明石&加古川旅(2023年)-17
訪問:2023年1月下旬(1泊2日)
玉子焼?!
2023年1月に訪れた、兵庫県明石市。
「明石市」の名前はこれまで何度も聞いた事があったけど、実際に訪問するのは今回が初めてであった。
明石市は住み易くて、良い街タコ!
明石市にて
こちらはJR明石駅前ロータリーに設置されていた、可愛らしい魚のデザインが施された時計。
行政が設置する公衆時計は堅苦しいデザインが多いけど、このような可愛らしいデザインの時計があるのも明石市らしさだったのかもしれない。
JR明石駅のすぐ南側には、こちらの「パピオスあかし」という複合商業施設があり、一部の行政窓口も設置されているので、明石市民にとっては便利な場所となっているようだ。
その「パピオスあかし」を抜けて南側に行くと、さっき明石海峡大橋の袂を縦断していた国道2号線が再び見えてくる。
そんな国道2号線を跨ぐように設置されている歩道橋を進んで行くと、奥に「にしき通り」というアーケード商店街が見えてくる。
「魚の棚(うおんたな)」とも呼ばれる商店街タコ!
『魚の棚商店街』とも呼ばれる明石市の商店街は、江戸時代から栄えてきた明石の海で採れた海産物などが売られてきた、歴史のある商店街。
『魚の棚商店街』の地面もよ~~く見てみると、このように”魚の鱗”柄になっていて、足元を見ながらの散策も楽しめる場所ともなっている。
『魚の棚商店街』にて
ただ江戸時代から存在する歴史ある『魚の棚商店街』だが、このようなアーケード商店街となったのは1961年の事で、その後に数回改装されている。
全長約300mの『魚の棚アーケード商店街』では、このように大漁旗が至る所に掲げられており、それが名物ともなっている商店街のようだ。
『魚の棚アーケード商店街』内では大漁旗と「明石焼き」の文字が入った旗が所狭しと飾られており、また活気のある商店街となっていた。
商店街にある魚屋では、このように道頓堀を思わせるような大きなタコの看板が付けられていた。
明石の神様は蛸タコ!(笑)
「明石焼き」の名前にもなっている明石市の名物料理は、ここ明石市では『玉子焼き』という名前になっている。
ここ明石では「明石玉」と呼ばれた模造珊瑚(※硝石などを卵の白身で固めて作られた装飾品)の産地で、余った卵の黄身と小麦粉を混ぜて、それによく採れるタコを入れて『明石焼き』が生まれたとされる。
大阪のたこ焼きのルーツは、この明石焼きタコ!
近年21世紀の商店街は、大きな複合ショッピングモールやネット通販に押されて、衰退してしまっている所が多く見受けられる。
しかし、この明石市の魚の棚商店街は観光客も訪れやすい場所にある事から、多くの店で賑わいを見せていた。
そして魚の棚商店街を抜けると、道の奥に海があるような潮風がうっすらと漂ってきて、この近くに海がある事を五感で感じる光景が待ち受けていた。
明石市というと明石焼きと共に、こちらのデザインマンホールにもあるように「標準子午線」が通っている街としても有名である。
日本の時間の基準となっているのが、標準子午線タコ!
既に12時を過ぎていて”昼食タイム”頃だったので、再び商店街に戻って明石焼きを食べれるお店を探す事にした。
腹が減った・・・
こちらは魚マニアから大出世した「さかなクン」が描いたコブダイのデザインマンホールも設置されており、魚が大好きだった少年が成長して、いかに国内で活躍しているのかを魅せつけられた瞬間のようにも思えた。。
さかなクンは『明石たこ大使』に任命されているタコ!
大阪ではたまに”明石焼き”を食べれるお店があるけど、「やっぱり本場の明石市で食べる明石焼きは一味違うハズ!」と想像しながら、明石焼きのお店を探す。
デッカイ蛸がおったで~!(笑)
「たこ磯」で明石焼きタイム!
そして商店街をフラフラと歩いていると、こちらの比較的空いてそうな「たこ磯」という明石焼きを提供しているお店に辿り着く。
この「たこ磯」という明石焼き屋さんは、さっき商店街を歩いている途中に見かけた、行列が出来ていた明石焼き屋の”別館”となっていた。
店内のメニューでは明石焼きではなく「玉子焼き」と表記されており、また中身がタコだけではなく、「あなご」「海老🦐」「ホタテ」なども選ぶ事ができるという。
私はタコと穴子のハーフにします♪
注文してから約7分後に、アツアツの玉子焼きが早速が運ばれてきた。
玉子焼きとは言いながらも、普通に連想する”玉子焼き”ほど玉子感がある訳でもないけど、卵の黄身だけを使っている為にタコ焼きと比べると、だいぶ玉子感が溢れる食べ物となっている。
やっぱり大阪で食べる明石焼きよりも、兵庫県明石市で食べる「玉子焼き」の方が美味しく思えてしまう錯覚を受ける。
錯覚だけではなく、本当に旨いタコ!
そしてタコ焼きとの違いでもある、こちらの熱々なスープに漬けて食べるのが明石焼きの特徴でもある。
明石焼きにはソースを付けたらアカンで!
この明石焼きの生地には、一般的に使われる小麦粉と共に「じん粉」と呼ばれる小麦粉を精製した粉も使われている。
その「じん粉」は火を通しても固くならない為に、明石焼きの柔らかい食感を生み出す秘密ともなっているという。
しかし、柔らかい明石焼きをスープの中に入れて食べようとすると、多くの場合はこのようにスープの中で身が崩れてしまう。。
美味しいタコがよく見えて良いタコ!
あっという間にペロリっと全部平らげられてしまった明石焼き。
すっかり板の上に乗っていた明石焼きが無くなり、その状態となって初めて何故か斜めに立つように設計されていた、明石焼きの台に目が行くのであった。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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2023年1月下旬に訪れた、1泊2日の兵庫県:明石&加古川旅です。