神奈川県&東京旅(2022年12月中旬)-22
訪問:2022年12月中旬(2泊3日)
斜めのプラットホームだけ?
箱根の大涌谷に向かう箱根登山電車は、箱根山間をどんどん進んで行き、遠くから見ているとモヤっていた山の上辺りの標高に到達してくる。
箱根にて
箱根登山電車の最終駅となる強羅駅近くになってくると、段々と建物が増えてくる。
そして線路脇には「強羅公園」という、箱根登山鉄道が開園した和洋庭園が見えてくる。
強羅公園は入園料が掛かるけど、『箱根フリーパス』を持ってると無料になるタマ!
下の箱根湯本駅から、上の強羅駅までは約45分で到着する。
また、標高は400m程も高くなっている強羅駅なので、空気の薄さはすぐには実感しないけど、冬場は肌寒さを感じる。。
強羅駅の標高は541mタマ!
強羅駅に到着!
箱根登山電車の強羅駅に到着すると、結構な人の数が電車から降りてくるのが見える。
目的地の大涌谷までは、バスや車以外だと、この箱根登山電車を利用する以外の交通手段がないので、普段から大勢の人が利用しているようだ。
そしてここから先に進むには、電車ではなく、ケーブルカーに乗り換える必要がある。
なお、このケーブルカー乗り換え改札は有人改札となっていて、交通系ICカードは使えないという。
しかし、早雲山駅方面の『箱根登山ケーブルカー』は、交通系ICカードが使えない。
『箱根フリーパス』を持っていると、関係ないタマ!
強羅駅には、こちら日本工業大学:駒場高等学校が寄贈した「モハ1形」の模型が展示されていた。
ちなみに2019年に引退した箱根登山鉄道の「モハ1形103号」の車両は、2020年に日本工業大学(埼玉県の工業技術博物館にて)で静態保存される事になった。
この車両は1919年に製造されてから、約100年間に渡って箱根の山を走り続けてきたという。
箱根登山電車の”生き字引”タマ!
強羅駅周辺は『強羅温泉』の温泉街が広がっているエリアで、宿泊施設も充実しているので、この駅で降りていく人もそこそこに見られた。
強羅駅の外には、こちらの「手湯」が設置されており、今回は箱根の温泉が楽しめなかったが、代わりにこの手湯で満足する事にした。。
強羅駅のすぐ横にはお土産屋があり、箱根名物の「大涌谷限定、うずらの黒玉子」が販売されていた。
大涌谷では昔から”食べると寿命が延びる”と言われてきた「黒玉子」が名物であるが、ここで販売されていたのはその「うずらVer」で、肝心の「黒玉子」は大涌谷に行かないと売っていないのである。
黒玉子を買いに、大涌谷まで行くタマ!
更には「黒ラベル 箱根駅伝缶デザイン」のビールまで売っていた。
毎年の正月恒例である箱根駅伝も殆どテレビ中継を見た事がないけど、神奈川県に住んでいる人からすれば、お祭り的な行事なのだろう。
強羅駅からケーブルカーに乗り込む!
そんな強羅駅近くのお土産屋をチラっと見たけど、小雨が降っていて肌寒かったので、駅に戻ってケーブルカーに早めに乗り込んでおく事にする。
強羅駅から出発する【箱根登山ケーブルカー】
午前8時半頃:始発~~18時20分頃:最終
最終便は18時20分と早いので注意タマ!
箱根の夜は早いぜい!
⇑時刻表⇑公式サイト
発車間隔:15分~20分ほど
【箱根登山ケーブルカー】の停車駅
①強羅駅(標高541m)
②公園下駅(標高574m)
③公園上駅(標高611m)
④中強羅駅(標高654m)
⑤上強羅駅(標高703m)
⑥早雲山駅(標高750m)
①強羅駅⇒⇒ケーブルカー約11分⇒⇒⑥早雲山駅(運賃:5区間430円)
※徒歩で移動の場合、約40分(高低差約210mあり)
運賃(区間毎):大人 1区間90円/2区間170円/3区間250円/4区間340円/5区間430円
こちらが『箱根登山ケーブルカー』の車両で、スイスのケーブルカーを導入して1921年に開業した路線となっている。
ホームの奥には、こちらの除雪車のような車両も見えている。
この強羅駅は標高500mを超える場所にあり、冬には積雪する所でもあるので、このような除雪する車両も必要なんだろう。
開業から約100年を経過する箱根登山ケーブルカーは、近鉄電車の生駒山ケーブルカーに次いで、2番目に古い”営業用ケーブルカー”となっている。
ただケーブルカーの車両は、2020年に第5代目となる新型車両が導入されている。
ただ車両マニアからすれば、このような最新型の車両よりも、100年前の創業当時のレトロな車両の方が好ましいのだろうが。。
最近の日本人は、新しい物好きだぜい!
標高541mの強羅駅から、上にある早雲山駅までは歩いても行けない距離でもない。
箱根をより楽しむには、坂道を自分の足で歩いて登って、その地形の変化を体感すべきなのであろう。
アンタだけ、歩きや!
普段ケーブルカーに乗る機会があまりないだけに、斜めになった車両内はこのように水平な段々が続く光景となっていた。
昔のケーブルカー車内は、前後で向かい合う席が多かったが、最新の車両は脇のロングシートタイプとなっており、左右の景観をより楽しめる配席となっている。
早雲山駅に向けて出発!
そして発車時刻がやって来て、ゆっくりとケーブルカーは上に向かって動いて行く。
・・・すると、いきなり最初の「公園下駅」に到着する。
上にある早雲山駅までケーブルカーで約11分の乗車時間となるが、その間には4駅に途中停車するので、約2分毎に駅に到着する”超短い各駅停車”だった箱根登山ケーブルカー。。
東アジア圏からやって来たと見られる外国人観光客も、ケーブルカーからの景観を見ようと体を捻っていたけど、今日は雨降り模様で空も雲でモヤっていたので、楽しみにしていた絶景は見られずに、”どんよりとした暗い景色”しか見られなかった。。
ケーブルカーもこれだけ途中停車を頻繁に行うと、歩いて登った方が早く感じてしまう。。
今から降りてもエエんやで?!
・・・・(笑)
早雲山駅に到着!
そうしている内に、約10分ちょいで一番上の「早雲山駅」に到着する。
頻繁に停まって乗車時間も短かったので、あまりケーブルカーに乗っていると実感しにくい路線であった。。
早雲山駅は標高750mとなっているが、2階部分に造られている「箱根ロープウェイ:早雲山駅」の標高は、そこから更に高い標高757mとなっている。
この箱根ケーブルカーの最終は18時半頃となっているが、もし乗り遅れても下の強羅駅までは比較的簡単に徒歩で降りられるし、強羅駅から箱根湯本駅までは22時過ぎまで電車が動いているので、乗り遅れても絶望するレベルではなさそうだ。
こんな旅はまた次回に続きます!
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2022年12月中旬に『どこかでマイル』を使って訪れた、2泊3日の神奈川県&東京旅です。