神奈川県&東京旅(2022年12月中旬)-27
訪問:2022年12月中旬(2泊3日)
ラッキー?!
12月の寒い時期に訪れた箱根の大涌谷も、急に晴れてきて、更には奥に雄大な富士山が顔を覗かせてきた事もあって、一気にテンションが上がってくる。
やっぱり富士山は、素晴らしいぜい!
大涌谷にて
この「大涌谷」と文字が入った黒玉子風のオブジェも、後ろに富士山が見えるかどうかで、その存在価値が変わってくる。
さっきまでは後ろに富士山が見えなかったのであまり記念写真を撮る人も居なかったけど、急に富士山が見えだすと、このオブジェの前で記念撮影をする人が大挙していた。。
そして近くの案内板を見ていると、普段一般には立ち入り出来ない「大涌谷 自然研究路」という、冠ヶ岳の麓まで歩けるコースがあるようだ。
ちなみにその「大涌谷 自然研究路」は、1日4回開催され、定員各30名の事前予約制で、”引率入場”ができるという。
【大涌谷 自然研究路:引率入場】注意事項
・事前予約制(当日空きあれば参加可能)
・1日4回(①10時~、②11時半~、③13時~、④14時半~)
・参加費 500円/1人(※安全対策協力金として)
・参加時間 約40分
・大涌谷園地内を1周約700m散策
・引率誘導者との団体行動、自由散策は不可
・参加は小学生以上で、非常時には自力で走って避難できる人
・ヘルメット貸し出し&着用必須
・天候などの影響で中止になる場合アリ、30分前に最終決定
・火山ガスが噴き出るエリアを歩くので、健康的に不安な人は参加不可
※呼吸器疾患や心臓疾患等を持たない方
・大涌谷園地内にトイレは無いので、事前に済ませておく
・冬場の40分散策はとても寒いので、防寒対策必須
なお、今回の旅では予習をしていなかった為に大涌谷でそんな引率入場があると知らなかったので、勿論事前予約はしていなかった。
だから予約無しだったので諦める手もあったけど、ダメ元で引率入場受付の「大涌谷インフォメーションセンター」に行ってみた。
すると、ちょうど10分後に開始する最終の4回目予約者にキャンセルが出ていて、奇跡的に2名での参加が可能だった。
ラッキー~~♪
だけど、冬場は寒いから気を付けるタマ!
「大涌谷自然研究路」入場ゲート付近で待機!
そして参加料500円を支払ってヘルメットも借りて、トイレを済ませて「大涌谷自然研究路」のゲート付近で、開始まで待機する。
そのゲート脇には「大涌谷延命地蔵尊」の祠があり、大涌谷名物の黒玉子が長寿をもたらすという話の起源になった延命地蔵が祀られている場所でもある。
その脇には「神泉の湯」という手湯が出来る場所があり、かつてはここ神泉の温泉水で卵を浸けていた為に、延命地蔵とのダブル御利益が得られる黒玉子へと昇華したのかもしれない。
「神泉の湯」も昔はたっぷり湯が出たタマ!
今回、大涌谷自然研究路の引率入場にたまたま参加出来てラッキーだったけど、参加しなければこの入場口付近まで来る事がなかっただろう。
だが、その入場口付近は一段高い場所になっていた事もあって、ここからだと奥に見える富士山とのツーショット記念写真が綺麗に撮れる場所ともなっていた。
こちらが富士山でございま~す♪
「大涌谷自然研究路」は大涌谷の噴気地帯近くを通る道の為に、”噴火警戒レベル”が引き上げられると予約してあっても”入場禁止”となってしまう。
2015年には「噴火警戒レベル:2」となった為に、その間は「大涌谷自然研究路」も入れなくなって、更にはこの敷地内で作っている「黒玉子」の製造も出来なかった為に、大涌谷で黒玉子が消えてしまう事にもなった。
噴火活動が強くなると、黒玉子も作れなくなるタマ・・・
さっきまで曇っていた天気がウソのように、急に晴天となって、更には神隠しのように見えなかった「富士山」がこのようにハッキリと見えてくるようになった。
大涌谷に来た人も、この富士山を見れるかで満足度が大きく変わるタマ!
