日本最大級のさざれ石がある大御神社と、海鮮丼が名物の「海の駅細島」【宮崎旅行記52】

宮崎県旅行記2020年-52

 旅行期間:2020年10月18日~22日
(Ohmi Shrine, which has one of the largest sandstone in Japan, and Umi no Eki Hososhima, which is famous for its seafood rice bowl.)

どこまでが、さざれ石?!

宮崎県旅4日目は宮崎市よりも北側に位置する日向市に来ています。その日向市でも『日豊海岸国定公園』にも指定されている綺麗な海岸線付近を散策して、昇り龍が見える洞窟や日本最大級の”さざれ石”が見られるという「大御神社」の境内へと進んで行きます。

 

 

 

大御神社にて

境内の入口で両脇に構えたように鎮座していた狛犬を通り抜けて進んで行くと、左側に見えてきたこちらの建物は国の登録有形文化財にも指定されている、1936年に再建された大御神社の本殿。木造で銅板葺となっており、この建物に使われている木は高千穂町の神社境内に生えていた木だという。

 

その本殿を通り過ぎると、境内はこのようにサッパリとした景色になっていて、他の神社のようにごちゃごちゃと社殿があったりという景色とは異なっている。ここは綺麗な海岸に囲まれている場所だけあって、その海が見える場所をあえて空けているようにも見える。

 

この辺りの海岸の地盤は大昔に火山が噴火して出てきた溶岩が固まった岩で、このようにゴツゴツとした景色が見られる。宮崎県の太平洋に面する海岸線の殆どは、このようにゴツゴツとした岩場の地層となっているようだ。

 

そんなアッサリとした境内の奥には、立ち入り禁止となっているエリアの奥に、注連縄が絞められた大きな岩場が見えてくる。注連縄が絞められているという事は、この岩場に神様が宿っていると考えられているという事かもしれない。

 

この注連縄が絞められているのがこの大御神社名物でもある”日本最大級のさざれ石”の一部で、神座とされている周囲30m/高さ4mの巨大な岩の塊。

「えっ、これがあの”さざれ石”??」って多くの日本人は思う事だろうけど、さざれ石自体を見た事がある日本人の割合は意外とそんなに多くないように思う。

 

この”さざれ石”という物は石の呼称ではなくて、細かい石が集まって固まった物体の総称である。なので石が固まった物体であって、さざれ石という石の種類ではないのである。。

オカン
オカン

ややこしい石という事やな・・・

 

石という物は単体の物質というイメージがあるけど、その環境によっては炭酸カルシウムなどが接着剤代わりとなって、他の石と合体してしまうようだ。

 

そしてそんな大きなさざれ石の横には、「竜神の霊(玉)」という縄文時代の人達が信仰していた竜神伝説の遺跡跡もある。

 

この穴の中に龍神様に捧げる岩を入れて、そこに山水を入れて縄文人達はお祈りを捧げていたようだ。いつの時代からこのような信仰というものが人類に導入されたのかは分からないけど、少なくともこの縄文時代には信仰心というものが芽生えていたという証拠である。

 

その海岸線沿いに広がる岩場の奥には、何かポールのような物が立てられているのが見える。この海岸沿いの岩場は特に立ち入り禁止とかはなくて、自由に入ってもいい場所のようだ。

 

 

こちらの海岸沿いの足場は、このように約1500万年という途方もなく大昔に地中から噴火してきた溶岩が固まった火砕流によって出来た柱状に筋が入った岩。この宮崎県ではすっかり見慣れた岩場である。

 

こちらのポールには、その火山から噴火出来た火砕流の柱状岩と、さざれ石の塊との境目を示しているようだ。しかしここで見る分にはその違いがあまり見て分からないような気がするけども・・・。

 

こちらはこのポールを信じれば、さざれ石が固まっている足場。確かにさっき見た火砕流の柱状の筋が見えないので、その外観で見分ければいいのかもしれない。

 

このようにさざれ石は、柱状岩のギザギザが入っておらず、やんわりした外観となっているようだ。ただこのような岩の違いも、指摘されないと多分気付かない事だろう。なおこの部分に広がるさざれ石は大御神社で境内の敷地を広げる工事をした時に発見されて、日本でも他の場所には例を見ない程に巨大なさざれ石群となっていて、これが”日本最大級のさざれ石”となっているのである。

 

 

さざれ石が広がる光景 動画

 

 

海の駅「ほそしま」にて昼食タイム!

