最終日はJRA宮崎育成牧場に行ってから、東京富士美術館の絵画を観賞【宮崎旅行記61】

宮崎県旅行記2020年-61

 旅行期間:2020年10月18日~22日
(On the last day, I went to JRA Miyazaki Breeding Farm and then went to Tokyo Fuji Art Museum to see the paintings.)

宮崎市内の元競馬場

さて迎えた宮崎旅5日目の朝。4泊5日の宮崎旅も遂に最終日を迎えました。宿泊している宮崎第一ホテルでは部屋に浴衣が無くてロビーから持って行くシステムになっているのですが、部屋の清掃が入る度に次の日の浴衣を置いてくれたので、2日目に持って上がった浴衣が使われずに余っている状態が最終日まで続いてしまった・・・。

 

さてまずはホテルの朝食会場にて4日連続の朝食を食べます。同じホテルで4日も泊まれば、そこでの朝飯に飽きてしまう人も多いかもしれないけど、これだけ種類が豊富で美味しい食材を使っているビュッフェを飽きるなんて贅沢過ぎる。

勿論ボクはそんな事は絶対言いません!

 

毎日ガッツリと朝食を食べ過ぎていたので、今日は比較的アッサリ目の内容にしてみた。カレーが用意されているとその匂いに釣られて思わずカレーを選んでしまうけど、取った後から「あっ、しまった、卵かけご飯にしようと思っていたのに・・・」と毎回後悔していたので、今日は満を持してカレーをチョイスしなかったのである。

 

 

宮崎市内にある「JRA宮崎育成牧場」訪問

今日の帰りの飛行機は12時台という事で午前中はまだ動けるので、宮崎市内の中心部にある「JRA宮崎育成牧場」を訪れる事にしてみた。

 

【JRA宮崎育成牧場】

住所:宮崎県宮崎市花ケ島町大原2347
営業時間: 9時~17時頃
電話番号:0985-25-3448

 

 

JRAの育成牧場という場所だけど、牧場っていうと郊外のだだっ広い所に造られているイメージがあったが、この「JRA宮崎育成牧場」は宮崎市内でも中心部近くにあり、宿泊しているホテルから歩いて行ける程近い場所にある。

 

というのもこのJRA宮崎育成牧場は元々競馬場として使われていた場所だったから、このような立地のいい場所に造られていたようだ。かつてここに存在した宮崎競馬場は1907年に創建されて、1943年まで競馬が行われていた。しかし激化していた太平洋戦争の影響で競馬を中断し、それ以降は競馬が再開される事は無かったという。

 

JRA宮崎育成牧場というだけに基本的には遠くのトラックコースでサラブレッド達が駆けている姿を遠目で見るだけの場所だけど、土日などはやって来るお客さんを楽しませる為にポニーなども飼育されている。

 

残念ながらこの訪問時にはそのようなポニーなどはお休みの日だったので、見れず。。というか、この時この牧場を見学しに来ていた人は全然いなかったし。。

 

育成牧場という名前の通り、ここではJRAに所属するサラブレッドが飼育されている場所だけど、そんな馬は高額の商品でもあるので、一般見学客が手を伸ばしたら届きそうな範囲にはまずいない。

 

そんなサラブレッドも遠くにチラっと見える位なので馬を見に来たような気分も出ないし、単なる綺麗な芝生が管理されている公園のような雰囲気の場所だった。そしてそんなトラックの中に立っていた警備員のようなオジサンに声を掛けてみると、向こうも暇だったのか寄ってきて色んな話をしてくれた。

 

こっち側は昔(1931年)に造られた競馬場の観客席が長い事存在していた場所だったが、2019年頃に解体されてしまったという。そして今では休日には親子連れが公園でのんびりする為に訪れたり、敷地内に場外馬券売り場があるので競馬好きなオジサン達が集う場所でもあるという。

 

それにしても元競馬場だけあって、芝生がとても綺麗に管理されている。そしてさっき声を掛けた警備員のオジサンは、何だかんだと喋り出したら話が止まらなくなり、約30分ほどに渡って色んな話をしてくれた。このオジサンはこの育成牧場で今は働いているけど、競馬の知識に関しては全く持ち合わせておらず、どんなレースがあるのかさえも知らないという。

 

逆にボクは中学頃から競馬ゲームをしていた為に、JRA競馬に関しては中学生から見だしているのでそれなりの知識はある。ただ馬券になると欲が出てしまって全然当たらないので、最近は全く購入していない。

 

 

育成牧場の景色 動画

 

 

 

宮崎県立美術館を訪れる!

