鳥取砂丘のオアシスはビジターセンターだった!暑さを忘れる知的な旅【鳥取旅行記6】

鳥取旅行記 2022年6月下旬-6

旅行期間:2022年6月下旬(1泊2日旅)

涼しいが勝ち!

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 内観

前回に引き続き、鳥取砂丘の脇に造られている無料で館内を見学できる施設「鳥取砂丘ビジターセンター」内を巡って勉強していきます。

 

 

 

「鳥取砂丘ビジターセンター」の見学!

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 古代の砂丘の絵

今では大きく開発されている鳥取砂丘も、古代人が住んでいた時代に少しずつ砂場が形成されていった。こういった砂丘も最初は海側に近い所から形成されていき、徐々に長い時間をかけて内陸の方に砂が堆積していったようだ。

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 砂漠に生きる昆虫一覧表

そしてこのような砂場にはあまり昆虫が生息していないと思い込んでいるけど、実際にはこのような砂場でも多種多様な昆虫が生息している。ただこの砂場に生息している昆虫の多くは、寒い時期には冬眠しており、暖かくなる春頃から活動していく種が多いようだ。

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 昆虫の説明

こちらは『ハンミョウ科』と呼ばれる肉食性の甲虫の中で、この鳥取砂丘では同じ肉食性の昆虫が共存している訳が説明されている。説明によると、「カワラハンミョウ」と呼ばれる大きい昆虫と、「エリザハンミョウ」と呼ばれる小さい昆虫は、顎の大きさが異なる為に食べる獲物で争う事が無い為に、砂丘に共存していると考えられている。

 

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 エリザハンミョウの説明

こちらで説明されている「エリザハンミョウ」は、さっき馬の背手前にあった緑地にその保護地域が設置されていた昆虫である。ちょうどこの鳥取砂丘を訪れた7月前後が最も活動する時期らしいが、その昆虫の姿は見かける事が出来なかった。

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 夜中に活動する動物

そしてそのような多種多様な昆虫が生息している砂場には、その昆虫をエサにしている動物も出没するようだ。日中は砂場では身を隠す事が出来ない動物も、暗闇に紛れた夜間に出没して、油断している昆虫を食べているようだ。

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 砂漠の残された足跡

そして朝になると、砂場には色んな生物や動物の足跡だけが残されている事が多い。昔から色んな狩りをしていた人達からすれば、このような足跡を見れば一発でその主の正体を見破れた事だろう。

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 砂漠の残された足跡の模型

ただ、動物の足跡も比較的判り易く、動物の種類によって蹄系か?、それとも肉球系か?などで区別する事がある程度出来そうな足跡になっている。

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 オアシスの説明

そして先程見てきた、馬の背の手前にあった緑地のオアシスも、そこに水が地中から湧き出していた訳ではなく、このように降った雨がその地下にある”水を通しにくい層”に溜まって、地表に染み出していたという原理のようだ。

 

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 風と飛砂

そして”砂が飛ぶ”と言っても、砂にも粒の大きさが何種類かあって、その粒毎によって風に吹かれた時の動き方が異なるという。一般的に乾いた砂は風速5mほどで動き出して、軽い粒は風に乗って飛んでいき、中ぐらいの粒はまるで生きているかのように、ピョンピョンと跳ねて移動していくんだとか。

鳥取楽太
鳥取楽太

砂も生きているラク!

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 風紋

そしてモロッコ旅でサハラ砂漠を見た時に綺麗に思えたのが、こちらの「風紋(ふうもん)と呼ばれる、砂の模様である。

これは野球部の練習が終わった後にトンボで誰かが整地しているような事が、風が吹くだけで行われているのだ。特に人が立ち入る場所では朝一にその場所を訪れると、まだ誰も足を踏みしめていない綺麗な風紋が拡がる景色を堪能する事が出来る。

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 砂丘が形成される仕組み

こちらは「鳥取砂丘のでき方」が絵で判り易く説明してくれている。

基本的には、雨が降った山から削られた土砂が、その雨水に含まれて川を流れ落ちて行き、海へと注がれていく。そして海に入った土砂は、海水の流れである”沿岸流”に押し戻されて、浜に打ち上げられて砂浜を形成していくのである。

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 砂丘が形成される出来かた

こちらは絵ではなく、立体模型で「鳥取砂丘のでき方」が判り易く勉強できるように展示されていた。

このように砂丘だけではなく、目の前に見える地球環境自体が他の要因によって形成されており、その大元が「地球」そのものとなっている。その地球が今でも日々活動を続けている為に、地球環境が変動あるのは当然の事でもある。

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 全国の砂丘の砂サンプル

こちらには日本全国にある「砂丘」の砂サンプルが展示されていた。ここにサンプルが多かった庄内砂丘も昔は飛砂で苦しめられていたが、江戸時代の豪商によって防砂林が設置されて、人間が扱いやすい土地に変えられたのである。

