神奈川県&東京旅(2022年12月中旬)-50
訪問:2022年12月中旬(2泊3日)
赤門より黒門!
「一度入ったら簡単に出れない!」と思わせる程に広くて、かつ大量の歴史的な文化財が展示されている「東京国立博物館」。
現代の蟻地獄や・・・
住所:東京都台東区上野公園13番9号
営業時間:9時30分~17時頃(※定休日:月曜日他)
電話番号:050-5541-8600
総合文化展観覧料:大人1000円/大学生500円/満18歳未満&満70歳以上は無料
表慶館の『150年後の国宝展』
そんな東京国立博物館の中でも本館の次にやって来た「表慶館」で開催されていた『150年後の国宝展』を、もう少し見学していく。
こちらに展示されていたのは、最近の真夏には人類に欠かせない商品ともなりつつある『ポカリスエット』。
真夏のイベント会場では、必ずポカリを目にするよ~!
こちらは2022年7月から販売を開始した、それまでのペットボトルから脱却して、何回も再利用できる瓶容器を使った「ポカリスエット リターナブル瓶」という商品。
昔は瓶に入ったドリンク商品が多かったが、近年はコストが安くて捨てやすいペットボトル商品が主流になってきたが、最近の環境に配慮した製品作りの観点から、何回も再利用できる瓶容器の商品を開発したという。
瓶容器にするとこのように写真映えする外観が若い世代に受けているというニュースがあるが、瓶は回収して洗浄しないと再利用できないので意外とコスト面からしてもパフォーマンスが悪い。
また瓶は道端に廃棄されて割れてしまった場合に、二次被害が起きる可能性もあり、純粋にペットボトルよりも環境に優れているとまでは断言しにくいのであるが。。
結局はゴミのポイ捨てを禁止にするのが一番だぜい!
シンガポールみたいに、ポイ捨てに罰金課した方がいいかもね!
こちらもお馴染みの『キッコーマンしょうゆ』で、江戸時代初期に設立された醤油会社が、今では世界最大手の醤油製造会社になっている。
キッコーマンは『亀甲萬』と書いていたぜい!
キッコーマン醤油の世界シェアは、何と約50%に達するタマ!
こちらはお菓子好きにはお馴染みの『湖池屋』の展示ブースで、湖池屋は今では”日清食品ホールディングスの連結子会社”となっているが、元々は長野県諏訪市で創業した”日本で初めてポテトチップスを量産した会社”でもある。
創業者の小池さんが、諏訪湖をイメージして『湖池屋』と命名したタマ!
それと『湖池屋』というと、「ポリンキー」「カラムーチョ」「スコーン」「ドンタコス」などのCMソングが耳馴染みがあり、今でも覚えている強烈なCM内容が特徴的な会社でもある。
【コイケヤ】 サクサクさんかく ポリンキーCM総集編 【全9種】
三角形のヒミツはね・・・教えないデ!(笑)
【コイケヤ】 カラムーチョシリーズ CM総集編 【全14種】
湖池屋 スコーン「社交ダンス」篇
ドンタコスCM
このフザけた感が良いのよね~!(笑)
そんな湖池屋のブースは単に商品を並べるのではなく、湖池屋ワールド内に電車模型が走る線路が造られ、ジャガイモの形をした電車模型が走る仕掛けとなっていた。
今でも湖池屋は遊び心満載だぜい!
湖池屋ワールドの展示! 動画
こちらは今では”日本コンビニエンスストア業界では最大手”ともなっている「セブン-イレブン」のブースで、国内1号店となった東京にある「豊洲店」をイメージした内容となっている。
ちなみに最初に売れた商品は「サングラス」だとか!
「セブン-イレブン」という会社自体は元々はアメリカのテキサス州で創業したコンビニエンスストアで、イトーヨーカ堂がライセンス契約を結び、1974年にフランチャイズの1号店が出店してから約5年で国内コンビニ業界のトップに立つ。
後にセブン-イレブン・ジャパンが、営業不振だったアメリカの本家を子会社化したぜい!