そして今日は午前中に宮崎空港に辿り着く必要があって郊外に行く事が出来なかったので、これまた宮崎市内中心部近くにあった「宮崎県立美術館」を訪れる事にする。この時は『美の旅 西洋絵画400年』という、東京富士美術館所蔵のコレクション展が開催されていて、有名な西洋画家の作品が展示されているという。

 

【宮崎県立美術館】

住所:宮崎県宮崎市船塚3-210
営業時間:10時~18時頃(※定休日:月曜/祝日の翌日)
電話番号:0985-20-3792

 

 

今までのボクだったら単身で美術館に乗り込むなんて行為はまずしなかった事だけど、2020年3月にロシアのサンクトペテルブルクでエルミタージュ美術館に行ってからは、西洋絵画についてだいぶ興味が出てしまった。この時に開催されていた絵画は東京富士美術館の所蔵物ではあったが、宣伝内容を見ているとルノワールやモネなどの有名作家の作品も含まれていたので興味を持ったのである。

 

 

美術館の建物前に置かれていたこちらの銅像は、彫刻家であり宮崎大学名誉教授でもある「平原 孝明」氏の作品。

 

彼は宮崎県を代表する彫刻家で、この宮崎旅で訪れた綾城敷地内に設置されていた、日本イチの名刀鍛冶とも称された田中國廣の銅像もこの平原 孝明氏が制作した物だった。

 

 

この『美の旅 西洋絵画400年』という企画展示は2000年9月12日~11月3日までのものなので、今は2021年12月なので当然終わっているが。。

 

 

この宮崎県立美術館の建物は1994年に造られた鉄筋コンクリート造りの、地下1階地上3階の構造となっている。安藤忠雄っぽいようなコンクリート造りの建物であるが、こういう建物は夏場は熱が籠り易いので暑くて大変だというが。

 

建物内では無料の常設展示があるけど、今回は2階にある有料ゾーンへと向かう。日本の美術館って殆ど写真撮影が禁止されているので、いつもながら何を見たかが記憶に残りにくい。そういった事を思うとエルミタージュ美術館では全て写真撮影OKだったのでとても嬉しかったけど、逆に絵画の写真を撮り過ぎてブログをアップする作業が大変過ぎたけども・・・。

 

 

『美の旅 西洋絵画400年』展を見学

今日は平日で会場がオープン仕立ての10時20分頃に訪れたけど、思った以上にお客さんの姿が見える。まずは入口で検温と住所などの連絡先を記入する。今回の展示のように有名な作品が来ている時は、やっぱり大勢のお客さんが見に来るようだ。

 

『サン・ベルナール峠を越えるボナパルト』 (Bonaparte Crossing the Great St. Bernard)
by ジャック・ルイ・ダヴィッド工房

今回の展示で一番見たかったのが、こちらの馬に乗ったナポレオンの絵。こちらはジャック・ルイ・ダヴィッドというフランス人画家の工房で描かれた絵の実物で本物だそうだけど、よ~~く話を聞いてみると同じ構図で描かれた絵が何枚かあるらしいので、自分が以前にメディアで見た絵がこれと全く一緒の物とは限らないようだ。

 

この絵はまだナポレオンが権力を握っている時代に描かれたもので、勿論ナポレオン自身が自分の権威を世の中に知らしめる為に描かせたものだけど、じ~~っとするのが苦手なナポレオンは約3時間に渡ったモデルになった時もイライラと動いていたという。

 

 

