奈良旅(2022年12月下旬)-7
訪問:2022年12月下旬(1泊2日)
寒さにもマケズ!
現在居る場所は奈良公園内にある奈良国立博物館の中でも、現在修復工事中の金峯山寺仁王門から移動されてきた”金剛力士立像”が目の前に見られる「なら仏像館」。
住所:奈良市登大路町50番地
営業時間:9時30分~17時頃(※定休日:月曜日)
電話番号:050-5542-8600
入館料:大人700円/大学生350円/高校生以下無料/70才以上も無料
「なら仏像館」の見学
奈良国立博物館内に展示されている仏像などは写真撮影禁止になっていたけど、この「なら仏像館」に保存/展示されていた金峯山寺仁王門の金剛力士立像だけは”写真撮影可能”となっていた。
この金剛力士立像は2019年に金峯山寺仁王門の修復工事に先立って搬送され、2021年から一般公開されて、金峯山寺仁王門の修復工事が終了予定となっている2028年頃まで展示されるという。
この金剛力士立像も木造の金剛力士像としては国内でも最大級であり、保管する「なら仏像館」でも最も天井が高い建物中央部分に展示されている。
なお、手足などはパーツ化されており、一旦外した状態で運搬され、修復を終えてから建物内で再度組み立てられて今の姿に戻っているようだ。
「青銅器館(坂本コレクション)」にて
そしてなら仏像館の隣には通路で繋がった「青銅器館(坂本コレクション)」も見学できるようになっており、こちらの館内は展示品全てが”写真撮影可能”となっていた。
こちらに展示されている古美術品は、古美術商店を営み、古美術品の熱心なコレクターでもあった「坂本 五郎」(1923~2016年没)のコレクションとなっており、古代中国時代の300点を超える青銅器が収められているという。
こちらは紀元前10世紀頃に作られた「鳳凰文ユウ」という、青銅の器。

約3000年前に既にこれを作る技術があったとは・・・
こちらも紀元前10世紀頃に作られた「饕餮文大鼎(とうてつもんだいてい)」という、青銅製の三本脚の器である”鼎”。
重さ約62kgの鼎で、底側に”C字型の耳を持つ饕餮文帯”が刻まれているという。

全くワカラン・・・
こちらは古代中国の前漢時代(紀元前3世紀~紀元1世紀)頃に作られたとされる「博山炉」で、主に香炉として使われていたようにも見える一品。
奈良国立博物館の展示品は写真撮影禁止だったので、その代わりに連絡通路に貼ってあったパネルの写真だけを撮影して、記憶に残す事にした。
個人的には訪問した博物館などの記憶をブログで作成/復習して脳に擦り込んでいく為に、撮影禁止の場所を訪れた場合には記憶に残らない事が多いのである。。
ちなみに奈良国立博物館内は写真撮影禁止だけど、公式HPの「収蔵品データベース」で写真と共に解説文なども掲載されているので、これを見て復習できる素晴らしいサイトとなっている。

こういった丁寧さは流石に国立博物館だよね~!
奈良公園周辺にて
そして約1時間半の奈良国立博物館見学を終えて外に出ると、このように雪が舞っている光景が待ち受けていた。

う~~寒い・・・
そんな寒さの中でも毛皮を着込んだ奈良公園の鹿達は、やって来た観光客に対して群がっていく姿が見られた。

観光客が来るのを寒さにも耐えて待っていたナラ!
寒いけど、観光客に鹿せんべいをねだる鹿達!
外国人観光客らも今日はとても寒い日だったけど、せっかく日本の奈良に来ている事もあって、予定通りに奈良公園に来て鹿の出迎えを受けて喜んでいるようだった。
雪がパラつく寒い日も、奈良公園内で静かに座る鹿を眺める!
奈良公園の鹿も全てが人間になびく訳ではなく、こちらの鹿ちゃんのように寒い気温の中でも震える事なく、どっしりと地面の上に座っている個体も見受けられた。

コヤツは大物を待っているナラ!(笑)

小物は見逃して、体力温存してるのね~!(笑)
オカンは鹿せんべいを購入してしまうと鹿の大群に取り囲まれてしまうのを恐れて買わず、何も持っていない手だけを差し伸べていた。
するとこちらの鹿はとりあえず何かあるかもしれないと、手の匂いを嗅ぎに来たけど、すぐに去っていったが・・・。

コイツは小物ナラ!

悪かったな、小物で!(怒)
正倉院に向かう!
目的の奈良国立博物館の見学を済ませて、ついでに近くにある「正倉院」を見に行く事にする。
正倉院というと、奈良時代に作られて現存する”宝物庫”として、国宝にも指定されており、更には世界遺産にも選ばれている有名な建物。
その正倉院に向かう道を歩いていると、脇にこちらの綺麗な外観の建物が見えてきた。
実は正倉院は江戸時代までは東大寺が管理していたが、明治時代に入ってから宮内庁の管理する建造物になっている。
その為に脇に見えた建物は、正倉院を警備する”皇宮警察本部:京都護衛署”の「正倉院皇宮護衛官派出所」となっていた。

皇宮警察は電動アシスト付き自転車を使えるんや!

警察なら、自分の足で自転車ぐらい漕ぎなさいよ~!(笑)
なお正倉院は建物内部の一般見学はできないが、その代わりに近くから「外構」の見学が平日の日中に無料で出来る場所ともなっている。

さすが王子、得意の無料見学やけ!(笑)
こんな旅はまた次回に続きます!
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