昇り龍が岩の隙間に見れる、大御神社内にある鵜戸神社【宮崎旅行記51】

宮崎県旅行記2020年-51

 旅行期間:2020年10月18日~22日
(Rising dragons can be seen in the crevices of the rocks at the Udo Shrine, located inside the Ohmi Shrine.)

昇り龍に見えますか?!

ここは宮崎県日向市にある、大御神社という神社の岬の先端にある「鵜戸神社」の入口鳥居。宮崎県には日南市にある「鵜戸神宮」という神社が有名だけど、この鵜戸神社はそれとはまた別な神社なので、間違えないように。。

 

 

 

鵜戸神社の岩窟へ向かう!

大御神社の境内を入って左側の岬の先端に向かって進んで行くと、このように階段が設置されていて下に向かって降りて行く道が続いている。

 

すると見えてきた大きな岩窟の奥には、小さな鳥居も見えている。こちらの岩窟は高さ20m×幅8m×奥行40mという大きさらしく、大御神社の公式HPでは「岩窟は人工的につくられたもので」と記載がある。しかし実際にこの岩窟を見ても、人工的に掘られた穴には全然見えないが・・。

 

大きく口を開けた洞窟の中に鳥居が見える景色は、高千穂町で訪れた「天安河原」みたいな雰囲気にも感じれる場所。しかしここは石を積み重ねた不思議な景色は見られずに、足元にはゴツゴツした石が無造作に転がっていたが。

 

そして洞窟を奥に進んで行くと、このような小さな祠が造られているのが見えてくる。先日訪れた「天安河原」に比べると、鳥居といいこの祠といい、朱色に塗られているのでまだ比較的新しい時代に造られた物のように見える。

 

この洞窟自体が鵜戸神社の御霊域とされていて、安産・交通安全・航海安全などをお祈りする場所となっているようだ。ただ無信仰の人間からすると、普通の洞窟のようにしか思えないのであるが。。

 

そしてご丁寧に「ここから入口をふり返って下さい!」という看板が設置されている。

何が見えるか、ワクワクタイムですね!

 

そして楽しみに振り向いてみると、このように洞窟の入口から差し込む光と、それを受けて黒くなったように見える鵜戸神社の鳥居・・・少し期待していたものと違うのは、立ち位置が悪いのかもしれない。。

 

そしてちょっと右側に少しずつ寄ってみると、洞窟に差し込む光の幅がだんだんと狭くなってきた。さっき大御神社の入口で見た看板に載っていた写真の”昇り龍”はもう少しスリムだったので、もう少し右側に寄ってみる必要がありそうだ。

 

 

この辺りまで寄ってみると、確かに龍が空を昇っているに見える。まあ実際には龍が空を駆け上っていく姿など勿論見た事が無いけど、日本昔話とかのアニメで龍が空を昇って行く絵と似たようなイメージになっている。

 

これは上記の写真をアップにしたものだけど、事前に「ここに昇り龍が見られる!」と聞いていれば龍にハッキリ見えるけど、そういう事前情報が無ければ特に何も感じないのかもしれない。。

 

 

鵜戸神社の岩窟からの景色 動画

 

 

このように足元はあまり手が加えられていないので、薄暗くなっている洞窟内では足元に注意しておかないと、この石に躓いてしまうので注意である。

 

一説には縄文時代の人達はこの場所から夜中に、昇り龍の目の位置に星を入れて、聖なる龍神様と拝んでいたそうだ。そしてさっき訪れた米ノ山(展望台があった)では、その龍神様を祀っていたとか。

 

この洞窟が人工的に掘られたものとされているのは、天井部分の岩がギザギザに尖っているからだという。しかしいつの時代に掘られたものかは不明で、縄文時代の人達が信仰の為に削ったのかもしれない。

 

このようにあまり神秘的な雰囲気は漂っていないけど、人類の大昔からの信仰心がこれほどの洞窟を掘らした事に驚く。勿論今みたいに岩を削り易い道具があった訳でもなく、毎日コツコツと削っていったのであろう。

 

確かに言われてみれば段々と不自然な壁に思えてくるので、やっぱり人工的に削られた洞窟だったのかもしれない。人類は岩を削って中に住んだり、土を掘って地中に住んだりしていたので、このように岩を削って洞窟を造っていても全然不思議ではないのであるが。

 

ただこの洞窟の目の前まで波が打ち寄せて来ているので、満潮時刻にはこの洞窟の足元まで海水が入り込んで来そうにも見える。手前に見えている流木も、ここまで流されてきたものだろうし。

 

このように結構高くまで掘られている洞窟だけど、下から削っていくと梯子の無い時代には上まで登れなかったので、逆に上から削っていったのかもしれないな。

 

この洞窟までの階段は綺麗にコンクリート舗装で造られているけど、段差が結構高くて、しかも雨が降っている日だと滑りやすいので要注意。ちなみにこの訪れた時は、この辺りでそこそこに雨が降り出してきました。

 

 

特に満潮時などの入城制限とか書かれた看板が見えなかったけど、嵐の時とかはこの洞窟に近づけないのかもしれない。なにせこの手前に見えている流木を、ここまで持ってくる波が押し寄せるのだから。。

 

 

洞窟からの景色 動画

 

 

ただこの階段はあまり横幅が無いので、対向者がやって来た場合はギリギリ体を傾けて交わせる位。なので相手側がやって来たら、立ち止まって相手を先に行かせてあげる配慮が必要となる。

 

このように目の前には波がどんどんと押し寄せて来ている光景が見えるので、地球温暖化が続いて南極や北極の永久凍土が溶けて水面が上昇していけば、いつしかこの洞窟内にまで波が押し寄せてくるのかもしれない。

 

鵜戸神社からの戻り道途中に見えた、大御神社の本殿やその裏側にあるコンモリとした小さな山。なおこの本殿は1936年に造られた木造平屋建・銅板葺の建物で、『国の登録有形文化財』ともなっているという。

 

天気が良い日だと気持ちいい海岸線が広がっている場所だけど、雨を降らす雲がいっぱいの天気だと、荒々しい波が打ち寄せる場所に思えてくる。

 

 

大御神社から見える海岸 動画

 

 

こちらには「皇太子殿下 御生誕記念」と掘られた植林碑が設置されている。この皇太子殿下が誰を示すものかまで説明を見ていなかったけど、もし今の令和の徳仁天皇だとすれば、約60年前に設置された記念碑だろう。

 

さて先に鵜戸神社を見た後に、満を持して大御神社の方へと進んで行きます。この境内も砂利石が敷き詰められており、歩く度にジャリジャリと刻む音が響き渡ります。

 

この大御神社は天照大御神を御祭神としているが、その起源は天照大御神の孫にあたる瓊瓊杵尊が高千穂に天孫降臨して、この場所までやって来た時にここから綺麗な海岸を見て、皇祖神である天照大御神を祀ったとされているそうだ。

 

なおこの左奥に見えている1936年に再建された大御神社本殿の建物には、高千穂地方の神社境内にある木が使われているという。それほどに高千穂という場所は、日本神話の代表的なエリアとされているようだ。

 

大御神社の入口では、このように狛犬が不審者を近づけないように威嚇したポーズで出迎えていたけど、ボクは不審者ではないので問題なく境内へと進んで行くのであった。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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