そんな綺麗な富士山をバックに、これから「大涌谷自然研究路:引率入場」に挑む男。
ちなみにこの時は綺麗な富士山を目の当たりに出来て浮かれていたけど、「大涌谷自然研究路:引率入場」の体験談としては、冬場は外を約40分も歩かされるので、完璧な防寒対策をしていかないと、終わった時には体がとても冷えて風邪を引きそうになってしまった。。
パッチ履いてても、冬の大涌谷は寒かった・・・
日が照った14時半頃でも、冬は寒いタマ!
「大涌谷自然研究路:引率入場」の開始!
という事で「大涌谷自然研究路:引率入場」開始14時30分を迎え、誘導員のオジサンが現れて、まずは引率入場時の注意事項を説明していく。
大涌谷自然研究路のコースは、冠ヶ岳麓にある「黒玉子茶屋」まで向かうルートとなっているが、入場時に噴火活動が万が一起きてしまったら、走って用意されているシェルターに逃げ込むように指示される。
危険地帯を歩くので注意が必要タマ!
この冠ヶ岳近くは活火山として未だに活動を続けている場所なので、単なる湯気が沸き上がっているだけではなく、その噴気ガスの中には「硫化水素」など”人体に悪影響を及ぼす”ガスも混じっているので、引率入場は遠足気分で行くべき場所ではない。
ただ、大涌谷自然研究路のコース自体は綺麗に整備された道となっているので、特に歩きにくい訳でもない。
またコースの直ぐ脇に大きな噴気が出てくる訳でもないので、一応は問題ないレベルでの見学となっている。
ボクらは事前予約無しでたまたま参加できたけど、他はみんな事前予約していたみたいで、ほぼ30人定員満タンでの開催となっていた。
事前予約しとかないと、ほぼ参加できないタマ!
自然研究路を進んで行くと、まずは「第1番目のシェルター」が見えてくる。
この大涌谷園地内には合計7基のシェルターが設置されており、もし冠ヶ岳の噴火活動が起こってしまった際には、急いで近くのシェルターに逃げ込むように説明があった。
近くでシェルターを見ると、その壁がかなりの厚みがある事が分かる。
というのもこのシェルターは、直径30cmの噴石が飛んでくる事を想定して造られている為に、これだけの厚みのある壁になっているのだ。
本気で噴火したら、直径1mの岩でも降ってくるけ!
その時は「ゲームオーバー」よね~!
そんなシェルターを見つつ進んで行くと、奥にはまた別のシェルターも見えてくる。
普段活火山地域に住んでいない人からすれば、このようなシェルターが沢山ある光景に驚く。
しかし、活火山のある桜島などに行くと、至る所に退避用シェルターが造られており、そんな危険性が日常的にあるにも関わらず、人間はそんな場所に住み着くという不思議な生き物でもあるのだが。。
そんな自然研究路を歩いていると、脇にはまるで”地獄”のようにも感じてしまう、枯れた樹木が見えてくる。
これは近年起きた地震の際に、今まで出ていた噴気ガスが違う場所で新たに噴き出た為に、その周辺に生えていた樹木がその噴気ガスによって枯れてしまった物だという。。
噴気ガスって、恐ろしいタマ・・・
自然研究路を進む! 動画
しかし、枯れた樹木の奥には綺麗な富士山が見えていて、やっぱり大涌谷は晴れた日に来るべき場所だという事を実感できる景色も待ち受けていた。
こんな旅はまた次回に続きます!
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2022年12月中旬に『どこかでマイル』を使って訪れた、2泊3日の神奈川県&東京旅です。