神奈川県&東京旅(2022年12月中旬)-19
訪問:2022年12月中旬(2泊3日)
待ち受ける絶景?!
やっと最上階まで到達した、神奈川県小田原市に再建されている「小田原城天守閣」。
エレベーターが欲しいわ・・・
天守閣最上階からの展望!
江戸時代に存在していた小田原城の天守閣には、この最上階外側にある「高欄」は存在していなかった。
この高欄は1960年に昔の外観を再現して設計された小田原城には存在しないハズだったが、小田原市側の要望で取り付けられる事になったという。
観光客向けには、高欄があった方が楽しめるタマ!
最上階からの眺め! 動画
今日は朝からあまり天候が優れていなかった事もあって、このように最上階からの空模様は、どんよりとした雲が漂っている景色が目に飛び込んでくる。
小田原城から西側に見える箱根方面の山には、戦国時代に豊臣秀吉が小田原攻めの際に築いた、『一夜城』とも呼ばれた「石垣山城」が築かれていた場所もある。
その石垣山城跡は小田原城から約3km離れた場所にあり、『一夜城』とも呼ばれているけど、実際には2~3ヶ月の期間を掛けて築城されているそうだ。
歴史話は盛った方が面白いぜい!
そして小田原城天守閣の高欄で待ち受けてくれていた、こちらの「双眼鏡クン」。
しかし、何と残念な事に「故障中」となっており、心なしか”疲れた顔”をしていたように見えた・・。
機械が「疲れた顔」する訳がないヤン・・・
どうせ、使えても覗かないんでしょ!(笑)
小田原城から南側には伊豆半島が見えており、ここを先に行くと湯河原や熱海など、昔から人気の温泉保養地があるエリアとなっている。
なお、高欄には何基かの「双眼鏡クン」が設置されていた。
こちらの双眼鏡クンは普通に1回100円(約100秒間)で使えるようになっていたので、心なしか”元気そうな顔”をしていたように見えた。
さっきのと同じ顔にしか、見えんけどな・・・
目の輝きが、ちょっと違うようにも見えるタマ?!
いつもは双眼鏡クンを正面からしか見ないけど、横から眺めるとこのようにだいぶ”頭が長い形”となっていた。
このような頭が長い形は、1979年に劇場公開されたアメリカ映画『エイリアン(Alien)』に出てくる”地球外生命体”の姿を連想してしまうものだった。。
晴れた日だと相模湾も綺麗な景色に見えるのだろうけど、残念ながら今日は雲がどんよりしていたので、素晴らしい景色はお預けだった。
しかし、朝方は雨が降っていたものの、小田原城を散策している頃には雨も止んできたので、これから向かう箱根では素晴らしい天気に回復してくれる事を期待してしまう。
この小田原城からは、神奈川県の東側にある「三浦半島」も見える。
1590年に豊臣秀吉が小田原攻めをした際に、北条氏は籠城戦を行った。
当時は関東イチの巨大な軍勢を率いていた北条氏も、全国から集められた秀吉の軍勢が大群で押しかけた為に、籠城している北条氏の家臣団もその姿を見てビビッてしまったようだ。
関東の広範囲に多くの支城を治めていた北条氏も、小田原城に籠城する為に各支城から兵士をかき集めた為に、それらの支城はあっという間に秀吉の軍勢に奪われてしまう。
そして籠城していた小田原城からは、周囲におびただしい数の秀吉の軍勢が埋め尽くし、更には相模湾にも秀吉の水軍が大挙してきた。
その恐ろしい光景を見て、家臣団が行った『小田原評定』とも呼ばれる会議では、「出撃」と「降伏」の意見が入り交じって結論がなかなか出なかったので、”いつまで経っても、結論の出ない会議”を揶揄する言葉としても有名になったという。
日本の会社では、今でも毎日『小田原評定』が行われてるぜい!
日本人は会議を開催するのが仕事と思っているタマ!
曇っていたので理想的な景色は見られなかったけど、とりあえず小田原初上陸となるオカンの記念撮影を、最上階の高欄で行う。
こちらに見えますのは、小田原の町でございます♪
雨が止んだみたいタマ!
