宮崎県旅行記2020年-㉚
旅行期間:2020年10月18日~22日
ビビッて入れない?!
さて今日は宮崎県の県境にある高千穂町まで宮崎市内からロングドライブをしてきた甲斐があって、充分に高千穂峡や日本神話にまつわる場所を堪能する事が出来た。高千穂に到着したのは12時過ぎ頃で、今は17時20分頃とあっという間に約5時間が過ぎてしまった。そろそろ宮崎市内へと戻る道を走行していたのだが、途中に橋が見えてきたのでこの橋の写真を撮る事にする。
住所:高千穂町大字三田井
高千穂町の雲海橋にて
まず高千穂町にやって来た時に見た「天翔大橋」に比べると、正直言って全然印象的ではない、この雲海橋。この雲海橋は1975年に開通した橋だけど、この橋は架かっている地盤の強さが異なっているのを考慮して”中路式非対称ローゼ橋”という全国的にも珍しい橋の構造をしているという。普通橋を横から見ると柱が左右同じ場所に対称的に造られているけど、この雲海橋はそれをズラして柱を左右非対称にして造られているという。
そしてこの雲海橋からは東の方に、先程高千穂あまてらす鉄道:グランド・スーパーカートで渡った、”日本イチ、川底から高い場所にあった鉄道橋”の「高千穂橋梁」が見えている。しかし今では高千穂橋梁は高千穂線の路線が廃線となってしまった影響で、このような橋が残っているにも関わらず、日本イチ川底から高い場所にある鉄道橋として認定されなくなってしまっている。。
1人旅だと自分の好き勝手に行動できるので、レンタカーを借りた旅だと直ぐに写真撮影スポットなどを見つけると寄り道してしまう。だけどさすがに黄昏時を迎えてきたので、宮崎市内へ戻るには長旅となるのでそろそろ戻るとする。
雲海橋からの景色 動画
道の駅「北方よっちみろ屋」でトイレ休憩
雲海橋を後にして約30分走っていると、道の駅が見えてきたのでこちらでトイレ休憩を兼ねて、お土産もついでに物色する事とする。
宮崎県の道の駅などでは、地元の野菜が使われているお土産などにとても惹かれた。ここでも知らず知らずの内に野菜の漬物などを買ってしまったが、アルコールは昨日スーパーで購入済だった為に手は出なかった。こちらのクラフトビールなども惹かれるけど、貧乏人には”いいお値段のクラフトビール”は残念ながら手が出ない。
そんな隣には英国で毎年行われる『ワールド・ビア・アワード(WBA)2017』で、スタウト&ポーター部門で総合世界一に輝いたという宮崎産の栗を使用したクラフトビール「栗黒 KURI KURO」が販売されているのが見える。元々は北米でしか販売されていなかったクラフトビール:栗黒であるが、2017年末に日本でも販売が開始された。
それにしても330mlで990円とは、とてもいいお値段です!
このクラフトビール:栗黒は宮崎県産の和栗を原料とした、アルコール度数が9%と高いビール。高い度数のアルコールだけに長期熟成が可能らしく、賞味期限はないという。栗を原料にしたクラフトビールは是非飲んでみたかったけど、さすがに今のボクが飲むには惜しいビールである・・・。
そして高千穂から約3時間半かけて下道をトコトコと運転しつづけて、やっと帰ってきた宮崎市内。往復4000円ほどの高速道路代をケチって、代わりに2時間を犠牲にした訳だ。人生の大事な2時間に4000円を支払う事にも、臆する事なく支払える人間になろうと誓う瞬間でもあった。。
精一杯、頑張れや!
