修学旅行の定番「鎌倉の大仏」が見られる、鎌倉市の高徳院を訪問【神奈川旅行記⑫】

神奈川旅行記2020年秋-⑫

 旅行期間:2020年11月24日~27日(3泊4日)
(Visit Kotokuin Temple in Kamakura City, where you can see the Great Buddha of Kamakura, a staple of school trips [Kanagawa Travelogue 12])

背中が開いている大仏

神奈川県旅で訪れた鎌倉市というと、やっぱり一番に出てくる名所は昔から修学旅行では定番の場所となっている、ここ高徳院の大仏像である。ボクら世代の修学旅行地とは違うけど、ボクらの親世代の修学旅行と言うと、この鎌倉に来て大仏前で記念写真を撮るのが鉄板ルートだったそうだ。

オカン
オカン

せやせや、私もここの大仏前で記念写真撮ったで!

 

【鎌倉大仏殿高徳院】

住所:神奈川県鎌倉市長谷4-2-28
営業時間: 8時~17時頃
電話番号:0467-22-0703
拝観料:大人&中高生300円/小学生150円

 

 

 

鎌倉大仏殿高徳院を訪れる!

鎌倉の大仏像はとても有名で日本人なら皆が知っている程と言っても過言ではない位だけど、じゃあその大仏の周りの景色がどうなっているかまでは知らない人も多いと思う。エジプトにある有名なスフィンクス像などもテレビなどでよくその景色を見る事があるけど、意外とその周辺の景色は映される事が少なくて、また視聴者側もそこまで興味を惹かれないので必然と映される事はほぼない。

 

エジプトのスフィンクス像近くには、似合わない「ケンタッキー・フライド・チキン」の店舗がある事でも有名ですが、今ではその間に壁が築かれて見えないようになってましたね。

 

ここ鎌倉の大仏も同様にみんなの注目が大仏像にしかないので、その手前にある仁王門で睨みをきかしている阿吽像などに興味を惹かれる人は殆どいないかもしれない。しかしここに仁王門が作られて、そこに阿吽像が設置されている事には必ず意味がある訳で、それらもこの高徳院には重要な建造物となっているのだ。

鎌大仏君
鎌大仏君

この阿吽像達とは長い付き合いダね!

 

鎌倉の大仏は大きなイメージがあって、この高徳院の入口まで来て背伸びでもすれば少々見えるのかと思っていたけど、そうしたら拝観料を払う人が少なくなるからか、しっかりと障害物のような塀が設置されていて、ちゃんと拝観料を支払って中に進まないと見えないようになっていた。

鎌大仏君
鎌大仏君

ちゃんと拝観料を払って見てくダさいね!

 

という事で入口で300円を支払い、ワクワクした気分で中庭へと進んで行く。なお、この鎌倉の大仏はこの鎌倉市の中でも鉄板の観光地なので訪れるタイミングが悪いと、修学旅行中の学生団体やツアー団体と鉢合わせたりする可能性もある。だからなるべく人が少ない頃合いを狙って訪れた方が良さそうな場所である。

鎌大仏君
鎌大仏君

今はコロナ禍で減ったけど、その前までは人だらけダよ!

 

憧れ?!の大仏と御面会!

中に入ると、いきなり大きな大仏像が目に飛び込んで来る。近寄らなくてもその大きい仏像の迫力を感じる程で、さすが”鎌倉の大仏”という雰囲気である。ちなみにこの大仏像の大きさは、台座を除いた高さで約11.4メートルとなっている。大仏像の大きさでいうと、奈良の東大寺の大仏像は約15メートルの大きさらしく、大きさでは奈良の大仏に負けているようだが。

 

この大仏像は青銅製となっていて、普通大仏像というのは屋内に飾られている事が多いが、この大仏像も元々は周りを取り囲む建物があったが、長い年月の間にその建物が失われてこのように野外に放置されているような状態になったようだ。それと鎌倉の大仏像は思っていた以上に、表面が色落ちしているようにも感じた。というのも野外に置かれている大仏像は海からの浜風を受けて、その塩害の影響で表面が色落ちしているそうな。

鎌大仏君
鎌大仏君

野外に置かれている方が解放感あって、スッキリしていいで!

