅ちゃんを思い出してしまうけど、どうせならオスっぽい名前を付けてあげた方が紛らわしくなくて良かったかもね。
こちらは「桃太郎(モモ)」と名付けられた新人パイロットで、もし性別がメスだったら「桃子」になっていた可能性があったそうだ。
桃太郎の名前は気にするけど、意外と沙羅の名前は性別では気にしないという明月院。。
この宇宙ステーション脇にはこのように椅子やテーブルも用意されていて、普段であればここに座ってゆっくりウサギなどを眺めてもいいのだけど、雨が降っている時は濡れて座れないのが残念である。。
こちらの明月院にはウサギだけではなく、何匹かの猫ちゃんも飼われていて、またタヌキやリスなども出没する場所となっている。
ただ猫ちゃんは雨が降っている日は、どこかに隠れてしまう事が多いので遭遇できない可能性が高いが。
この明月院の猫ちゃんはこの見学時に会えなかったけど、後日NHKの『岩合光昭の世界ネコ歩き:鎌倉』の中で見る事が出来た。
寺の中を好き放題動き回る黒猫のモーミンや、どっしりと肥えた体を進ませるボス猫の雰囲気を出しているプリンちゃんなどが登場していた。
こちらは『岩合光昭の世界ネコ歩き:鎌倉』の番組内で登場していたモーミンちゃん。
残念ながらこのモーミンちゃんなどの猫には会えなかったけど、この翌日に三浦半島の城ヶ島で偶然岩合光昭さんが撮影していた猫ちゃんに出会えたので、それはそれで嬉しかったのである。
ホンマ最近、アンタ急に猫好きになったな!
そして入ってきた時には気付かなかった、こちらの竹が生えている小道を進んでみるとする。
このような竹も雰囲気があり、心地いい気分に浸れる場所である。
ただそんな竹にはこんな「竹を傷つけないでください。あなたの心にも大きな傷が残ります」という張り紙がしてるのが見える。
観光客もただ見ているだけではなく、心無い人達が竹に傷を付けて帰っていくのだろう。
こちらにも「落書きをしないでください、大事に育ててます。白い粉は人によってかぶれる事がありますので、触らないでください」とも書かれている。
いつの時代にも心無い人間は常に存在していて、自分の中でそのストレスを吸収できない人間は、文句を言えない物に奴当たりをするのだろう。
ホントにけしからん奴が人間の中には一杯おるんじゃ!
しかしこの明月院の庭園部として庭を管理している人達の心意気が、管理されている敷地の丁寧さを見れば分かる気がする。
そこに生えている1本1本の木に愛情を掛けて育つのを手伝っているような雰囲気で、何とも気持ちいい場所に感じられる。
こちらの橋は鶴岡八幡宮の入口にあった、今では渡る事が出来ない太鼓橋のように石造りになっている「玉潤橋」。
このような石造りの太鼓橋っぽいのは滑りやすそうに思えるけど、これぐらいの高さであれば手すりもちゃんと設置されているので、特に問題はなさそうだ。
トイレ近くのバラ園にて
そして入口付近まで戻ってきてトイレを済ませてから帰ろうとして、トイレを探すけど一見見当たらない。
ここ明月院ではトイレの前付近にもこのように色んな植物が植えられていて、無機質な建物が簡単に見学客の目に入らないようにと配慮しているようにも思えた光景であった。
そのトイレ前には色んなバラが植えられていて、しかも赤色だけではなくそれ以外の色のバラもあって、またこのように雨が降っていた事もあって雫がバラに乗って、それもいい感じになっていた。
こちらはボクの大好きな真っ黄色カラーとなっていたバラで、「ランドラ(Landora)」という1970年代に品種改良されて生まれた黄色を代表するバラのようだ。
そこに乗った水滴が、更にいい感じ!
こちらは白いバラで、白いズボンをよく履くボクに、こちらもピッタリな色である。
バラは元々はチベット・中国雲南省・ミャンマー周辺が原産地とされていて、それがヨーロッパで好まれて広がって行き、世界的に観賞用として多くの人々に愛される植物となっている。
バラを見る時って雨が降っていない時が今まで多かったけど、このように雨が降っている時にバラを見ると、まるで撥水加工されているかの如く水を弾いている花びらが、何とも写真映えしているように見える。
こちらは普通のバラではなくて、もっと花びらが細かく付いている「シャルル・ド・ミル(Charles de Mills)」という種類のようだ。
バラと一口に言っても長年品種改良され続けているので、バラの定義自体が既に消えて、新しいバラという種類がどんどん増えて行っているかのように感じたのである。
こちらは「オオカッコウアザミ(アゲラタム/Ageratum houstonianum)」と呼ばれる、中央アメリカ付近で生息する一年草、もしくは多年草の植物。
日本では観賞用植物として栽培されており、花が咲くのは5月~11月のようだ。
こちらは「ジニア・リネアリス(Zinnia angustifolia)」というメキシコ原産のキク科ヒャクニチソウ属の植物で、7~11月とこれもギリギリ花が咲いているシーズンに見れたようだ。
昔から観葉植物は人気だけど、今は世界中の観葉植物が簡単に各家庭でも入手できる時代となっている。
なので変わった観葉植物程に南米大陸などから取り寄せられた物が多いけど、逆に南米大陸に住む人からすれば、日本の植物の方が珍しく思えるのだろうが。。
こちらは「センニチコウ(千日紅/Gomphrena globosa)」という、ヒユ科の一年草のようだ。
ただこちらの花が咲くのは7月~9月のシーズンらしく、ちょっとその時期から遅れてしまった。。
バラというのは前に贈り物として買うまで知らなかったけど、贈る本数や色などによって花言葉という意味が一般的に知られている。
個人的にはそんな花言葉なんて気にしないけど、バラを貰う側の人間がその花言葉の意味を知っていたら、変に誤解をさせてしまう可能性もあるので、単純にバラを贈るという行為も意外と難儀である。
そして川に架けられている橋の上に、ここでもウサギと亀の置物を発見する。
ただウサギは大きいから川の方を見る事が出来るが、亀の方はちょっと身長が短いので欄干が邪魔して川が見えてないようだが・・・。
いいんダよ、遊び心で飾っているだけダから!
今まではあまり国内の観光をする事が少なかっただけに、実際に秋に観光地を訪れてみると、紅葉を見る為に多くの観光客が訪れている様子を見て少々ビックリした。
春の桜はその綺麗な見た目から定番とはなっているけど、この紅葉も日本人には欠かせないイベントなのだという事を実感したのであった。
昔の人々は月にウサギが住んでいると考えていたようだが、今までに月に到達した宇宙飛行士などからは、月でウサギが発見されたという事実はまだ報告されていない。
しかし近い日にウサギの置物が月で発見される日が、来るのかもしれない。
月でも不法投棄してはダメだよ!
こんな旅はまた次回に続きます!
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