さて今晩は昨日のようにスーパーでのおにぎりの晩飯ではなくて、どこかのお店で晩飯を食べるとする。長距離の運転を頑張った自分への、ささやかな贈り物という意味合いも兼ねて。。
昨日は宮崎市内で一番の繁華街でもある「橘通り」の飲食店街を約30分ほど歩き回ったけど、いつもの通りに全部素通りしてホテルに戻ってしまった。いつも通りといえばその通りだけど、昨日ホテルの部屋でおにぎりを食べながら、この橘通りの飲食店が載っているパンフレットで今日寄るお店候補を探していたので「今日は違うところを見せてやる!」と意気込む。
立ち飲み屋「とりえもん」にて
昨日もこのお店の前を通ったけど、店の入り口付近にギャルのようなイカツイ恰好をした女性が立ってたので警戒して入れなかった。しかし今日は事前にパンフレットでこの周辺のお店を下調べしていたので、今日は思い切ってのれんをくぐってお店に入るとする。
さっき外から見た時に入口に立っていたイカツイ女性は、なんとマネキンだった。この橘通りの飲食店などが載っていたパンフレットを昨日ホテルで見て、初めてこの女性がマネキンだと気付いた訳で。。
という事でこの人形がマネキンと知らない人は、警戒してこのお店に入るのを思わず避けてしまう「とりえもん」。だけど逆にこれがあるからこそ、このお店に入ってくるお客さんも逆説的に居る訳で。
マネキン人形にビビルとは、まだ甘ちゃんやけ!
さてまずはキンキンに冷えたジョッキに入って出てきた、生ビールをゴクリと味わいます。
やっぱり長距離運転した後の、冷えたビールは最高に旨いです!
カウンターにはこのように北斗の拳のキャラクターがデザインされた焼酎が置かれている。店長が好きなのかと思って聞いてみた所、従業員の1人が持って来て置いているんだとか。
なおこちらの芋焼酎は1688年に創業した佐賀県にある「光武酒造場」という酒造会社が、2018年にコラボ第一弾として『永井豪:画業50周年記念商品』としてデビルマンやキューティーハニーのデザインが入っている商品を販売した物の第二弾コラボ商品。北斗の拳と芋焼酎好きには、たまらない商品となっている。
まずは宮崎の野菜がたっぷり乗った、豪快なサラダが出てくる。やっぱり宮崎で一番のオススメは、その綺麗な自然溢れる大地で採れた野菜達だと思う。宮崎県民からすると何も誇れるものがないと思っているかもしれないけど、個人的には宮崎県は美味しい野菜が日本一だという印象を受けた。
そしてこの2020年からハマってほぼ毎日食べているニンニク。こちらの油で揚げたニンニクも以前にとある居酒屋で食べてからとても気に入り、自分でもたまに作って食べるまでになった。
女性からするとニンニクは次の日も匂いが残るので敬遠する人が多いけど、こんなに美味しいものはない。
だけどこの2020年コロナ禍では、そんな周囲の事を気にしてニンニクを食べれなかった女性達がマスクを付ける事が一般的になった事もあって、ニンニクを食べる女性が増えたという。その為にニンニクを扱う店が増えて、ニンニク料理専門店まで出てくる程に人気になっているという。
周りを気にするより、自分の食べたいものを食べる方が健康的だよ!
この時はボク以外には他にお客さんが居なくてガラガラだったけど、やっぱりコロナ禍の影響でどこでも大きく客足が落ちているようだ。平日の21時頃だとどの店でもお客さんが居る状態が普通だけど、感染力が強いウイルスが世界的に拡がる事の恐ろしさを改めて思い知る。
そして次に出てきたのは、宮崎名物の「チキン南蛮」である。このチキン南蛮という料理は宮崎が発祥地とされていて、その発祥の店の1つはタルタルソースが掛かっていないという。また普段宮崎県以外で食べるチキン南蛮とは違って、甘酢に漬けられているのでカリッとした揚げた衣ではなくて、ビチョビチョになった鳥の唐揚げを食べているみたいな感じが宮崎らしさだという。
チキン南蛮はこのお店では普通サイズとハーフサイズが用意されているという。普通サイズは一人前には少し大きめのサイズとなっているので、店長らしき人物曰く「普通サイズを選んだので、お腹が空いているんだと思いました!」との事。
チキン南蛮は今までに勿論食べた事があるけど、この宮崎県らしい甘酢に漬けられたチキン南蛮は一味違って、思っていたよりも美味しい。宮崎県にはチキン南蛮を出すお店が多いので、色んな場所でチキン南蛮を食べれるのが宮崎県のいい所でもある。
もっとチキン南蛮を食べるッコ~!
