スリランカ旅行記:3日目
クラブツーリズムツアー「お1人様参加限定:スリランカ6日間」-2020年2月6~11日
古い歴史あるホテル
キャンディの街にて
世界遺産キャンディの街でも一番古いホテルの「クイーンズ・ホテル(Queens Hotel)」に到着しました。今晩はこのレトロなホテルに宿泊します。
住所:DS Senanayake Veediya, Kandy 20000 Sri Lanka
クイーンズホテル(Queens Hotel)
そしてチェックイン手続きの間に、ウエルカムドリンクのお茶がボーイさんから配られます。しかし器が大きいのか、それともストローが単純に短いだけなのか、ちょっと意地悪をして日本人の様子を見ているような感じにも見えるウエルカムドリンクであった。
そしてホテルのロビー中央には、このレトロなエレベーターが設置されている。勿論このエレベーターはこのホテルが創業された1895年当時の物なので、自動で閉まる扉は無くてガラガラの手動式扉となっている。
このレトロなエレベーターには注意点があり、その内容がこちらのプレートに刻まれています。
①エレベーターが動いている時にはボタンは押さない
②籠が到着するまではシャッター扉を開けない
こちらはこのホテルのフリーWi-Fi。ただし古いホテルもあってか、部屋では電波状況が悪く、繋がったり切断したりで満足には使えませんでした・・・。
古いホテルでもあり部屋も内装なども均一では無い為に、部屋の抽選はキーのクジ引きで行った結果、こちらの223室に決定。
ボクは古いエレベーターは「途中で停まるかもしれない!」と信用していなかったので、結局乗らなかったけど、逆にレトロなエレベーターなので乗りたいという人も居た。
ワシもこのレトロなエレベーターに乗ってみたいんじゃ!
こちらはボクの部屋がある2階フロアの廊下。ボクの選んだ部屋はその廊下でも一番手前の部屋だった。
クイーンズ・ホテルの部屋は?!
古いホテルだけあって、アナログな鍵を捻り開けて扉を開けると、このような部屋の景色が目に入って来る。
まあベッドは普通に部屋のど真ん中にダブルベッドが一台置かれている。
部屋内には昔の写真も飾られていたりで、シンプルなお部屋である。ただあまりコンセントの数が無かったので、現代人にはあまり向いてないホテルかもしれない。
天井を見上げると、レトロなファンが回っていた。あまりこのようなファンがある部屋には泊まった事がないけど、このファンを見るとインディージョンズの映画を思い出してしまう。
部屋の窓を開けると、目の前には仏歯寺が見えている。ただあまり遅い時間では入場できないけども。
そして部屋にはミネラルウォーターも置かれている。部屋にこのようにミネラルウォーターが用意されていると、スーパーにわざわざ買いに行かなくていいので楽である。
さてトイレ&バスもチェックしに行きます。古いホテルとかでは特にお湯が出ない事が多いので、お湯を浴びたい人は必ず事前にチェックしておきましょう。
こちらは何とも昔風に見えるレトロというか、年代物の浴槽である。
こちらがシャワーで、ボクの部屋のシャワーではちょっと間を置いてお湯が出てきた。ちなみにエレベーター付近から奥の方まで行った先にある、西側の部屋に泊まった人達は全然お湯が出なかったそうだ。なので後でフロントに降りるとそんな西側のお湯が出ない部屋の人達が、集まって文句を言っている姿が見えた。
7~8月に行われるペラヘラ祭の時には、この仏歯寺に面した部屋は一等地の観覧席になるそうだ。ここから仏舎利の入った容器を担いで行進する象の行列を、一望できる特等席と化する部屋。
年代物のホテルだけにレトロな部屋の床は木張りで、歩く度に床が軋む音がした。その軋む床の音を聞く度に、このクイーンズホテルの歴史を感じたような気分になれる。
外国の歴史あるホテル=設備が老朽化しているホテルと、思っておいた方がいいんじゃ!
さて部屋を出て、ホテル周辺の軽く散策する事に。こちらはエレベーターホールとは思えない位に雰囲気がある。それに豪華にも広いスペースが設けられている。
ただ乗っている途中でエレベーターが止まったら困るので、クイーンズホテル名物のレトロなエレベーターには結局一回も乗らずであった。歴史あるホテルだけに、その特徴にもなっているレトロなエレベーターにわざわざ乗る人も居た。
こちらは19世紀中頃のクイーンズホテルの写真。今のクイーンズホテルとしては創業1895年だけど、この建物自体は1815年に元々は建てられた物。セイロンを統治していたイギリスの提督が住む邸宅として造られ、その後兵舎に改造され、その後はホテルとなった。
なので先程お湯が出ないと文句を言っていた人達の部屋は、まさにこの写真中央に見える辺りの古い部屋の人だった。ホテル側の言い分も「古いホテルなんで、ある程度は我慢して下さいよ!」という感じだったみたい。
こちらはホテルの正面玄関で、一応荷物検査のゲートがあったけど、あまり細かくは調べられなかった。
そして入口の脇にはこちらの世界遺産マークが飾られていた。1988年に『聖地キャンディ』として文化遺産に登録された、ここキャンディの街。
ホテル周辺の景色
この辺りはキャンディの街でも中心部なので、ホテルの前に面する道には多くの車やバイクなどが行き交っていて活気に溢れていた。
そして仏歯寺の横で、こちらもホテルに面しているキャンディ湖の水面には奥に見える街並みが綺麗に反射している。この湖は元々水田だったがキャンディ王国最期の王が「自分が見てみたいから」という理由だけで、その水田で湖に変えようとした。しかし王の思い付きの無茶振りに反発した家臣たち。そんな反発した家臣たちの行動を見た王は、何とその家臣たち100人を串刺しにして殺し、全財産を奪ったという。そして1807年には自分の理想を叶える為に、この水田だった場所をこのような湖に変えたんだとか・・・。
今アナタが居る場所も、多くの屍が埋まっているかも知れないんじゃ!