こちらはこれから向かう予定の箱根方面だけど、このように暗雲が立ち込めている光景となっている。
小田原城周辺は雨が止んできていたが、西側の箱根方面はまだ怪しい天気となっていた。
富士山はまったく見えへんな・・・
晴れていても、富士山はここからは見えないタマ!
ちなみに、こちらのGoogleマップのストリートビューで晴れた状態の箱根方面の景色を見ても、富士山の手前にある標高1000mちょいの「二子山(ふたごやま)」に阻まれて、残念ながら富士山の姿は見えない。。
【CR新世紀エヴァンゲリオン~最後のシ者~ 四号機vsラミエル動画】
ちなみにこの二子山は大人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の第6話で登場した【第5使徒:ラミエル】を殲滅する作戦「ヤシマ作戦」で登場している。
その際には二子山の上に攻撃要塞が築かれ、そこから【第5使徒:ラミエル】に狙撃したものの、全く攻撃が効かず、逆にラミエルから狙い撃ちされて二子山が蒸発してしまうのであった。。
※アニメ内の設定です。。
箱根は『新世紀エヴァンゲリオン』の舞台ともなった地で、アニメとコラボしてるぜい!
秀吉が築いた『一夜城』も実際には2~3ヶ月掛けて築城され、更には3kmほどしか離れていなかった為に、小田原城からはその築城の様子が見えていたとも考えられている。
ただ一夜城が完成した際に手前に生い茂っていた木々を伐採した為に、秀吉は如何にもいきなり目の前に城が現れたとも思える演出を行い、更に北条氏を追い詰めたという話になっているようだ。
秀吉は”張りぼて”を使う作戦、好ぎだったよ!
最上階の内部にて
最上階は外側に設置されている高欄以外にも、内部にはちょっとした展示室が広がっている。
江戸時代の天守閣に祀られていたとされる、「摩利支天」の像なども飾られている。
内部には天守閣の大きな模型が置かれていて、その脇には小田原城を説明するVTRが流されていた。
なお、最上階に設置されていた天守閣の模型は、小田原城天守閣を模った江戸時代から現存する3つの模型の1つで、東京大学が所有していた天守閣模型を昭和37年に小田原市に寄贈された物となっている。
この『東大模型』は1705年に天守閣が再建された時の形だと考えられており、下の階で見た『大久保神社模型』は天守閣上層部の改良を行った最終形状だったと考えられている。
設計図だけではなく、キチンとした模型も作っていたタマ!
小田原城天守閣模型の3Dデータを「Sketchfab」で公開している小田原市タマ!
全国的にも珍しい江戸時代に作られた天守模型が3つも現存する小田原城では、その残った模型を分析した所、最上階には摩利支天を含む7体の像が設置されていた部屋も判明したという。
こちらは残る1つの「東京国立博物館模型」を参考にして、その最上階部分だけを新たに模型にした物。
この「東京国立博物館模型」では、柱の場所や尊像が配置されていた部屋のサイズまで割り出せたとか。
明治初期に天守閣が取り壊された際に最上階で祀られていた7尊像は、近くの寺に移設された。
その内、摩利支天像だけは天守閣に戻されたが、残りの6尊像分はこのようなパネルとして展示されている。
約10年以上前に小田原城天守閣に来た時に中を見学した記憶が全く無かっただけに、今回の再訪では多くの写真を撮った事で貴重な歴史の勉強をする事が出来た。
2~3回は再訪しないとその魅力は判らないタマ!
昭和時代に再建された味気ないように思える鉄筋コンクリート造りの天守閣の良い所は、このように水洗トイレが用意されている事だろう。
江戸時代の天守閣には、トイレは無かったぜい!
小田原城天守閣内の見学を終えて外に出る事になると、小雨から曇りとなっていた天気も、太陽の光が差すようになってきていた。
天守閣から眺めている分には、どっしりと厚い雲が張っていた箱根方面だったけど、”晴れろ!”という一抹の希望を抱えて、これから箱根方面に向かうのであった。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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2022年12月中旬に『どこかでマイル』を使って訪れた、2泊3日の神奈川県&東京旅です。