さてビール2杯を飲み切り、次に選んだのは「へべすサワー」。この「へべす(平兵衛酢)」は宮崎県日向市が原産地の柑橘類で、皮が薄い分だけ果実が沢山詰まっており、果汁率が非常に高い果物だという。このへべすは江戸時代後半に長曾我部平兵衛という人物が日向市富高西川内の山の中で生えているのを見つけて自宅に持ち帰り、自宅の庭先で植えた事が始まりとされている。
こちらの札には「果汁たっぷり!」と書かれているけど、立ち飲み屋のサワーにそんなに何個ぶんかの果汁を入れる訳でもないし、入っていてもスダチとの違いも分からないし・・・。
常に直立を続ける、立ち飲み屋「とりえもん」の入口に立つ、長身のマネキン人形。客寄せの意味をなさないマネキンは、ある意味、魔除けのようにも思える。そういえば昔「マネキン」というアンドリュー・マッカーシー主演の映画があったけど、さすがにこのマネキンは動かなかった。。
さて立ち飲み屋で約1時間滞在して、美味しい宮崎の野菜も食べれたし、宮崎名物の美味しいチキン南蛮も食べれたし、宮崎特産のへべすが入ったチューハイも飲めたし、見た目がイカついマネキン美女を近くで眺める事が出来たし・・・と満足な夜となった。
なお、こちらは宿泊している「宮崎第一ホテル」の真横にある、タイムズのコインパーキング。もしホテルの駐車場が満杯になっていれば、この駐車場に停めるしかない。
ただこのタイムズの駐車場はこの通り、駐車後24時間以内だと440円(税込)という安さなので、心配は無用。なおホテルの宿泊プランが駐車場付きだと、もしホテルの専用駐車場が満杯になっていても、このコインパーキング代はホテルが支払ってくれるので安心である。
さっき行った宮崎で最も華やかなハズの橘通りがガラガラだったのに、この宮崎第一ホテルの駐車場だけは満員御礼。しかもこの日だけではなく、ほぼ毎日車が沢山駐車されていたので宮崎第一ホテルの人気度が駐車場を見れば分かったのである。
こちらはホテル1階ロビーの壁に張られている、宮崎第一ホテルの自虐ポスター。ホテルの従業員はこのようにボケた態度で接してくる事はないけど、このようにポスターのふざけ具合はとてもいい感じである。
この宮崎第一ホテルのロビー脇には左側のポスターにもあるように、ビジネスホテルのロビーには見えないようなフランスっぽい椅子などが置かれていて、とても違和感を感じる場所となっている。また風呂上りには煮卵も無料で用意されているので、それを食べれば太ってチェックアウトできるという訳。。
このように普通のビジネスホテルではなくて、お客を楽しくもてなそうと見える宮崎第一ホテル。個人的にはもう少し度が過ぎる、ふざけた感じの遊び心が加わってもいいかもしれないかと思う。
そして本日購入した、宮崎県でのお土産を簡単にご紹介。こちらは定番サクマドロップの宮崎Verで、マンゴー味と日向夏味がセットになって入っている飴ちゃん。こちらのパッケージを見ていると2種類あるのかと勘違いしてしまうけど、表裏でパッケージの内容が違うだけで、中身は同じもの。。
思わず、自分で買ったものだけど騙されてしまいました・・・
なおこの飴ちゃんは帰りの飛行機で、JALの客室乗務員のお姉さんにプレゼントしました。そのお姉さんに飴ちゃんをプレゼントしたタイミングが、お客の着席とシートベルトの着用を確認している時に渡したので、そのお姉さんはそのままゴミかと思って普通に反応せずに受け取り、奥へと消えて行った。。
しかしすぐに中身が入っている飴ちゃんだと気付いて戻ってきて、「すいません、ゴミだと思って受け取って去ってしまいました・・・。差し入れ、ありがとうございます!」と言って喜んでくれました。
こちらは高千穂の道の駅で購入した、地鶏の炭火焼したパック。これは調理済みなので温めるだけで食べれるので、今日の晩も最悪はこれ食べながらホテルで過ごす事を想定して購入。しかし結局今日の晩飯は美人のマネキンがいるお店で食べたので、こちらはお土産として知人にプレゼント。
今まではこんなかぼちゃの味噌煮なんて買わなかったけど、このような物が美味しく感じる歳になってきたという事かな?!
いつまでも若くないよ!
そしてマイブームのニンニク関連の商品である「スタミナ大根」。ただニンニクが入っている訳ではなくてニンニク醤油に漬けた大根なので、あまりニンニクが効いていなかったが・・・。
こんな旅はまた次回に続きます!
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