海に浮かぶよう見える、宮崎きっての人気観光地:青島へ【宮崎旅行記②】

宮崎県旅行記2020年-②

 旅行期間:2020年10月18日~22日

宮崎県のモンサンミッシェル?!

さて宮崎県に上陸して堀切峠で休憩した後に、来た道を少し戻ってきて宮崎市内にある青島周辺へやって来ました。この青島は昔からの宮崎県きっての観光地だけあって、島に近い場所の駐車場は有料の所が多いので貧乏人はそんな有料駐車場は避けて遠くに停めたくなる心境になる。。

 

【青島神社】

住所:宮崎県宮崎市青島2-13-1
営業時間:8時~18時頃
電話番号:0985-65-1262

 

 

宮崎市の青島周辺にて

この周辺には宮崎市が提供している無料駐車場もあったけど混雑していたので、少し離れたスーパーの駐車場に車を一旦停めさせてもらい、青島を目指します。青島の目の前付近の駐車場に車を停めて島へ向かうより、このようにその手前から歩いて向かった方が青島周辺の景色を楽しめる。

 

 

青島周辺の景色 動画

 

 

ここ青島 鯨吹く 潮 われに及ぶ

  by  金子兜太

こちらの記念碑はまだ平成になって造られたものなので、そこまで昔の俳人が詠んだ句ではないみたい。それとこの青島ではたまに鯨が海岸に迷い込んで来る時もあるそうで、運が良ければ青島で鯨が見れる場所ともなっている。

 

 

この青島は昔から神社が島に造られていたが、江戸時代までは一般人は立ち入り禁止となっていた。しかし江戸時代になって限定的に一般人にも開放されるようになり、明治時代になって全面的に解禁されて、昭和以降は旅館やホテルなどが建てられるようになり今のような観光地へと変化していったようだ。

 

この青島海岸周辺に造られている公園の中には、このように俳人などの歌碑が何個か設置されているのを見かける。俳句というと松山市の正岡子規がとても有名だけど、ちょうどその頃に全国的に流行ったのだろう。

 

しかし流行りというものはピークがある一方、それが減退する時期も必ずある。栄えると滅びるは光と影のように一対の存在なので、地球上不変の法則である。

 

さて青島に近づいて行くと、このように島に架かる橋が見えているけど、その周辺には”鬼の洗濯岩”と呼ばれる独特な海岸が見える。この島がぽっかりとある光景は世界的にも珍しい光景ではないけど、このように”鬼の洗濯岩”とセットの景色はここでしか見られない。なお、この独特な海岸は”青島の隆起海床と奇形波蝕痕”として国の天然記念物に指定されている。

 

個人的には人が少ない場所の方がいいんだけど、想像していたよりもこの青島を訪れている観光客の姿が見られた。ちょうど日曜日という事もあって、今まで色んな場所に行きたいけどコロナ禍で我慢していた人達が、我慢しきれないような感じで外出しだしていたように思えた。

 

青島へ進む!

勿論宮崎県初心者のボクにとっては、この青島についての知識も殆ど持ち合わせていない。だからこのように青島を目の前にしても、それが単なる橋が繋がっている島にしか思えないのであるが・・・。

 

そんな青島の入口周辺の広場で、この黄色い郵便ポストを発見する。この光景は確か出川哲郎氏が出演する人気番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』で見たような記憶が蘇る。黄色い郵便ポストはここにしかない訳ではないけど、”幸せの黄色い郵便ポスト”として写真好きな若者達に人気な写真スポットともなっているのだ。

 

「出川哲朗の充電させてもらえませんか?:南国“宮崎”縦断SP」-青島の黄色いポスト

「出川哲朗の充電させてもらえませんか?:南国“宮崎”縦断SP」-青島の黄色いポスト訪問

「出川哲朗の充電させてもらえませんか?:南国“宮崎”縦断SP」で青島を訪れた一同は、一旦気付かずに青島神社に向かってしまったが、その帰りにこの名物でもある黄色い郵便ポストの前で記念撮影を行っていたのである。

 

 

 

青島入口の景色  動画

 

 

この青島は島に青島神社が造られているので、どちらかというと観光地というよりも元々は神社への参道としてその周辺が発展してきたのだろう。なのでそれ以外には特に目を惹く建築物や景観などは、特に見当たらなかった。

 

この青島は完全に海の中に浸かっているのではなくて、干潮時には陸続きになる場所で、この景色だけ見ていると「宮崎市のモンサンミッシェル」と言えるのかもしれない。

 