 

この鎌倉の大仏像は『銅造阿弥陀如来坐像』として国宝にも指定されている。この大仏像が作られたのは鎌倉時代の1200年代とされているが、詳しくその作者や年代は判明していないようだ。ただ鎌倉時代の仏像の特徴が表れているので、鎌倉時代を代表する仏教彫刻として国宝になっているそうだ。

 

 

鎌倉の大仏像!① 動画

 

 

このように座禅を組んだ状態で座っている大仏像だけど、約2メートルの高さがある台座の上に鎮座しているのが見える。また首元は過去の地震の際に破損し、その後に補強されているという。それと全然イメージが湧かないけど、この大仏も建造された当時は表面に金箔が張られていて、金ぴかに輝く仏像だったようだ。

鎌大仏君
鎌大仏君

そんな輝く時代もあったな~~!写真に残ってないのが残念ダ!

 

奈良の東大寺の大仏も金ぴかだけど、東大寺は金メッキだったのに対して、この鎌倉の大仏は金箔を張っていたのでコスト的にはこちらの像の方が高くついたようだ。しかし鎌倉の大仏は長年野外に放置され続けた為にその金箔は殆ど消失していて、今では右頬部分に僅かにその痕跡が見られるという。

鎌大仏君
鎌大仏君

もう一回金箔張ってくれるのを長年待ち続けてますが・・・

 

 

この鎌倉の大仏像はその歴史が書かれた資料があまり現存していない事から、具体的な年代などが特定されておらず、あくまでも推定された製造年月などで表示されている。また江戸時代には荒廃していた事もあって資料にも乏しいが、間違いなく歴史ある大仏像であるが。。

鎌大仏君
鎌大仏君

証拠書類見せなくても、オレを見るだけでその歴史感を感じてくれよ!

 

 

鎌倉の大仏像!② 動画

 

 

1870年代の大仏写真--『高徳院ウィキペディア』より

1870年代の大仏写真–『高徳院ウィキペディア』より

こちらは1870年代と明治時代が始まった頃に撮影された写真のようだけど、このように台座の上に登って、更には大仏さんの手の上に乗っていたりも普通にしていたようだ。今では考えられないような状態だけど、当時はわざわざ台座の上に登る用にハシゴも掛けられていたようだ。

鎌大仏君
鎌大仏君

確かに昔の方が観光客との距離感が近かったような気がする!

 

その大仏像の正面には、このように御香を焚くような台座が置かれていた。昔の写真を見ると明治時代には無かった香炉のようだけど、近年に設置された物だったのだろうか。

 

こちらの香炉の表面には、細かい彫刻が施されている。有名な国宝でもある鎌倉の大仏像の前に設置する香炉なので、そのデザインもかなり凝ったのが選ばれたのかもしれない。

 

こちらの蓮の花のようなオブジェも明治時代には無かった物のようだ。ただ昔の写真を見ると、このオブジェ自体は無かったけど、大仏像の手前の供物台には何かしらの植物が活けられていたようだが。

 

昔は大きな大仏殿の建物が存在していた高徳院だけど、今では大仏像の脇に建物が造られている。その建物内にはこのような大きなわらじが展示されていたけど、この大仏像の足のサイズになっていたのかもしれない。

鎌大仏君
鎌大仏君

この大草鞋は今まで履いた事がないな・・・

 

この大仏像は1200年代に作られたとされていて、それが正しければ約700~800年近くここに鎮座している事になる。しかし700年以上が経過しているのでその間に地震などの影響で破損している箇所もあり、長い年月の間で度々補修工事が行われてきている。

 

この大仏像も像全部に青銅が詰まっている訳ではなく、あくまでも像の外壁というか形取っている部分だけが青銅で、その中身は空間となっている。だから関東大震災などが起きた際には大きく影響を受けただろうが、大正時代にも大きな修理がされたそうで、現在にも何とかその形を残してくれている。

 

大仏像も近くで見ると、このように特に首元が破損しているのが分かる。人間と同じようにこのような仏像も、重たい頭部を支える首部分にその重力が掛るので、仏像の中でも特に破損しやすいポイントなのかもしれない。

鎌大仏君
鎌大仏君

最近、首が痛くて仕方ないんダけどね・・・

 