日本最大級のさざれ石をじっくり見た後は、日南市にある飫肥城まで向かおうと思っているけど、ロングドライブになりそうなのでその前に日向岬周辺で昼食を食べれるお店を探す事に。そしてやって来たのが大きな駐車場を備えていた海の駅。

 

海の駅【ほそしま】

住所:宮崎県日向市細島769-4
営業時間:●レストラン 11時~15時頃/●物産館 10時~17時(※月曜日定休日)
電話番号:0982-52-0771

 

 

この細島(日向岬)は昔からこの宮崎を代表する港だった場所なので、近くには漁船が沢山停留されていて、魚の水揚げも盛んな場所。そんな場所では魚料理が美味しく食べれるハズ。

 

このような道の駅にある飲食店よりは、個人経営の小さな食堂の方が好きなんだけど、あまりこの細島にはお店が無さそうだったので、ここはこれから日南市まで行かないといけなかったので早めに昼食場所を決める事にした。

 

 

店内に入るとタッチパネル式の自販機が置かれていて、そこで注文を先に決めてから店内に入るシステム。こんな地方の町で、思った以上に新しい機械が導入されていて少しだけビックリ。クレジットカードもちゃんと使えたので、このような地方でももっとキャッシュレス決済システムが導入されていく事を期待する。

オカン
オカン

キャッシュレス決済も使いだしたら、結構便利やね!

 

魚はどこの海でも採れるから海鮮丼なんてどこで食べてもそれなりに美味しいように思うけど、やっぱり目の前に漁港があるだけで美味しく思えるのかもしれない。人間は実際に舌で味を感じる以上に、脳みそでその味についての意識をコントロールしているので、そのようなイメージ付けの方が大きな影響力を実は及ぼしているのでもある。

 

そして海鮮丼を注文したけど、このような地方の町では料理が出てくるまでは時間が掛かると思っていたけど、なんと席に座ってから約2分で海鮮丼が運ばれてきた。この海の駅レストランでも海鮮丼は一番人気のメニューのようで、事前にある程度準備しているのかもしれないけど、ここまで早く運ばれてくるとは思わなかった。

意外と効率のいい海の駅でした!

 

注文した海鮮丼セットは、あら汁と小鉢も付いて1,200円(税込)。ただ海鮮丼自体はドコでも食べる事が出来るので、外観だけでは特に変わった印象を感じないが。。

 

こちらはあら汁で、普通の味噌汁でない所が漁港町らしく感じれる。なお海鮮丼は単品(950円)でも注文できるようだけど、という事はこのあら汁は150~200円といった所かもしれない。

 

座ったのは窓から漁港に並ぶ漁船がズラ~~っと目の前に見えるカウンター席。基本的に漁師は朝早い時間に漁に出るので、この昼間の時間帯には動いている船は見られない。

 

この海鮮丼は醤油をぶっかける派か、それとも小皿に入れて刺身を浸けて食べる派かで、その流儀が分かれる事が多い。ボクは丼に直接醤油をぶっかける機会が多いけど、たまに小皿の醤油に浸けて食べる変則派といったところ。

エロ坊主オジサン
エロ坊主
オジサン

変則派というより、変態派が似合っとるよ!(笑)

 

こちらはあら汁に入っていた、ブリっぽいアラ。それにしても日本人の食に対するこだわりは凄くて、魚でも食べれる所は全部料理して食べようとしている所には、いつもながら敬服するのである。

 

ただ味にあまり敏感でないボクは、このような刺身を食べて特に美味しいと思った事は意外と少ない。だから正直味の記憶はあまり無くて、逆にどういう場所で食べたとかを覚えている事が多い。

 

日本人からすると醤油が無ければ、刺身は食べれないのかもしれない。日本では普通に刺身を提供するお店には醤油があるけど、それが無かった場合に日本人がどういう反応をするのか観察して、統計を採ってみるのも面白いかもしれない。

日向夏男
日向夏男

恐らく醤油が絶対あると思って、怒り出す人が多いかもしれないね。。

 

そして海鮮丼を約7分程で完食して、レストラン隣の物品店に少し立ち寄る事に。小さい頃はオカンからよく「カルシウムを摂る為に、ちりめんじゃこを食べなさい!」とよく言われていたので、この日向灘で採れたちりめんを買いたかったけど、要冷蔵だったので購入は諦める。。

 

要冷蔵のちりめんをわざわざクール宅急便で送るのもコストパフォーマンスが悪いので、要冷蔵のお土産は基本的には買わない。なので夏場のチョコレートお土産も、溶けやすいのでNGである。

 

ちりめんは買わなかったけど、こちらの「花こえび」は200円と手ごろなお値段となっているので買おうかと思ったけど、よ~~くシールを見れば「岩手県産」と書かれていた。せっかく宮崎県に来ているのに岩手県産の物を買ってはダメだろうと、これもパスするのであった。。

 

こちらは「洗いもずく」で奄美大島に行った時はもずくを買って帰ったけど、これも沖縄産っぽくて宮崎らしくないのでパス。。

オカン
オカン

そんなパスばかりせんで、どれか買ってくればいいのに!

 

こちらは「ヒオウギ貝」という、食用の二枚貝。貝殻が黄色などのカラフルな色が元から付いている為に、バーベキューでヒオウギ貝を食べた後に、その貝殻を捨てずに持って帰ってインテリアなどにする事が多いんだとか。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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