奈良旅(2022年12月下旬)-9
訪問:2022年12月下旬(1泊2日)
温かい場所!
雪が舞う激寒だった、2022年下旬の とある日の奈良市内。
午前中に奈良国立博物館を見学してから、ついでに正倉院の外構見学もしたりしながら奈良市内を約2時間ウロウロと歩いていると、想定していた以上に体が冷えてしまったので、猿沢池近くにあった「奈良うどん ふく徳」にとりあえず入る事にした。
「奈良うどん ふく徳」で昼ご飯!
店に入ったのは13時30分頃だったので、そこまでお客さんが入っている訳でもなかった。
とりあえず外の寒さが想定以上に体を冷やした為に避難してきたうどん屋さんであったが、お店に入ってまず判ったのが”大将の人柄の良さ”であった。
というのもお客さんに対しての声掛けがしっかり気持ちが籠められた声になっていて、下手なバイト君だらけで回しているお店の活気と比べると、雲泥の差に感じる程に素晴らしい接客レベルだった。
それより、早く旨い物を喰わせて欲しい・・・
そして頼んだのは、お店の名前が付いた定番と思われる「ふく徳うどん」(当時1100円)。
こちらのうどんには立派な”ちくわの磯辺揚げ”が1人2本ずつ付いてきて、うどんが出来上がる前に食べたい人が食べれるようにとわざわざ先にテーブルへと運んでくれた。
そして注文してから約6分ほどで、熱そうな「ふく徳うどん」が運ばれてくる。
そしてあまりにも外が寒かったので店内に入ってからもまだ手がカジかみ、運ばれてきたうどんの温かい器に手を当てて、手を温めるオカン。。
あったかいんだからぁ~~♪
こちらのうどんの麺は自家製麺だという事で、料金的にもそれなりにこだわって作られている雰囲気を感じる麺。
普通に1000円を超えるうどんは、自信の表れやデ!
うどんが来る前に食べだしていた磯辺揚げも、せっかくなのでうどんの出汁の中に沈めて、カリッとした衣に出汁を吸わせて味わう。
食べ応えのあるうどんで、温かい出汁も味わいながら食べていると、あっという間に底が見えてきてしまった。
なお、今回はテーブル席に座ったが、お喋り上手な大将との会話を楽しみたければカウンター席に座るのがベストのようだ。
奈良町を散策!
さて昼ご飯にうどんを食べて、そこそこに体が温まってきたので、また奈良町周辺の散策を開始する事にした。
こちらは奈良の世界遺産として登録されている「元興寺」だが、ゆっくり寺を見物できない位に寒かったので、ここはパス。。
奈良市内でも「ならまち大通り」を渡った南側は『奈良町』と一般的に呼ばれる、”奈良町都市景観形成地区”に指定されている江戸時代中頃からの街並みが残っていて、道が狭い街が広がっているエリア。
この奈良町は何度か歩いた事があるけど、コロナ禍以降になってから日本国内の歴史に興味を持ってきた人間としては、今になって歩く奈良町は刺激的な街に感じる。
「今西清兵衛商店」で日本酒の試飲タイム!
そんな奈良町を歩いていると、こちらの「今西清兵衛商店」という酒蔵に辿り着く。
辿り着くじゃなくて、狙って行ったんやろ!
今西清兵衛商店というと、こちらの『春鹿』の日本酒の醸造元でもある酒蔵で、明治17年(1884年)に創業して今に至っている。
昨日泊まった「スーパーホテルPremier JR奈良駅」のウエルカムバーで、この『春鹿』の日本酒が置かれていた事もあって、その御礼にやって来たという訳だ。
ただ日本酒が呑みたいだけやろ!
日本酒を呑みたい気持ちがバレとるぞよ!(笑)
今西清兵衛商店では500円で、5種類の日本酒を試飲する事ができる。
訪問時に試飲できた春鹿の日本酒!
①春鹿 純米吟醸 生酒 しぼりばな1800ml
②吟醸超辛口
③純米大吟醸
④春鹿 新走り一番 本醸造
⑤純米吟醸 活性にごり 生酒 しろみき
それとこの2022年末訪問時までは、500円で日本酒5種類の試飲と共に、こちらの小さい日本酒グラスもお土産としてセットで付けてくれていた。
※現在は試飲だけで、日本酒グラスはプレゼントされません。。
店内では4つの試飲用テーブルが用意されており、まずはレジで「試飲料金」を支払って、スタッフの誘導で席に案内されて試飲のスタートとなる。
以前に日本酒の酒蔵の人と飲んだ時に、この「春鹿さんは凄い努力、されてるわ!」と言っていたのを思い出す。
ただ単に明治時代から続く酒蔵だから大勢の人がやって来る訳ではなく、それだけの努力を積み重ねているから、今があるという訳だ。
努力はいつ実を結ぶか、判らないけどな!
この2022年末に訪れた時は寒いからか、試飲の席はそこまで埋まる事がなかったけど、最近は外国人観光客がやってきて満杯でなかなか試飲できない程に混雑しているという。
ジャパニーズ・ウイスキーより、日本酒の方が美味しいデ!
この建物自体もかなり味のある風体をしており、ただ日本酒の試飲をしているだけでは勿体ないと思う程の内観となっていた。
試飲の最後は毎年12月下旬頃に発売される「純米吟醸 活性にごり 生酒 しろみき」で、ちょうど今週から発売されたばかりだという。
そして試飲の際にスタッフさんは2~3つのテーブルを掛け持ちして対応している為に、ちょっと間が空いたりする際にサービスでこちらの3種類の「奈良漬け」を自由に食べていいとの事だった。
前まで奈良漬けは”甘苦い”イメージがあったけど、ここで食べてみると、とても美味しかった。
しかも3種類の中にあった「燻製うり」の奈良漬けが、燻製しただけあってスモーキーな香りが口の中に漂って、一番美味しく感じたのである。
そして試飲を終わって待っているオカンを見つけたら、何と忙しい店内にも関わらず、大好きなスマホゲーム「ポコポコ」をここでもプレイしていた・・・・。
ポコポコ、面白いデ♪
しかもいつの間にか、ボクがさっき食べて気に入った「燻製うり」の奈良漬けを既に購入済みだったのだ。
ワタシを誰やと思ってるの!
さすが、王子のオカンやけ!(笑)
そして試飲を終わった後に冷蔵ケース内で販売されている、春鹿の日本酒を一応見に行く。
こちらは「蔵出し限定:純米大吟醸」で、日本酒の美味しさを味わってしまうと、買いたくなってしまう一品である。。
その隣には、その同じ純米大吟醸でも『斗瓶取り(斗瓶囲いとも)』が置かれていた。
このお酒は元々は同じ純米大吟醸の日本酒であるが、最終工程の醪(もろみ)を搾る際に機械などで圧力を掛けずに、重力による自重により落ちてきた原酒の中でも、その上澄みだけを一斗瓶に入れて熟成させた”最高級品”の日本酒である。
エリートである大吟醸の、更にエリートが「斗瓶取り」やデ!
この大吟醸の斗瓶取りは昔に、知り合いの日本酒蔵のパーティーに行った際に呑んで、あまりにも美味しくて、それ以来日本酒好きに転身してしまった・・・という記憶のあるお酒である。
「斗瓶取り」を呑んだら、ワインが阿保らしくなるぜい!
こんな旅はまた次回に続きます!
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