こちらがキャンディ湖側から見た、今晩宿泊するクイーンズホテルの全景。キャンディの街でも一番有名なホテルである。
その前には一方通行の車道があるけど、信号が無いので走ってくる車を見ながら渡っていく必要がある。
こちらの柵の奥に仏歯寺があり、仏陀の犬歯が収められているという。ただし夜間は入場が禁止されており、また昔から仏歯は権力の象徴でもあったので、厳重に警備がされている。
さてこれから夕食の時間なので、キャンディの街散策は後程のお楽しみにしておく。
レトロなホテルなのでロビーの照明もレトロな感じである。スリランカ的な古風さではなく、ブリティッシュ的な古風さだけども。
そしてそんな照明の下に集まって、添乗員さんから明日の観光の説明を聞くツアー参加者さん達。しっかりと添乗員さんの話を聞く人や、適当に聞いて説明が終わった後でさっき説明した事を質問したりする人など、人それぞれである。
ホテル内で夕食タイム
さて本日の夕食はホテル内のレストラン会場での食事となります。1階ロビー横にレストラン会場はあります。
階段脇の奥にある部屋がレストラン会場で、そこそこに広く、色んな国からやって来ているとみられる観光客団体の姿が見える。
そんな他の国からやって来ている観光客達に交じって、今晩の夕食を頂きます。
歴史あるホテルだからか、料理の種類は沢山置かれていました。世界各国から色んな国の人達が来るので、それら大勢の人の口に合う料理を置いているのでしょうか。
勿論野菜もそこそこに置かれていたけど、あまりツアー参加者さん達は野菜を取っているように見えなかった・・。
こちらのブースではお兄ちゃんが、美味しそうな肉を焼いている。こうやって目の前で焼いてくれているのを見ているだけで、お腹が空いてくるように感じる。
こうやって目の前で焼いてくれると、余計に美味しそうに思うんじゃ!
そんな美味しそうなお肉はこのレストランの中でも一番人気で、その肉を取ろうとする人達の列が出来ていた。
そしてその肉の手前でも何かを刻んで炒めているお兄ちゃんがいて、ただ列に並んでいるだけでは暇なのでその手前の料理をとりあえず貰ってみるツアー参加者さん。
ただ料理済みの料理が置かれているだけよりも、このように目の前で作ってくれる方が美味しく感じる。
そしてやっとお肉が焼き上がり、列に並んでいる順番でそれぞれに肉の塊が渡される。
こちらが今晩の夕食、相変わらずここでもスリランカで食べているとは思えない夕食の盛り付けです・・。
そしてさっき料理していたラム肉と、その手前で調理していたキムチっぽい料理が乗った皿。
ただ今日は満月の日なので、ここでも残念ながらアルコールはなし・・・。紅茶のティーバッグがあったので、紅茶をカブ飲みする事に。
スリランカは熱帯の国で気候は暑いけど、太陽の日差しが無くなる夜は過ごしやすい温度となる。だからここは冷房はなく、天井に取り付けられているファンだけであった。
先程目の前で焼いてくれたラム肉は中々に美味しかった。あるオジサンはこの肉を気に入って、何回もこの肉を取りに行っていたっけ。
そして食事も終盤に差し掛かる頃に席を立とうする人達に添乗員さんが「もうちょっとだけ待っててもらえますか?」と足止めしていた。というのも横に座っていた女性の誕生日が今日だというので、ケーキが出てきてみんなでお祝いする事に。
こちらのお姉さんはこんなケーキが出てくるとは思わずに、既に何個もケーキを取って来て食べていただけに「今更こんなケーキは食べ切れないわ!」と言っていたものの、最終的には頑張って完食してました。
トラピックスではツアー中に誕生日を迎える人に、粗品プレゼントやこのようなお祝いをしてくれるんじゃ!
さてボクもこのラム肉が美味しかったので、お代わりにいきます。夕食も終盤になるとあまりこの肉を求めて並んでいる人が居なかったので、調理していたお兄ちゃんがたっぷりとお皿に肉を置いてくれました。
さてこうして夕食が終わった後は、トイレを済ませて夜のキャンディの街を散策してみる事にします。
こんな旅はまた次回に続きます!
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