宮崎県旅行記2020年-⑩
旅行期間:2020年10月18日~22日
ETの像もある?!
ここは宮崎市から少し南へ下った日南海岸の一角に造られている、「サンメッセ日南」というイースター島公認のモアイ像が設置されているテーマパーク的な場所。地味な宮崎県の中では若者達に人気がある、異国情緒溢れる場所となっているので観光客が多く訪れる所ともなっている。
サンメッセ日南にて
サンメッセ日南にはおよそ10体ほどのモアイ像が設置されているけど、一応全てのモアイ像を見たのでモアイ像以外の見所を探してウロウロと敷地内を散策する。すると丘の中腹にさっき下で見かけた膝を組んだ姿勢で座っているヴォワイアン像が、7色に塗り分けられて設置されているのが見える。
このサンメッセ日南では今どきの若い子がインスタ映えに夢中になっている事もあって、色んな写真撮影スポットを提供している。こちらも普通にサングラスを掛けて膝を組んで座っている像が7体並んでいるのだが、その像がカラフルな7色に塗り分けられているだけで女の子たちは必ずここで写真を撮りたくなってしまうようだ。
このように上から下を見下ろすと、このサンメッセ日南の敷地内はそれなりに高低差がある。しかしこちらの看板にもあるように「飛び降り禁止」という程に、断崖絶壁の場所ではないと思うが。。
やっぱり海は晴れていた方が綺麗に見えるけど、観光の時には天気は選べないのでこれは我慢するしかない。地球にとっては晴ればかりが続くと水不足や雨不足による問題が起きるので、適度に曇りや雨といった天候が必要なのである。
このサンメッセ日南敷地内はモアイ像を見て終わりかと思っていたけど、入場料金が大人800円もするだけあって、想像していたよりも広い敷地となっている。そして丘を登ってくると、上から見ると十字架のように見える展望台らしきものが見えてきた。
こちらは面白い形をしている「天空の塔」とも呼ばれるセンタープラザがある一帯で、中に入ると世界の昆虫展やレストランが入っている建築物ともなっている。
ただこの訪問時はコロナ禍の為にレストランが閉業していたりと、このような観光施設にとっては新型コロナウイルスの世界的感染はそういった施設の営業に致命傷を与えていた。
こちらの展望台は「サンデッキ」と名付けられていて、天気のいい日にはここから背景の日南海岸に広がる海と7体のモアイ像をバックにいい写真が撮れる場所だろうけど、曇りの日にはちょっとイマイチな景色となる。。
そしてこの展望台から敷地内を見回すと、なにやら大きな蝶々が足元に描かれている場所を発見する。その中には立体物のような物も見れて、まるで海から飛び出して来た鯨にも見える様な。。
そしてこのサンデッキで見つけた、ボクがこの2020年に国内旅行をした際にそれぞれの場所に設置されている双眼鏡が、とても愛おしく見えたのである。このサンデッキに設置されていた双眼鏡クンは、ちょっと無表情のようで固い表情となっていたが。。
この時点で16時30分と閉館まで残り30分を切っていたので、これ以上登っていっても特に大した物が無さそうだったので、駐車場の方に戻る事にした。そして下に降りる道は今登ってきた緩やかな回り道になっている道ではなくて、この注意看板に逆らうように急勾配の道を降りて行く事にする。
こちらがその時に降りて行った急勾配の道だけど、このようにちゃんと階段が造られているし手すりも用意されているので、下る分にはそう大変な道ではない。
天地望蝶のモニュメントにて
そんな急勾配の道を下って行くと「太陽の丘」という場所があり、そこにはこのように「天地望蝶」と名付けられたモニュメントがある蝶の地上絵が造られている場所に辿り着く。
こちらがその蝶の地上絵がある場所だけど、ペルーにある”ナスカの地上絵”もそうだけど、その場所から見ても足元の絵が分かりにくい。さっき上から見ていた時はよく見えたけど、ここからだと地面に描かれているのが蝶だと見えにくい。。
「ナスカの地上絵」という言葉を連想すると、2018年に実際に訪れたペルーのピスコという場所で、セスナ機に乗り込んで上空から地上絵を見た記憶が甦る。
誰もが知っている「ナスカの地上絵」だけど、何も知らずに楽しみにセスナ機での観覧を期待していると、とんでもない目に遭う事になる。だからツアーで行っても1度セスナ機に乗った事がある添乗員さんは、次からは飛行機には乗らずに下で待っているだけになるという。
経験者としてのアドバイスは、酔い止めを忘れずに!
