日本全国でも珍しい、灯台の中まで入れる都井岬灯台【宮崎旅行記㊶】

宮崎県旅行記2020年-㊶

 旅行期間:2020年10月18日~22日
(Cape Miyakomisaki Lighthouse, where you can go inside the lighthouse, a rarity in Japan)

初めて入る灯台の中!

ここは宮崎県の中でも一番南の場所に位置する都井岬の先端に造られている「都井岬灯台」。それとこの都井岬には野生馬がいる事でも有名な場所ですが、この写真から見ても分かるように蘇鉄が沢山生えている場所でもあります。

 

【都井岬灯台】

住所:宮崎県串間市大納80-2
営業時間:9時~16時30分頃
電話番号:0987-76-1838
入場料金:300円(中学生以上)

 

 

 

都井岬灯台にて

この都井岬灯台は全国的にも珍しく、灯台の中まで入って見学ができる場所となっている。日本全国には16箇所も中に入って見学ができる灯台があるらしいけど、この都井岬灯台は九州では唯一だという。それもあってここでは中学生以上は300円の入場料(寄付金として)が必要となる。

 

この都井岬灯台は2019年に”国の登録有形文化財”に指定されており、”日本の灯台50選”にも選ばれているようだ。そして『日南海岸国定公園』の南端に位置する場所でもある。

 

この都井岬灯台は昭和4年(1929年)に完成したが、太平洋から吹き付ける風が強い場所だけに、今までに何回か大破した事もあって、この灯台も何代目かの建物となっているようだ。

 

という事では灯台の中に入るのは、初体験だと思う。灯台って外から見るものだという認識になっているので、まさかここで中に入れるとは思っていなかったので、とても楽しみである。

 

こちらの灯台の建物の高さはおよそ15mだけど、近づいて見てみるとそんなに大きくは思えない。また近くの海の水面からは約250mほどの高さにあるので、太平洋沖から吹き付けて来る風がそのまま直撃する灯台なので、飛ばされやすい帽子などは前もって脱いでおいた方がいい。

 

昭和4年に造られた灯台だけあって、このように完成記念プレートの文字は左から右に入っているのではなくて、右から左になっていて、この灯台が造られた時代を感じさせてくれる。

 

 

都井岬灯台の中に入る!

さて初体験の灯台の中に入っていきます。灯台って普通はドアが堅く閉められているので、このように灯台の中に入るという感覚が普段から無いだけに、ちょっと不思議な感じがします。

 

ただ灯台内って言っても、普通に塔の中を登っているだけのような景色しかない。まあ普通に考えれば、塔の上に照明が付いているだけの建物なので、塔を登っているだけというのが正しい感想なのかもしれないが・・・。

 

 

灯台の階段を登る 動画

 

 

灯台の1階部分は普通に階段しかなかったけど、2階部分に登ると立ち入り禁止エリアがあって、それなりに灯台らしい計器とかが見えてくる。

 

灯台の中って言っても、勿論強烈な光を照らすライト部分はさらに上の階に設置されているので、ここからは見えない。灯台のライトは遠くからでも見えるように強烈な光を発する為に、近くで見ると目をやられるかもしれないので、勿論見学者には近くで見る事が出来ないようになっている。

 

そして都井岬灯台の2階部分(標高約230m)のデッキ部分に立つと、まず感じるのが強い風が吹きつけて来るという事。このように何も障害のない太平洋上を物凄いスピードで走って来る海風というものは、恐ろしく激しい。

 

このような場所にはよく風力発電機が設置されている光景などを目にする事があるけど、大きな海を走ってきた風の威力というものの凄さを再認識する都井岬灯台。

 

こちらは灯台から北側の景色で、この山々の奥に宮崎県が広がっている。この都井岬は宮崎県でも南端にあり、もう少し西側に行くと鹿児島県となる。

 

そろそろ16時頃に差し掛かってきたので、西側の海に沈む準備をし出した太陽の光が大海原に反射して光っているのが見える。思い切って遠出してやって来た都井岬だけど、途中で思わぬ迂回した為に思った以上に到着するのに時間が掛かった。だから下手したらこの都井岬に入れないかもしれないと思っていたけど、なんとか時間内に辿り着けて良かった。

 

 

都井岬灯台からの景色① 動画

どれだけ風が強いかが、音を聴けば分かると思います!