胎内拝観は中止・・・

そして奈良の東大寺の大仏では出来なく、ここ鎌倉の大仏像だから出来るのが、こちらの「胎内拝観」である。大仏像の胴体の中は大きな空間となっていて、昔から見学客が入れる場所として人気だったという。なお昔はこの中で博打が行われたり、男女が密会するデートスポットとしても使われていたそうな。。

鎌大仏君
鎌大仏君

腹の中で騒がれるのは、楽しくないよ・・・

 

 

大仏像の胎内拝観は普段なら別途20円という値段設定らしいけど、この時はコロナ禍の影響で胎内は密集してしまうので入場禁止となっていた。このような歴史的な像の内部に入れるなんて機会がまず無いだけに、とても入りたかった胎内だけど、コロナ禍だったので残念な結果となってしまった。。

鎌大仏君
鎌大仏君

胎内は実はあまり綺麗な事ないから、あまり見せたくないんダ・・・

 

昔から胎内拝観が行われてきた鎌倉の大仏像だけど、その内部では沢山の落書きやチューインガムが張り付けられているなど、無残な状態になっていたようだ。歴史的な仏像だけど、昔の観光マナーは存在していないに等しかったので、人間の愚かさが表れていたようだ。

 

また明治時代に来日して廃棄される仏像などを買い取って持ち帰った、フランス人実業家のエミール・ギメは「ここ鎌倉の高徳院に居た若い坊主は、ビールやシャンパンを売りつける事しか頭になかった」と日記に書き残しているそうな。ちなみにこのエミール・ギメは東洋で収集したコレクションを持ち帰り、パリにギメ東洋美術館を開いて多くの仏像がヨーロッパで展示されているそうだ。

鎌大仏君
鎌大仏君

観光地に物売りが多いのは、仕方ないんダよ!

 

そしてこちらがあまりテレビなどで見る事のない、鎌倉の大仏の”天使の羽”とも呼ばれる背中部分の窓。この大仏像が鋳造される際には、下から順番に青銅が入れられていったので、上に向かってその途中に出来た段差の跡が見られる。そしてこの背中の窓部分は、鋳造過程で中に入れられていた土や型を外部に搬出する為の穴だったようで、今では胎内の明かり窓ともなっているようだ。

鎌大仏君
鎌大仏君

どうりで背中が寒いと思った訳ダ・・・

 

鎌倉時代に作られた大仏像は、当時の鋳造技術の粋を集めて作られた物だけあって、数百年が経過した現代でもこのようなにしっかりと現存している。勿論度々の修復は行われているが、それでも人類の技術力には驚嘆せざるを得ない大仏像でもある。

 

この大仏像はちょっと頭を手前に下げていて、やや猫背のようにもなっている体型となっている。これには諸説あり、参拝客に目線を合わせる為にやや首を下に向けているとか、大震災で首が損傷を受けてやや下向きになっているとかいう説がある。

鎌大仏君
鎌大仏君

この姿勢が一番ラクなんダよ!

 

ただこの高徳院はこの大仏像がメインで、それ以外の物に興味を抱く観光客はあまり居ないようだ。なので、観光客の大半はこの大仏像を見学した後はすぐに帰ってしまうけど、敷地内には残念ながらそこまで興味を惹かれる物は見受けられなかったが。。

 

もみじの紅葉シーズンもいいけど、個人的にはイチョウの木の紅葉の方が好きである。赤よりもこのように黄色い葉っぱの方がインパクトを感じて、その落ち葉の上でゴロゴロしたくなる気分である。

 

その敷地内の石碑の上には、こちらの七福神の大黒様のような像も設置されているのが見える。でもこの高徳院では訪れる観光客の頭の中には、大きな大仏像しか興味が行かないので、この大黒様を見ずに帰る人も多い事だろう。。

 

この鎌倉の大仏像が安置されているのは「鎌倉市長谷」という地名で、その大仏像が安置されている寺は「高徳院」という。この鎌倉の大仏像を実際に見た事がある人は多いだろうが、この場所の地名や寺の名前を憶えている人は殆ど居ない事だろう。。

鎌大仏君
鎌大仏君

オレの姿がインパクトあり過ぎるからダね、ハハハ・・・

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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