セブンイレブンの強みは”特定地域への集中出店”である『ドミナント戦略』に特化した事で、その地域を独占的に支配する事で輸送や管理の効率化にも繋がり、大きな利益を上げる事になる。
そういった戦略の為に日本国内でも出店していない県もあった時代があり、国内最後の沖縄県に出店したのも2019年になってからだという。
ただ、世界的には国内に約21,000店舗、海外に約57,000店舗で合計約78,000店舗を運営しており、今ではあのマクドナルドを抜いて”チェーンストアとして店舗数世界一”の座に輝く世界的な企業である。
店舗数は公式HPより。2021年末頃時点の数字。
何と、日本の次にタイに店舗が多いんですよ!
そんなセブンイレブンのブースに置かれていた洗剤の箱は、昔ならではの”大型箱”となっているのも見える。
ボクはパッケージ製造会社で某洗剤メーカーを担当していたので洗剤の箱には少々知見があるのだが、粉洗剤の箱は昔は大家族が多かったので大きな箱に大容量で入っている洗剤が多かったが、近年はどんどんコンパクト型に小さくなっていき、今では容量1kgを割って「0.9kg」となっている粉洗剤の箱まで出てきている。
というか、粉洗剤が液体洗剤にシェアを抜かれて消滅の危機にありますが・・・
液体に慣れたら、粉洗剤には戻れないよ~!
そしてこちらには、何故か競馬で使われるゴーグルやヘルメットや勝負服なども展示されているのが見えた。
こちらは2022年にJRA日本中央競馬会で最も格式が高いとされる『G1:日本ダービー(東京優駿)』を、ダービーのレコードタイム(2分21秒9)で勝利した『ドウデュース』が、その勝利の際に付けていたゼッケンなどが展示されていたのだった。
ドウデュース逆襲の末脚!【日本ダービー2022】
迷った時は「武豊」を買え!っやけ!(笑)
2023年 有馬記念(GⅠ) ドウデュース【カンテレ公式】
日本ダービーを勝利したドウデュースは勢いに乗って、同年のフランスで行われた世界最高峰のレース『凱旋門賞』にも出場したが、19着という不甲斐ない敗北を期してしまう。
そして迎えた2023年もG1レースで思うような結果を残せなかったが、世界イチの評価を受けた同年代のイクイノックスが引退して不出場となった2023年有馬記念で、再び武豊を背にして見事勝利を収めたのである。
レースレコードで日本ダービーを制覇したドウデュースも凄いのだが、個人的には2010年頃の大怪我の後遺症で数年間に渡って成績不振が続いて引退も囁かれながら、そのような苦境を乗り越えてドウデュースに騎乗して、53歳の年齢で6度目の日本ダービー制覇をした「武 豊(たけ ゆたか)」の凄さしか感じないのであるが。。
個人的には今回の『150年後の国宝展』内で、武豊の2022年日本ダービー制覇グッズが一番興味が惹かれたブースだった。
元々は競馬好きで中学生時代から競馬ゲームを通じて興味を持って見続けてきただけに、アイドル天才騎手から最高の騎手に移り変わり、54歳になった現在でもまだ現役で一線級で活躍する武豊を「人間国宝」に指定したい位である。
個人的に競馬が好きなだけやろ!
JRA日本中央競馬会では不可能とされていた”年間200勝”を3年連続達成したり、2002年には457回の騎乗機会ながら”勝率29.1%”&”連対率43.5%”という驚異的な数字も残している。
競馬は『馬が7割、騎手が3割』という格言があるけど、武豊が乗ると話が変わるタマ!
また最高峰のG1レース勝利数もJRAのG1レースだけでもダントツの”80勝”(地方&海外を含むと123勝)や、”JRA通算勝利数4400勝”を超えるなど、これから150年後の未来でも武豊が築いた金字塔の数字が絶対更新される事はないと皆が断言する程の偉大なジョッキーである。
奥さんの佐野量子チャンも可愛いし、羨ましいぜい!