 

 

もっとすぐに馬が見られると思っていた都井岬だけど、今の時点では道路沿いでまったりしていた数頭を見れただけ。この灯台から馬が見えるかと目を凝らして見てみたけど、ここからは一匹も確認できない。

 

 

それにしてもこの日は晴天に恵まれて、本当に幸せだった。旅行中に一番幸せな事って、色んな人との出会いもあるけど、やっぱりこのような晴天に恵まれる事かもしれない。

 

それにしても南側から吹き付けて来る海風の強さは、想像以上である。もしここで凧揚げをすれば、果てしない程に昇っていく凧の姿を見れるかもしれない。

オカン
オカン

次からは凧を持って行きや!

 

この都井岬に来たのは灯台を見たかったからではないので、そろそろ夕方の時間帯になってきて、この都井岬に滞在できる時間も少なくなってきているので、灯台を降りる事にする。

早く馬を見たくて仕方なかったのです。。

 

この都井岬灯台の照明の明るさは530,000カンデラ。カンデラと聞くと「阿蘇山??」と思う人もいるかもしれないけど、このカンデラ(Candela)とは、国際単位系における光度の単位である。なお、1カンデラはロウソク1本に火を灯した光度だというが、いまいちこの53万カンデラの想像がつかないが。。

 

灯台というのは昔から遠くを航海する船に、ここが陸地だよというのを教える役目をしている。なので遠くの方まで光が届くレンズを採用して、光を放っているようだ。

 

この都井岬灯台は天気が良ければ、南側にある種子島などが見れる時もあるという。それとこの北側の方には猿が生息する「幸島」という島があるらしいけど、この時はそこへ行く道が通行止めとなっていたが。。

 

この灯台自体は2階部分までしか自由に立ち入り出来ないので、この階段の上り下りもそんなにシンドイ事はない。過去にはイタリアにある、傾いた塔としても有名な「ピサの斜塔」の中にも入った事があるけど、それに比べると全然シンドクはない。

 

 

こちらは灯台の脇に出れる通路となっている。このまま灯台を後にして馬を探しに行っても良かったけど、せっかく入場料金300円を払って入って来ているので、写真を撮れるだけ撮っておく事にする。

 

こちらにはコンクリート造りの足場が設置されていて、ここから都井岬灯台の写真を撮れるポイントとなっている。勿論ここも風がとても強いので、ツバの大きなハット帽子などを被っている人は帽子が飛ばないように注意しましょう。

 

 

こちらが九州ではここしか入る事が出来ない、見学できる珍しい灯台の「都井岬灯台」。このように天気が良い日だと、青い空と海をバックにした綺麗な灯台の写真を撮る事が出来る。しかもこのように人も少ないので、絶好の写真チャンスである。

 

宮崎市から西側にある綾町から、この都井岬まで車で約3時間ほど掛かった。という事はここから宮崎市内のホテルまで帰るには、約3時間は考えとかないといけないという事。この宮崎県はとても素晴らしい自然が残っているし、野菜なども美味しくていい国だけど、昨日訪れた高千穂峡やこの都井岬が宮崎市内からは遠すぎるのが難点である。。

 

冷静に考えれば宮崎市内から遠すぎるというよりは、この宮崎県が縦長過ぎるといった表現の方がいいかもしれない。しかしひと昔前に比べると高速道路も延びてきているので、昔に比べればだいぶ移動時間は短くなっているハズである。

オカン
オカン

高速道路、乗ればいいのに!

 

 

都井岬灯台からの景色② 動画

 

 

入場料金300円が必要な都井岬灯台だけど、珍しく灯台の中まで入れる場所なので、その価値は充分にあった。灯台をたっぷりと見学して、さらにたっぷりと海風を浴びた後は満を持してこの都井岬にいる野生馬:御崎馬を探しに行くとします。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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