奈良旅(2022年12月下旬)-1
訪問:2022年12月下旬(1泊2日)
スーパーホテルを求めて!
さてまた新しい旅がスタートしますが、今回は2022年12月下旬にJR奈良駅と直結する「天然温泉 飛鳥の湯 スーパーホテル・プレミア」に1泊する事が目的だった旅です。
今から約1年以上前の2022年末には【全国旅行支援】という旅好きにとっては堪らないキャンペーンが実施されており、奈良県は【いまなら。2022】という独自のキャンペーンも行われていた。
それを利用すると宿泊料金が50%オフとなって、更に地域クーポンも付いてくるという今思えば夢の時代であった。。
今振り返ると、メッチャお得でしたね♪
そんな旅行支援を活用して泊まりたかったホテルが、JR奈良駅の真ん前にある「天然温泉 飛鳥の湯 スーパーホテル・プレミアJR奈良駅」。
スーパーホテルは鳥取旅の際に1度宿泊しただけであったが、その合理的なサービスが気に入ったので、スーパーホテル系列でもちょっと格が高い「天然温泉 飛鳥の湯 スーパーホテル・プレミアJR奈良駅」に宿泊してみたかったのだ。
コイツ、ここからスーパーホテルにハマッたぞよ!(笑)
奈良公園に向かう
2022年12月22日の昼過ぎに、奈良市内に到着。
大阪市内からは意外と簡単に移動してやって来れる奈良市で、今回はスーパーホテルに宿泊する事が目的だった為に、いつものような朝早くの出発ではなく、昼前のゆっくりとした出発だった。
この2022年12月下旬はコロナ禍も落ち着き、海外からの観光客の受け入れ緩和を行っていた時期なので、前に歩いていた三人組の違和感あるファッションをしていた男性達はアジア系観光客のようだった。
今はこの時よりもっと外国人が来て、大賑わいナラ!
奈良市内は何度も来た事があるけど、今回はスーパーホテルに宿泊する事を第一として、それ以外には久々に「東大寺」を見学して、先日東京で訪れた国立博物館の規模に驚かされたので、奈良市内にある「奈良国立博物館」を見学する事にした。
程なく鹿が放し飼い・・・というか野生で育てられている「奈良公園」に到着する。
今まで奈良公園が中心部に大きく存在する事に何も感じなかったけど、歴史を調べていくと大昔には「興福寺」が広大な勢力を誇っており、その名残り(境内跡)だという。
何回も奈良公園に来て見た事があるのだが、毎回訪れる度に鹿を見かけるとちょっとテンションが上がってしまう。
鹿が可愛いからナラ!
普段動物と触れ合う機会が少ないからかもしれないが、鹿がこうやって放し飼いになっているのも奈良公園独特の光景だ。
奈良公園周辺にたむろする鹿の角はこのように切られているのが多いけど、たまに角が生えたままになっている個体もいるので、そういった鹿に接近する時は注意した方がいい。
ちなみに奈良では江戸時代から「鹿の角きり」として、毎年10月上旬に雄の鹿の角を切る儀式が行われ続けている。
角が生えた雄の鹿は発情期の秋頃に気性が荒くなって人々に怪我を負わせる可能性がある為に、このような角切が恒例行儀となっているのだ。
オレも毎年、角斬られてたけ!(笑)
エロ坊主鹿オジサンに改名だね~!(笑)
日本人でも鹿の放し飼い光景を見ると新鮮なのに、外国から訪れた外国人観光客達はみんな興味津々なご様子。
そんな外国人観光客に人気なのが、鹿せんべいを欲しがる鹿が日本人のように「お辞儀」をしてくれる仕草だ。
鹿からすれば日本人の習慣には全く興味がないのだが、その仕草をするだけでエサを貰えると理解した鹿が必死になってお辞儀っぽい仕草をする為に、それを見た外国人観光客が”本当に日本の鹿はお辞儀をする”と思い込んでしまうのだ。。
お辞儀するだけで、鹿せんべいが貰えるナラ!
こちらは『国宝』に指定されている興福寺:東金堂で、最初は奈良時代に建設されたが以後に数回建て直され、現在見られる建物は室町時代1415年頃に再建された物だという。
こちらは同じく興福寺の五重塔で、こちらも国宝に指定されており、室町時代1426年頃に再建された物が今見られる建物だという。
興福寺:東金堂の見学料は有料だが、室町時代からの歴史があり、かつ”国宝”にも指定されている建物の見学ができる。
興福寺:東金堂は今までに見学した記憶が無いけど、今回も当初の予定に無かったので見学はパスして、奈良公園内にレトロな外観をした建物があったので近くまで見に行く事にした。
こちらのレトロな外観をした建物は「奈良国立博物館:なら仏像館」で、明治27年(1894年)に片山東熊が設計した西洋風の「旧帝国奈良博物館本館」だった建物で、国の重要文化財にも指定されている。
この建物は明日、見学するナラ!
奈良国立博物館の見学は明日行く予定だったので、こちらも今日はパスして東大寺方面に足を進める。
そして久々に再開した”せんとくん”と、固い握手をするオカン。。
久々やな~、せんとくん!♪
東大寺へは参道を通って向かうのが一般的だけど、今回は手前の駐車場経由しての近道で東大寺へ向かう事にした。
その近道を進むと「東大寺門前 夢風ひろば駐車場」という駐車場と、その周辺にレストラン/カフェやお土産屋さんが並ぶエリアとなっている。
ちなみにここにある駐車場は30分単位で500円加算の料金となっているが、この周辺の「夢風ひろば」で2000円以上の買い物をすれば2時間分の駐車料金(2000円分)が無料となるようだ。
東大寺の南大門にて
そして少しショートカットして辿り着いたのが東大寺:南大門で、鎌倉時代の1203年頃に造られたという歴史的な建造物。
南大門も国宝ナラ!
奈良では昔から大きな建造物が沢山造られてきたけど、戦乱で焼け落ちたりして、鎌倉時代からの建造物が残っている建物も意外と少ない。
そしてそんな歴史ある南大門をくぐろうと足を踏み入れると、門の左右に『南大門:金剛力士像』が待ち構えている姿が見えてくる。
こちらは金剛力士像でも”阿形像”で、『阿吽の呼吸』という言葉でも知られる通り、金剛力士像2体はそれぞれに役割が異なるので違う外観をしている。
こちらは正対する”吽形像”で、南大門が完成した1203年に僅か69日間でこの2体の金剛力士像が作られたという。。
昔の職人は、バケモノ揃いヤデ!
ただこの金剛力士像は設置された鎌倉時代からそのまま修繕される事なく設置され続けていた為に痛みが激しかったので、昭和63年から約5年掛かりの修復工事が実施された。
その際に金剛力士像の体内から書物や墨書きなどが発見され、この像が作られた当時の資料として、木材が山口県から運ばれてきた事や、たった69日で完成した事などが記されていたという。
約800年前の歴史的建造物に圧倒され、更には運慶や快慶の伝説的仏師によって彫られた金剛力士像にも圧倒されてしまい、一般の人は南大門の天井を見上げる余裕がない事だろう。
現在では鉄筋コンクリート造りの建物ばかりとなった時代に、このような木造の大きな建物の下を歩けるという、この上ない有難みを感じながら東大寺へと足を進めるのであった。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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