約35年間に渡ってJRAでトップジョッキーの座を保ち続けている武豊が、未だに”国民栄誉賞”を受賞していないのもおかしい話にも思える。
”国民栄誉賞”は最近ではオリンピック選手や、クリーンなイメージが強い人に与えられる傾向が高めになっており、あくまでも”公営ギャンブル”業界内の人にはあげたくないという思惑があるのかもしれない。
ただ国民栄誉賞が特に具体的な選考基準がある訳でもなく、最近では内閣総理大臣や政権が”人気取り”として与えるケースが多いために、自ら受賞を辞退する人も増えてきているのであるが。。
福本豊の『あんなもんもろたら、立ちションでけへんようになる』がよく理解できるけ!(笑)
賞を貰わなくても、立ちションはしたらダメですよ~!(笑)
抽象的な印象で選考される賞は、ロクな物がないぜい!
このように『150年後の国宝展』で最も気になったのが「武豊」であり、更には”150年後の国宝”になっている物は、ここに展示されていた商品群ではなく、この表慶館の建物自体が一番有力な候補に思えたのであるが。。
そういうオチだったのね~!
大阪人は四六時中、「どうやってオトすか?」しか考えてないデ!(笑)
なので『150年後の国宝展』で表慶館を訪れた人々は、設置されていた展示品ではなく、建物自体をもっとしっかりと眺めておくべきだったのである。。
1階のブースにはまだ見ていなかったエリアがあり、ここには”世界のホンダ”ともなった本田技研工業の『スーパーカブC100』が置かれていた。
ホンダが1950年代から販売しているオートバイの『スーパーカブ』シリーズは、2017年に”累計生産台数1億台”を突破し、ワンシリーズの乗り物として”世界最多の生産&販売台数”になっているという。
東南アジアに行くと、バイクの事を『ホンダ』って言うけ!
東京国立博物館の見学終了!
そして約2時間に渡った東京国立博物館を終える頃には、スッキリした青天の空が出迎えてくれているかのように思える天気となっていた。
なお、東京国立博物館には本館と表慶館以外にも「東洋館」「平成館」「法隆寺宝物館」と多くの展示品が飾られている資料館があるのだが、既にたっぷりの文化財を見て“お腹いっぱい“になっていたので、2つだけ見学して先に進む事にしたのである。。
東京国立博物館は何回かに分けて見学した方がいいぜい!
こちらは東京国立博物館の門前に設置されていた、『東京国立博物館創立150年記念』に合わせた”特別ペイント”が施されていた郵便ポスト。
その近くの地面には、こちらのポケモンのキャラクターが描かれている”デザインマンホール”も設置されていた。
【公式】ポケモンのマンホール「ポケふた」誕生物語
全国で150枚以上も設置されているぜい!
東京国立博物館の館内は暖房が効いてて暖かかったけど、外に出るとすっかり忘れてした師走の冷たい風が我々を襲ってきた。。
東京国立博物館前を通る「東京都道452号神田白山線」を北西に向かって進んで行くと、すぐの場所にこちらの通称『上野の黒門』と呼ばれる「旧鳥取藩主池田家:上屋敷表門」が見えてきた。
この『黒門』は、元々は因幡国/伯耆国を治めて32万石を誇る大名であった”鳥取藩”の江戸上屋敷にあった門である。
鳥取藩の池田家は”婚姻ガチャ”で最も成功した家柄よね~!
ただ、鳥取藩の江戸上屋敷はこの上野ではなく、現在の”丸の内3丁目”付近の『丸の内大名小路』にあったとされ、明治時代に当時の東宮御所(現在の高松宮邸跡)の正門として移設され、戦後になってから東京国立博物館敷地内に移設されてきたという。
鳥取藩江戸上屋敷は、今では「帝国劇場」がある場所辺りだぜい!
その先に行くと、こちらのレトロな佇まいをしていた雰囲気ある建造物も見えた。
特に表立って説明板などが見当たらなかった為に素通りしたが、こちらは1933年~1997年まで京成電鉄の地下駅「博物館動物園駅」の駅舎だった建物なのである。
東京は見る所が多過ぎて、疲れます・・・
こんな旅はまた次回に続きます!
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2022年12月中旬に『どこかでマイル』を使って訪れた、2泊3日の神奈川県&東京旅です。