蝶の地上絵から生えてきた天地創造の柱のように見える、「天地望蝶」というモニュメント。ただ写真映えするポイントとしてはイマイチな感じになっていたので、リアルな鯨が水面から顔を突き出しているようなモニュメントに造り替えた方がいいのかもしれないと感じた。。
さてそろそろ閉館時間なので駐車場に戻ります。駐車場に戻るにはここから駆け下りていけば早く辿り着けそうだけど、かなりの急勾配になっているのでさすがにここは下れない。
サンメッセ日南の敷地内には、このようにモアイ像以外の形をしている像もチラホラと見かける事が出来る。こちらは片膝付いた状態で何かを考えている最中のポーズにも見えるけど、顔部分の彫刻はあえて行わずに未完成品のような作品に仕上げた物にも思える。
それかアメリカ映画で流行った『ET』で出てくる宇宙人の像を作りたかったけど、顔を彫る前に版権を持っている映画会社からオッケーが出なくて、結局顔までは彫れずに放置されていた像なのかもしれない。。
勝手な自己満足の想像なんで、裏付けはありません・・・orz
もうすぐ閉館だけど、まだ下のモアイ像周辺には記念撮影を満喫している人達の姿が見える。普段は見る機会のないモアイ像だし、入場料金800円(大人)を払っているので最後の最後まで楽しむつもりなのだろう。
そして施設を後にする前に、敷地内の建物にあるトイレへと向かう。その建物内ではこのサンメッセ日南を訪れた芸能人などのサインが飾られている一画があって、その中で目が留まったのはこの2020年に新型コロナウイルス感染に感染して、急死した志村けんの物だった。
2020年3月29日に急死した志村けんのニュースが流れると、それまでは新型コロナウイルス感染を甘く見ていた世論に衝撃を与えた。面倒見のいい志村けんはコロナ禍で客が激減した馴染みの飲食店を勇気づける為に訪問し、その最中にコロナウイルスに感染したとされている。
あれからもう1年以上が経つんやな、時間が過ぎるのは早いね~!
ここでは寝そべっているモアイ像が置かれてあったり、手の形をしている椅子なども見られた。
なおトルコのカッパドキア地方にある洞窟ホテル内で、このような手の形をした椅子を見かけた記憶が蘇る。それと共にその洞窟ホテル内で体験したハマムでの、苦く楽しい思い出も蘇る。
こちらは日本のチームが1992年にクレーン車を持ち込んで、イースター島で倒されたままになっていたモアイ像を修復した際に撮られた写真。なおこの修復費用は「株式会社タダノ」という世界的なクレーン車を製造する会社が自前で捻出している。
こちらはこの宮崎には関係ないけど、九州の観光スポットが張り出されていた。このフルーツバス停はこの宮崎旅が終わった直ぐ後の1週間後に、バルト三国旅行で知り合ったエロ坊主オジサンともう1人の奥様とで九州旅を予定していて、長崎県に入った時に見たいと思ったのがここでこの写真を見たからであった。
ここでフルーツバス停の存在を知ったんか?!
長崎県は2019年に甥っ子ちゃんと2人で行ったけど、長崎市内しか巡っていないので島原半島や佐世保などはまだ行けてない。だから他にもこんな綺麗な場所もあるんやと感心しながら、次に行く機会があるかは分からないけど、その時用にしっかりとリサーチをしておく。
こちらは長崎県の壱岐島にある、満潮時には胸まで海水に浸かるという「はらほげ地蔵」。
実際に現地で見たけど、思った以上に小さくてガッカリしたわ・・・
さて短い時間での滞在だったけど、充分に楽しめたサンメッセ日南。こちらは国道220号線沿いの入口ゲート脇に立つモアイ像の背中越しの景色。
サンメッセ日南を訪れる観光客は敷地内のモアイ像とは記念写真を撮っていたけど、このゲート入口脇に設置されているモアイ像と写真を撮っている人はいなかった。そういう意味では貪欲なボクは、ここで寂しそうなモアイ像とも一緒に記念を撮る異質な人間だったのかもしれない。。
異質というよりも”変態”という言葉の方が似合うけ!
鵜戸神宮を目指して
さて鵜戸神宮を目指していたハズだったけど、寄り道した事により大きくタイムロスをしてしまった。気を取り直して更に南の方にある鵜戸神宮を目指して車を走らせる。
ただサンメッセ日南から鵜戸神宮までは、車だと約10分程の距離という事で意外と近い。
そして17時に鵜戸神宮の駐車場に到着する。事前に調べると通常なら18時まで神社は開いているようだったけど、このように駐車場はガラ~~ンとしていて、嫌な感じの気配が何となく漂っていた。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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