宮崎県旅行記2020年-⑪
旅行期間:2020年10月18日~22日
蟹もいる神社
さて宮崎県旅初日のラストにやって来たのは、宮崎市の南側に位置する日南市にある「鵜戸神宮」。日本神話に出てくる神様が祀られている神社でもあり、神社の起源としてはかなり古い部類に属するようだ。
鵜戸神宮の駐車場から本殿を目指す!
鵜戸神宮には大勢の参拝客や観光客が訪れる場所ともなっているので、大きな駐車場が用意されている。こちらの建物は大きな公衆トイレで、大人数でも使えるようになっている。
こちらの看板を見ると参拝時間はこの10月は18時まで一応開いているように書かれているけど、この2020年はコロナ禍の影響で営業時間が短縮になっている場所も多い。
この鵜戸神宮は「日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)」という神様が主祭神として祀られており、この神様が鵜戸神宮の洞窟内で産み落とされた場所とされており、今では本殿がその洞窟内に造られているという。なお日本国初代天皇:神武天皇は、この長い名前の主祭神の子供(第四子)とされているという。
そして鵜戸神宮の本殿へと向かう階段を登ろうと思ったら、その手前にあった看板にとても残念なお知らせが書かれていた。普段なら18時まで開門している鵜戸神宮も、このコロナ禍の影響で閉門時間が1時間早くなっており、この駐車場に到着した時点で閉門となってしまっていた。。
ここに来るまで寄り道し過ぎやけ!
しかし鵜戸神宮の本殿まで向かう階段は通行禁止にはなっていなかったので、せっかくはるばるここまでやって来たので進める範囲まで奥に行ってみる事にする。
このトイレのある大型駐車場からは、歩いて約15分位本殿まで時間が掛かるようだ。この時は知らなかったけど、この鵜戸神宮がある半島南側の海沿いに造られている道路を進むと、もっと本殿入口に近い場所に造られている「第一駐車場」まで楽に到達できるようだ。
でも個人的には目的地の近くまで車で乗り付けて歩き2~3分で到着するよりも、15分掛けて道中の景色などを楽しみながら辿り着いた方が楽しめると思っている。なのでちょうどいい散歩程度の歩き距離であった。
こちらは50mほどのトンネルが掘られていて、中に入るとヒンヤリとした気温になっていた。また声が反響して響く場所なので、内緒話には向かないトンネルでもあった。。
ちょうど開門時間に鵜戸神宮を見学した帰り客と見られる人と数人すれ違ったが、この時間からわざわざ閉まっている鵜戸神宮の本殿に向かう人間はボクだけしかいなかった。。
この駐車場からの道は昔から参道となっているからか、道中には家を改造したようなお店らしき建物が見られる。ただこちらの建物は17時で閉まった感じではなくて、コロナ禍で全然観光客が来なくなったので閉店してしまったお店のような外観をしていた。
途中からはこのような階段を降りて、下に向かって進む。参道と言ってもあまり派手なお店もなく、地味な雰囲気を感じさせる場所だった。
そんな風に階段を降りて行くと、足元で何かが動くのを発見した。その動く小さな物体をよ~~く観察してみると、このような小さい蟹さんだった。
階段でうろつく蟹を眺める! 動画
近くには海があるから蟹が居てもおかしくはないけど、これだけ海から離れた人がよく通る階段にまで蟹が進出してきているとは思わなかった。ひょっとしたらこの階段の下にある洞窟と、階段の隙間からの穴が繋がっていたのかもしれないな。
そして更に進んで行くと、このように由緒ある昔からの神社傍には似つかわしいような新しい外観の建物が見えてくる。ここは「八丁坂商店」というお店で、宮崎県のお土産品などが結構豊富に販売されている場所のようだ。
この鵜戸神宮も年間100万人を超す観光客がやって来る名所だからね!
その隣にはこちらも今どきのカフェが造られていたけど、残念ながらこの時間はクローズしていた。なので鵜戸神宮を訪れるには、もう少し早い時間帯の方が満喫できるだろう。。
こちらにあった石碑は「剣法発祥乃聖地碑」というもので、室町時代に「念阿弥慈恩(相馬四郎義元)」という人物が”念流”という日本兵法三大源流の一つで最も古い流儀を創った場所がここだとされているようだ。
さっき蟹さんを見かけた階段は「鵜戸山八丁坂の石段」と呼ばれているもので、その石段合計は800段を超えるそうだ。その石段は平安時代~江戸時代にかけて造られたもので、何百年間に渡り参拝者が行き来している為に、その石段中央はすり減っているという。
鵜戸神宮の神門前にて
そしてやっと鵜戸神宮の入口門が見えてきたけど、このようにしっかりと閉門されていた。「もしかしたら門がまだ開いているかも?!」と淡い期待を胸に抱いていたけど、現実はそんなに甘くはなかった。。
このように門が閉まっているので鵜戸神宮内には入る事が出来なかったけど、その代わりに「鵜戸神宮には一応行った!」とは言う事が出来る。と言っても1人旅なので誰かにそれを言う訳でもないし、ただ単に閉まっていてもいいから鵜戸神宮の写真が撮りたかっただけなのであるが。。
こちらの看板には当て字のようにも見える漢字が羅列されている御祭神の名前が書かれていて、その読み方も口に出すと舌を噛みそうな名前である。
ダメ元で「開け~~~ゴマっ!!」と2~3回言ってみたけど、何も変化はなかった。
恐らく魔法のランプを持っていなかった為に、扉が開かなかったのでしょう・・・
そんな鵜戸神宮の正門には阿吽像の代わりに、もみあげ部分の髪が逆流しているように見える人形が飾られている。
この入口の門の隙間から鵜戸神宮境内を覗き見るけど、その御祭神が生まれたとされている洞窟とその中に造られているという本殿は残念ながら見えない。。
後日再放送されていた「出川哲朗の充電させてもらえませんか?:南国“宮崎”縦断SP」の中で、一同がこの鵜戸神宮を訪問していたので、懐かし気に鑑賞しました。
この鵜戸神宮も本殿が大きな岩の洞窟の中にあり、神秘的な雰囲気を醸し出していて、パワースポットとしても人気な場所になっているようです。また宮崎県で春のキャンプを張る広島東洋カープは、毎年2月にこの鵜戸神宮に必勝祈願をしに来るようです。
という事で仕方なしに引き上げる事にする。さっきの駐車場まで戻るのに通ってきた「鵜戸山八丁坂の石段」には行かずに、南側の海寄りに灯台があるらしいので遠回りに戻るとする。すると鵜戸神宮の門の前付近に、このような長い木のベンチが見える。
こちらの看板によると、このベンチの木は飫肥杉という全国的にもブランド杉となっている宮崎県産の木を加工して造られているという。この飫肥杉は江戸時代に藩財政に苦しんだ伊東氏の飫肥藩が、将来の産業になるように宮崎県南部に植林した木である。
この鳥居の先に鵜戸神宮の入口に最も近い駐車場が造られている。ここ最寄りの駐車場の存在を知っていれば、ここまで簡単に車で来る事が出来たけど、混雑時にはこの手前の駐車場はあまり台数が停めれないので、奥の大きな駐車場に停めておくのがベターなのかもしれない。
最近は江戸時代や明治時代の歴史に興味がだいぶ出てきたけど、さすがに簡単に言えない長~~い名前が付けられている神様が活躍していた日本神話時代に興味が出るのは、恐らくまだまだになる事だろう。。
日本神話も勉強し出したら、面白いけ!
こんな旅はまた次回に続きます!
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