まるで地獄絵図、枯れた樹木や噴気が溢れる大涌谷自然研究路見学は予約必須!【神奈川&東京旅28】

神奈川県&東京旅(2022年12月中旬)-28

訪問:2022年12月中旬(2泊3日)

まるで地獄?!

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」道を歩く2

神奈川県箱根の標高1000m近くにある「大涌谷」

 


活火山でもある冠ヶ岳の近くが観光地として賑わう大涌谷で、噴煙地内を特別に歩ける「大涌谷自然研究路」見学に参加して、園内を歩いて行きます。

 

 

「大涌谷自然研究路」引率入場にて

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 2号シェルター

そんな大涌谷自然研究路を歩いて行くと、2つめの大きなシェルターの中に入っていきます。

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 2号シェルター内

この2番目のシェルターは1番目のシェルターに比べても大き目な建物となっており、より多くの人数でも使えるような設計になっている。

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 2号シェルター内 説明

そんな大きいシェルター奥には、緊急事態用の物資が保管されており、酸素吸入器やマスクなど、万が一噴火が起きて避難してきた時に使えるようになっている。

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 2号シェルターから見える景色

昔と違って、今は計測機器があちこちに設置されている為に、噴火の兆候が現れれば、すぐに警報サイレンが鳴って避難できるようになっている。

黒玉親父
黒玉親父

噴火は徐々に起きるから、兆候さえ掴めば大きな被害は起きないタマ!

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 2号シェルターの展望台

それとこの2番目のシェルターは2階部分が展望台として造られており、見学者向けにここから素晴らしい展望を眺める事が出来る場所ともなっている。

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 2号シェルターの展望台からの眺め

この大涌谷は箱根外輪山に囲まれており、かつては巨大な火山だったという事が理解できる場所でもある。

黒玉親父
黒玉親父

芦ノ湖もカルデラ湖タマ!

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 2号シェルターの展望台からの眺め 富士山

そして2番目のシェルター上に造られていた展望台は、まさにこの景色を見れば分かるように、富士山を見る為に造られたと言っても過言ではない景観が待ち受けている。

オカン
オカン

富士山、綺麗やな~♪

 

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 2号シェルターの展望台からの眺め2

しかし、後ろを振り向くと、”地獄”と昔の人達が呼んだ、至る所で噴気が沸き起こる景色も待ち受けていた。

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 2号シェルターの展望台からの眺め3

奥にそびえる「冠ヶ岳」の麓には、アチコチで噴気が舞い上がっており、独特な光景ともなっていた。

 

大分県の別府では『地獄めぐり』ができる場所としても人気な観光地となっているが、ここ大涌谷で噴き出る噴気には火山ガスとして硫化水素などの有害なガスも噴出しているので、緊張感を持って巡る必要がある場所ともなっている。

 

 

展望台から見える景色! 動画

 

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 2号シェルターの展望台からの眺め4

しかし、この大涌谷園地では温泉を楽しむ場所では無く、逆にこの噴き出る熱い噴気の地熱を利用して、近くの地下水を沸かして、箱根の町に温泉水として供給する場所となっている。

黒玉親父
黒玉親父

50軒以上の旅館に温泉が供給されているタマ!

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 2号シェルター 富士山

これだけ近くで富士山を見たのも、これが人生で初めてだったかもしれない。

ここ大涌谷から富士山までは約45km前後しか離れておらず、また標高1000m付近から富士山を見れる機会もあまり無いので、自然研究路入場見学ではしっかりと富士山の景色も目に焼き付けておく必要がある。

桜島火さん
桜島火さん

日本中の山達が、富士山に憧れてるド~~ン!

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 歩く

そしてシェルターを出て、再び自然研究路を進んで行く。

この自然研究路は毎日4回に渡って実施されている見学コースなので、足元はコンクリート舗装された歩きやすい道となっている。

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 歩く 枯れた樹木

しかし、そんな素晴らしい富士山が見られる場所も、目を下に落とすと、このように枯れてしまった樹木の悲惨な姿が見えてくる。

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 歩く 枯れた樹木2

これは数年前まで元気に生えていた樹木が、突然起きた地震の影響で噴気ガスが近くから噴き出して来た為に、有毒な火山ガスを吸って枯れてしまったそうだ。

黒玉親父
黒玉親父

樹木も空気を吸っている証拠タマ!

 

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 歩く 枯れた樹木3

中にはこのような”サンゴ礁”を連想させる形状にまで枯れてしまった樹木も見られて、まるで『地獄絵図』が再現されている世界観を感じてしまう。。

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 歩く2

そんな火山ガスが噴き出ている証拠がアチコチで見られるので、引率入場ではありながらも、万が一の事を想定して見学していく必要がある場所ともなっている。

江戸春男
江戸春男

警報が鳴ったら、走って近くのシェルターに逃げ込むぜい!

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 温泉が湧き出る小川

道の脇には、こちらの川っぽい岩がゴロゴロと転がっている景色も見られる。

 

 

温泉川らしき場所! 動画

 

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」 温泉が湧き出る小川2

ここでは白く濁った温泉水のような液体が湧いており、ここで温泉に浸かれそうな場所にも思える光景となっていた。

江戸春男
江戸春男

ここで温泉に浸かっても、火山ガスを喰らうぜい!

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」  道沿いに生える植物

近くには枯れてしまった木々が見えるが、その足元では笹の葉が生い茂っている光景が見られた。

かつては火山ガスが噴出していたエリアも、時代に応じて噴き出る場所が変わり、火山ガスが出なくなったエリアでは植物が再生してくるのだろう。

黒玉親父
黒玉親父

植物の生命力は凄いタマ!

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」  更に進む

このまま、先に見えている冠ヶ岳の山頂まで登れるのであれば、登山好きな人が絶対に来たくなるだろう。

しかし、この場所はあくまで活火山地域であり、有毒ガスが噴出している危険エリアなので、万が一が起きても避難可能な場所のみの見学となっている。

 

箱根 大涌谷 「自然研究路引率入場」  更に進む 注意看板

エリア内にもこのように【火山ガス注意!】という警告が書かれている看板が設置されている。

この大涌谷自然研究路は遠足気分で歩いている人もいるかもしれないけど、体に不調を感じた人は直ぐに引き返した方がいい場所でもあるのだ。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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神奈川&東京旅(2022)

2022年12月中旬に『どこかでマイル』を使って訪れた、2泊3日の神奈川県&東京旅です。

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