結局ナポレオンの肖像画は、有名なアルプス越えをした際のイメージで仕上げられる。アルプス越えというとカルタゴのハンニバルが思い出されるけど、「BONAPARTE」の下には薄く「ハンニバル」と書かれており、その右手には「カール大帝」とも文字が入っていて、それらの偉人と同じレベルまで自分を昇華させようとしたのが見受けられる。

 

 

『観念』 (Abstract Idea)
by ルネ・マグリット(René Magritte)

この作者:ルネ・マグリットは20世紀のベルギー人画家であるが、彼の作風は途中から顔のない男性を描く事が多くなったそうだ。こちらもその例により、背広姿でネクタイまでしているけど、顔はない。そして代わりにリンゴが描かれているけど、そのリンゴ自体にも特徴的なものはない。この特徴の無い二つを調和させて、マグリットが訴えかけているものを感じれるかという作品。

 

 

『睡蓮』 (Water Lilies)
by クロード・モネ(Claude Monet)

こちらはモネの代表作である『睡蓮』の1つである。モネはフランス印象派を代表する画家で、この睡蓮は自宅の日本庭園で60歳後半から書き続けたシリーズで、無くなるまでに300点以上描かれたという。

 

 

この展示会は基本的に写真撮影はダメという事だったけど、上記3点のみは展示会の興行上の宣伝も兼ねてか、写真撮影が可能だった。日本では美術館などでは未だに写真撮影が出来ない事が多いので、何ともガッカリするけど代わりにお土産屋に置かれている商品を撮影して我慢する事に。。

 

『赤い服の女』 (Young Woman in Red Dress)
by ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)

こちらもモネと共にフランス人画家を代表するルノワールの作品。ルノワールが好んだという赤い服や若い女性などの要素が盛り込まれている作品で、柔らかい印象を受ける。このようにお土産コーナーにはズラリと有名作品のレプリカなどが販売されている所を見ていると、日本人は美術館の展示はこういったお土産を売る為に写真撮影が禁止されているようにしか感じないのである。。

 

 

『鏡の前の装い』 (Toilette)
by ジュール・ジェーム・ルージュロン(Jules James Rougeron)

この画家の作品はたぶん初見だと思うけど、このルージュロンも19世紀にパリで活躍したフランス人画家である。今とは違って写真機が殆ど普及していなかった時代には、このように絵で残すしかなかった。この19世紀後半は色んなカルチャーが次々と生まれてきた時代なので、それらの流行の品がこの絵画に所々登場している。

 

 

左:『シルクのソファー』 (The Silk Divan)
by ミケーレ・ゴルディジャーニ(Michele Gordigiani)
右:『花』 (Flowers)
by モイーズ・キスリング(Moïse Kisling)

左側の作品を描いたゴルディジャーニは、19世紀にイタリアのフィレンツェで宮廷画家としても活躍した画家。宮廷画家だったので肖像画はとても繊細に描かれているのが分かる。素人は真ん中に立っている少女にしか目が行かないけど、この作品のメインは後ろにあるソファーでその生地感などが繊細に表現されているようだ。

 

それと右側が去年(2020年)8月に鹿児島を訪れた際に現地の美術館で展示会が開催されていた、ポーランド出身画家:キスリングの物。キスリングは20世紀前半に活躍した画家であるが、彼はユダヤ人でちょうどホロコーストが深まっていく時代へと進んで行く事になる。

 

 

この美術館を訪れた時はロシア編のブログを作ってからそんなに間も無かった為に、ボクの中で燃えだした美術熱がまだ燃え滾っていた時。なので普段ならまず買わない、今回の美術展の作品が載っている一覧本を購入してしまった。2,000円というお値段だったが、迷わず即決して買った本だけど、読みごたえがある。

日本の美術館では撮影禁止が多いので、こういった本を見ないと記憶に残らないのです・・・

 

今回の美術展『美の旅 西洋絵画400年』の入場料は1,200円。今までの自分であればまず入る事が無かった美術展だけど、色々と海外旅行や国内旅行をして、だいぶ人間が変わってきた事を感じたような気がしたのであった。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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