この青島を訪れた時間帯はこのように水位が高くなかったので、この海岸線を散策してみる事にする。観光で一番大事なポイントはその土地を自分の足で歩く事で、それをする事によって自分の五感でその土地らしさを感じるのが大事である。

 

この青島へと向かう人達の殆どは橋を渡っていくのだけど、ここでもボクは大半の人達とは違う選択肢を選んで青島に向かう。するとこの青島海岸に広がる鬼の洗濯岩が、実はよ~~く見ると人工的に手が加えられているのが分かるのだ。

 

橋の南側は少し人工的に補強されているように見えたけど、橋の反対側にある北側の洗濯岩は特に手が加えられていないようにも見える。このような浸食された奇形海岸も波は今も常に打ち寄せてきているので、時間が経てば経つほどに更に浸食されていく。だからこれ以上浸食されてしまうと鬼の洗濯岩が見えなくなってしまう可能性がある為に、人工的に手が加えられているのかもしれない。

 

 

青島に架かる弥生橋の下付近にはコンクリートで補強されている部分も見られた。この弥生橋は1920年に後の昭和天皇が青島を訪れた際に、木造の橋が架けられたのが起源である。そして今の橋は2代目で、1951年に建て替えられたものである。

 

このように他人と違う道を通ると、その人達には気付けない多くの事を知る事が出来る。日本人の社会概念は”出る杭は打たれる!”というように社会に合わせる風潮があるが、今では地球の裏側に居る人間ともすぐに連絡できる時代なので、なるべく広い視野で物事を捉える必要がある時代だと思う。

日南鶏さん
日南鶏さん

動物が群れるのは、敵から襲われる危険性が少ないからッコー!

 

 

弥生橋の下を歩く  動画

 

 

こちらは弥生橋の北側に広がる『青島の隆起海床と奇形波蝕痕』が、このように綺麗に見える。普段海岸に打ち寄せる波の影響でこれだけ地層が削られるとはあまり想像が出来ないけど、仮に年間約500万回波が打ち寄せて、それが更に1000年間打ち寄せると考えると、これだけ地層が削られるのも当然だという感覚になる。

 

そして青島に上陸すると、まずは常夜燈が出迎えてくれる。ここは歩きでしか移動できないけど、さっきもチラっと見えたようにタイなどの東南アジアでよく見かけるトゥクトゥクが青島神社と橋の袂間を送迎してくれるサービスも行われている。

 

実はこの青島はこの島自体が青島神社の境内となっているので、島に上陸した時点で青島神社内に入った事になる。それとこの青島は『熱帯・亜熱帯植物の群生地』ともなっていて、それでも国の天然記念物に指定されている。

 

先日訪れた奄美大島もそうだったけど、この青島周辺も温暖な海流が押し寄せて、かつ温暖な気候と豊富な雨量があるので亜熱帯性の植物が育まれている場所となっている。

 

そして神社の建物へと続く参道の途中には、屋台のお店が少しだけ見えている。本来なら日曜日となれば訪れる観光客が多いので沢山の出店が出ているのだろうけど、コロナ禍ではこのような出店も減少してしまった。。

 

ここの屋台では近くで採れたような貝殻などが販売されていた。いつもながらこのような屋台を見て、「こんな貝殻を買っていく人がいるのか??」と思ってしまうけど、実際に買っていく人がいるからこそ、このように貝殻などを販売する屋台がここにある訳である。

 

このように参道を歩いていると、その海岸線に鬼の洗濯岩が広がっている、圧倒される景色が待ち受けている。この独自な海岸があるからこそ、この青島神社が人気の観光スポットともなっているのだろう。

 

この日は日曜日という事もあってか、訪れている観光客の多くは20代前後の若者達が多く見られた。そしてそんな洗濯岩の海岸では、女子達がそれぞれに石を楽しそうに積み重ねている光景が見られた。

日南鶏さん
日南鶏さん

人間はこういった遊びが大好きだッコー!

 

程なくして青島神社の大きな鳥居に差し掛かる。信仰心が深い人はこの鳥居などは「真ん中は神様が通る場所なので、端の方を進まないといけない」と言うけど、もし鳥居などの真ん中を歩いていても神様は「そこをドケ!」と言わないので、特に気にせず進んでいいと思う。

 

こちらは「青島トゥクトゥクトローリー」という三輪車タクシー的な存在で、どうやら決まった乗車料金は無くて、代わりにチップボックスが設置されているので、そちらに任意の金額を入れればいいようだ。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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