小田原城天守閣内で見る、江戸時代の旅の便利道具であった「小田原提灯」【神奈川&東京旅16】

神奈川県&東京旅(2022年12月中旬)-16

訪問:2022年12月中旬(2泊3日)

コンパクトで便利!

小田原城天守閣内  景色

江戸時代には約10万石の小田原藩の居城だった、神奈川県小田原市にある「小田原城跡」

 

【小田原城址公園/天守閣】

住所:神奈川県小田原市城内6番1号
営業時間:9時~17時頃(天守閣)
電話番号:0465-22-3818
天守閣入館料:大人510円/小中学生200円

 

 

 

天守閣内の見学!

小田原城天守閣内 城の模型2

そんな城跡に1960年に再建された天守閣の内部を、引き続き見学していきます。

館内には江戸時代の小田原城の様子を再現した模型が展示されており、手前の二ノ丸は藩主が住む御殿もあった為に、今とは違って立派な建物が並んでいた。

 

小田原城天守閣内 城の模型

小田原城の裏側には「八幡山」と呼ばれる山があり、かつてはこの地に城が築かれていたという。

 

小田原城天守閣内 城の模型3

また本丸内は天守閣だけではなく、本丸御殿などの建物も見られる。

なお、小田原市ではかつての小田原城の復元計画を進めており、これからは築60年を経過した天守閣の建て替え木造復元計画』が検討されている。

朋ちゃん
朋ちゃん

やっぱり本丸に動物園は似合わないな~!

 

小田原城天守閣内 城の絵図

江戸時代には5万石~11万石が与えられて、そこそこの規模だった小田原藩。

黒玉親父
黒玉親父

譜代大名が治めた小田原タマ!

 

小田原城天守閣内 城の絵図 移り変わりの説明

しかし、小田原では『元禄大地震』『宝永大噴火』が1700年代初頭に立て続けに発生し、荒廃した領地の一部を江戸幕府に天領として引き取ってもらい、代わりの領地をあてがわれるなど、天災に苦しめられる時代もあった。

江戸春男
江戸春男

地震と噴火は、どうしようもないぜい!

 

小田原城天守閣内 城の絵図2

こちらは『元禄大地震』が起こる前頃に描かれた、小田原城の城郭の絵図。

この時代は小田原城も最盛期を迎えていたようで、多くの建物が至る所に造られていたという。

 

小田原城天守閣内 城の絵図3

しかしそんな立派な城郭も1703年に発生した『元禄大地震』でその多くが倒壊し、天守など一部の建物は後に再建されたが、本丸御殿などの建物は再建されないままとなった。

というのも地震から約3年後に『宝永大噴火』が起きた為に、財政的な余裕が消え去った事も要因の1つだろう。

江戸春男
江戸春男

大地震からの大噴火は、『泣きっ面に蜂』だぜい!

 

 

小田原城天守閣内 城の鬼瓦

江戸時代の小田原城は、徳川将軍家が上洛する際の宿舎ともなっていたので、城内には将軍向けの施設があり、その建物にはこちらの「三つ葉:葵御紋」が入った瓦が使われていたという。

 

小田原城天守閣内 城下の絵図 説明

小田原は東海道に面していた為に、「小田原宿」として100軒を超える旅籠があったという大きな宿場町でもあった。

黒玉親父
黒玉親父

昔はみんな徒歩だったから、何泊もしないといけなかったタマ!

 

小田原城天守閣内 城下の絵図 説明2

大きな街道沿いにある宿場町だった小田原では、多くの人の流れが生み出した名産品も産まれてくる。

多くの人が集まれば集まる程に、その人々の欲求を満足させる為に、色んな商品や多くの商店が現れてくるのだ。

 

小田原城天守閣内 ういろうの宣伝物

こちらには大きな文字で「小田原名物:ういろう」と入った、デカい印籠が見える。

今では全国的に見られる「ういろう」だが、発祥の地としては博多か京都の可能性が高いそうだ。

大坂黒門
大坂黒門

名物は言ったモン勝ちやな!

 

小田原城天守閣内 小田原提灯

そして小田原の名産品というと、代表的なのがJR小田原駅構内にも展示されていた、こちらの「小田原提灯」である。

元々は小田原の町に住む職人が、ある寺の山にある木を材料として使用した為に、「魔除け」にも繋がるとして重宝されたという。

 

小田原城天守閣内 小田原提灯 折り畳み時

それと、旅の携帯品として使わない時はコンパクトに折り畳める事と、骨が太く糊付けがしっかりされていたので破れにくい構造だったので、全国的にも人気のアイテムになったという。

 

しかし、現在でも完全手作りの職人仕事でしか作れない小田原提灯は、どんどん普及していった安易な照明器具に押されて、絶滅の危機に瀕しているという。。

黒玉親父
黒玉親父

小田原名物を何とか残してくださいタマ・・・

 

 

 天守閣:2階に登る

小田原城天守閣内 階段を登る

そして階段を登って、次の2階フロアに向かう。

なお、この2階部分にも展示が多くあったが、残念ながらこの”2階フロアは写真撮影禁止”となっている。

 

小田原城天守閣内 記念撮影スポット 

そんな写真撮影が禁止となっている2階フロアには、唯一写真撮影が出来る、こちらの「甲冑姿で写真を撮ろう!」コーナーがお詫びにと用意されていた。

 

小田原城天守閣内 記念撮影スポット 撮影

という事で顔出しパネルの記念撮影が好きなオカンを、小田原城の写真をバックにして撮影する。

オカン
オカン

顔出しパネルが好きな訳じゃなく、アンタがウルサイから仕方なしにやってるだけや!

 

小田原城天守閣内 記念撮影スポット 鎧

よく見かける顔出しパネルは、平べったいパネルが設置されている所が多いが、小田原城天守閣内ではこのように立体の鎧に扮した物が用意されていて、意外と手が込んでいた印象を受けた。

大坂黒門
大坂黒門

確かに立体の方が、ソレっぽく見えるな!

 

 続いて、天守閣:3階に登る

小田原城天守閣内 階段を登る2

今の小田原城天守閣は1960年に鉄筋コンクリート造りで再建された建物なので、内部はこのように味気ないコンクリートの風景が広がる建物となっている。

 

小田原城天守閣内 3階フロア

またエレベーターは設置されていないので、上に登りたい人は自分の足で階段を登っていかないといけない場所でもある。

 

小田原城天守閣内 3階フロア 内観

2階フロアは撮影禁止だったけど、この3階に登ってくるとここは”写真撮影可能”だったので、再びカメラを構える。

 

小田原城天守閣内 3階フロア 窓からの景色

3階まで登ってくると、さすがに窓から見られる景色はそこそこに見晴らしがよく、更に上にある最上階の高欄から見れる景色が段々と楽しみになってくる。

 

小田原城天守閣内 3階フロア 廊下

ただ、まだ最上階に向かう前に3階フロアの見学が残っているので、このフロアを一通り見学してから上に向かう事にする。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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神奈川&東京旅(2022)

2022年12月中旬に『どこかでマイル』を使って訪れた、2泊3日の神奈川県&東京旅です。

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