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 椅子に座って休憩しているオカン

さっきまで楽しそうに動く映像のパネルを触っていたオカンも、そろそろ電池が切れてしまったかのように、建物の外をボ~~っと眺めている姿が見られた。

オカン
オカン

ホンマに砂場は暑すぎて・・・疲れた・・・

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 馬の背の角度について

「馬の背」と呼ばれる名所は全国に存在するけど、今まで見てきた馬の背は、隆起した岩場が多かった。ただ言葉通り、馬の背中のように隆起している箇所を示す言葉なので、単純にそのように見える地形に付けられているのだろう。

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 砂時計風の模型

こちらにはその”馬の背の角度”が分かるという、砂時計風の模型が設置されていた。

 

 

”馬の背の角度”が分かる模型! 動画

 

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 砂時計風の模型2

馬の背の角度自体は、このように砂が積もっていく角度が砂の重さ等で決まっている事もあって、それと同じという事のようだ。

ただ、この角度を分度器で測らなかったので、この馬の背の角度は判らずじまいだったが。。

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 砂鉄時計

そしてこちらは普通の砂時計ではなく、”砂鉄”を中に入れてみた『砂鉄時計』も置かれていた。

 

 

砂鉄時計を試してみた! 動画

 

 

鳥取砂丘 「鳥取砂丘ビジターセンター」 展示資料 砂鉄時計2

砂と違って砂鉄は磁石に引き寄せられるので、このウニのようにトゲトゲが伸びたような形になっていって、なかなかに面白い砂鉄時計となっていた。

 

鳥取砂丘 赤い帽子をかぶるオカン

無料の割に面白い展示をしてくれていて、更にはとても涼しい館内となっていた「鳥取砂丘ビジターセンター」

その館内に少し滞在した事ですっかり体力を回復したオカンは、帽子が飛んでいって無くしてしまっていた為に、一時的にボクの被っていた帽子を渡してみた。

オカン
オカン

やっぱ派手やから、この帽子イランわ!

 

 

「砂丘会館」でお土産品を物色!

鳥取砂丘 砂丘会館の建物

そしてオカンの元気が回復した所で、このビジターセンターから道路を挟んだ反対側にある「砂丘会館」もついでに訪れてみる事にした。

 

 

砂丘会館内 20世紀梨チューハイの棚

この鳥取県に到着して「すなば珈琲」でランチを食べた際に水分を摂取してから、炎天下の鳥取砂丘などを見学した今まで何も飲んでいなかった為に、こちらの「20世紀梨のチューハイ」に真っ先に目が行ってしまった。

 

 

砂丘会館内 20世紀梨チューハイの商品

地方に行くとよくご当地の果実を使ったチューハイが販売されているのを見かけるけど、その製造地は京都の宝酒造だったりする事が多い。ただ、こちらの「20世紀梨のチューハイ」は鳥取県産の”20世紀梨”の果汁を使用しており、販売元が鳥取の「林兼太郎商店」となっていたので、とりあえず買ってみた。

 

砂丘会館内 鬼太郎ビール

そして鳥取県というと、この鳥取市ではなく米子市の出身となる漫画家「水木しげる」の代表作である『ゲゲゲの鬼太郎』とコラボした商品も多く見かける事が出来る。

オカン
オカン

隣の島根県でも、『ゲゲゲの鬼太郎』商品を売ってたな!

 

砂丘会館内 鳥取砂丘ビール

こちらは最近流行りのご当地クラフトビールだが、大手酒造メーカーによる大量生産のビールと比べると、小規模で生産している為にどうしてもビールの単価が高くなってしまう。その為にクラフトビールには手が伸びずに、安価なチューハイを選んでしまったのである。

 

砂丘会館内 鬼太郎デザインのうまい棒

こちらは去年2022年4月からの値上げを行った、元1本10円という駄菓子で有名な『うまい棒』のゲゲゲの鬼太郎Verである。ただ、うまい棒はお土産で持って帰るには嵩張ってしまい、持ち帰る途中で折れてしまったりする可能性が高いので、お土産には向かないのであるが。。

鳥取楽太
鳥取楽太

食べてしまったら、折れていようが一緒ラク!

 

 

鳥取砂丘 20世紀梨チューハイを飲む

こちらの購入した「20世紀梨のチューハイ」、鳥取産の”20世紀梨”の果汁を11%使って、鳥取の商店が販売していた商品だけど、製造元は広島県東広島市にある「三幸食品工業株式会社」という会社だったが。。

オカン
オカン

何でも現地で造れるとは限らんで!

 

 

鳥取砂丘 最中アイスを食べる

そしてオカンは、こちらの「大山 おいしい珈琲モナカ」というアイスを味わっていた。

 

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この商品は鳥取県内の「大山乳業農業協同組合」が製造元となっており、現地鳥取県で造られた物となっていたのである。

オカン
オカン

帽子を無くしたのはショックだけど、このアイスで癒されました♪

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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